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第1部 剣聖 羽鳴由佳
43 散華
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岩秀の数珠がバチッと弾け、珠の一つ一つがわたしと志求磨を囲んだ。
珠が光を放ち、それは繋がって光の輪になる。
「お、おっ? なんか妙なことはじめたっスね。これ、止めたほうがいいんスか?」
「溢忌さま、わたくしとアルマが止めます。あなたは《覇王》を」
キョロキョロする溢忌に、ミリアムが進言。アルマとともにこちらに近づいてきた。
「おい、邪魔はさせんぞ」
岩秀が立ち塞がる。ミリアムが白い本をめくり、アルマが低い姿勢でダガーを構える。
「こわっぱどもが」
二人を相手に岩秀が戦いはじめる。わたしと志求磨も加勢しようとするが、周りを囲む数珠の光がギュラララと高速回転する。
「おい! お前たち、そこから出るなよ! せっかくの願望がムダになる!」
バカでかい声で怒られた。あの坊主、片腕であの二人を同時に相手するつもりか。
ゴッ、ゴゴッ。
中央では黄武迅が拳打を繰り出し、それを溢忌が盾でさばいている。
「なめんなよ、テメェ。剣を抜きやがれっ」
「いやいや、アンタ素手だし。ケガしてるし、疲労もある。そんなんに武器使ったらさあ、俺、主人公なんだからどうなんだって思うんスよ」
「あいかわらずだな。その人をなめくさった態度は。主人公だと? 笑わせるなっ」
えぐり込むように左拳。溢忌はおっとぉ、とかわし、背後の柱の残骸が爆発したように砕ける。
「あぶないっスね~。あ、思い出した! ミリアムさん! 俺が作ったハーレム宮殿、どうなったっスか?」
突然の問いに、戦いながらミリアムが答える。
「溢忌さまの封印後、《覇王》が解体。女性たちも皆、解放されました」
「あ、それムカつくっスね。世界中のカワイコちゃん集めたのに……。またイチからっスか」
溢忌のへらへらした表情が一瞬変化した。
ぞくっ、と悪寒が走る。
「ぐあっ……」
鮮血。黄武迅が脇腹を押さえて膝をつく。パチン、と溢忌が剣を納めた。
まったく見えなかった。速い。わたしの居合いなど、比べものにならないくらい──。
「あ、またやっちゃったっスか、俺。ちょっと皮一枚斬る程度のつもりが……いや、これバッサリいってますね。痛そうっス」
ひどく他人事のように言い、またへらへらした表情に戻る。
「おっさん!」
志求磨が光の輪を飛び越えようとするが、輪は広がってわたし達を完全に囲み、ドーム状に。
外に出ようとするがバイン、とはね返される。
すぐ近くでは、ミリアムとアルマの攻撃を片腕で防ぐ岩秀。
「喝っ!」
気合いとともに、二人を弾き飛ばす。やはりこの男、すさまじく強い。
岩秀はその場で座禅を組み、ブツブツと念仏を唱え出した。
わたし達を囲む光が強くなる。
わ、わわっ。身体がふわりと浮いた。こっちに飛ばされた時みたいな感覚。光がまた一段と強くなった。
「逃がさねえっスよ」
溢忌が突進。岩秀の身体から、願望の力が変化した闘気が立ち昇る。それは二体の仁王となり、溢忌の行く手を塞ぐ。
「うわ、すげえっスね、それ」
溢忌はそう言いながらも、いとも簡単に二体の仁王を素手で引き裂いた。まるで紙人形のように。
岩秀が血を吐いた。かなり無理をしている。だが座禅の格好は崩さず、念仏を唱え続ける。
溢忌の手が伸びる。岩秀の首に触れようとしたとき、背後から黄武迅が組み付いた。
脇腹からかなりの出血。普通なら動くことも……いや、生きているのも不思議なくらいだ。
「わかんねーっスね。前の戦いで俺には勝てないって分かってるくせに。ムダな努力っていうの? そういうのキライなんスよね」
「ふん、クサイ言い方だが……ムダだろうがなんだろうが、譲れねぇもんがあるだろうが。勝ち負けや損得じゃねぇ。俺のガキみてぇな意地だ」
「意地張ったって、結果残さなきゃ意味ないと思うんスけど。なにやってもダメなヤツはダメなんスよ。勝つヤツってのは、最初から決まってんスよ」
「……それはお前自身に言ってるんじゃねぇのか。なんもかんも、リアルな世界で諦める理由にしてるんじゃねぇのか」
「……説教くせぇのは変わってないっスねぇ。俺は《完全なる転生者》。もう、取り返しがつかないんスよ」
わずかに溢忌の手元が動いた。
──鞘の中に剣が納まる。同時に、黄武迅と岩秀の首から血が噴き出す。
志求磨が白銀の光をまとい、ドームに体当たりするが解除できない。
わたしも刀で斬りつけたが、ムダだった。
「まあ、必死こいてアンタらがこの二人を逃がそうとしてるから、いいっスよ。見逃します。どうせ何の意味もないだろうし」
崩れ落ちる二人を見下ろし、溢忌は興味が失せたような目でわたしのほうをちらと見た。
「お言葉ですが溢忌さま、その二人は短期間で五禍将並みの力をつけた願望者。脅威とまでは言いませんが、あの《青の魔女》にはすでに会っているのです」
ミリアムはどうしてもここでわたし達を始末したいらしい。
上等だ。こっちだって黄武迅と岩秀を見殺しにするつもりはない。
「そうなんスか。ミリアムさんが言うんだったら……」
溢忌がやれやれとドームに手を伸ばす。
その時、ガクッ、と態勢を崩した。
足首を黄武迅が掴んでいる。
その身体に──願望の力が凄まじい勢いで凝縮されていく。
光のドームにバシッ、と触れたのは血まみれの岩秀の手だった。血を吐きながら笑っている。
ドームは急速にしぼみ、わたし達の身体を包む。間違いない、この感覚。どこかに飛ばされる。
そして次の瞬間──《覇王》黄武迅の身体がカッ、と燃えるような光を発した。
まるで太陽のような……だが、それを見たのは一瞬だった。わたしと志求磨は真っ暗な空間に放り出されていた。
珠が光を放ち、それは繋がって光の輪になる。
「お、おっ? なんか妙なことはじめたっスね。これ、止めたほうがいいんスか?」
「溢忌さま、わたくしとアルマが止めます。あなたは《覇王》を」
キョロキョロする溢忌に、ミリアムが進言。アルマとともにこちらに近づいてきた。
「おい、邪魔はさせんぞ」
岩秀が立ち塞がる。ミリアムが白い本をめくり、アルマが低い姿勢でダガーを構える。
「こわっぱどもが」
二人を相手に岩秀が戦いはじめる。わたしと志求磨も加勢しようとするが、周りを囲む数珠の光がギュラララと高速回転する。
「おい! お前たち、そこから出るなよ! せっかくの願望がムダになる!」
バカでかい声で怒られた。あの坊主、片腕であの二人を同時に相手するつもりか。
ゴッ、ゴゴッ。
中央では黄武迅が拳打を繰り出し、それを溢忌が盾でさばいている。
「なめんなよ、テメェ。剣を抜きやがれっ」
「いやいや、アンタ素手だし。ケガしてるし、疲労もある。そんなんに武器使ったらさあ、俺、主人公なんだからどうなんだって思うんスよ」
「あいかわらずだな。その人をなめくさった態度は。主人公だと? 笑わせるなっ」
えぐり込むように左拳。溢忌はおっとぉ、とかわし、背後の柱の残骸が爆発したように砕ける。
「あぶないっスね~。あ、思い出した! ミリアムさん! 俺が作ったハーレム宮殿、どうなったっスか?」
突然の問いに、戦いながらミリアムが答える。
「溢忌さまの封印後、《覇王》が解体。女性たちも皆、解放されました」
「あ、それムカつくっスね。世界中のカワイコちゃん集めたのに……。またイチからっスか」
溢忌のへらへらした表情が一瞬変化した。
ぞくっ、と悪寒が走る。
「ぐあっ……」
鮮血。黄武迅が脇腹を押さえて膝をつく。パチン、と溢忌が剣を納めた。
まったく見えなかった。速い。わたしの居合いなど、比べものにならないくらい──。
「あ、またやっちゃったっスか、俺。ちょっと皮一枚斬る程度のつもりが……いや、これバッサリいってますね。痛そうっス」
ひどく他人事のように言い、またへらへらした表情に戻る。
「おっさん!」
志求磨が光の輪を飛び越えようとするが、輪は広がってわたし達を完全に囲み、ドーム状に。
外に出ようとするがバイン、とはね返される。
すぐ近くでは、ミリアムとアルマの攻撃を片腕で防ぐ岩秀。
「喝っ!」
気合いとともに、二人を弾き飛ばす。やはりこの男、すさまじく強い。
岩秀はその場で座禅を組み、ブツブツと念仏を唱え出した。
わたし達を囲む光が強くなる。
わ、わわっ。身体がふわりと浮いた。こっちに飛ばされた時みたいな感覚。光がまた一段と強くなった。
「逃がさねえっスよ」
溢忌が突進。岩秀の身体から、願望の力が変化した闘気が立ち昇る。それは二体の仁王となり、溢忌の行く手を塞ぐ。
「うわ、すげえっスね、それ」
溢忌はそう言いながらも、いとも簡単に二体の仁王を素手で引き裂いた。まるで紙人形のように。
岩秀が血を吐いた。かなり無理をしている。だが座禅の格好は崩さず、念仏を唱え続ける。
溢忌の手が伸びる。岩秀の首に触れようとしたとき、背後から黄武迅が組み付いた。
脇腹からかなりの出血。普通なら動くことも……いや、生きているのも不思議なくらいだ。
「わかんねーっスね。前の戦いで俺には勝てないって分かってるくせに。ムダな努力っていうの? そういうのキライなんスよね」
「ふん、クサイ言い方だが……ムダだろうがなんだろうが、譲れねぇもんがあるだろうが。勝ち負けや損得じゃねぇ。俺のガキみてぇな意地だ」
「意地張ったって、結果残さなきゃ意味ないと思うんスけど。なにやってもダメなヤツはダメなんスよ。勝つヤツってのは、最初から決まってんスよ」
「……それはお前自身に言ってるんじゃねぇのか。なんもかんも、リアルな世界で諦める理由にしてるんじゃねぇのか」
「……説教くせぇのは変わってないっスねぇ。俺は《完全なる転生者》。もう、取り返しがつかないんスよ」
わずかに溢忌の手元が動いた。
──鞘の中に剣が納まる。同時に、黄武迅と岩秀の首から血が噴き出す。
志求磨が白銀の光をまとい、ドームに体当たりするが解除できない。
わたしも刀で斬りつけたが、ムダだった。
「まあ、必死こいてアンタらがこの二人を逃がそうとしてるから、いいっスよ。見逃します。どうせ何の意味もないだろうし」
崩れ落ちる二人を見下ろし、溢忌は興味が失せたような目でわたしのほうをちらと見た。
「お言葉ですが溢忌さま、その二人は短期間で五禍将並みの力をつけた願望者。脅威とまでは言いませんが、あの《青の魔女》にはすでに会っているのです」
ミリアムはどうしてもここでわたし達を始末したいらしい。
上等だ。こっちだって黄武迅と岩秀を見殺しにするつもりはない。
「そうなんスか。ミリアムさんが言うんだったら……」
溢忌がやれやれとドームに手を伸ばす。
その時、ガクッ、と態勢を崩した。
足首を黄武迅が掴んでいる。
その身体に──願望の力が凄まじい勢いで凝縮されていく。
光のドームにバシッ、と触れたのは血まみれの岩秀の手だった。血を吐きながら笑っている。
ドームは急速にしぼみ、わたし達の身体を包む。間違いない、この感覚。どこかに飛ばされる。
そして次の瞬間──《覇王》黄武迅の身体がカッ、と燃えるような光を発した。
まるで太陽のような……だが、それを見たのは一瞬だった。わたしと志求磨は真っ暗な空間に放り出されていた。
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