62 / 66
外伝
4 ファイブカース・リベンジガール
しおりを挟む
「許してっ……! お願い、なんでもするから! まさかこんなことになるなんて……!」
学校の廊下で這いつくばって謝っているのは髪をカールした派手な女生徒。
その前に立っているのは同じセーラー服だが、地味でおとなしめな黒髪おかっぱボブの少女。
赤いカチューシャ、左目に眼帯。手足には包帯が巻きつけられている。
眼帯と包帯には血がにじんでいた。
包帯の少女──鴫野みさきは苦痛に顔を歪めながらヒザをつき、カール髪の少女と同じ目線に。
「痛い……痛い痛い痛い……。この腕も足も胴体も、もうボクのものじゃないから。5体の悪魔に奪われたものを借りてるだけだから──」
ボゴッ、ボゴボゴッ、とみさきの両手足がいびつな形に変化していく。
カール髪の少女はひっ、と飛び退き、ごめんなさいごめんなさいと這ったまま逃げようとする。
「篠原さん、逃げないでよ。悪魔の召喚術でボクを呪殺して、学校まで異空間に引きずりこんでさ。ちゃんと責任取らなきゃ」
「こっ、殺すつもりなんてなかったの! まさか本当に悪魔を召喚できるなんて思うわけないじゃない! ちょっと驚かせるつもりだったのに──」
篠原の涙を流しながらの弁明に、みさきはギリギリと奥歯をかみしめながら自身の両腕に爪を立てる。
両手足の変化は収まっていた。
「どっちにしろ、もう逃げるところなんてないよ。あんたの取り巻きども──っていうか、学校にいたほとんどの人はもう食べられちゃったんじゃないかな、悪魔に」
ズルッ、ズルズルと何かを引きずる音。
カール髪の篠原の動きが止まる。
通路の奥から現れたのは、黒いスーツ姿の人物。だが頭部は白い骨がむき出し。
スーツ姿のガイコツ男──。
両手には男子生徒ふたりの足をつかみ、引きずっていた。ふたりとも首がない。
「あひっ、ひいぃっ」
篠原は今度はみさきのほうへ逃げる。
すがるようにみさきのスカートをつかみ、助けて、助けてと繰り返す。
「また出てきたねー、悪魔。條原さん、ジャマ」
みさきは條原の髪をつかみ、乱暴に引き離す。
そして右腕をさすりながら言った。
「約束は守るよ。人間だろうが悪魔だろうが、魂を捧げ続ければボクの身体は借り続けられる。ボクは生きていられる」
ガイコツの悪魔は首なしの生徒を放し、カタカタと歯を打ち鳴らしながら走り出した。まっすぐにみさきのほうへと。
ドルン、ドルン、ドルルルルッ、と腹に響くエンジン音。
みさきの右腕が血塗られたチェーンソーへと変化。
凶刃デッドエンドチェーンソー。
死後に悪魔化した元人間。
48人を殺害したといわれる実在した殺人鬼。
ガイコツの悪魔が骨むき出しの手刀を繰り出す。
みさきはそれをかわし、チェーンソーを振り上げた。
ギャアァンッッ、と凶悪な回転刃がガイコツ悪魔の右腕を切断。
よろめいたガイコツ悪魔。その眉間に回転刃を振り下ろす。
チェーンソーが硬い頭蓋骨をギャギャギャと削り、深く食い込んでいく。
「ああっ、いいね、この感触。クセになりそう」
みさきは恍惚の顔でチェーンソを引き抜きながらガイコツ悪魔を蹴り飛ばした。
ガシャン、と悪魔は廊下の壁にぶつかり動かなくなった。
「さて、と」
右腕を通常の腕へと戻し、みさきはフラフラと條原へ近づく。
條原はガタガタと震え、完全に腰を抜かしていた。
「こ、殺さないで。お願い、許して。鴫野さん、お願いだから……」
懇願する條原をみさきは冷たく見下ろす。
「それさ……その言葉。あんたらにイジメられた人たちも同じように言ってたよね、ボクも含めてさ。お願い、許して、もうヤメてっ、てさ。でもあんたはそれを聞いたのかな」
「ご、ごめんなさい。本当に……。わたし、死にたくないっ、こんなところで」
條原が再び泣き出したとき──倒れていたガイコツ悪魔がガバッ、と起き上がり、みさきへつかみかかる。
みさきはかわさず、左腕を突き出してガイコツ悪魔の胴体を打った。その形は白銀の体毛を持つ狼の頭部に。
魔狼マーナガルム。
死者を食らい、月を捕らえ、空を血に染めて太陽の光を奪うといわれる暴虐の狼。
マーナガルムの牙がガイコツ悪魔の胴体に突き立てられる。
そして口からギュオオオ、と球体のエネルギーが回転しながら収束。
ゴバアッ、と咆哮とともに吐き出されたエネルギー弾にガイコツ悪魔の身体は木っ端みじんに吹き飛ばされた。
「ハハッ、すごい威力。ガイコツ悪魔の魂ゲッート」
ゲームでも楽しむような声でみさきは左腕を元の腕に戻す。
「とりあえず一回は助けたからさ。あとはひとりでがんばって生き残ってよ。多分ムリだと思うけど」
條原を横目で見ながらみさきはガイコツ悪魔の現れた通路のほうへ歩いていく。
「待って、置いてかないでっ! ひとりにしないで! ここから出してようっ!」
條原の必死な叫びにみさきは両耳をふさぎながら目をそらす。
「ああ~、うるさい。そんな叫んだら悪魔が寄ってきちゃうよ。ここから出る方法なんてボクが知りたいくらいだよ」
通路の先。T字に別れた廊下をとりあえず左に。
その先は薄暗く、先がよく見えない。無限に続いているようにも見える。
さっきこの階は一周したのはずだがまた構造が変わっている。階段も消失していた。
窓ガラスの外に見える風景も油絵の具をぐちゃぐちゃにしたようなもので、長く見ていると目眩がする。
「ただの一般生徒が黒魔術の真似事でこんな事象を起こせるわけないと思うんだよね。黒幕は他にいるはず」
異空間に閉じ込められた学校。
どこからともなく出現するおぞましい悪魔。
こんな状況でみさきに恐怖心はなかった。
どこかでこんな事を望んでいた。
毎日続くイジメや孤独、劣等感や絶望に比べればどうということはなかった。
置き去りにした條原の泣き声が悲鳴に。お母さん、お母さんっ、と繰り返している。
そして屠殺される前の家畜のような絶叫。
みさきはそれを聞きながら鼻歌まじりに軽くステップを踏んでいた。
学校の廊下で這いつくばって謝っているのは髪をカールした派手な女生徒。
その前に立っているのは同じセーラー服だが、地味でおとなしめな黒髪おかっぱボブの少女。
赤いカチューシャ、左目に眼帯。手足には包帯が巻きつけられている。
眼帯と包帯には血がにじんでいた。
包帯の少女──鴫野みさきは苦痛に顔を歪めながらヒザをつき、カール髪の少女と同じ目線に。
「痛い……痛い痛い痛い……。この腕も足も胴体も、もうボクのものじゃないから。5体の悪魔に奪われたものを借りてるだけだから──」
ボゴッ、ボゴボゴッ、とみさきの両手足がいびつな形に変化していく。
カール髪の少女はひっ、と飛び退き、ごめんなさいごめんなさいと這ったまま逃げようとする。
「篠原さん、逃げないでよ。悪魔の召喚術でボクを呪殺して、学校まで異空間に引きずりこんでさ。ちゃんと責任取らなきゃ」
「こっ、殺すつもりなんてなかったの! まさか本当に悪魔を召喚できるなんて思うわけないじゃない! ちょっと驚かせるつもりだったのに──」
篠原の涙を流しながらの弁明に、みさきはギリギリと奥歯をかみしめながら自身の両腕に爪を立てる。
両手足の変化は収まっていた。
「どっちにしろ、もう逃げるところなんてないよ。あんたの取り巻きども──っていうか、学校にいたほとんどの人はもう食べられちゃったんじゃないかな、悪魔に」
ズルッ、ズルズルと何かを引きずる音。
カール髪の篠原の動きが止まる。
通路の奥から現れたのは、黒いスーツ姿の人物。だが頭部は白い骨がむき出し。
スーツ姿のガイコツ男──。
両手には男子生徒ふたりの足をつかみ、引きずっていた。ふたりとも首がない。
「あひっ、ひいぃっ」
篠原は今度はみさきのほうへ逃げる。
すがるようにみさきのスカートをつかみ、助けて、助けてと繰り返す。
「また出てきたねー、悪魔。條原さん、ジャマ」
みさきは條原の髪をつかみ、乱暴に引き離す。
そして右腕をさすりながら言った。
「約束は守るよ。人間だろうが悪魔だろうが、魂を捧げ続ければボクの身体は借り続けられる。ボクは生きていられる」
ガイコツの悪魔は首なしの生徒を放し、カタカタと歯を打ち鳴らしながら走り出した。まっすぐにみさきのほうへと。
ドルン、ドルン、ドルルルルッ、と腹に響くエンジン音。
みさきの右腕が血塗られたチェーンソーへと変化。
凶刃デッドエンドチェーンソー。
死後に悪魔化した元人間。
48人を殺害したといわれる実在した殺人鬼。
ガイコツの悪魔が骨むき出しの手刀を繰り出す。
みさきはそれをかわし、チェーンソーを振り上げた。
ギャアァンッッ、と凶悪な回転刃がガイコツ悪魔の右腕を切断。
よろめいたガイコツ悪魔。その眉間に回転刃を振り下ろす。
チェーンソーが硬い頭蓋骨をギャギャギャと削り、深く食い込んでいく。
「ああっ、いいね、この感触。クセになりそう」
みさきは恍惚の顔でチェーンソを引き抜きながらガイコツ悪魔を蹴り飛ばした。
ガシャン、と悪魔は廊下の壁にぶつかり動かなくなった。
「さて、と」
右腕を通常の腕へと戻し、みさきはフラフラと條原へ近づく。
條原はガタガタと震え、完全に腰を抜かしていた。
「こ、殺さないで。お願い、許して。鴫野さん、お願いだから……」
懇願する條原をみさきは冷たく見下ろす。
「それさ……その言葉。あんたらにイジメられた人たちも同じように言ってたよね、ボクも含めてさ。お願い、許して、もうヤメてっ、てさ。でもあんたはそれを聞いたのかな」
「ご、ごめんなさい。本当に……。わたし、死にたくないっ、こんなところで」
條原が再び泣き出したとき──倒れていたガイコツ悪魔がガバッ、と起き上がり、みさきへつかみかかる。
みさきはかわさず、左腕を突き出してガイコツ悪魔の胴体を打った。その形は白銀の体毛を持つ狼の頭部に。
魔狼マーナガルム。
死者を食らい、月を捕らえ、空を血に染めて太陽の光を奪うといわれる暴虐の狼。
マーナガルムの牙がガイコツ悪魔の胴体に突き立てられる。
そして口からギュオオオ、と球体のエネルギーが回転しながら収束。
ゴバアッ、と咆哮とともに吐き出されたエネルギー弾にガイコツ悪魔の身体は木っ端みじんに吹き飛ばされた。
「ハハッ、すごい威力。ガイコツ悪魔の魂ゲッート」
ゲームでも楽しむような声でみさきは左腕を元の腕に戻す。
「とりあえず一回は助けたからさ。あとはひとりでがんばって生き残ってよ。多分ムリだと思うけど」
條原を横目で見ながらみさきはガイコツ悪魔の現れた通路のほうへ歩いていく。
「待って、置いてかないでっ! ひとりにしないで! ここから出してようっ!」
條原の必死な叫びにみさきは両耳をふさぎながら目をそらす。
「ああ~、うるさい。そんな叫んだら悪魔が寄ってきちゃうよ。ここから出る方法なんてボクが知りたいくらいだよ」
通路の先。T字に別れた廊下をとりあえず左に。
その先は薄暗く、先がよく見えない。無限に続いているようにも見える。
さっきこの階は一周したのはずだがまた構造が変わっている。階段も消失していた。
窓ガラスの外に見える風景も油絵の具をぐちゃぐちゃにしたようなもので、長く見ていると目眩がする。
「ただの一般生徒が黒魔術の真似事でこんな事象を起こせるわけないと思うんだよね。黒幕は他にいるはず」
異空間に閉じ込められた学校。
どこからともなく出現するおぞましい悪魔。
こんな状況でみさきに恐怖心はなかった。
どこかでこんな事を望んでいた。
毎日続くイジメや孤独、劣等感や絶望に比べればどうということはなかった。
置き去りにした條原の泣き声が悲鳴に。お母さん、お母さんっ、と繰り返している。
そして屠殺される前の家畜のような絶叫。
みさきはそれを聞きながら鼻歌まじりに軽くステップを踏んでいた。
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
契神の神子
ふひと
ファンタジー
怪しい気配に導かれて神社の鳥居をくぐってみると、そこは天慶元年の平安京。
10世紀の日本である。
いきなり暴漢に絡まれ、訳も分からず逃げ惑う少年を助けたのは、一人の少女だった。
彼女は、十年前に自分と弟だけを残して滅ぼされた一族の仇を討つため、雌伏して時を待っていた。
そして、ついにその時が来たのである。
言い伝えの通り、先の世から来た少年、その彼が力になってくれる――彼女は、少年に言った。
「どうか私たちに力を貸してください」と。
そう、日常に飽きた少年はこんな展開を待っていた!
少年は、少女の願いを叶えるため現代知識という名の先読みチートで無双する!
…かと思われたが、どうも知ってる歴史と違う。
皇統は分裂してるし、「契神術」とかいう魔法みたいなものがあるし、「神子」とかいう規格外の存在が世界の調和を保っているらしい。
これでは、現代知識なんて何の役にも立たないじゃないか!
少年にチートなど無い。
あるのは突然与えられた「再臨の神子」なる大げさな肩書のみ。
こうなってしまってはまったくの無力である。
そんな彼の前に立ちはだかるのは、曲者ぞろいの平安貴族、そして平城京に本拠を置き復権を目指す上皇とその家人たち。さらには少年を転移させた人ならざる不明の存在。
皇統の分裂、神と人を結ぶ「契神術」、そして「契神の神子」。
捻じれた歴史に陰謀渦巻く平安京で少年は、どう戦い、何を見るのか。
全ては、神のまにまに――。
*小説家になろう、カクヨムでも連載しております。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する
美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」
御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。
ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。
✳︎不定期更新です。
21/12/17 1巻発売!
22/05/25 2巻発売!
コミカライズ決定!
20/11/19 HOTランキング1位
ありがとうございます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる