SSS級の魔獣に転生。〜愛でる側が良かったのに愛でられる側になりました〜

お花見茶

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いよいよ冒険者です!!

兄様がより一層格好良く見えました

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『兄様』

 兄様がこちらを振り向きました。少し驚いた顔をしています。

 ちなみに朝早くで寒いので猫型です。

『セツ』

 私は兄様の隣へ腰を下ろすと、朝日を眺めるフリをしてチラッと兄様の横顔を覗き見ました。

 ……兄様は何故いつも素敵なのでしょう?しかも今日はいつもよりも素敵に見えます。

 1歳になったからでしょうか?朝日を浴びているからでしょうか?番だからでしょうか?それとも私が番だと受け入れたからでしょうか?それとも兄様が日に日に格好良くなっているからでしょうか?

 ……きっと全てなのでしょうね。だって兄様ですから!!

『……セツ、夢見た?』
『うん。なんか納得したような、驚いたような、変な感じしたけど』
『うん、僕も。でも結局、納得しか残らなかったけどね』
『それは私もですよ』
『まさかセツが番だなんて』
『そうだよね、まさか兄様だとは思わなかったもん』

 本当に予想できなかったよなあ。だって兄妹、しかも双子ですし。いや、双子だから、なのかもしれませんね。

『兄様以上にしっくりくる場所なんてあるわけないもんね』
『ほんとに。安心したよ。これでセツの番を殺らずに済むからね』

 なんか今、物騒な言葉を聞いた気がする。

『兄様、私の番、殺す気だったの!?』
『場合によってはね。いくら番だからって、セツを渡すわけ無いでしょう』
『まあ、分かるけど。私も兄様の番が分かって出会い次第、殺るつもりだったし』
『セツ、何物騒なこと言ってんの!?』
『えっ、兄様もさっき同じこと言ってたでしょ?』
『それもそうだな……』

 お互い殺る気だったってことでおあいこです。

『それだけ兄様のことが好きだったってことで許してください』
『いや、それはどっちも同じ考えをしてたんだから許す許さないじゃないと思う。だから置いとこう』
『うん』

 ん?なんですかその目は。サラリと兄様好き発言したのが悪い?そんなこと知りませんよ。お互いが好きなのはもう知っていますし、番なんですからそんなこと気にしなくたっていいじゃないですか。もとからラブラブの相思相愛、イチャイチャしてたんですから。これから先は長いのです。疲れますよ、そんなんじゃ。

 その後、少しだけ兄様とイチャイチャとしてから洞窟内に戻ることにした。

~:+:✡:+:~~:+:✡:+:~~:+:✡:+:~

「「ただいま~」」

 満足するまでイチャイチャした私達は人化を施して戻ってきた。

 もちろん腕組んで。今までは手を繋いで歩くくらいはしてたけど(恋人繋ぎというやつ)、そこから微妙にレベルアップして腕を組むということになった。

 そういえば、夢で見たわたし達の人化での外年齢は10歳くらい。今と変わらないくらいだったな。近いうちに冒険者ギルドに入れるってことかな。

 洞窟内に戻るとお母さんとお父さんが起きていた。

「おはよう、刹那、玉響」
「おはようございます、玉響、刹那」
「「おはよう、お父さん、お母さん」」
「お誕生日おめでとう」
「おめでとう」
「ありがとうお父さん」
「ありがとう、お母さん」

 どうやらご飯の準備をしているようです。

「はい、これ」

 ?なんでしょう?

「あら、プレゼントですよ」
「プレゼント……ああ!!」
「どうしよう、セツにプレゼント用意するの忘れてた!!」
「私もです!!」

 どうしましょう!!馬鹿なのですか、私!!

「過ぎたことは仕方ない。とりあえずプレゼント開けようか、セツ」
「そうだね。どんなプレゼントかな?」

 私達がもらったのは、それぞれ横30センチ、縦50センチ、高さ15センチくらいの箱2箱ずつに横40センチ、縦55センチ、高さ20センチくらいの箱一箱。

 開けてみると服でした。最初の二箱には普段着、大きめの箱にはなんと冒険者の服一式でした。詳しく言うと、動きやすい服に胸当てなど。

「お母さん、これって……!!」
「冒険者になっていいの!?」
「ええ。ね、星霜?」
「ああ。俺からはこれだ」

 そう言って奥から取ってきたのは、布袋に包まれた何かが2つ。一つは1メートル10センチほど、もう一つは1メートルちょいくらいですね。

 お父さんが、私には小さいのを、兄様には大きい方を渡しました。

 なんでしょうか、これ。とりあえず開けてみましょう。

 開けてみると、兄様には大剣と呼ぶには少し小さいけれど普通の剣よりは大きな剣が、私には普通の弓よりも少し大きな弓が入っていました。どちらも細かな装飾が施されています。

「綺麗……」
「すごい」

 弓を引いてみます。おぉ、思ったよりも力入りますねこれ。普通の弓の3倍くらいの力が必要なんじゃないかな。

 兄様がもらった剣も見た目によらず、かなりの重量のようです。

「お父さん、これどうしたの?」
「冒険者になりたがってたが、そのためには武器が必要だろう?」
「うん!!」
「ありがとう、お父さん」
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