ワールド星戦記2

村山 りょう

文字の大きさ
上 下
2 / 2
第1章「剣の世界編」

第1話「転送、別世界へ」

しおりを挟む
リゼッタさんと私は、転送装置のある部屋へと向かっていた!

(研究所 特別室)

「ここよ。転送装置がある部屋は!」

リゼッタさんある1つの部屋の前で足を止め、私に説明をする

「特別室?」

ハルカは部屋の横にあった看板?を読んだ

「そう、特別室。一定の人しか入れない所よ」

一定の人のみってそんな中に私が入って大丈夫なんだろうか……?っとハルカ頭の中で思っていた。

「そ、そんな所に私が入って大丈夫なんですか?」

私は少し焦りながらそう言葉にした。

「大丈夫よ。ハルカさんは特別だからね!」

リゼッタさんは笑顔でそう言うと部屋の中へと入って行き、私も後を着いていく。

「そ、そうなんだ……」

ハルカもリゼッタに続き一緒に特別室へと入る

「所長、来ましたよ」

リゼッタさんは所長を見つけた後、所長に言った

「準備は今、終わったところだ!いつでも転送出来るぞ」

所長さんはにこやかな感じで言った

「転送するには、転送装置の中に立つだけよ」

リゼッタさんはそう私に説明をする

「さて、もう一度最後に確認するぞ!ハルカさん、本当に行くんだね?」

所長は私に確認をしてくる。

「はい、行きます!そして能力剤回収と能力者達を倒してきます」

私は再びそう覚悟を決める!

「ハルカさんの気持ちは、わかった。では、最終調整をする」

所長さんはそう言った後、リゼッタさんと共に転送装置の最終調整をする

「所長、いつでも準備OKです!」

 A研究員は、所長にそう伝える。

「さて、準備完了だ!いつでも行けるぞ」

所長さんは私の方を向いて伝える

「私はいつでも出発できます」

私はそう言った後、貰った腕時計を右腕につける

「準備完了なら転送装置に入ってくれ!そして最初の目的地は、剣の世界だ!」

所長さんは最初の目的地の名を言う

「剣の世界ですね、了解です。いつでも行けます!」

私は別世界と言うことで少しわくわくしながら、転送装置の中へ入り準備をする

「それでは頼んだぞ、ハルカさん!転送準備開始」

所長は私にそう言った後、リゼッタさんに叫ぶ

「転送準備開始!カウントダウン5秒前」

リゼッタさんはカウントダウンを始める

「行ってきますね♪」

私は所長さんとリゼッタさんにそう言う

「4・3・2・1・0、行ってらっしゃい、ハルカさん」

(ポチッ!!)

(ヒュゥーーーン)



(剣の世界・ハルカ視点)


「えーと、ここが剣の世界??」

私は転送された場所の辺りを見回す。

「さてと、能力剤と能力者を探しましょうか」

私は自分自身にそう言い聞かせて歩き始めた


(数分後ーー)


「何故か誰もいないし、この腕時計も反応ないし……」

私は辺りを見回しながら歩くも誰もいないことに少し困っていた、その時だったーー

「覚悟ぉ~~!!!」

突然そう聞こえた直後に、目の前から剣を持った女子が私に向かって剣を振り下ろした!

「うわっ、危ない!!」

私は即座に反応した直後、相手の剣を避ける

「ちっ、当たらなかったか。さすがね、ホワイト団」

突然斬り掛かってきた女子は、そう呟く

「ホワイト団??」

私は聞き覚えのないグループ名に少し戸惑う

「え?貴女ホワイト団の人じゃないの……?」

すると相手は、何かを確かめる様に聞く

「そもそもホワイト団て何?どこかのグループ名的な感じなの?」

私はホワイト団何て知らないので目の前の女子に聞く

「えっ、えっ。本当に知らないの?じゃあ貴女、ホワイト団とは、無関係の人なの?」

目の前の女子は、戸惑いながら私に問いかけてくる

「本当に知らないし、そのホワイト団とは無関係だし、私は先ほど別世界から来ただけだよ?」

私は素直に事実を言った。

「え~~、嘘でしょう~。私、またやっちゃったよぉ」

私の言葉を聞いた目の前の女子は、下を向いて暗くなってしまった。

「えっとさ、まず自己紹介しない?」

私はいつまでも名乗らずにいたので、少し自分の中で違和感?が芽生え始めていたのだった。

「あっ、ハイ。私は夏木 奏といいます!」

目の前の女子は剣を閉まって、自己紹介をした。

「私は星川 ハルカよ。訳あって別世界から来たの」

私も自己紹介をする。

「事情を聞いても大丈夫ですか?」

奏さんは私に問いかける

「う~ん、答えるのは後日でいい?とりあえずこの世界のこと教えてほしいんだけど」

私は多少誤魔化す感じに言って剣の世界のことを教えてもらうことにした。

「この世界の事だね、わかった。じゃあ場所移動しようか、ここは危険だしね。私に着いてきて!」

奏さんは、そう言うと歩きだした。その後を私は着いて行く。そして少し歩いた後、奏は1つの扉の前に立つ。

「ここは……?」

私は、警戒しながら奏さんに聞いてみる。

「私の家だよ。一人暮らしだから、さっ、上がって?」

そう言って奏さんは扉開けた後、私に部屋に入る様に言う

「じゃあ、お邪魔します!」

私はお言葉に甘えて、お邪魔することにした。

すると直後、奏はキッチンへと行き飲み物を持って来た。

「紅茶だよ、美味しいから飲んでみて!」

私の目の前に、紅茶を置いた

「い、いただきます!」

私は紅茶を一口飲んで、奏の方を向く。

「それで聞きたいのは、この世界のことだよね?」

奏さんはそう私に聞いてくる

「うん、知ってるのは剣の世界ってことだけ。後は全くっといってわからないんだよね」

私は事実を奏さんに伝える。まだ敵か味方かわからないのにね……。まぁ今のところ敵ってことははないでしょう。

「なるほど、じゃあ説明するね。まず、ハルカさんが言った通りここは剣の世界。この世界に住む人は必ず剣を一本は持っているわ」

私の話を聞いて頷いた後、奏さんはこの世界説明を始めてくれた。

「剣を必ず一本持つね……。それは意味があってなことなの?」

私は気になった事を、奏さんに聞いた。

「一応自身の身を守るためってところかな?私もそこはよくわからないんだけどね……」

奏さんは少し考えつつそう答えた。

「なるほど…ね」

私は奏さんの話を聞く

「それでハルカさんは、どうしてこの世界に??」

奏さんは、私に聞いてきた

「私のことはハルカでいいよ!堅苦しいのは苦手だしね♪」

私は笑顔で奏さんにそう言った。

「なら、私のことも奏でいいよ!」

奏さんもそう言ってくれたので私も、奏と呼ぶことにした。

「私が、この世界に来たのはこの剣の世界を救う為なの!」

私は少しずつ奏に話始めた。

「この世界に初めて来たんだよね?なのに何故わざわざ別世界からこの世界を救いに来たの??」

奏は少し不思議に思ったのかそう聞いて来る。確かにそうだ、この世界に関係のない私にはこの世界を助けるメリットがない。だが、今は訳が違う。私達の世界の例の薬がこの世界、だけでなく他、3世界に出回ってしまっているのだ!その薬の回収と使用者の撃破を私がしなければならないのだ。

「実はね……」

私はこの剣の世界に来た理由を目の前の奏に話始めた

「なるほど、つまりはハルカの世界からその能力剤ってやつが盗まれ私達の世界に転送され、ハルカがその薬の回収と使用者の撃破をしに来たわけね!」

奏は理解が早かった。理解が早かったので私は内心少しホッとしていた。まだ奏では敵味方わからないのに。襲われたら時はその時だ!私は無力ではないから大丈夫なはず。まぁ話を聞く限りそうではないと思えるけど警戒していた方がいいかなっと私は思っていた。

「まぁ、そんなところね!」

私はそう答えた。

「じゃあ私と目的は似てるね!」

すると奏は立ち上がりそう言った。

「えっ、じゃあ奏も?」

私は確信が持てないまま奏に聞いた

「まぁ私の場合は自由な世界を支配しようとかする奴等が許せないからだけどね!」

奏は少し暗い表情をしながら言った。

「なるほど、ね……」

私も少し暗い表情になりつつ返事をした

「そう言うことで、私と一緒に敵を倒さない??」

私は暗い表情のまま次に何を言うか悩んでいたら、奏がそう私に提案してきたのだった。
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(1件)

suiran
2018.09.03 suiran

こんにちは、翠嵐です。
今回、別世界への能力剤が、転送されて、新たな戦いが始まるのですね!
剣の世界では、また新しいキャラ、奏ちゃんとの遭遇が、可愛らしいと思いました!
次からまたハルカちゃんと、奏ちゃんがどうなるか楽しみにしてます!

村山  りょう
2018.09.03 村山 りょう

こんにちは♪
今回から別世界編スタートです!まずハルカは、剣の世界へ!そして新たなキャラ奏の登場。果たして次回、ハルカと奏はどうなるのか!?楽しみにお待ち下さいね!また少しかかってしまうかもしれませんが……。

解除

あなたにおすすめの小説

彼はもう終わりです。

豆狸
恋愛
悪夢は、終わらせなくてはいけません。

これが普通なら、獣人と結婚したくないわ~王女様は復讐を始める~

黒鴉宙ニ
ファンタジー
「私には心から愛するテレサがいる。君のような偽りの愛とは違う、魂で繋がった番なのだ。君との婚約は破棄させていただこう!」 自身の成人を祝う誕生パーティーで婚約破棄を申し出た王子と婚約者と番と、それを見ていた第三者である他国の姫のお話。 全然関係ない第三者がおこなっていく復讐? そこまでざまぁ要素は強くないです。 最後まで書いているので更新をお待ちください。6話で完結の短編です。

私がいなくなった部屋を見て、あなた様はその心に何を思われるのでしょうね…?

新野乃花(大舟)
恋愛
貴族であるファーラ伯爵との婚約を結んでいたセイラ。しかし伯爵はセイラの事をほったらかしにして、幼馴染であるレリアの方にばかり愛情をかけていた。それは溺愛と呼んでもいいほどのもので、そんな行動の果てにファーラ伯爵は婚約破棄まで持ち出してしまう。しかしそれと時を同じくして、セイラはその姿を伯爵の前からこつぜんと消してしまう。弱気なセイラが自分に逆らう事など絶対に無いと思い上がっていた伯爵は、誰もいなくなってしまったセイラの部屋を見て…。 ※カクヨム、小説家になろうにも投稿しています!

初夜に「君を愛するつもりはない」と夫から言われた妻のその後

澤谷弥(さわたに わたる)
ファンタジー
結婚式の日の夜。夫のイアンは妻のケイトに向かって「お前を愛するつもりはない」と言い放つ。 ケイトは知っていた。イアンには他に好きな女性がいるのだ。この結婚は家のため。そうわかっていたはずなのに――。 ※短いお話です。 ※恋愛要素が薄いのでファンタジーです。おまけ程度です。

不和の次元: 私たちは次元21に送られました。そして、彼らが隠れようと、戦おうと、泣こうとも、私たちは彼らを征服します。

ベラスケス
ファンタジー
原初の神々が支配する世界では完璧が支配していたが、その完璧が混沌の中から人類を脅かす「異端」と呼ばれる存在を生み出した。神々は人間を戦争に参加させることを決め、異端者から身を守るために特別な能力を持つ「兄弟団」を作る。 しかし、5番目の女神イザベルは規則に背き、特別な能力を持たない社会のはみ出し者たちと「征服する姉妹団」を結成する。これが神々との内部対立を生み、「征服の姉妹団」に対する差別が広まった。 すべてが変わったのは、異端者たちがかつてないほど獰猛になった過酷で敵対的な21番目の次元が現れたときだった。マリアをリーダーとする "征服者 "たちは、他の姉妹団に対して謎めいた致命的な武器を使用した。しかし、トリニティ同胞団のリーダー、ナオトはマリアに歯向かったが、女神プリエの介入により、征服者たちは21次元で単独で異端者との戦いを強いられることになった。 物語は、過酷な世界を生き抜き、自らの罪と向き合うパスファインダーたちの姿を描く。ディスコードの次元』は、神々と神秘的な力、そして完璧がもろい世界で生き残ろうとする人類の闘いを描いた、手に汗握るサーガである。

魔女の一撃

花朝 はな
ファンタジー
アストリットは通っていた貴族学校の課外授業で、他国からの侵略者に遭遇する。攻撃を受けようとしたとき、魔女の力に目覚める。 この世界では、魔女は処刑の対象ではなく、敬われ、憧れられる存在だった。 そんな己の力を自覚したアストリットに対し、腹黒国王は父の爵位をあげ、さらに婚約者をあてがう。魔女とはいえ、貴族のアストリットは流されるかの如く、すべてを受け入れなければならなかった。 アストリットは国所属の魔女として嫌が応なしに戦に駆り出され、国防を担っていく。だが、アストリットは今の状況もすべて事前にわかっており、どうすればよいかも知っていた。頭の回転が鈍い押し付けられた婚約者の王弟も、国のためだけに働かせようとした国王も全部捨てて家族と仲の良い人々と共に暮らすために、実績作りに精を出していく。 この作品はなろうとカクヨムにも公開しています。

「おまえを愛することはない!」と言ってやったのに、なぜ無視するんだ!

七辻ゆゆ
ファンタジー
俺を見ない、俺の言葉を聞かない、そして触れられない。すり抜ける……なぜだ? 俺はいったい、どうなっているんだ。 真実の愛を取り戻したいだけなのに。

夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました

氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。 ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。 小説家になろう様にも掲載中です

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。