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第1部 剣聖 羽鳴由佳
20 石板の行方
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いろいろあったが、こうして天下一……いや、シエラ=イデアル武道大会は幕を閉じた。
まともに戦ったのが1試合のみ。しかも負けた。しかしショウの厚意によって(結構イイヤツだった)秘蒼石は手に入れることは出来たのだから、良しとしよう。
アルマの怪我もたいしたことはなかったし、あとはこの秘蒼石をカーラに届けるだけだ。
アルマとともに青い館へ着く。扉を開けようとしたとき、ドンッ、と巨大な揺れに襲われた。
「なっ、ななななな」
地震か。シエラ=イデアルに来てからはじめてのことだ。地震はしばらくゴゴゴゴ、と続いていたがやがて収まった。
セペノイアのような大きな街では、さぞいろんな被害が出て大騒ぎになっているだろうと思ったが、周りの建物などに変化は見られない。もしやこの館周辺だけ揺れたのか? そんな局地的な地震があるのだろうか。
ガチャリ、と青い館のドアが開き、カーラが現れた。わたしは思わずひっ、と言って尻餅をつく。──怒っている。優しい笑みを浮かべているが、こめかみに怒りマークがある。
「ごめんなさい、問題が起きたわ。とりあえず中へ入って」
イヤとも言えず、わたしはアルマを盾代わりにしながら中へ入る。
コワイ。今までとんでもない願望者や魔物と戦ったが、それよりダントツにコワイ。
アルマはわたしの怯えた反応に不思議な顔をしている。このもにょっ娘には分からないのか。あの底知れない《青の魔女》の恐ろしさが。
わたしが以前運ばれた部屋。そこでカーラは手にした杖で片隅を指す。
「ここにあった志求磨の石板、盗まれてしまったわ。本当にごめんなさい」
「盗まれたって……えぇっ!」
「こんなこと初めてよ。まさかわたしが留守の間に、館に盗みに入るなんて……!」
怒りのためか杖の先が微かに震えている。ゴゴゴゴ、と館が揺れだした。
「お、落ち着いてください、カーラさん。あんな重たいもの運ぶにしても人数が必要ですし、この賑やかな街だったら目撃者もいるはず」
揺れが収まった。外での揺れも、やはりこの人の仕業か。
「どうかしら。短時間で何の痕跡も残さないこの手際の良さ。間違いなく願望者の仕業ね。そこのアルマちゃんみたいに隠密とか隠形のスキルが使えるやつ」
「まさか……」
アルマを疑っているのだろうか。アルマとは武道大会でずっと一緒だった。そうでなくとも、アルマにそんなことをする動機があるとは思えない。
当の本人はくりくりした目でキョトンとしている。
わたしの困惑した表情を見て、カーラは片手をひらひらと振った。
「あ、彼女を疑っているわけじゃないわ。かなりの手練れが盗み出したのは間違いないって意味。ただ、相手が悪かったわね」
その時、小窓からチチチチと青い小鳥が入ってきてカーラの指にとまった。
カーラは耳元に小鳥を持っていき、頷いている。
「この子が石板が運びだされたのを見ていたわ。さあ、行きましょう」
カーラは颯爽と部屋を後にし、わたしとアルマも慌ててついていく。
カーラが用意した馬車に乗り込む。カーラは自ら御者となり、馬車を街の郊外まで進めていく。
しばらくすると広大な敷地を持つ大きな屋敷の門の前に到着した。
「ここは……?」
「セペノイアでも指折りの富豪、モンティレの屋敷。こんな近くに犯人がいるとは意外だったわね」
わたしたちが馬車を降り、門に近づくとドドドッ、と三匹の番犬がダッシュで近づいてきた。柵ごしにすんごい牙を剥き出しにして唸っている。というか、これ犬か? やたらデカイような……。
「ヘルハウンドね。あきらかに対願望者用の魔物。こんなもの飼うのは違法なのに」
言いながらカーラが三匹の魔物をひと睨みすると、キャンッ、と怯えた鳴き声を上げて一目散に逃げていった。
門には鍵がかかっていたが、カーラが杖の先で触れるとあっけなく開いた。あたりに見張りなどは見当たらない。そのまま屋敷内へと進入できた。
「……7、80人はいるわね。二人とも手を出さないで」
カーラが先頭に立ち、屋敷の奥へと進む。途中、モンティレの私兵が何人も行く手をふさいだが、カーラの杖の一振りでバタバタと倒れていく。
「眠らせているだけ。ん、モンティレの部屋に着いたわ」
手も触れずに扉を開けると、怯えた顔をした小太りの中年男が、テーブルの下でガタガタ震えている。
「な、なんだ、おまえたちは! ご、強盗なのか! か、金ならない! あるけどないぞっ!」
どっちなんだよ。ぱっと見て、この部屋に石板は無さそうだ。この男に聞き出すしかない。
「おい、男の子が閉じ込められた石板がここにあるはずだ。隠してないで早く出せ」
柄に手をかけながらすごむ。モンティレは怯えながらも強く叫ぶ。
「あ、あれは俺が大金を出して買ったものだっ! 鋼竜の石板、しかも人間入りは高値で取引されるんだ! おまえらみたいな強盗に奪われてたまるか!」
「……言いたいことはそれだけか」
わたしは刀を抜きながら思った。抜いた途端、この男の首は落ちるだろう。
「待ちなさい、この男のこと。高価な物はすでに自分しか知らない場所に移動している可能性が高いわ」
カーラに言われ、わたしは思いとどまる。だとしたら、どうすれば。
「そ、そうだ。俺が死んだらアレは手に入らんぞ。アレの場所は俺しか知らない」
モンティレが得意げに言い、わたしは唇を噛みしめる。
「調子に乗らないで。盗品を買ったのはあきらかにあなたの非。死なない程度にその身体に直接聞く方法はいくらでもあるわ。ただ、そんな方法を取りたくないだけ」
「………………」
カーラの言葉にモンティレは青ざめて沈黙する。やがて、覚悟したように口を開いた。
「わかった……あんたら、願望者だろう。石板は譲る。だがな、俺も商売人の意地がある。このまま大損したままじゃいられねぇ」
「条件があるってこと?」
カーラが問い、モンティレは頷く。はたしてその条件とは──。
まともに戦ったのが1試合のみ。しかも負けた。しかしショウの厚意によって(結構イイヤツだった)秘蒼石は手に入れることは出来たのだから、良しとしよう。
アルマの怪我もたいしたことはなかったし、あとはこの秘蒼石をカーラに届けるだけだ。
アルマとともに青い館へ着く。扉を開けようとしたとき、ドンッ、と巨大な揺れに襲われた。
「なっ、ななななな」
地震か。シエラ=イデアルに来てからはじめてのことだ。地震はしばらくゴゴゴゴ、と続いていたがやがて収まった。
セペノイアのような大きな街では、さぞいろんな被害が出て大騒ぎになっているだろうと思ったが、周りの建物などに変化は見られない。もしやこの館周辺だけ揺れたのか? そんな局地的な地震があるのだろうか。
ガチャリ、と青い館のドアが開き、カーラが現れた。わたしは思わずひっ、と言って尻餅をつく。──怒っている。優しい笑みを浮かべているが、こめかみに怒りマークがある。
「ごめんなさい、問題が起きたわ。とりあえず中へ入って」
イヤとも言えず、わたしはアルマを盾代わりにしながら中へ入る。
コワイ。今までとんでもない願望者や魔物と戦ったが、それよりダントツにコワイ。
アルマはわたしの怯えた反応に不思議な顔をしている。このもにょっ娘には分からないのか。あの底知れない《青の魔女》の恐ろしさが。
わたしが以前運ばれた部屋。そこでカーラは手にした杖で片隅を指す。
「ここにあった志求磨の石板、盗まれてしまったわ。本当にごめんなさい」
「盗まれたって……えぇっ!」
「こんなこと初めてよ。まさかわたしが留守の間に、館に盗みに入るなんて……!」
怒りのためか杖の先が微かに震えている。ゴゴゴゴ、と館が揺れだした。
「お、落ち着いてください、カーラさん。あんな重たいもの運ぶにしても人数が必要ですし、この賑やかな街だったら目撃者もいるはず」
揺れが収まった。外での揺れも、やはりこの人の仕業か。
「どうかしら。短時間で何の痕跡も残さないこの手際の良さ。間違いなく願望者の仕業ね。そこのアルマちゃんみたいに隠密とか隠形のスキルが使えるやつ」
「まさか……」
アルマを疑っているのだろうか。アルマとは武道大会でずっと一緒だった。そうでなくとも、アルマにそんなことをする動機があるとは思えない。
当の本人はくりくりした目でキョトンとしている。
わたしの困惑した表情を見て、カーラは片手をひらひらと振った。
「あ、彼女を疑っているわけじゃないわ。かなりの手練れが盗み出したのは間違いないって意味。ただ、相手が悪かったわね」
その時、小窓からチチチチと青い小鳥が入ってきてカーラの指にとまった。
カーラは耳元に小鳥を持っていき、頷いている。
「この子が石板が運びだされたのを見ていたわ。さあ、行きましょう」
カーラは颯爽と部屋を後にし、わたしとアルマも慌ててついていく。
カーラが用意した馬車に乗り込む。カーラは自ら御者となり、馬車を街の郊外まで進めていく。
しばらくすると広大な敷地を持つ大きな屋敷の門の前に到着した。
「ここは……?」
「セペノイアでも指折りの富豪、モンティレの屋敷。こんな近くに犯人がいるとは意外だったわね」
わたしたちが馬車を降り、門に近づくとドドドッ、と三匹の番犬がダッシュで近づいてきた。柵ごしにすんごい牙を剥き出しにして唸っている。というか、これ犬か? やたらデカイような……。
「ヘルハウンドね。あきらかに対願望者用の魔物。こんなもの飼うのは違法なのに」
言いながらカーラが三匹の魔物をひと睨みすると、キャンッ、と怯えた鳴き声を上げて一目散に逃げていった。
門には鍵がかかっていたが、カーラが杖の先で触れるとあっけなく開いた。あたりに見張りなどは見当たらない。そのまま屋敷内へと進入できた。
「……7、80人はいるわね。二人とも手を出さないで」
カーラが先頭に立ち、屋敷の奥へと進む。途中、モンティレの私兵が何人も行く手をふさいだが、カーラの杖の一振りでバタバタと倒れていく。
「眠らせているだけ。ん、モンティレの部屋に着いたわ」
手も触れずに扉を開けると、怯えた顔をした小太りの中年男が、テーブルの下でガタガタ震えている。
「な、なんだ、おまえたちは! ご、強盗なのか! か、金ならない! あるけどないぞっ!」
どっちなんだよ。ぱっと見て、この部屋に石板は無さそうだ。この男に聞き出すしかない。
「おい、男の子が閉じ込められた石板がここにあるはずだ。隠してないで早く出せ」
柄に手をかけながらすごむ。モンティレは怯えながらも強く叫ぶ。
「あ、あれは俺が大金を出して買ったものだっ! 鋼竜の石板、しかも人間入りは高値で取引されるんだ! おまえらみたいな強盗に奪われてたまるか!」
「……言いたいことはそれだけか」
わたしは刀を抜きながら思った。抜いた途端、この男の首は落ちるだろう。
「待ちなさい、この男のこと。高価な物はすでに自分しか知らない場所に移動している可能性が高いわ」
カーラに言われ、わたしは思いとどまる。だとしたら、どうすれば。
「そ、そうだ。俺が死んだらアレは手に入らんぞ。アレの場所は俺しか知らない」
モンティレが得意げに言い、わたしは唇を噛みしめる。
「調子に乗らないで。盗品を買ったのはあきらかにあなたの非。死なない程度にその身体に直接聞く方法はいくらでもあるわ。ただ、そんな方法を取りたくないだけ」
「………………」
カーラの言葉にモンティレは青ざめて沈黙する。やがて、覚悟したように口を開いた。
「わかった……あんたら、願望者だろう。石板は譲る。だがな、俺も商売人の意地がある。このまま大損したままじゃいられねぇ」
「条件があるってこと?」
カーラが問い、モンティレは頷く。はたしてその条件とは──。
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