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第117話 木の祠、土の祠
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Jたちはそのまま祠を後にし、馬とグリフォンにまたがり次は北西を目指して出発した。
触れれば斬られる金属の森を通ってすすんでいく。道中、金属質の巨大蛙や大蛇が襲ってくるが、馬の速度にはついてこれない。そうこうしているうちに、金属の森は通常の森へと変化していった。通常の森と言っても、蔦が地面を這い苔むしている。森と言うより、樹海と言った方が正しい様だ。その樹海の足元の隆起した木の根に馬の脚を取られないように進んでいく。樹海内は上空の木々が生い茂っているため、グリフォンとケマルガルサはJの背後を飛翔している。しばらく進むと、直径50メートルはあるであろう松のような巨木の洞に、今まで見た落果遺物の祠のようなものがめり込まれている。ところに出くわした。そこの周囲には、木の丸太が人型に組まれたような木人が3体徘徊している。
――あいつを仲間にするのね。
――その通り、だいぶ分かってきたね。
――私を誰だと思っているの?
――超高性能AI
――超絶超高性能AI、ヌル様よ!
――自分をそこまで大きくできるのすごいよ
――ふふん♪
Jは木人にターゲットを合わせ、フォトレを介してケマルガルサに熱波を送るように指示を出す。それと同時に、モンスターハウスから小サイバークロプス:アインを呼び出し、木人に消しかけた。木人は熱波を浴び体を発火させ見悶えている。アインは動きの止まった木人にめがけて、腕を斧に変形させ切り倒した。Jもモンスターをけしかけた後、ハンマーを携え木人に殴りかかる。3体いた木人の内、2体は延焼と切断を受け完全に沈黙。残りの1体はJのハンマーの餌食となり体力ゲージが0となった。フォトレがその木人に近づき、回復をし仲間に引き入れる。
木人:ツヴァイクが仲間になった。
Jはツヴァイクをモンスタードームに入れ、巨大樹の洞の祠の中へ入っていく。祠の中央部には樹木にめり込んだ木でできた巨人があり、Jが近づくとそのめり込んだ樹木を引きちぎってその木の巨人が立ち上がった。身の丈7メートルほどあるその巨体は、むき出しの筋繊維が蔦で出来ており、関節を動かすたびにぎしぎしと音を立てている、その顔は木人と同じように木の丸太に目と口が掘られており、その両目にはケッツァーコアが埋め込まれている。その手には大木の丸太が握りしめられており、巨大な棍棒のようだ。
Jはケマルガルサに熱波を当て続けるように指示し、小サイバークロプス:アインに木の巨人に対し斧攻撃をするように命令する。
――1個前のダンジョンで仲間にしたモンスターが次のボスキャラに特攻持つのね。
――ご明察。ここは木属性の敵だから、金属性が特攻になる。それと木属性は火も弱点だな。
Jはハンマーを構え木巨人に向かって突撃する。Jは木巨人の膝めがけてハンマーを打ち下ろす。打ち下ろされたハンマーは膝に直撃し、木巨人の体勢がぐらつく。そしてその木巨人がぐらついている間にもう反対側の膝を攻撃すると、両ひざにダメージを負った木巨人は膝をついて前方へ倒れ込む。頭を垂れた木巨人に向かってアインがジャンプで背中に乗っかり、腕を斧に変形させて胴体を切り刻む。
Jは垂れた頭に向かってハンマーを振り下ろし、大ダメージを与える。数秒間滅多打ちが続いた後、Jはバックステップで木巨人から距離を取る。木巨人は地面に棍棒を数度叩きつけガバッっと起き上がる。そして棍棒を持たない左手を背中に回し、アインを掴むと、ドームの壁面に叩きつけた。Jはその隙に再び膝を攻撃しに行くが、木巨人は自身の左足を軸に回転を始め、棍棒をプロペラのように回転させJ達を吹き飛ばそうとする。Jは一旦バックステップで距離を取り、フォトレに指示を出す。
『アインを回復しろ!』
「分かった。」
フォトレはアインのところに駆け寄り、回復魔法をかける。ケマルガルサはひたすらに木巨人に対して熱波を送っている。
木巨人の回転が収まると、Jは再び膝に攻撃を仕掛ける。今回は木巨人の裏に回り込み、膝裏を攻撃ししりもちをつかせた。そして下がった頭部の右目のケッツァーコアに向かってパイルバンカーを打ち込み、木巨人に大ダメージを与えた。そして目を抑えて暴れまわる木巨人の頭部めがけてハンマーを振り下ろすと、木巨人のライフゲージは0となり動くことはなくなった。
――これで3体目。
――順調ね。
Jはすぐ近くにある緑色の魔力水晶をハンマーで壊し、祠を後にする。ケマルガルサとアインをモンスタードームに入れ、馬とグリフォンにまたがり北東へ進む。
樹海で転ばないように馬を走らせていくと、やがて少しずつ木が減っていき、荒廃した大地へと変貌していった。地面には世界樹の落ち葉が腐って出来た腐葉土が幾層にも積み重なっており、ふかふかの地面となっている。だが、馬を走らせていくとあたりには一本の木も生えなくなっていった。更にしばらく進むと、小高い山が複数隆起して点在する箇所に出てきた。Jはその中の一つに近づき反対側に行くと、そこは祠の入り口となっていた。
――ここは複数ある小山の中から祠を当てる必要がある。残りの小山は巨大モグラの巣の出口となってて、うっかり山の上に登ってしまうと捕食されて大ダメージを受ける。
――初見プレイの時はどうだったの?
――3回食われた。
――だっさ。
――辛辣過ぎませんか?
Jは祠の前にいる身の丈2メートルほどの巨大トカゲ:レザールを仲間にし、木人:ツヴァイクをモンスタードームにから呼び出し、レザールをモンスタードームへ入れた。
そしてJたちは馬とグリフォンから降りて祠の中に入っていく。
祠の地面は腐葉土に覆われておりふかふかだ。今までなら中央にはボスキャラが鎮座していたのだが、ここには何もいない。Jが祠の中央へ歩を進めると、ゴゴゴゴっという地鳴りとともにJの足元が隆起する。Jはバックステップで距離を取ると、地面から大きな口がガバッとJのいた個所に食らいついた。『ジャイアントワーム』とライフゲージと同時にその化け物の名称が表示される。その姿は、ミミズのようなひょろっとした胴体にトカゲの鱗のようなものがびっしりと生え、全長は15メートルほど、口の大きさは2メートルほどの巨大なモンスターで、その口の上の部分にはケッツァーコアが埋め込まれている。
――なかなかキモいデザインね。
――沖兎月音デザインだったり。
――そんな馬鹿なことあるわけないじゃない。私の生みの親がこんな化け物作るわけない。
――後でフラグメントに何か載ってないかな。
ジャイアントワームはJに向かってまるで水中を泳ぐかのように地面を泳いでJに突撃する。そしてJを丸のみにしようと口を大きく開きいて襲ってくる。Jはこれを側転ローリングで躱し、がら空きの胴体に向かってハンマーを横薙ぎで叩きつける。ジャイアントワームの体がくの字に曲がりギェエエエエっとうめき声をあげる。そして地面にうねうねと潜り姿をひそめた。
――ジャイアントワームは地面に潜ると、音と振動を頼りにこっちに攻撃してくる。それまでは地面を回遊しているから、動きを止めて近くに来たら攻撃が基本だ。
Jはその場に立ち止まる。すると、ジャイアントワームが地面の下を移動しているのが、地面の隆起で見て取れる。ジャイアントワームはJからもっとも離れた個所にいるようだ。Jはハンマーを取り出し、地面を思い切り殴りつけた。
――言ってることとやってることが違うのだけれど?
――基本が正しいとは限らないからな。
ジャイアントワームは一瞬地上に胴体を出した後、地面に深く潜っていった。
『ツヴァイク!根を張れ!』
ツヴァイクは両手を地面に突き刺し、その両手両足から蔓を地面に伸ばしていく。
そして数瞬の後にJの足元が隆起し、ジャイアントワームが飛び出してくるが、ツヴァイクの張った根にまとわりつかれ口を開くことが出来ない。Jはジャイアントワームの飛び出す勢いを利用して大ジャンプし、空中でハンマーを上段に構え、ジャイアントワームのケッツァーコアに向かって勢いよく叩きつけた。ジャイアントワームは全身を地面から飛び出させ打ち上げられた魚のように地面の上でのたうっている。Jはその隙にジャイアントワームにハンマーの殴打を浴びせ続け、最後のトドメの一撃と言うように大きくハンマーを振りかぶり、ケッツァーコアに向かってハンマーを叩きつけた。
ジャイアントワームのライフゲージが0となりジャイアントワームは永久に沈黙した。
――これで半分ね。
――残りもサクサクいこう。
Jは祠の奥にある魔力水晶を破壊し、祠の先へ出る。役目を終えた木人:ツヴァイクをモンスタードームに入れ、馬とグリフォンにまたがり東へと走り出す。道中、荒廃した腐葉土の大地を渡りながら、進んでいく。すると、進行方向に巨大な入道雲が姿を現した。入道雲は地面から発生しており、中から雷の音がゴロゴロと聞こえる。地面は大小さまざまな落果遺物が散乱し埋まっている固い地面へと変貌していた。その道中、Jは落果遺遺物製のビルの残骸の中に入っていく。するとその中に、フラグメントがあった。
――これで15個目ね。
――ああ、何か進展があると言いな。
Jがフラグメントに触れると目の前が明転する。
触れれば斬られる金属の森を通ってすすんでいく。道中、金属質の巨大蛙や大蛇が襲ってくるが、馬の速度にはついてこれない。そうこうしているうちに、金属の森は通常の森へと変化していった。通常の森と言っても、蔦が地面を這い苔むしている。森と言うより、樹海と言った方が正しい様だ。その樹海の足元の隆起した木の根に馬の脚を取られないように進んでいく。樹海内は上空の木々が生い茂っているため、グリフォンとケマルガルサはJの背後を飛翔している。しばらく進むと、直径50メートルはあるであろう松のような巨木の洞に、今まで見た落果遺物の祠のようなものがめり込まれている。ところに出くわした。そこの周囲には、木の丸太が人型に組まれたような木人が3体徘徊している。
――あいつを仲間にするのね。
――その通り、だいぶ分かってきたね。
――私を誰だと思っているの?
――超高性能AI
――超絶超高性能AI、ヌル様よ!
――自分をそこまで大きくできるのすごいよ
――ふふん♪
Jは木人にターゲットを合わせ、フォトレを介してケマルガルサに熱波を送るように指示を出す。それと同時に、モンスターハウスから小サイバークロプス:アインを呼び出し、木人に消しかけた。木人は熱波を浴び体を発火させ見悶えている。アインは動きの止まった木人にめがけて、腕を斧に変形させ切り倒した。Jもモンスターをけしかけた後、ハンマーを携え木人に殴りかかる。3体いた木人の内、2体は延焼と切断を受け完全に沈黙。残りの1体はJのハンマーの餌食となり体力ゲージが0となった。フォトレがその木人に近づき、回復をし仲間に引き入れる。
木人:ツヴァイクが仲間になった。
Jはツヴァイクをモンスタードームに入れ、巨大樹の洞の祠の中へ入っていく。祠の中央部には樹木にめり込んだ木でできた巨人があり、Jが近づくとそのめり込んだ樹木を引きちぎってその木の巨人が立ち上がった。身の丈7メートルほどあるその巨体は、むき出しの筋繊維が蔦で出来ており、関節を動かすたびにぎしぎしと音を立てている、その顔は木人と同じように木の丸太に目と口が掘られており、その両目にはケッツァーコアが埋め込まれている。その手には大木の丸太が握りしめられており、巨大な棍棒のようだ。
Jはケマルガルサに熱波を当て続けるように指示し、小サイバークロプス:アインに木の巨人に対し斧攻撃をするように命令する。
――1個前のダンジョンで仲間にしたモンスターが次のボスキャラに特攻持つのね。
――ご明察。ここは木属性の敵だから、金属性が特攻になる。それと木属性は火も弱点だな。
Jはハンマーを構え木巨人に向かって突撃する。Jは木巨人の膝めがけてハンマーを打ち下ろす。打ち下ろされたハンマーは膝に直撃し、木巨人の体勢がぐらつく。そしてその木巨人がぐらついている間にもう反対側の膝を攻撃すると、両ひざにダメージを負った木巨人は膝をついて前方へ倒れ込む。頭を垂れた木巨人に向かってアインがジャンプで背中に乗っかり、腕を斧に変形させて胴体を切り刻む。
Jは垂れた頭に向かってハンマーを振り下ろし、大ダメージを与える。数秒間滅多打ちが続いた後、Jはバックステップで木巨人から距離を取る。木巨人は地面に棍棒を数度叩きつけガバッっと起き上がる。そして棍棒を持たない左手を背中に回し、アインを掴むと、ドームの壁面に叩きつけた。Jはその隙に再び膝を攻撃しに行くが、木巨人は自身の左足を軸に回転を始め、棍棒をプロペラのように回転させJ達を吹き飛ばそうとする。Jは一旦バックステップで距離を取り、フォトレに指示を出す。
『アインを回復しろ!』
「分かった。」
フォトレはアインのところに駆け寄り、回復魔法をかける。ケマルガルサはひたすらに木巨人に対して熱波を送っている。
木巨人の回転が収まると、Jは再び膝に攻撃を仕掛ける。今回は木巨人の裏に回り込み、膝裏を攻撃ししりもちをつかせた。そして下がった頭部の右目のケッツァーコアに向かってパイルバンカーを打ち込み、木巨人に大ダメージを与えた。そして目を抑えて暴れまわる木巨人の頭部めがけてハンマーを振り下ろすと、木巨人のライフゲージは0となり動くことはなくなった。
――これで3体目。
――順調ね。
Jはすぐ近くにある緑色の魔力水晶をハンマーで壊し、祠を後にする。ケマルガルサとアインをモンスタードームに入れ、馬とグリフォンにまたがり北東へ進む。
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――ここは複数ある小山の中から祠を当てる必要がある。残りの小山は巨大モグラの巣の出口となってて、うっかり山の上に登ってしまうと捕食されて大ダメージを受ける。
――初見プレイの時はどうだったの?
――3回食われた。
――だっさ。
――辛辣過ぎませんか?
Jは祠の前にいる身の丈2メートルほどの巨大トカゲ:レザールを仲間にし、木人:ツヴァイクをモンスタードームにから呼び出し、レザールをモンスタードームへ入れた。
そしてJたちは馬とグリフォンから降りて祠の中に入っていく。
祠の地面は腐葉土に覆われておりふかふかだ。今までなら中央にはボスキャラが鎮座していたのだが、ここには何もいない。Jが祠の中央へ歩を進めると、ゴゴゴゴっという地鳴りとともにJの足元が隆起する。Jはバックステップで距離を取ると、地面から大きな口がガバッとJのいた個所に食らいついた。『ジャイアントワーム』とライフゲージと同時にその化け物の名称が表示される。その姿は、ミミズのようなひょろっとした胴体にトカゲの鱗のようなものがびっしりと生え、全長は15メートルほど、口の大きさは2メートルほどの巨大なモンスターで、その口の上の部分にはケッツァーコアが埋め込まれている。
――なかなかキモいデザインね。
――沖兎月音デザインだったり。
――そんな馬鹿なことあるわけないじゃない。私の生みの親がこんな化け物作るわけない。
――後でフラグメントに何か載ってないかな。
ジャイアントワームはJに向かってまるで水中を泳ぐかのように地面を泳いでJに突撃する。そしてJを丸のみにしようと口を大きく開きいて襲ってくる。Jはこれを側転ローリングで躱し、がら空きの胴体に向かってハンマーを横薙ぎで叩きつける。ジャイアントワームの体がくの字に曲がりギェエエエエっとうめき声をあげる。そして地面にうねうねと潜り姿をひそめた。
――ジャイアントワームは地面に潜ると、音と振動を頼りにこっちに攻撃してくる。それまでは地面を回遊しているから、動きを止めて近くに来たら攻撃が基本だ。
Jはその場に立ち止まる。すると、ジャイアントワームが地面の下を移動しているのが、地面の隆起で見て取れる。ジャイアントワームはJからもっとも離れた個所にいるようだ。Jはハンマーを取り出し、地面を思い切り殴りつけた。
――言ってることとやってることが違うのだけれど?
――基本が正しいとは限らないからな。
ジャイアントワームは一瞬地上に胴体を出した後、地面に深く潜っていった。
『ツヴァイク!根を張れ!』
ツヴァイクは両手を地面に突き刺し、その両手両足から蔓を地面に伸ばしていく。
そして数瞬の後にJの足元が隆起し、ジャイアントワームが飛び出してくるが、ツヴァイクの張った根にまとわりつかれ口を開くことが出来ない。Jはジャイアントワームの飛び出す勢いを利用して大ジャンプし、空中でハンマーを上段に構え、ジャイアントワームのケッツァーコアに向かって勢いよく叩きつけた。ジャイアントワームは全身を地面から飛び出させ打ち上げられた魚のように地面の上でのたうっている。Jはその隙にジャイアントワームにハンマーの殴打を浴びせ続け、最後のトドメの一撃と言うように大きくハンマーを振りかぶり、ケッツァーコアに向かってハンマーを叩きつけた。
ジャイアントワームのライフゲージが0となりジャイアントワームは永久に沈黙した。
――これで半分ね。
――残りもサクサクいこう。
Jは祠の奥にある魔力水晶を破壊し、祠の先へ出る。役目を終えた木人:ツヴァイクをモンスタードームに入れ、馬とグリフォンにまたがり東へと走り出す。道中、荒廃した腐葉土の大地を渡りながら、進んでいく。すると、進行方向に巨大な入道雲が姿を現した。入道雲は地面から発生しており、中から雷の音がゴロゴロと聞こえる。地面は大小さまざまな落果遺物が散乱し埋まっている固い地面へと変貌していた。その道中、Jは落果遺遺物製のビルの残骸の中に入っていく。するとその中に、フラグメントがあった。
――これで15個目ね。
――ああ、何か進展があると言いな。
Jがフラグメントに触れると目の前が明転する。
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