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いよいよ冒険者です!!
ハオラさんと男子会(?)をした
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「タマユラは10歳くらいか?」
「はい。昨日10になりました」
「そうか。そうだ、よかったら夜俺の部屋に来ないか?どうやら向こうは女子会とやらをするらしい」
隣で盛り上がっているセツたちの会話を聞いてみると、どうやら本当に女子会をするらしい。でも僕達が借りている部屋じゃなくて、ロゼットさんの部屋(多分ハオラさんの部屋でもあるんだろうけど)でやるみたいだ。
「うーん、どうやら部屋セツたちが使うそうですよ?」
「……そうだな」
じゃあどうしようか……逆にハオラさんを招けばいいか。
ロゼットさんとの話に区切りがついたのか、セツがくるっと体をこちらへ向けた。
「兄様、夕食の後にロゼットさんのお部屋へ行っていいかな?女子会するの!!」
凄く目をキラキラさせて聞いてくる。可愛いなあ、そんな顔されたら断れないでしょ。
「うん、分かった。その間、部屋にハオラさんを招いてもいいかな?」
「タマ兄様はタマ兄様で男子会ですか?食事が終わった一刻ほどで戻るね」
「わかったよ。こっちもそれくらいを目安にしておくね」
~:+:✡:+:~~:+:✡:++~~:+:✡:+:~
「それでは、お部屋にご案内いたしますね」
夕食後の予定が決まったところで、ハオラさんは仕事へ戻り、ロゼットさんは部屋に案内してくれることになった。
受付の隣の階段で、三階にある一番奥の部屋へと向かった。どうやらここが僕たちの部屋になるらしい。
「ここがセツナちゃんとタマユラくんの部屋になります。部屋に入ると扉が二つあり、右手側にある扉がトイレ、左手側がお風呂と脱衣所となっています。お風呂は半露天風呂となっており、そこからは宿の裏側にある林が見えて今だと桃の花が綺麗ですよ。勿論、外からは見えないようにと結界を貼ってあります」
おお~!!お風呂!!
「タマ兄様、お風呂だって!!」
「久しぶりだね~」
「うん!!」
ホントに久しぶりだなぁ。こっち来てから、日本にいた頃がどれだけ幸せだったか知った理由がお風呂だからね。
……まあ、魔獣、というか野生動物にお風呂も何もあるものではないと分かってはいるのだけれども。
「そんなに喜んでもらえるのなら良かったです。朝食は朝5時から8時まで、夕食は夜5時半から8時半までとなります。一応、これよりも早かったり遅かったり食べなかったりすることもできますが、その時はなるべく事前に声をかけてもらえると助かります。お食事の際はメニューをお配りしますので、受付にいる誰かに声をかけてくださいね。お弁当などを作ることも可能ですが、その際は料金がかかりますのでご注意下さい。
……事前に言っておくことはこのくらいでしょうか?あ、女子会の件ですが、私は基本的には受付にいますので、お食事が終わったなら声をかけてくださいね」
「わかりました。また食事の時間になったらおりますね」
~:+:✡:+:~~:+:✡:+:~~:+:✡:+:~
……さて。まずは部屋の確認からかな。宿屋の部屋を確認するのは色々なことにつながるからね。逃げるときとか。脱走するときとか。逃亡するときとか。何から逃げてんのかは知らないけど。
部屋に入るとまず、手前にベッドが二つあった。ベッドの奥には二人がけ用のソファ二つと、その間にローテーブル、窓は僕やセツが両手を広げても足りないほどの大きなガラスが使われていた。
それに右の壁にある二つの扉。奥はロゼットさんが言ったとおり、右の扉がトイレ、左の扉がお風呂と脱衣所につながっていた。
うん、これだけ見たら普通とは言い難いけどまだ有り得る。だけど実際は、見た全てが高価なもの。
ふう……泣きそ。セツも目に涙を溜めている。
「にいさまぁ、ここもう一泊90ジュジュの部屋じゃないよ~。お金持ちの人がとる部屋だ~」
「そうだね……」
ああ……セツが可愛い…。涙ためて僕に縋り付いてくるとか、可愛いだけのはずなんだけどな…今はそれどころじゃない。……あ…窓から鳥が見えるよ……あははは…。
…………あれ…?あれって鳥じゃなくてドラゴンだったような……?
僕がそのことに気付くのもう少し後のこと。
あ、そうそう。セツたちと分かれた後、ハオラさんと部屋で話したのですが、まあ男女拘らず同性で集まると、話は自然と恋バナになるよね。セツのこと、というか番のことを話したらハオラさんに凄く驚かれた。そして色々とセツの事とか聞かれたから、思う存分話しまくった。セツの可愛さとか、セツとの思い出とか、セツの可愛さとか、セツの癖とか、セツの可愛さとか、可愛さとか。
ハオラさん、僕が話し終えた後ぐったりしてたけど、ハオラさんも同じくらいロゼットさんのこととか話してたからお互い様だと思う。
「はい。昨日10になりました」
「そうか。そうだ、よかったら夜俺の部屋に来ないか?どうやら向こうは女子会とやらをするらしい」
隣で盛り上がっているセツたちの会話を聞いてみると、どうやら本当に女子会をするらしい。でも僕達が借りている部屋じゃなくて、ロゼットさんの部屋(多分ハオラさんの部屋でもあるんだろうけど)でやるみたいだ。
「うーん、どうやら部屋セツたちが使うそうですよ?」
「……そうだな」
じゃあどうしようか……逆にハオラさんを招けばいいか。
ロゼットさんとの話に区切りがついたのか、セツがくるっと体をこちらへ向けた。
「兄様、夕食の後にロゼットさんのお部屋へ行っていいかな?女子会するの!!」
凄く目をキラキラさせて聞いてくる。可愛いなあ、そんな顔されたら断れないでしょ。
「うん、分かった。その間、部屋にハオラさんを招いてもいいかな?」
「タマ兄様はタマ兄様で男子会ですか?食事が終わった一刻ほどで戻るね」
「わかったよ。こっちもそれくらいを目安にしておくね」
~:+:✡:+:~~:+:✡:++~~:+:✡:+:~
「それでは、お部屋にご案内いたしますね」
夕食後の予定が決まったところで、ハオラさんは仕事へ戻り、ロゼットさんは部屋に案内してくれることになった。
受付の隣の階段で、三階にある一番奥の部屋へと向かった。どうやらここが僕たちの部屋になるらしい。
「ここがセツナちゃんとタマユラくんの部屋になります。部屋に入ると扉が二つあり、右手側にある扉がトイレ、左手側がお風呂と脱衣所となっています。お風呂は半露天風呂となっており、そこからは宿の裏側にある林が見えて今だと桃の花が綺麗ですよ。勿論、外からは見えないようにと結界を貼ってあります」
おお~!!お風呂!!
「タマ兄様、お風呂だって!!」
「久しぶりだね~」
「うん!!」
ホントに久しぶりだなぁ。こっち来てから、日本にいた頃がどれだけ幸せだったか知った理由がお風呂だからね。
……まあ、魔獣、というか野生動物にお風呂も何もあるものではないと分かってはいるのだけれども。
「そんなに喜んでもらえるのなら良かったです。朝食は朝5時から8時まで、夕食は夜5時半から8時半までとなります。一応、これよりも早かったり遅かったり食べなかったりすることもできますが、その時はなるべく事前に声をかけてもらえると助かります。お食事の際はメニューをお配りしますので、受付にいる誰かに声をかけてくださいね。お弁当などを作ることも可能ですが、その際は料金がかかりますのでご注意下さい。
……事前に言っておくことはこのくらいでしょうか?あ、女子会の件ですが、私は基本的には受付にいますので、お食事が終わったなら声をかけてくださいね」
「わかりました。また食事の時間になったらおりますね」
~:+:✡:+:~~:+:✡:+:~~:+:✡:+:~
……さて。まずは部屋の確認からかな。宿屋の部屋を確認するのは色々なことにつながるからね。逃げるときとか。脱走するときとか。逃亡するときとか。何から逃げてんのかは知らないけど。
部屋に入るとまず、手前にベッドが二つあった。ベッドの奥には二人がけ用のソファ二つと、その間にローテーブル、窓は僕やセツが両手を広げても足りないほどの大きなガラスが使われていた。
それに右の壁にある二つの扉。奥はロゼットさんが言ったとおり、右の扉がトイレ、左の扉がお風呂と脱衣所につながっていた。
うん、これだけ見たら普通とは言い難いけどまだ有り得る。だけど実際は、見た全てが高価なもの。
ふう……泣きそ。セツも目に涙を溜めている。
「にいさまぁ、ここもう一泊90ジュジュの部屋じゃないよ~。お金持ちの人がとる部屋だ~」
「そうだね……」
ああ……セツが可愛い…。涙ためて僕に縋り付いてくるとか、可愛いだけのはずなんだけどな…今はそれどころじゃない。……あ…窓から鳥が見えるよ……あははは…。
…………あれ…?あれって鳥じゃなくてドラゴンだったような……?
僕がそのことに気付くのもう少し後のこと。
あ、そうそう。セツたちと分かれた後、ハオラさんと部屋で話したのですが、まあ男女拘らず同性で集まると、話は自然と恋バナになるよね。セツのこと、というか番のことを話したらハオラさんに凄く驚かれた。そして色々とセツの事とか聞かれたから、思う存分話しまくった。セツの可愛さとか、セツとの思い出とか、セツの可愛さとか、セツの癖とか、セツの可愛さとか、可愛さとか。
ハオラさん、僕が話し終えた後ぐったりしてたけど、ハオラさんも同じくらいロゼットさんのこととか話してたからお互い様だと思う。
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