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第1部 剣聖 羽鳴由佳
65 アルマとの戦い
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これで二勝一敗、一引き分けだ。
次の大将戦で勝てば、わたし達のチームが優勝だ。
次の相手は──もう分かっている。ついに、あの娘と直接戦うことになった。
ん、なにやら審判や係員たちが騒がしい。何かもめごとか? 観客もざわめきはじめた。
大将戦の前に舞台の簡易的な修復と負傷者の搬送を行っている係員だが、あのヨハンを運ぼうとしてなにやら揉めているらしい。
「わたしは認めんぞ、こんな試合の結果! はるかに格上のわたしがあのような蛮族に場外負けなど……! 認めん、再試合を要求する!」
うお、目を覚ましたようだが、むちゃくちゃな事を言っている。よほど黒由佳に負けたのが悔しかったのか。
普通に戦っていれば勝てた戦いだったのに……油断した自分のせいじゃないか。
再試合なんて要求、通るわけがないが……あまりの剣幕に審判たちも困惑している。
「アイツ、ウゼーな。もういっぺんやっちまうか」
黒由佳が動こうとする。ここまできて場外乱闘なんて、決勝戦自体が無くなりかねない。
わたしと志求磨、ナギサの三人ががりで黒由佳を押さえつけた。
「ぐうっ、ああっ!」
バチバチバチッ、という音とともにヨハンの声。
見ると相手側の大将がローブ姿のままで青白い刃のダガーを押し当てている。
「……おとなしくしてて。わたし達の目的を忘れないで」
アルマだ。電撃のダガーでヨハンを黙らせたようだ。
ぐったりとなったヨハンを、係員たちが急いで運び出していく。おお、あのもにょっ娘が仲間に対して電撃攻撃とは。
「大将戦、チーム餓狼衆、《アサシン》アルマ・イルハム!」
名を呼ばれたアルマは跳躍。
ギュルルッ、と空中で回転しながらローブを脱いで舞台へと降り立った。
観客がワッ、と沸いた。むむ、スゴい人気だ。一年前は恥ずかしさでモジモジしていたクセに、あのもにょっ娘め。なんか堂々としている。
「チームナギサ、《剣聖》羽鳴由佳!」
わたしも負けじとローブを脱ぎながら跳躍。ここからカッコよく着地を……いかん、ローブが足にからまった。
うおっと、無様にコケるのは避けられたが……アルマのように大きな声援が無いのは寂しい。
聞こえるのは世界名作劇場の男の子に、怪力で短気でウブな男の娘、そしてイカれたわたしのコピー。この三人の声のみ。
「アルマ、とうとう戦うことになったな。どんな目的があるか知らないが、この試合勝たせてもらうぞ」
話しかけると、ヒュヒュヒュッ、と両手のダガーを器用に回転させながらアルマが構える。
「……あたしも負けられない。目的は《青の魔女》カーラの暗殺。会いさえすればあたしのスキル、相絶殺で殺すことができる……たとえあのカーラでも」
あのカーラさんを殺す──まさか、そんな言葉がこのもにょっ娘から飛び出すとは思わなかった。
どんな願望者がどんな技を使おうと、あのカーラさんに危害を与えられそうにはないが……アルマは元五禍将の、死の将。わたしの知らない能力を持っていても不思議ではない。
「そんな事はさせない」
アルマの目を見つめながら、わたしは居合いの構えに入った。
試合開始の太鼓の音。わたしもアルマもすぐには動かない。
お互い手の内は知っている。何度も近くで戦った。
ヒュッ、とアルマの手が動いた。いつの間にかダガーからナイフに持ちかえている。
とっさに後ろへ跳ぶ。舞台にカカカッ、と投げナイフが突き刺さる。
横に移動しながらまた投げてきた。今度は正面。
居合いで叩き落とす──刀がナイフに触れた瞬間、バチィッ、と青白い閃光がほとばしる。
しまった、電撃のナイフ! 身体が──痺れる。
ダガーに持ちかえたアルマが迫る。
「くっ!」
神速で後退。アルマのダガーは空を切る。この神速の技は短い距離だが、足を動かさずとも滑るように高速移動できる。
なんとかかわしたが、連続でこの技は使えない。
さらにアルマの攻撃。
ガガガッ、とダガーの連撃。練気で防御を高めながらガードで凌ぐ。だが、ガードの上からアルマの猛攻。
ガガガガガガッ、ザンッ。
脇腹に鋭い痛み。練気でも防ぎ切れなかったか。だが、痺れも消えた。
正面からの斬撃。二刀ダガーで止められたが、軽いアルマをズザザザ、と後退させた。
斬られた脇腹。傷は浅いようだ。わたしは素早く納刀。短く息を吐く。
「シッ!」
飛ぶ斬撃、太刀風。
放ったあと、追うように神速で接近。
アルマは横に跳んでかわす。予測済みだ。ギャッ、と神速を方向転換。これはアルマにも見せたことがない。
上段から叩きつけるような斬撃。アルマはダガーを交差してガード。だがやはり軽い。
ガードの上から吹っ飛ばす。このまま場外へ落ちろ。
場外へ落ちるアルマ──だが、首に巻いていたストールを外し、バッ、と先端をわたしの右腕に巻き付けた。
「う、おっ!」
ガクン、と引っ張られる。このままではわたしまで落ちる。とっさに踏ん張って引っ張り返した。
ひらりと舞台上へと戻るアルマ。ストールをほどき、手早くまた首へと巻いた。
強い──。このもにょっ娘、こんなに強かったのか。
それとも、わたしがいない間に強くなったのか。
わたしが元の世界に戻っていたのは、ほんのわずかな時間だったが、こちらでは一年が過ぎていた。その差なんだろうか。
ストールで口元を隠し、くりくりした瞳でこちらを見つめるアルマ。
この一年間に何があったのか……この試合が終わったら聞かせてもらうぞ、アルマ。
次の大将戦で勝てば、わたし達のチームが優勝だ。
次の相手は──もう分かっている。ついに、あの娘と直接戦うことになった。
ん、なにやら審判や係員たちが騒がしい。何かもめごとか? 観客もざわめきはじめた。
大将戦の前に舞台の簡易的な修復と負傷者の搬送を行っている係員だが、あのヨハンを運ぼうとしてなにやら揉めているらしい。
「わたしは認めんぞ、こんな試合の結果! はるかに格上のわたしがあのような蛮族に場外負けなど……! 認めん、再試合を要求する!」
うお、目を覚ましたようだが、むちゃくちゃな事を言っている。よほど黒由佳に負けたのが悔しかったのか。
普通に戦っていれば勝てた戦いだったのに……油断した自分のせいじゃないか。
再試合なんて要求、通るわけがないが……あまりの剣幕に審判たちも困惑している。
「アイツ、ウゼーな。もういっぺんやっちまうか」
黒由佳が動こうとする。ここまできて場外乱闘なんて、決勝戦自体が無くなりかねない。
わたしと志求磨、ナギサの三人ががりで黒由佳を押さえつけた。
「ぐうっ、ああっ!」
バチバチバチッ、という音とともにヨハンの声。
見ると相手側の大将がローブ姿のままで青白い刃のダガーを押し当てている。
「……おとなしくしてて。わたし達の目的を忘れないで」
アルマだ。電撃のダガーでヨハンを黙らせたようだ。
ぐったりとなったヨハンを、係員たちが急いで運び出していく。おお、あのもにょっ娘が仲間に対して電撃攻撃とは。
「大将戦、チーム餓狼衆、《アサシン》アルマ・イルハム!」
名を呼ばれたアルマは跳躍。
ギュルルッ、と空中で回転しながらローブを脱いで舞台へと降り立った。
観客がワッ、と沸いた。むむ、スゴい人気だ。一年前は恥ずかしさでモジモジしていたクセに、あのもにょっ娘め。なんか堂々としている。
「チームナギサ、《剣聖》羽鳴由佳!」
わたしも負けじとローブを脱ぎながら跳躍。ここからカッコよく着地を……いかん、ローブが足にからまった。
うおっと、無様にコケるのは避けられたが……アルマのように大きな声援が無いのは寂しい。
聞こえるのは世界名作劇場の男の子に、怪力で短気でウブな男の娘、そしてイカれたわたしのコピー。この三人の声のみ。
「アルマ、とうとう戦うことになったな。どんな目的があるか知らないが、この試合勝たせてもらうぞ」
話しかけると、ヒュヒュヒュッ、と両手のダガーを器用に回転させながらアルマが構える。
「……あたしも負けられない。目的は《青の魔女》カーラの暗殺。会いさえすればあたしのスキル、相絶殺で殺すことができる……たとえあのカーラでも」
あのカーラさんを殺す──まさか、そんな言葉がこのもにょっ娘から飛び出すとは思わなかった。
どんな願望者がどんな技を使おうと、あのカーラさんに危害を与えられそうにはないが……アルマは元五禍将の、死の将。わたしの知らない能力を持っていても不思議ではない。
「そんな事はさせない」
アルマの目を見つめながら、わたしは居合いの構えに入った。
試合開始の太鼓の音。わたしもアルマもすぐには動かない。
お互い手の内は知っている。何度も近くで戦った。
ヒュッ、とアルマの手が動いた。いつの間にかダガーからナイフに持ちかえている。
とっさに後ろへ跳ぶ。舞台にカカカッ、と投げナイフが突き刺さる。
横に移動しながらまた投げてきた。今度は正面。
居合いで叩き落とす──刀がナイフに触れた瞬間、バチィッ、と青白い閃光がほとばしる。
しまった、電撃のナイフ! 身体が──痺れる。
ダガーに持ちかえたアルマが迫る。
「くっ!」
神速で後退。アルマのダガーは空を切る。この神速の技は短い距離だが、足を動かさずとも滑るように高速移動できる。
なんとかかわしたが、連続でこの技は使えない。
さらにアルマの攻撃。
ガガガッ、とダガーの連撃。練気で防御を高めながらガードで凌ぐ。だが、ガードの上からアルマの猛攻。
ガガガガガガッ、ザンッ。
脇腹に鋭い痛み。練気でも防ぎ切れなかったか。だが、痺れも消えた。
正面からの斬撃。二刀ダガーで止められたが、軽いアルマをズザザザ、と後退させた。
斬られた脇腹。傷は浅いようだ。わたしは素早く納刀。短く息を吐く。
「シッ!」
飛ぶ斬撃、太刀風。
放ったあと、追うように神速で接近。
アルマは横に跳んでかわす。予測済みだ。ギャッ、と神速を方向転換。これはアルマにも見せたことがない。
上段から叩きつけるような斬撃。アルマはダガーを交差してガード。だがやはり軽い。
ガードの上から吹っ飛ばす。このまま場外へ落ちろ。
場外へ落ちるアルマ──だが、首に巻いていたストールを外し、バッ、と先端をわたしの右腕に巻き付けた。
「う、おっ!」
ガクン、と引っ張られる。このままではわたしまで落ちる。とっさに踏ん張って引っ張り返した。
ひらりと舞台上へと戻るアルマ。ストールをほどき、手早くまた首へと巻いた。
強い──。このもにょっ娘、こんなに強かったのか。
それとも、わたしがいない間に強くなったのか。
わたしが元の世界に戻っていたのは、ほんのわずかな時間だったが、こちらでは一年が過ぎていた。その差なんだろうか。
ストールで口元を隠し、くりくりした瞳でこちらを見つめるアルマ。
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