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第61話 世界樹ギミック
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――この穴は何の穴なの?
――クワガタムシタイプのモンスター「カーヴァス」が世界樹を掘って巣をつくっているんだ。樹上に行くには、この巣を垂直に登っていく必要がある。出くわしたら狩る。
Jはシェロとの憑依を解除し、世界樹に出来た直径3メートルほどの横穴を進んでいく。明かりがさし込まない奥地でもあたりはそれなりに明るく、行く手ははっきり分かる。
――何か天井から明かりがぶら下がっているのね。
――ああ、この世界がそもそもどうして地下なのに明るいのか分かるか?
Jは通路の行き止まりに梯子をかけ登りながらヌルに問いかける。
――ゲーム内にオブジェクト化してないライトを各地に配置しているからじゃないの?
――そういうメタ的な話ではなくてですね……
Jは天井から生えている蔦を手に取りながら梯子を登る。
――この世界の明かりは全て樹上世界の世界樹のこの蔦を通して降り注いでいるんだ。
Jは梯子を上り終えると梯子を畳んで坂道を登っていく。天井からつり下がった蔦の先端がほのかに明るくあたりを照らしており、Jはその蔦を手でよけながら走る。
――世界樹の葉に太陽の光が照射されて、そこから光ファイバーの要領でこの蔦を通して天井や世界樹の周囲を発光させているんだ。だから当然夜になれば光が来なくなるから暗くなるし、昼間は明るい。天候にも左右されるから、樹上世界の天気とこの世界の天気は連動している。
――ゲームの為に明るくなってるってわけじゃないのね。
Jは洞窟内を進んでいくと、直径20メートルほどの縦穴と、床からキノコが生えている空間に出た。天井や壁からは蔦が出てきてあたりを明るく照らしている。縦穴の中央には気の幹が残っており、部屋の中心をを円柱が付き通していた。
Jがその空間に足を踏み入れると、天井部分からぼとぼと黒光りした物体がJの前に落ちてきた。それはオオクワガタをそのまま巨大化し、羽部分には横に節目が付いた足が8本足の全長2メートルほどのモンスター『カーヴァス』が5匹、Jに襲い掛かる。
Jはウィレナ、マウガンをドールハウスから呼び出し、カーヴァスと対峙する。
ウィレナは『細剣:レリジョンスパーダ』を抜刀し、刀身に魔力を込めカーヴァス2匹に向かって指揮棒を振るように空中を切り裂く。すると刀身から光の刃が発射され、カーヴァスはその場で行動を起こす前に切り刻まれた。
――馬車から落下するときに馬車を切ったのはこういうやり方だったのね。
残りの3匹がマウガンとJに襲い掛かる。マウガンはJの前に立ちはだかり、『巨大剣:龍断頭の大直剣』を横薙ぎに振るう。
「ムゥウウウウウウウウウウウンッ!」
大直剣が当たったカーヴァスは衝撃により粉微塵に爆散し、その大剣は「切る」というよりも当てたものを「粉砕する」と言った表現の方が正しいように思えた。
――最強クラスの武器2振りだからな。この辺の敵は相手にならない。
「楽勝ね。」
「ウィレナ様、油断は禁物ですぞ。」
Jはウィレナとマウガンをドールハウスに入れ空洞上部にある横穴の下に再び梯子をかける。横穴は2メートルほどの奥行きで行き止まりになっており、その横穴に入ると振り向いて梯子を持ち上げる。向かい側の幹にも横穴が貫通しており、Jはそこにむかって橋のように梯子をかける。梯子のバーに土踏まずを置き、落ちないように慎重に梯子を渡っていく。梯子の橋を渡り終えると、幹の中心にはさらに縦穴が広がっており、一旦梯子をしまってふたたび縦に梯子を伸ばしていく。Jは梯子を上りきると縦穴の上の階層に出た。そこにはカーヴァスが3体ほど蠢いており、Jを見るや否や襲い掛かってくる。Jはドールハウスからマウガンを呼び出し、再び横薙ぎでカーヴァスを一掃しドールハウスに戻ってもらった。Jは梯子を持ち上げ壁に掛け、天井から生えている先端が発光している光ファイバー蔦を引っ張り梯子の下まで落下する。その光ファイバー蔦を壁から生えている巨大な赤い色の傘を持つキノコに向かって光を照射すると、キノコはビクビクと蠢いて小さく縮んでいく。そのキノコの向こう側には、カーヴァスが掘ったであろう通路と、奥には、そこから入り込んでくる外の明かりが光の線となって通路内を反射している。
――赤いキノコは光を当てると縮む。黄色いキノコは光を当てると成長する。今後もそういうギミッグが出てくる。
Jは梯子を回収するとキノコの向こう側の通路を進み外に出る。
外の足場は蔦ではなく、直径5メートルほどの巨大なキノコで、サルノコシカケのようなキノコが世界樹の側面から生えている。Jはその巨大サルノコシカケの上でメニュー画面を開き『素材を合成』コマンドを実行する。
――スライムの体液と凝固剤を混ぜて粘着弾を99発生成。キマイラの筋線と鉄甲蟹のハサミを合成して絡線弾を99発作成。爆砕弾の残りにドラゴンの爪の粉末を合成して爆砕弾(強)を56発作成……
――麓の街で買った素材を早速使うのね。
Jはタラサをドールハウスから呼び出し、グレネードランチャーに粘着弾と絡線弾を装填する。Jはタラサに憑依し、J本体をドールハウスに入れ、タラサを操作して巨大サルノコシカケを登っていく。世界樹を左手に見ながらしばらく登っていくと、頭上から小型のドラゴン『ドレイク』が2体と、巨大なスズメバチのようなモンスター『ヴェスパウム』が3体、J(タラサ)に向かって襲い掛かって来た。Jはグレネードランチャーを構え、5体の真ん中あたりにいるヴェスパウムに向かって『触手弾(伝)』を撃ちこんだ。ドレイクとヴェスパウムに葛触手が絡みつくが、羽ばたきによってすぐにでも拘束を解かれてしまう。だが、その動きが止まる1瞬あればJには十分だった。グレネードの強化によって、装填数が4発から6発になり、残りの5発には素材屋で買った素材から作った粘着弾が装填されている。Jはグレネードの弧を描く軌道を計算に入れ、素早く敵1体ずつに粘着弾を発射した。粘着弾が直撃した敵はスライム上の液体がその体表にまとわりつき、羽を動かすことが出来ず地面に大地に落下していく。
――あのお爺さんがすることって、落ちてきた死体の処理じゃなくてモンスターの処理になりそうね。
Jは装填する弾を6発全て『絡線弾』にし、タラサを操作したまま巨大サルノコシカケを踏破していく。道中、右手方面からドレイクやスズメバチ型のモンスター、ヴェスパウムが強襲をかけてくるが、これを前転ローリングで回避しつつ、正面に敵が来たときは、『絡線弾』を羽に向かって射出する。射出された絡線弾は、空中で1つの球体が2つに分離し、その分離した物体を、細いワイヤ―のようなものが繋いでいる。その両端の物体は鋼鉄でできた蟹の丸い蟹のハサミのようなものが付いており、そのハサミは開いていて、まずワイヤーが羽に絡みつき、その後両端のハサミが互いに嚙み合ってがっちりと当たった対象を締めあげる。拘束された対象はそのまま羽ばたくことが出来ず大地へ落下していく。
Jは階段状になっているサルノコシカケの道を登りながら絡線弾を随時発射し敵を撃退して上る。道中、サルノコシカケが途切れている個所は、折り畳みの梯子をかけ橋にして渡る。また、道中道が途切れている際には進行方向とは反対側の上部にサルノコシカケが生えているので、振り返って梯子をかけて登るのを繰り返していく。そのようにはしごとサルノコシカケを利用し世界樹表皮をジグザグに登っていくと、右手の世界樹に空洞を見つけ其処に入っていく。中は以前入った空洞のように直径20メートルほどの空洞だが、縦に数十メートルの吹き抜けになっている。その壁からはサルノコシカケが下から見て重ならないように多量に生えている。その空洞には花のつぼみのように閉じたキノコがあり、それが無数に生えている。Jはタラサとの憑依を解除し、タラサをドールハウスには入れずそのままJの本体をドールハウスから出す。Jが壁に張っている光ファイバー蔦を引きはがし、蕾のようになっているキノコに光を照射すると、ぼんっという音とともに巨大なキノコが花開いた。そしてタラサがそこにいきボヨンボヨンと跳ねる。
「あははっ!J見て見て!ここすっごく跳ねるよ!これで上までジャンプできるかもね!」
タラサがそのトランポリンのようなキノコからどいてJがそこに移動すると、Jの頭上から女性の叫び声が聞こえてくる。
――クワガタムシタイプのモンスター「カーヴァス」が世界樹を掘って巣をつくっているんだ。樹上に行くには、この巣を垂直に登っていく必要がある。出くわしたら狩る。
Jはシェロとの憑依を解除し、世界樹に出来た直径3メートルほどの横穴を進んでいく。明かりがさし込まない奥地でもあたりはそれなりに明るく、行く手ははっきり分かる。
――何か天井から明かりがぶら下がっているのね。
――ああ、この世界がそもそもどうして地下なのに明るいのか分かるか?
Jは通路の行き止まりに梯子をかけ登りながらヌルに問いかける。
――ゲーム内にオブジェクト化してないライトを各地に配置しているからじゃないの?
――そういうメタ的な話ではなくてですね……
Jは天井から生えている蔦を手に取りながら梯子を登る。
――この世界の明かりは全て樹上世界の世界樹のこの蔦を通して降り注いでいるんだ。
Jは梯子を上り終えると梯子を畳んで坂道を登っていく。天井からつり下がった蔦の先端がほのかに明るくあたりを照らしており、Jはその蔦を手でよけながら走る。
――世界樹の葉に太陽の光が照射されて、そこから光ファイバーの要領でこの蔦を通して天井や世界樹の周囲を発光させているんだ。だから当然夜になれば光が来なくなるから暗くなるし、昼間は明るい。天候にも左右されるから、樹上世界の天気とこの世界の天気は連動している。
――ゲームの為に明るくなってるってわけじゃないのね。
Jは洞窟内を進んでいくと、直径20メートルほどの縦穴と、床からキノコが生えている空間に出た。天井や壁からは蔦が出てきてあたりを明るく照らしている。縦穴の中央には気の幹が残っており、部屋の中心をを円柱が付き通していた。
Jがその空間に足を踏み入れると、天井部分からぼとぼと黒光りした物体がJの前に落ちてきた。それはオオクワガタをそのまま巨大化し、羽部分には横に節目が付いた足が8本足の全長2メートルほどのモンスター『カーヴァス』が5匹、Jに襲い掛かる。
Jはウィレナ、マウガンをドールハウスから呼び出し、カーヴァスと対峙する。
ウィレナは『細剣:レリジョンスパーダ』を抜刀し、刀身に魔力を込めカーヴァス2匹に向かって指揮棒を振るように空中を切り裂く。すると刀身から光の刃が発射され、カーヴァスはその場で行動を起こす前に切り刻まれた。
――馬車から落下するときに馬車を切ったのはこういうやり方だったのね。
残りの3匹がマウガンとJに襲い掛かる。マウガンはJの前に立ちはだかり、『巨大剣:龍断頭の大直剣』を横薙ぎに振るう。
「ムゥウウウウウウウウウウウンッ!」
大直剣が当たったカーヴァスは衝撃により粉微塵に爆散し、その大剣は「切る」というよりも当てたものを「粉砕する」と言った表現の方が正しいように思えた。
――最強クラスの武器2振りだからな。この辺の敵は相手にならない。
「楽勝ね。」
「ウィレナ様、油断は禁物ですぞ。」
Jはウィレナとマウガンをドールハウスに入れ空洞上部にある横穴の下に再び梯子をかける。横穴は2メートルほどの奥行きで行き止まりになっており、その横穴に入ると振り向いて梯子を持ち上げる。向かい側の幹にも横穴が貫通しており、Jはそこにむかって橋のように梯子をかける。梯子のバーに土踏まずを置き、落ちないように慎重に梯子を渡っていく。梯子の橋を渡り終えると、幹の中心にはさらに縦穴が広がっており、一旦梯子をしまってふたたび縦に梯子を伸ばしていく。Jは梯子を上りきると縦穴の上の階層に出た。そこにはカーヴァスが3体ほど蠢いており、Jを見るや否や襲い掛かってくる。Jはドールハウスからマウガンを呼び出し、再び横薙ぎでカーヴァスを一掃しドールハウスに戻ってもらった。Jは梯子を持ち上げ壁に掛け、天井から生えている先端が発光している光ファイバー蔦を引っ張り梯子の下まで落下する。その光ファイバー蔦を壁から生えている巨大な赤い色の傘を持つキノコに向かって光を照射すると、キノコはビクビクと蠢いて小さく縮んでいく。そのキノコの向こう側には、カーヴァスが掘ったであろう通路と、奥には、そこから入り込んでくる外の明かりが光の線となって通路内を反射している。
――赤いキノコは光を当てると縮む。黄色いキノコは光を当てると成長する。今後もそういうギミッグが出てくる。
Jは梯子を回収するとキノコの向こう側の通路を進み外に出る。
外の足場は蔦ではなく、直径5メートルほどの巨大なキノコで、サルノコシカケのようなキノコが世界樹の側面から生えている。Jはその巨大サルノコシカケの上でメニュー画面を開き『素材を合成』コマンドを実行する。
――スライムの体液と凝固剤を混ぜて粘着弾を99発生成。キマイラの筋線と鉄甲蟹のハサミを合成して絡線弾を99発作成。爆砕弾の残りにドラゴンの爪の粉末を合成して爆砕弾(強)を56発作成……
――麓の街で買った素材を早速使うのね。
Jはタラサをドールハウスから呼び出し、グレネードランチャーに粘着弾と絡線弾を装填する。Jはタラサに憑依し、J本体をドールハウスに入れ、タラサを操作して巨大サルノコシカケを登っていく。世界樹を左手に見ながらしばらく登っていくと、頭上から小型のドラゴン『ドレイク』が2体と、巨大なスズメバチのようなモンスター『ヴェスパウム』が3体、J(タラサ)に向かって襲い掛かって来た。Jはグレネードランチャーを構え、5体の真ん中あたりにいるヴェスパウムに向かって『触手弾(伝)』を撃ちこんだ。ドレイクとヴェスパウムに葛触手が絡みつくが、羽ばたきによってすぐにでも拘束を解かれてしまう。だが、その動きが止まる1瞬あればJには十分だった。グレネードの強化によって、装填数が4発から6発になり、残りの5発には素材屋で買った素材から作った粘着弾が装填されている。Jはグレネードの弧を描く軌道を計算に入れ、素早く敵1体ずつに粘着弾を発射した。粘着弾が直撃した敵はスライム上の液体がその体表にまとわりつき、羽を動かすことが出来ず地面に大地に落下していく。
――あのお爺さんがすることって、落ちてきた死体の処理じゃなくてモンスターの処理になりそうね。
Jは装填する弾を6発全て『絡線弾』にし、タラサを操作したまま巨大サルノコシカケを踏破していく。道中、右手方面からドレイクやスズメバチ型のモンスター、ヴェスパウムが強襲をかけてくるが、これを前転ローリングで回避しつつ、正面に敵が来たときは、『絡線弾』を羽に向かって射出する。射出された絡線弾は、空中で1つの球体が2つに分離し、その分離した物体を、細いワイヤ―のようなものが繋いでいる。その両端の物体は鋼鉄でできた蟹の丸い蟹のハサミのようなものが付いており、そのハサミは開いていて、まずワイヤーが羽に絡みつき、その後両端のハサミが互いに嚙み合ってがっちりと当たった対象を締めあげる。拘束された対象はそのまま羽ばたくことが出来ず大地へ落下していく。
Jは階段状になっているサルノコシカケの道を登りながら絡線弾を随時発射し敵を撃退して上る。道中、サルノコシカケが途切れている個所は、折り畳みの梯子をかけ橋にして渡る。また、道中道が途切れている際には進行方向とは反対側の上部にサルノコシカケが生えているので、振り返って梯子をかけて登るのを繰り返していく。そのようにはしごとサルノコシカケを利用し世界樹表皮をジグザグに登っていくと、右手の世界樹に空洞を見つけ其処に入っていく。中は以前入った空洞のように直径20メートルほどの空洞だが、縦に数十メートルの吹き抜けになっている。その壁からはサルノコシカケが下から見て重ならないように多量に生えている。その空洞には花のつぼみのように閉じたキノコがあり、それが無数に生えている。Jはタラサとの憑依を解除し、タラサをドールハウスには入れずそのままJの本体をドールハウスから出す。Jが壁に張っている光ファイバー蔦を引きはがし、蕾のようになっているキノコに光を照射すると、ぼんっという音とともに巨大なキノコが花開いた。そしてタラサがそこにいきボヨンボヨンと跳ねる。
「あははっ!J見て見て!ここすっごく跳ねるよ!これで上までジャンプできるかもね!」
タラサがそのトランポリンのようなキノコからどいてJがそこに移動すると、Jの頭上から女性の叫び声が聞こえてくる。
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