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番外編・イベント
イースター?
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【ふあ~。おはよう、兄様】
朝起きると、隣にいる兄様におはようの挨拶をします。日課です。
『おはよう、セツ。頭が寝癖でボサボサだよ?』
えっ、ホントですか!?
私はあせあせと前足を動かし、頭を撫でて寝癖を直そうとしますが、なかなか上手くできません。すると兄様が、笑いながら直してくれました!!日課です。兄様、素敵です!!
『そういえばお母さんが呼んでたよ。行こう』
『はい!兄様』
なので人化をして、ご飯を作っているであろうお母さんのところへと向かうと、お母さんとお父さんが先にこちらに気付いて挨拶をしてくれました。どちらも人型です。
「おはよう、お母さんお父さん。兄様がお母さんが呼んでたって聞いたけど、どうかしたの?」
「ああ、そうでしたね。実は朝ごはんの前に、あるゲームをしてもらおうと思いまして」
「「ゲーム?」」
「はい。エッグハントというゲームです。異世界人が伝えたとされるゲームで、この家の周辺と空見の広場への道の周辺に卵を隠しました。家の中にはないですからね?それを見つけて持ってきたら朝ごはんにしようと思います」
「?卵ってどういうこと?」
卵ってあの卵ですよね?鳥や蛇が生まれるやつですよね?
そうそう。空見の広場とは、あの森全体を一望できる開けた場所のことです。
「木でできた卵を隠しているのです。卵は大体5cmから拳大くらいまでのサイズで、絵の具で様々な絵が描かれています。それを先程言った範囲に、全部で12個隠しているので1時間以内に見つけてくださいね。
あ、ちなみに全て時間内に見つけないと、朝ごはんは抜きになりますから、頑張ってください」
え、朝ごはんなくなっちゃうの!?どうしよう兄様!!
兄様を見ると、兄様も同じように私を見ています。
「というわけで、この籠を2つあげます。これに卵を入れるといいですよ。それと、今日これ着てくれますか?タマとセツ、おそろいのお洋服作ってみたんです、イースター専用の」
籠は木で編まれていて、底は浅めですが持ち運びがしやすい大きさです。
お洋服はなんと、パーカーでした。この世界にパーカーなんてあったんですね。うさみみパーカーです。私が黒うさぎで、タマ兄様が白うさぎ。
私たちはそれを一つずつ貰い、着替えて腕にかけました。
「それでは準備は良いですね?よーい、ドンです!!」
~:+:✡:+:~~:+:✡:+:~~:+:✡:+:~
「セツ~、見つかった~?」
少し離れた所からタマ兄様の声が聞こえます。タマ兄様は、のうさみみパーカーを着ていて、とても可愛らしく、かつ素敵でした。
「うん、四つ見つけたよ~!!」
私の籠の中には、大きさがバラバラな卵が四つ入っています。描かれている絵も全て違います。
「兄様はいくつ~?」
「僕は六つ~!!」
む、どうやら兄様は私より多い様子。負けてはいられません!!
「あ、一つ見っけ!!」
草根を掻き分けて探していると、七~八cmくらいの緑色を基調とした卵を見つけました。白色の小花が可愛らしいです。
少し進み、しばらく探しているとまた卵を見つけました。次は小さめの5cm強の卵。オレンジを下地に、茜色の絵の具と深緑色の絵の具で大柄の牡丹らしき花が描かれたものです。数から見て、これが最後の卵でしょうか?
~:+:✡:++~~:+:✡:+:~~:+:✡:+:~
「兄様、五つ目見つけました~!!」
もう!?さっき四つ目見つけたでしょ!?
少し離れたセツのはしゃいだ可愛らしい声に、思わず体が反応する。セツはお母さんが作ったうさみみがついた可愛いパーカーを着ていて、そりゃもう可愛い。むしろパーカーが、パーカーを着たセツに負けてる。
あと一個か……。先に見つけてみせる!!
「最後の卵、発見です!!」
いや、だから早いよ、セツ。
~:+:✡:+:~~:+:✡:+:~~:+:✡:+:~
「タマ兄様、おはよう」
「おはようセツ。今日、なんかイースターの夢見たよ。面白かったなあ」
「?兄様も?私もイースターの夢見たよ。えっと確か…」
「「エッグハント!!」」
あ、うん。これ、セツと同じ夢見てたな。
「でも、今日別にイースターの日じゃないよね。何で見たんだろう?」
「そうですねぇ」
朝起きると、隣にいる兄様におはようの挨拶をします。日課です。
『おはよう、セツ。頭が寝癖でボサボサだよ?』
えっ、ホントですか!?
私はあせあせと前足を動かし、頭を撫でて寝癖を直そうとしますが、なかなか上手くできません。すると兄様が、笑いながら直してくれました!!日課です。兄様、素敵です!!
『そういえばお母さんが呼んでたよ。行こう』
『はい!兄様』
なので人化をして、ご飯を作っているであろうお母さんのところへと向かうと、お母さんとお父さんが先にこちらに気付いて挨拶をしてくれました。どちらも人型です。
「おはよう、お母さんお父さん。兄様がお母さんが呼んでたって聞いたけど、どうかしたの?」
「ああ、そうでしたね。実は朝ごはんの前に、あるゲームをしてもらおうと思いまして」
「「ゲーム?」」
「はい。エッグハントというゲームです。異世界人が伝えたとされるゲームで、この家の周辺と空見の広場への道の周辺に卵を隠しました。家の中にはないですからね?それを見つけて持ってきたら朝ごはんにしようと思います」
「?卵ってどういうこと?」
卵ってあの卵ですよね?鳥や蛇が生まれるやつですよね?
そうそう。空見の広場とは、あの森全体を一望できる開けた場所のことです。
「木でできた卵を隠しているのです。卵は大体5cmから拳大くらいまでのサイズで、絵の具で様々な絵が描かれています。それを先程言った範囲に、全部で12個隠しているので1時間以内に見つけてくださいね。
あ、ちなみに全て時間内に見つけないと、朝ごはんは抜きになりますから、頑張ってください」
え、朝ごはんなくなっちゃうの!?どうしよう兄様!!
兄様を見ると、兄様も同じように私を見ています。
「というわけで、この籠を2つあげます。これに卵を入れるといいですよ。それと、今日これ着てくれますか?タマとセツ、おそろいのお洋服作ってみたんです、イースター専用の」
籠は木で編まれていて、底は浅めですが持ち運びがしやすい大きさです。
お洋服はなんと、パーカーでした。この世界にパーカーなんてあったんですね。うさみみパーカーです。私が黒うさぎで、タマ兄様が白うさぎ。
私たちはそれを一つずつ貰い、着替えて腕にかけました。
「それでは準備は良いですね?よーい、ドンです!!」
~:+:✡:+:~~:+:✡:+:~~:+:✡:+:~
「セツ~、見つかった~?」
少し離れた所からタマ兄様の声が聞こえます。タマ兄様は、のうさみみパーカーを着ていて、とても可愛らしく、かつ素敵でした。
「うん、四つ見つけたよ~!!」
私の籠の中には、大きさがバラバラな卵が四つ入っています。描かれている絵も全て違います。
「兄様はいくつ~?」
「僕は六つ~!!」
む、どうやら兄様は私より多い様子。負けてはいられません!!
「あ、一つ見っけ!!」
草根を掻き分けて探していると、七~八cmくらいの緑色を基調とした卵を見つけました。白色の小花が可愛らしいです。
少し進み、しばらく探しているとまた卵を見つけました。次は小さめの5cm強の卵。オレンジを下地に、茜色の絵の具と深緑色の絵の具で大柄の牡丹らしき花が描かれたものです。数から見て、これが最後の卵でしょうか?
~:+:✡:++~~:+:✡:+:~~:+:✡:+:~
「兄様、五つ目見つけました~!!」
もう!?さっき四つ目見つけたでしょ!?
少し離れたセツのはしゃいだ可愛らしい声に、思わず体が反応する。セツはお母さんが作ったうさみみがついた可愛いパーカーを着ていて、そりゃもう可愛い。むしろパーカーが、パーカーを着たセツに負けてる。
あと一個か……。先に見つけてみせる!!
「最後の卵、発見です!!」
いや、だから早いよ、セツ。
~:+:✡:+:~~:+:✡:+:~~:+:✡:+:~
「タマ兄様、おはよう」
「おはようセツ。今日、なんかイースターの夢見たよ。面白かったなあ」
「?兄様も?私もイースターの夢見たよ。えっと確か…」
「「エッグハント!!」」
あ、うん。これ、セツと同じ夢見てたな。
「でも、今日別にイースターの日じゃないよね。何で見たんだろう?」
「そうですねぇ」
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