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いよいよ冒険者です!!
妹がより一層可愛く見えた
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「では、今日は番について話しましょう」
「つがい?」
あれからかなり経ち、僕たちはもうすぐで生後11ヶ月になる。
お母さんは、毎日いろいろな事を教えてくれる。どうやら今日は、つがい?っていうのを教えてくれるらしい。
「ええ。番とは、要するは結婚相手のことです。魔獣には基本、一生に一度しか現れない伴侶がいるのです。その伴侶のことを番といいます。番がいない種族や番が複数いる種族もいますが、それは例外です。フィアニシアキャットにも番はいるのですよ?」
「へぇー……」
そうなんだー…………え?ちょっと待って?そうなると、僕はともかくセツに番がいるってこと?許さない!わかったら早速排除しないと!!!
「た、玉響?せ、刹那?どうしたのですか?」
「ん?ううん、なんでもないよ、お母さん」
「うん、なんでもないよ~」
いけないいけない、殺気でも出ちゃってたかな?気をつけないとね。
……でもなんでセツはお母さんに呼ばれたんだろう?
で、セツの番を排除するためには……
「番って一生に一度しか現れないって言ったけど、どうやったら自分の番だって分かるの?自分と違う性別の生物なんて世界に沢山いるよね?」
「あら、わかりますよ?会ったらすぐに分かります。なんというか、しっくりくるんです、魔力やその人の隣にいることが。波長が合う、というのでしょうか?」
「へぇー、じゃあお母さんもお父さんとあった時にこう……しっくり?きたの?」
「ええ」
そういった後、お母さんは、1歳の誕生日の際に見る夢でも番が分かると教えてくれた。どうやら、僕たちがもうすぐで1歳になるから教えてくれたらしい。
ふむ、1歳の誕生日か……。セツに近づかせない為には、まず相手を知らなければ。夢を見たら教えて貰わないとね。
にしても、しっくりくるってことは居心地が良いってことだよね……うわ、何それ。セツの隣以上に居心地が良いって何?そんなのあるわけがないよ。セツの隣だよ?これ以上に居心地が良いって言うなら怖い。もう依存で終わらなくなっちゃうよ?気持ち悪い。ひたすら怖い。
~:+:✡:+:~~:+:✡:+:~~:+:✡:+:~
目の前にいる、おそらく同じ種族と思われるそりゃもう可愛い子猫がなかなか反応してくれないので、背中をバシバシ叩く。
『もしもーし、きっこえーてるー?』
話しかけてきた。
『うん、きこえてるー。そっちこそきこえてるー?』
『うん、きこえてるー』
『やっと反応してくれたね。あんなに揺らしたり叩いたりしたのに返事しなかったから』
『え?あれって貴方がやってたんですか?』
『え?うん、そだけど』
『そなんだ。なんかごめんね?』
『別にいいよ』
なんだろう、凄く気が合いそう。でも、なんかどっかでこんな感じ感じたんだよなあ。
~:+:✡:+:~~:+:✡:+:~~:+:✡:+:~
『あのね、私兄様に内緒にしてたんだけど、前世の記憶があるの!!』
『前世の!?』
セツにも前世の記憶があったなんて!!
そうしている間にも、会話は進む。
『私にある最後の記憶は病院にいたとこまでで』
『病院?病気……?』
大丈夫だったのかな……?
『違うよ!両足捻挫と右腕を骨折しただけだよ~。ついにゲームコンプした上に、猫が可愛くて浮かれちゃったんだよね』
……ん?何処かで聞いた話のような……?
『歩けなくて入院になっちゃったんだよね。あ、そういえば入院中は相部屋だったんだけど、隣だった高校生くらいの男の子、足の健治ったかな?』
『セツだったの!?』
何処かで聞いたことあると思ったら、あの可愛らしかったOLさんじゃん!!というか、あの頃から可愛かったってこと!?何それ!?
『え?セツだったのってどういうこと?』
『えっとね、僕も前世の記憶あるって言ったけど、僕も記憶の最後にあるのが、病院なんだ。両足の健が切れて入院しててね』
『……えっ、兄様だったの?あの男の子』
『うん、そうみたい。病院ってあそこでしょ?○◇病院』
『そう!!え、兄様前世から素敵だなんてずるい!!』
『そういうセツこそ前世から可愛かったよ?』
『『…………ま、いいか』』
~:+:✡:+:~~:+:✡:+:~~:+:✡:+:~
『セツ』
『兄様!!こっちは全部片付いたよ!!』
僕たちは冒険者ギルドで、女の子ばかりを狙って捕まえてどこかの悪徳貴族などに売りつけるっていう盗賊の退治の依頼を受けたんだけど、なんとセツが狙われて、二手に別れて殲滅していた。
「まったく……僕のセツを狙う馬鹿がいたとは。どうしてくれようか。……セツに目を付けたのだけは褒めてあげるけどね」
セツを狙うなんて良い度胸してるよね?セツは僕のセツなのに。
まあ、セツは可愛いから仕方ないけど。例えば盗賊と思しき血に濡れていても。
……いや、ちょっと待って。セツが血に濡れている?あの薄汚くて馬鹿で気持ち悪く汚らわしい盗賊の血に?……ダメだ。早く着替えさせないと。一刻も早く!!
~:+:✡:+:~~:+:✡:+:~~:+:✡:+:~
【……ふあ~】
あ~、変な夢見た。特に最後のヤツ。夢なんて久しぶりにはっきり覚えてるよ。
……今日ってもしかしてもしかしなくても、誕生日だっけ?……じゃあさっきの夢が番を見るってやつじゃない?
…………そんなのいたっけ?セツしか出てこなかったけど。あ、あとあの汚らわしい盗賊。まさか盗賊のわけないし……じゃあ誰?
いや、ちょっと待って。よく夢の中での僕のセリフを思い出してみよう。
……“僕のセツ”って言ってるね。一回ならまだしも、連発で。うん、セツだ。番、セツだね。生まれたときから一緒だったから気付かなかったパターンだ。
隣を見ると、そりゃもう可愛らしいセツの寝顔がある。気のせいかな?番だと分かったからか、セツが可愛い。そりゃもう可愛らしい。いつもの3割増どころか3倍で可愛い。
うん、とりあえず誰も起きてないみたいだし、朝日ももうすぐで上がるだろうから見てこようか。
「つがい?」
あれからかなり経ち、僕たちはもうすぐで生後11ヶ月になる。
お母さんは、毎日いろいろな事を教えてくれる。どうやら今日は、つがい?っていうのを教えてくれるらしい。
「ええ。番とは、要するは結婚相手のことです。魔獣には基本、一生に一度しか現れない伴侶がいるのです。その伴侶のことを番といいます。番がいない種族や番が複数いる種族もいますが、それは例外です。フィアニシアキャットにも番はいるのですよ?」
「へぇー……」
そうなんだー…………え?ちょっと待って?そうなると、僕はともかくセツに番がいるってこと?許さない!わかったら早速排除しないと!!!
「た、玉響?せ、刹那?どうしたのですか?」
「ん?ううん、なんでもないよ、お母さん」
「うん、なんでもないよ~」
いけないいけない、殺気でも出ちゃってたかな?気をつけないとね。
……でもなんでセツはお母さんに呼ばれたんだろう?
で、セツの番を排除するためには……
「番って一生に一度しか現れないって言ったけど、どうやったら自分の番だって分かるの?自分と違う性別の生物なんて世界に沢山いるよね?」
「あら、わかりますよ?会ったらすぐに分かります。なんというか、しっくりくるんです、魔力やその人の隣にいることが。波長が合う、というのでしょうか?」
「へぇー、じゃあお母さんもお父さんとあった時にこう……しっくり?きたの?」
「ええ」
そういった後、お母さんは、1歳の誕生日の際に見る夢でも番が分かると教えてくれた。どうやら、僕たちがもうすぐで1歳になるから教えてくれたらしい。
ふむ、1歳の誕生日か……。セツに近づかせない為には、まず相手を知らなければ。夢を見たら教えて貰わないとね。
にしても、しっくりくるってことは居心地が良いってことだよね……うわ、何それ。セツの隣以上に居心地が良いって何?そんなのあるわけがないよ。セツの隣だよ?これ以上に居心地が良いって言うなら怖い。もう依存で終わらなくなっちゃうよ?気持ち悪い。ひたすら怖い。
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目の前にいる、おそらく同じ種族と思われるそりゃもう可愛い子猫がなかなか反応してくれないので、背中をバシバシ叩く。
『もしもーし、きっこえーてるー?』
話しかけてきた。
『うん、きこえてるー。そっちこそきこえてるー?』
『うん、きこえてるー』
『やっと反応してくれたね。あんなに揺らしたり叩いたりしたのに返事しなかったから』
『え?あれって貴方がやってたんですか?』
『え?うん、そだけど』
『そなんだ。なんかごめんね?』
『別にいいよ』
なんだろう、凄く気が合いそう。でも、なんかどっかでこんな感じ感じたんだよなあ。
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『あのね、私兄様に内緒にしてたんだけど、前世の記憶があるの!!』
『前世の!?』
セツにも前世の記憶があったなんて!!
そうしている間にも、会話は進む。
『私にある最後の記憶は病院にいたとこまでで』
『病院?病気……?』
大丈夫だったのかな……?
『違うよ!両足捻挫と右腕を骨折しただけだよ~。ついにゲームコンプした上に、猫が可愛くて浮かれちゃったんだよね』
……ん?何処かで聞いた話のような……?
『歩けなくて入院になっちゃったんだよね。あ、そういえば入院中は相部屋だったんだけど、隣だった高校生くらいの男の子、足の健治ったかな?』
『セツだったの!?』
何処かで聞いたことあると思ったら、あの可愛らしかったOLさんじゃん!!というか、あの頃から可愛かったってこと!?何それ!?
『え?セツだったのってどういうこと?』
『えっとね、僕も前世の記憶あるって言ったけど、僕も記憶の最後にあるのが、病院なんだ。両足の健が切れて入院しててね』
『……えっ、兄様だったの?あの男の子』
『うん、そうみたい。病院ってあそこでしょ?○◇病院』
『そう!!え、兄様前世から素敵だなんてずるい!!』
『そういうセツこそ前世から可愛かったよ?』
『『…………ま、いいか』』
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『セツ』
『兄様!!こっちは全部片付いたよ!!』
僕たちは冒険者ギルドで、女の子ばかりを狙って捕まえてどこかの悪徳貴族などに売りつけるっていう盗賊の退治の依頼を受けたんだけど、なんとセツが狙われて、二手に別れて殲滅していた。
「まったく……僕のセツを狙う馬鹿がいたとは。どうしてくれようか。……セツに目を付けたのだけは褒めてあげるけどね」
セツを狙うなんて良い度胸してるよね?セツは僕のセツなのに。
まあ、セツは可愛いから仕方ないけど。例えば盗賊と思しき血に濡れていても。
……いや、ちょっと待って。セツが血に濡れている?あの薄汚くて馬鹿で気持ち悪く汚らわしい盗賊の血に?……ダメだ。早く着替えさせないと。一刻も早く!!
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【……ふあ~】
あ~、変な夢見た。特に最後のヤツ。夢なんて久しぶりにはっきり覚えてるよ。
……今日ってもしかしてもしかしなくても、誕生日だっけ?……じゃあさっきの夢が番を見るってやつじゃない?
…………そんなのいたっけ?セツしか出てこなかったけど。あ、あとあの汚らわしい盗賊。まさか盗賊のわけないし……じゃあ誰?
いや、ちょっと待って。よく夢の中での僕のセリフを思い出してみよう。
……“僕のセツ”って言ってるね。一回ならまだしも、連発で。うん、セツだ。番、セツだね。生まれたときから一緒だったから気付かなかったパターンだ。
隣を見ると、そりゃもう可愛らしいセツの寝顔がある。気のせいかな?番だと分かったからか、セツが可愛い。そりゃもう可愛らしい。いつもの3割増どころか3倍で可愛い。
うん、とりあえず誰も起きてないみたいだし、朝日ももうすぐで上がるだろうから見てこようか。
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