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№230 しなくていい
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友達の友達の披露宴に参加したことがあります。
私と友達の友達・・・・・・とりあえず小林さんとしておきますね、私たちは面識がありませんでした。つまり訳ありの人とのことです。友達も小林さんと学生時代に同じアルバイトをしたことがあると言うだけで、同窓生ですらないそうです。
年齢が近いからか、友人席をあてがわれ、お祝儀もいらないということだったので、無料でおいしいご飯をいただきました。友人席には後二人、着席していましたが、そちらも黙々と出された料理を食べていたので似たような関係だったんだと思います。
お色直しになって友達とシャンパンのおかわりをもらっていたら、式場スタッフから新婦が呼んでいると声を掛けられました。私と友達だけ、控え室で話があると。スタッフに案内されながら
「何かやらかした?」「もっと友達っぽく振る舞わないといけなかった?」
とコソコソ、ハラハラしていまいた。
まあ、それは杞憂で控え室ではお色直しした新婦が
「二人には他の人より先にこのドレス見せたくて~」
とニコニコしています。これは横にいる新郎に仲良しアピールする場面かと気づき、テンション上げて
「かわい~」「素敵~」
なんてやりました。
とぼしい女子力を総動員させて私たちは新婦の親友を演じ、新婦はおしゃべりしながらメイクの仕上げをするために鏡に向かって座りました。その時、反対側に置いてあった姿見と、合わせ鏡になったんです。綺麗な花嫁がぶわーって並びましたが、友達と小林さんは気にせずに話していました。
気付いたのは私と、新郎。
鏡の中に並んだ花嫁の中に老婆が一人混ざっていたんです。モノクロのように煤けたしわしわの肌と、ボサボサの白髪。目には光がなくじっとこちらを見つめていました。
新郎は若干怯え気味で私を見ました。私も同じような顔をしていたと思います。気まずくて不自然にならないように
「そろそろ・・・・・・」
と友達を引っ張って会場に戻りました。
新郎はずっと何か言いたげでしたが、何か言われても実は赤の他人である私には何もできません。正直そのまま逃げ帰りたかったです。でも約束通り、最後まで参加しお酒もいっぱい飲みました。
先日、また友達から連絡があり、小林さんがまた結婚するから披露宴で友達しない? と打診されました。離婚したことすら知りませんでした。
「1回目の結婚生活短すぎない?」
と、思わず本音を漏らしてしまいました。すると友達は
「ううん。3回目。次が4回目の結婚式」
・・・・・・あの老婆が関係しているか分かりませんが、確実に呪われてますよね?
私と友達の友達・・・・・・とりあえず小林さんとしておきますね、私たちは面識がありませんでした。つまり訳ありの人とのことです。友達も小林さんと学生時代に同じアルバイトをしたことがあると言うだけで、同窓生ですらないそうです。
年齢が近いからか、友人席をあてがわれ、お祝儀もいらないということだったので、無料でおいしいご飯をいただきました。友人席には後二人、着席していましたが、そちらも黙々と出された料理を食べていたので似たような関係だったんだと思います。
お色直しになって友達とシャンパンのおかわりをもらっていたら、式場スタッフから新婦が呼んでいると声を掛けられました。私と友達だけ、控え室で話があると。スタッフに案内されながら
「何かやらかした?」「もっと友達っぽく振る舞わないといけなかった?」
とコソコソ、ハラハラしていまいた。
まあ、それは杞憂で控え室ではお色直しした新婦が
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とニコニコしています。これは横にいる新郎に仲良しアピールする場面かと気づき、テンション上げて
「かわい~」「素敵~」
なんてやりました。
とぼしい女子力を総動員させて私たちは新婦の親友を演じ、新婦はおしゃべりしながらメイクの仕上げをするために鏡に向かって座りました。その時、反対側に置いてあった姿見と、合わせ鏡になったんです。綺麗な花嫁がぶわーって並びましたが、友達と小林さんは気にせずに話していました。
気付いたのは私と、新郎。
鏡の中に並んだ花嫁の中に老婆が一人混ざっていたんです。モノクロのように煤けたしわしわの肌と、ボサボサの白髪。目には光がなくじっとこちらを見つめていました。
新郎は若干怯え気味で私を見ました。私も同じような顔をしていたと思います。気まずくて不自然にならないように
「そろそろ・・・・・・」
と友達を引っ張って会場に戻りました。
新郎はずっと何か言いたげでしたが、何か言われても実は赤の他人である私には何もできません。正直そのまま逃げ帰りたかったです。でも約束通り、最後まで参加しお酒もいっぱい飲みました。
先日、また友達から連絡があり、小林さんがまた結婚するから披露宴で友達しない? と打診されました。離婚したことすら知りませんでした。
「1回目の結婚生活短すぎない?」
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