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16 間話 猫 ①
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玄関のドアの鍵をかける音が静かな住宅街に響いた。
夜は好きだ。人間になってもそれは変わらない。
静かな住宅街、人通りはない。死んでいる町に見えるがその実、家の中には人の気配が濃厚で外まで漏れている。死と生の中間点、そんな時刻の町を俺はある場所を目指して走った。着いた途端声をかけられた。
「おっ!ミイ!久しぶりだな!」
そこは空き地だった。本当は誰かの家が建つはずだったようだが、現在は草ぼうぼうのただの空き地。そこのあちらこちらに光る目が見える。ー猫の集会場だ。
もう皆集まっている。1番高い位置には顔も体も一際デカいボス猫が居座り、周りには10匹以上の猫がいるようだ。もう俺の目は猫ではないのでわかるのはそこまで。まあいい。ボスさえいれば事は足りる。
「やあ!久しぶり!皆元気だった?」
俺が人間になった時猫仲間は大騒ぎだったが、今は『そういう変な生き物になったがミイには違いない』とこの姿のまま受け入れてくれている。ありがたい事だ。だからたまに夜家を抜け出して集会に参加している。ショウにバレると『自分も参加させろ』と騒ぐのが目に見えるのでいつもはコソコソ出かけるのだが、今日はショウが不在なので気が楽だ。
「ボス、今日は頼みがあって来たんだ。この子探して欲しくて…」
俺はポケットから1枚写真を取り出した。そこには毛玉…いや長毛種の子猫が1匹写っている。
ボスはフンと鼻から息を吐き
「何故俺たちがそんな事しなきゃいけない?面倒事はごめんだぞ」
と偉そうに言った。だよな…猫だもんな。
この子猫はタナカのおばちゃんの家の猫だ。お孫さんがどうしても飼いたいと熱望し、大人たちがそれに負けて飼い始めたばかりの本当に小さな子猫だ。それがこの間、開いていた窓から外に出てしまい行方不明になってしまった。
『見つけたらすぐ教えてほしいの。まだ自分で餌も取れないでしょ?心配で心配で…』
と俺は写真を押し付けられたのだ。で、猫の事は猫に聞けばいいのでは?と気づいて今日ボスに話をしに来たのだった。
「…もちろんただなんて言わないよ。報酬を前払いするよ」
俺は手に持っていたビニール袋の中身を皆にみえるように差し出した。中身はお小遣いを全部使って買った猫のオヤツやらキャットフードだ。好みがバラバラだろうからと色んな種類が入っている。
皆の喉からゴクリという音がした。ボスは偉そうな態度はそのままに、でも視線はオヤツに釘付けで
「…ん、まあミイの頼みだし聞いてやろうかな。その子猫を探せばいいんだな?…おーいアオ!」
呼びかけに応じて暗闇から真っ黒い猫がぬっと現れた。黒猫なのにアオなのか。
「お前が皆の集めた情報をミイに持って行け。バラバラに何匹もミイの家に行くと目立ち過ぎる。皆も情報はアオにな、わかったな!」
と次の瞬間には皆俺の持っていたオヤツやらキャットフードに群がって食べ始めた。本当にきちんと探してくれるんだろうか?ちょっと不安だ…何たって猫だもんな。
そんな不安をよそに次の日には黒猫のアオが情報を持ってうちの庭に現れた。
「ミイちゃんうぃーす」
言い方が何かチャラい…大丈夫なのかこいつ。
「何かわかった?」
「わかったわかった。ちょっと珍しい柄の子猫だから覚えてたやつが何匹かいてさー、えっと、学校の裏手とー橋の脇のあたりとー…」
ずらずらと目撃場所をあげ始めた。待って待って。頭の中に地図を描いて、タナカさんの家スタートでそこに目撃場所を当てはめていくと移動ルートがわかった。
「あの工事現場辺りで消えてる…」
近所のマンションの工事現場だ…ここ1日2日くらい工事がお休み中なので人気も無く、子猫が1匹鳴いてるくらいじゃ気がつかれるはずもない。可能性ありだ。
「調べたいんだけど人間の姿じゃ工事現場の中に入れないからアオお願いできる?」
それを聞いて不満げな表情を隠さないアオ。
「…えーめんどー。うーん…よし、たまにここに来るからさ皆に内緒でオヤツくれない?毎回じゃなくてもいいからさー、どう?」
ちゃっかりしてる…
「たまにならまぁ…」
その言葉を聞いてアオはニヤリと笑い
「よっしゃ交渉成立!俺赤いチューブのオヤツが好みだからな!じゃあ行ってくるぜ!」
と言いあっという間に走って消えた。現金なヤツだ。
ージリジリと待つ事1時間、ちょっとドヤ顔のアオが戻って来た。
「いたいた、工事現場に。入り口近くのちょっと深めの穴に落ちて鳴いてたよ。俺じゃ助けられないから後はミイちゃんにバトンタッチだな。じゃ約束忘れるなよー」
情報ありがとう…と言い終わる前にもう帰ってしまった。自由だなぁやっぱり猫だ。
居場所はわかったがお休み中の工事現場の中かあ、どうやって中に入れてもらおうかな…と悩みつつ物置から救出に必要そうなものを物色していると
「何やってるんですかミイちゃん?」
背後からヤマモトさんが現れた。本当に猫並みに音がしないな…。彼女の訝しげな視線が俺に注がれる。変な誤魔化しはできそうにないと思ったので、俺が猫集会に出た事だけは黙って
『工事現場の穴に子猫が落ちていると友達の猫が知らせてくれたので助けに行きたい』と伝えた。
「あのお休み中の工事現場ですか?」
「うん。入り口近くの穴にって言ってた」
すると徐に割烹着のポケットから携帯を取り出しどこかへ電話をし始めた。
「…ええ、そうです。現場の入り口を開けて欲しくて…。はい、鍵を持った責任者の方を…10分くらいで到着できそうですか?…はいこちらも向かいますのでよろしくお願いします」
と電話を切った。
ひょっとして工事の関係者に連絡したの?番号知ってるの?え?ヤマモトさんって何者?と頭が追いつかない俺に
「キャリーケースと軍手を物置から出して下さい!猫ちゃんが暴れた時の為の洗濯用ネットとタオルは私が家から持って行きます!急ぎますよ!」
テキパキと指示を出し、自分自身もキビキビ動き俺たち2人は小走りで工事現場に向かった。
それからはあっという前だった。工事現場に着くと鍵を持った責任者の人が待っていて即座に入り口を開けてくれた。あたりを見回す俺たち。アオは入り口近くの穴って言ってたけどどこだ?すると
「…助けて…こわいよ…だれか…」
か細い声が聞こえてきた!子猫だ!声の方に駆け寄ると深めの穴があり、覗き込むと汚れてはいるがあの写真の子猫が鳴いていた。
「今助けるからな!」
子猫は暴れる事なく俺に救出され無事に保護された。ヤマモトさんは責任者の人に深々とお礼をした後どこかへまた電話をしていた。今度はどこだ?
「タナカさんのお宅と獣医さんですよ。この子逃げてしまったタナカさんの子猫ちゃんでしょ?健康状態を獣医さんに確認してもらった方がいいですからね」
なんだヤマモトさんも知っていたのか。
その後俺たちは獣医さんでタナカのおばちゃんと落ち合った。確かに子猫はタナカさんのお宅の猫ちゃんで、おばちゃんは大喜び。子猫ちゃんも特に健康状態に問題なかったのでおうちにすぐ帰れるそうだ。良かった。
しかし俺には一つ大事な問題が残されている…それは
『アオへのお礼のオヤツを買うお金がない』事だ!
…ヤマモトさんにお願いするしかないが、どう話をしたらうまくいくのか誰か教えて欲しい。
夜は好きだ。人間になってもそれは変わらない。
静かな住宅街、人通りはない。死んでいる町に見えるがその実、家の中には人の気配が濃厚で外まで漏れている。死と生の中間点、そんな時刻の町を俺はある場所を目指して走った。着いた途端声をかけられた。
「おっ!ミイ!久しぶりだな!」
そこは空き地だった。本当は誰かの家が建つはずだったようだが、現在は草ぼうぼうのただの空き地。そこのあちらこちらに光る目が見える。ー猫の集会場だ。
もう皆集まっている。1番高い位置には顔も体も一際デカいボス猫が居座り、周りには10匹以上の猫がいるようだ。もう俺の目は猫ではないのでわかるのはそこまで。まあいい。ボスさえいれば事は足りる。
「やあ!久しぶり!皆元気だった?」
俺が人間になった時猫仲間は大騒ぎだったが、今は『そういう変な生き物になったがミイには違いない』とこの姿のまま受け入れてくれている。ありがたい事だ。だからたまに夜家を抜け出して集会に参加している。ショウにバレると『自分も参加させろ』と騒ぐのが目に見えるのでいつもはコソコソ出かけるのだが、今日はショウが不在なので気が楽だ。
「ボス、今日は頼みがあって来たんだ。この子探して欲しくて…」
俺はポケットから1枚写真を取り出した。そこには毛玉…いや長毛種の子猫が1匹写っている。
ボスはフンと鼻から息を吐き
「何故俺たちがそんな事しなきゃいけない?面倒事はごめんだぞ」
と偉そうに言った。だよな…猫だもんな。
この子猫はタナカのおばちゃんの家の猫だ。お孫さんがどうしても飼いたいと熱望し、大人たちがそれに負けて飼い始めたばかりの本当に小さな子猫だ。それがこの間、開いていた窓から外に出てしまい行方不明になってしまった。
『見つけたらすぐ教えてほしいの。まだ自分で餌も取れないでしょ?心配で心配で…』
と俺は写真を押し付けられたのだ。で、猫の事は猫に聞けばいいのでは?と気づいて今日ボスに話をしに来たのだった。
「…もちろんただなんて言わないよ。報酬を前払いするよ」
俺は手に持っていたビニール袋の中身を皆にみえるように差し出した。中身はお小遣いを全部使って買った猫のオヤツやらキャットフードだ。好みがバラバラだろうからと色んな種類が入っている。
皆の喉からゴクリという音がした。ボスは偉そうな態度はそのままに、でも視線はオヤツに釘付けで
「…ん、まあミイの頼みだし聞いてやろうかな。その子猫を探せばいいんだな?…おーいアオ!」
呼びかけに応じて暗闇から真っ黒い猫がぬっと現れた。黒猫なのにアオなのか。
「お前が皆の集めた情報をミイに持って行け。バラバラに何匹もミイの家に行くと目立ち過ぎる。皆も情報はアオにな、わかったな!」
と次の瞬間には皆俺の持っていたオヤツやらキャットフードに群がって食べ始めた。本当にきちんと探してくれるんだろうか?ちょっと不安だ…何たって猫だもんな。
そんな不安をよそに次の日には黒猫のアオが情報を持ってうちの庭に現れた。
「ミイちゃんうぃーす」
言い方が何かチャラい…大丈夫なのかこいつ。
「何かわかった?」
「わかったわかった。ちょっと珍しい柄の子猫だから覚えてたやつが何匹かいてさー、えっと、学校の裏手とー橋の脇のあたりとー…」
ずらずらと目撃場所をあげ始めた。待って待って。頭の中に地図を描いて、タナカさんの家スタートでそこに目撃場所を当てはめていくと移動ルートがわかった。
「あの工事現場辺りで消えてる…」
近所のマンションの工事現場だ…ここ1日2日くらい工事がお休み中なので人気も無く、子猫が1匹鳴いてるくらいじゃ気がつかれるはずもない。可能性ありだ。
「調べたいんだけど人間の姿じゃ工事現場の中に入れないからアオお願いできる?」
それを聞いて不満げな表情を隠さないアオ。
「…えーめんどー。うーん…よし、たまにここに来るからさ皆に内緒でオヤツくれない?毎回じゃなくてもいいからさー、どう?」
ちゃっかりしてる…
「たまにならまぁ…」
その言葉を聞いてアオはニヤリと笑い
「よっしゃ交渉成立!俺赤いチューブのオヤツが好みだからな!じゃあ行ってくるぜ!」
と言いあっという間に走って消えた。現金なヤツだ。
ージリジリと待つ事1時間、ちょっとドヤ顔のアオが戻って来た。
「いたいた、工事現場に。入り口近くのちょっと深めの穴に落ちて鳴いてたよ。俺じゃ助けられないから後はミイちゃんにバトンタッチだな。じゃ約束忘れるなよー」
情報ありがとう…と言い終わる前にもう帰ってしまった。自由だなぁやっぱり猫だ。
居場所はわかったがお休み中の工事現場の中かあ、どうやって中に入れてもらおうかな…と悩みつつ物置から救出に必要そうなものを物色していると
「何やってるんですかミイちゃん?」
背後からヤマモトさんが現れた。本当に猫並みに音がしないな…。彼女の訝しげな視線が俺に注がれる。変な誤魔化しはできそうにないと思ったので、俺が猫集会に出た事だけは黙って
『工事現場の穴に子猫が落ちていると友達の猫が知らせてくれたので助けに行きたい』と伝えた。
「あのお休み中の工事現場ですか?」
「うん。入り口近くの穴にって言ってた」
すると徐に割烹着のポケットから携帯を取り出しどこかへ電話をし始めた。
「…ええ、そうです。現場の入り口を開けて欲しくて…。はい、鍵を持った責任者の方を…10分くらいで到着できそうですか?…はいこちらも向かいますのでよろしくお願いします」
と電話を切った。
ひょっとして工事の関係者に連絡したの?番号知ってるの?え?ヤマモトさんって何者?と頭が追いつかない俺に
「キャリーケースと軍手を物置から出して下さい!猫ちゃんが暴れた時の為の洗濯用ネットとタオルは私が家から持って行きます!急ぎますよ!」
テキパキと指示を出し、自分自身もキビキビ動き俺たち2人は小走りで工事現場に向かった。
それからはあっという前だった。工事現場に着くと鍵を持った責任者の人が待っていて即座に入り口を開けてくれた。あたりを見回す俺たち。アオは入り口近くの穴って言ってたけどどこだ?すると
「…助けて…こわいよ…だれか…」
か細い声が聞こえてきた!子猫だ!声の方に駆け寄ると深めの穴があり、覗き込むと汚れてはいるがあの写真の子猫が鳴いていた。
「今助けるからな!」
子猫は暴れる事なく俺に救出され無事に保護された。ヤマモトさんは責任者の人に深々とお礼をした後どこかへまた電話をしていた。今度はどこだ?
「タナカさんのお宅と獣医さんですよ。この子逃げてしまったタナカさんの子猫ちゃんでしょ?健康状態を獣医さんに確認してもらった方がいいですからね」
なんだヤマモトさんも知っていたのか。
その後俺たちは獣医さんでタナカのおばちゃんと落ち合った。確かに子猫はタナカさんのお宅の猫ちゃんで、おばちゃんは大喜び。子猫ちゃんも特に健康状態に問題なかったのでおうちにすぐ帰れるそうだ。良かった。
しかし俺には一つ大事な問題が残されている…それは
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