ワールド星戦記

村山 りょう

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第1章 ハルカの初戦闘と強襲作戦

第3話「星の能力再確認」

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(次の日、ハルカの部屋)

「おっはよう~、お姉ちゃん♪」

妹のアリアが、ハルカを起こしに来る

「う~ん」

起こしに来たアリアに、ハルカは返事のみでまだ起きない

「起きてってば~!」

起きないハルカにアリアは、ハルカの布団を取る

「うぅ~、まだ眠いのに~」

ハルカは寝ぼけ状態で、アリアに答える

「まだ眠いのに~~、じゃないでしょう!!例の女の研究員さんだっけ?お姉ちゃんを迎えに来て外で待ってるよ」

寝ぼけ状態のハルカに、アリアは注意をしつつ迎えが来ていることを伝える

「そう言えば、今日も迎えに来るって言ってたんだった。すぐに準備しないと」

ハルカはそう言うと慌て出し、即座に準備を始める

「もうお姉ちゃん、あの人待たせているんだから急ぎなよ?」

アリアはハルカにそう言い残し、ハルカの部屋を後にする

「すぐに行くって、伝えといて!」

部屋を後にするアリアに、ハルカはそう言う

「わかった~」

(星川家、玄関の外)

「う~ん、まだかしら?」

ハルカを迎えに来たリゼッタは、腕時計を確認しながらそう言葉にする

(ガチャッ)

星川家の玄関扉が開き、中からハルカの妹が出て来る

「お姉ちゃんは、もうすぐ来るそうです」

アリアは、待つリゼッタにそう答える

「えーと、あなたは妹さんでしたよね?自己紹介がまだでした。私は研究員のリゼッタです」

そう言うと、リゼッタはアリアに自己紹介をする

「あっ、えっと、私はお姉ちゃん・・・、星川ハルカの妹の、星川アリアです」

アリアもリゼッタに、自己紹介をする

「星川アリアさんね、よろしくね♪」

リゼッタは笑顔で、そう答え挨拶する

「こちらこそよろしくです。えっと、それじゃあ私は、学校があるので行きますね」

アリアも挨拶した後、学校へ向かう為歩きだした

(ガチャッ)

玄関の扉が開いた後、ハルカが出て来る

「あ、アリア行ってらっしゃい~!」

出て来たハルカは、アリアは見送る

「あ、お姉ちゃんだ。行ってきます~♪」

ハルカの声に気づいたアリアは、そう言い残し学校に向かうのだった

「玄関の鍵を閉めてっと、お待たせしてすみませんリゼッタさん」

家の玄関の鍵を閉めたハルカは、リゼッタ待つ方へと歩きつつそう答えた

「遅いですよハルカさん、それじゃあ私達も行きましょう」

リゼッタはハルカにそう問いかけつつ、車に乗る

「あ、私も車に乗らないと」

ハルカはそう言うと、リゼッタの車に乗り込む

「じゃあ、研究所に向かうわね」

リゼッタはそう言葉にし、車を出す

「リゼッタさん、今日、例の場所に行くんですよね?」

ハルカは、リゼッタに問いかける

「その事何だけど、例の場所に行くのを1日ずらした明日にして、今日はハルカさん、あなたの能力をもう一度確認したいのよね」

ハルカの質問に、リゼッタはもう一度能力を確認したいと言う

「昨日したので大丈夫なはずでは?」

ハルカはリゼッタの、能力確認のことに疑問を思う

「それが、昨日の戦いを所長室から見てたんだけどね、ハルカさん、あなたあの敵をどうやって倒したか覚えてるかしら?」

疑問を持って質問してきたハルカに、リゼッタは昨日の戦闘のことをハルカに聞く

「えっ、どうやってって、リゼッタさんにも見せた技、スターミサイルで倒したんじゃあ?」

昨日のことを聞いてきたリゼッタに、ハルカはこう答える

「違うわ。あの時、ハルカさんあなたは、迫り来る相手に突然両手を前に出し、巨大な光を生み出して爆発へと相手を巻き込み倒したのよ」

リゼッタの答えに、ハルカ少し驚いた様子になる

「えっ、そうだったっけ??よく覚えてないや・・・」

ハルカは少し驚いた後、手で頭を抱え悩む

「よく覚えていないならいいわ。(っとなると無意識に両手を前に出して何かを発動したと考えるべきね)」

リゼッタはそう答え頭の中で考えた直後、着いた研究所の駐車場に車を止めて、車を降りるのだった

(研究所)

「私も降りなきゃ」

そう言ってハルカも車を降りる

「さっ、一度所長室に顔を出してトレーニングルームに向かうわよ」

リゼッタはハルカにそう声をかけると、研究所の中へと歩き出す。ハルカも歩きだしたリゼッタを追って歩きだすのだった

(研究所の所長室前)

コン、コン、コン、

「所長、リゼッタです」

リゼッタが扉をノックした後、そう声をかける

「入れ」

そして中から、所長の声がした

(ガチャッ)

扉を開けてリゼッタとハルカは、所長室へと入る

「ハルカさん、リゼッタから能力再確認のことを聞いているね?」

ハルカの方を向き所長が、問いかける

「はい、聞いています」

ハルカは返事をする

「では、トレーニングルームへ行ってくれ。そこで別の研究員が、ハルカさんの能力を調査する為待っているはずだ」

所長は、リゼッタとハルカにトレーニングルームへ行くように言う

「行きましょう、ハルカさん」

リゼッタはハルカにそう声をかけ、歩きだして所長室を出る。それに続きハルカも歩きだし、所長室を後にするのだった

(研究所地下1階、トレーニングルーム)

「やっと来ましたね」

リゼッタとハルカがエレベーターから降りると、リゼッタと同じく白衣を着た一人の男が、二人に声をかける

「お待たせしてすみません優斗さん。こちらが星の能力を持つ、星川ハルカさんです」

リゼッタは目の前の人物に謝りつつ、一緒に連れてきたハルカを紹介する

「君がハルカさんだね?僕の名は優斗。気軽にユウトって呼んでくれ」

優斗はハルカに、自己紹介をする

「あっ、はい。えっと星川ハルカです。よろしくです」

ハルカは緊張しながら、答える

「さて、ハルカさん、能力を確認するからそこに準備しといたベッドに横になってくれるかな?」

優斗はベッドのある方に指を指しつつ、ハルカに声をかける

「は、はい」

未だに緊張しているハルカ。返事をして、言われた通りベッドに横になる

「ちょっと軽く検査をするから、目を閉じてくれるかい?」

優斗はハルカに、目を閉じるように言う

「はい」

返事をしたハルカは、目を閉じる

「さてと、検査開始!」

優斗はそう言葉にすると、ベッドの近くにあるボタンを押した

(ポチッ)

すると、ハルカが横になっているベッドが黄緑色に光出した。その直後優斗は近くにあるパソコンに向かう

「えーと、何々・・・」

優斗は、パソコンを見て何かを確認しているようだった。すると、リゼッタがパソコンを見ている優斗の近くまで来る

「何を見ているの?」

リゼッタは、優斗に問いかける

「これは、ハルカさんの能力データだよ。ハルカさんに横になってもらったあのベッドは特別でね、横になった人物のデータが取れるように、僕が開発したんだ」

優斗は変わらずパソコンで、ハルカのデータを見つつリゼッタにそう答える

「それは、すごいわね」

それを聞いたリゼッタは、そう言葉にする

「ん?これは・・・」

すると突然、パソコンを見ている優斗が何かを見つけたのかそれを気にかける

「どうしたの?」

気になったリゼッタは、優斗に声をかける

「もしかすると、この星の能力は相当すごい能力かも知れない」

優斗は何かを確信したかのように、そう言葉にする

「どういうことよ?」

気になるリゼッタは、優斗に問いかける

「それは、所長室に行ってから説明するよ。それと、ハルカさんお疲れ様。無事に終わったよ」

優斗はリゼッタにそう声をかけた後、能力確認及び検査が終わったことをハルカに伝える

「は、はい。」

返事をしたハルカは、起き上がりベッドから降りる

「じゃあ、所長室に行こうか」

優斗はそう言ってエレベーターの方へと歩きだし、リゼッタとハルカもそれに続き、3人はエレベーターに乗り所長室へと向かうのだった

(研究所の所長室前)

「所長、失礼します。ハルカさんの、能力再確認が終わりました」

優斗はそう言うと、所長室の扉を開け中へと入る

「っで優斗、ハルカさんの能力のことで何か分かったのか?」

所長は、能力再確認のことを優斗に聞く

「はい、分かったことがいくつかあります。まず星の能力は使う人物の想像力で、威力や正確性が変わります。それとこの星の能力ですが、ハルカさんの想像力次第で攻撃だけでなく、自身の体を一時的に強化することも可能かと思います」

優斗は能力のことを、詳しく説明をする

「自身の体を一時的に強化ですか??」

能力のことで気になったリゼッタは、優斗に問いかける

「そうだよ。ハルカさんの想像次第で、一時的に体を強化することが可能だ」

リゼッタの問いかけに、優斗は答える

「体を一時的に強化・・・(もしそれが本当なら使ってみたい)」

ハルカはそう言葉にした後、何かを考え始めた様子だった

「使ってみたいって顔してるね?」

優斗はハルカに、そう問いかける

「はい。一時的でも、体の強化が可能なら戦闘も少しは有利になるかと思いまして・・・」

問いかけられたハルカは、そう言葉にする

「なら、今からもう一度トレーニングルームへ行き、試して見るかい?」

優斗はハルカに、そう提案する

「いいのですか?」

ハルカは優斗に、こう問いかける

「所長、いいですよね?」

ハルカに問いかけられた優斗は、所長に確認をする

「いいだろう。だが明日には必ずハルカさんには闇の市街地へ強襲に行ってもらうぞ。例えその強化が使えなくてもだ!」

所長は許可をした後、そう言葉にした

「許可も降りたことだし、もう一度トレーニングルームに行こうか」

優斗はそう言葉にし、ハルカを連れて再びトレーニングルームへと向かうのだった。
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