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猫様と人間

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ペットとは
可愛がられている動物・愛玩動物

いえ、こちらが可愛いがらせて貰ってます。

そんな猫好きな私の独り言に少しお付き合い下さい。



犬好き猫好きな人ならば
可愛いウチの子を
オス・メスと言う事に違和感を持たれて
男の子・女の子と言っている方も多いと思います。


私もウチにいる子達を
雄猫・雌猫と呼ぶ事に違和感と言うか…

こんなに可愛がっているのに
オス・メスってなんだか上からっぽくて
動物扱いしている事が
罪深い気分になってしまいます。


「飼う」


と言う言葉にも抵抗感を持ち
なんかこうもうちょっと
やんわりした
上下関係を持ち込んでない感じの言い方はないかしらと思っています。


ウチの子達も

「飼われる」

と言う受け身の立場での生き方をしているとは到底思えませんし。


ですが責任を持って命を守ると言う観点からは

「飼う」

が妥当なのでしょうか。


動物病院でも問われるのは

「飼い主」

の名前だけど。

ん~でもなんかシックリこない。
ウチには人間が複数いて全員にとってウチの子なのに。

「飼う」

に代わる何か心に
ストンと落ちる言葉は無いものか?
と日々葛藤しています。



猫達も
ごはんやトイレのお世話をしたり
遊び相手だったり
話し相手(?)だったり 
寒い時に一緒に寝たら温かい

そんな関係にある私達人間に
対して上下関係は全く感じていないと思います。





昔(私が子供の頃)は犬は外で飼われ犬小屋で寝起きして
猫は自由に家の中と外を行き来して
人間と共に過ごす時間が短かかったせいか
可愛い存在ではありましたが人間と動物の間には
別の生き物としてのハッキリした線引きがありました。



しかし今は犬も猫も人間との距離感が昔よりもずっと親密になっています。

同じ空間で過ごすのが当たり前になった今
より深い愛情を注ぎ
人間と動物と言う生き物間の
線引きが曖昧になり
それがオス・メスと呼べない事態を引き起こしているのではないでしょうか。

私の個人的な感想ですが。


だってね、向こうから駆け寄寄って来てそれが

「ごはんちょうだい」



「遊んで」  

と、彼ら自身の利益を要求している行為だとしてもそれをされたら嬉しくて踊らされてしまって
故に線引きが曖昧になっても仕方ないでしょう。




更に世間一般の話をしますと
ペットショップに行けば生態の情報を記したボードに

◯年◯月◯日生まれ
男の子

そんな風に記しているお店もあります。


ペット用のマナーウェアも
男の子用・女の子用となっていますし
そもそも紙オムツと言わずにマナーウェアと言う辺りも含めて

「ウチの子愛」

に最大限の配慮が伺えます。


ペット用品の大手のあのメーカーがそうしているのだから

「男の子・女の子」

と呼ぶのが今の時代の常識なのだと

「可愛いウチの子を
オス・メスと言えない症候群」の
私達を肯定し後押ししてくれる有り難い決意表明です。


昔に比べたら犬・猫の格付けはかなり上がったのです。



向こうは私達人間の事を
ご近所の猫さんと

「ウチは雌人間が◯匹と雄人間が◯匹よ~」

なんて言っているかも知れませんが。
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