151 / 241
逃亡編
ラリマの探求心
しおりを挟む
「健康診断? 」
シズがアベンチュレに帰って来た次の日、ラリマが朝ご飯を持ってシズの元へ来た。
「カンダは脱走してどこに行ったか分からないからな。何か菌を持ち込んでないか病院で検査するんだ」
「なるほど」
シズは頷く。
「午後二時に病院の車が迎えに来る。まあ僕が迎えに来るから歯磨きちゃんとしときたまえ」
「ご飯食べていいの? 」
「軽い検査だから大丈夫だ。けど昼食はなしだ。あとこれ頼まれていたものだ」
「おお! サンキュ! 」
ラリマから十二年戦争に関する本を貰う。昨日シラーに頼んでいた。
「バカでも分かる本だ。教科書よりも優しい本だ」
「そりゃどーも」
シズは本のページをめくる。
「マッシュ」
「マーシー・ラリマだ。他にまだ何かいるのか? 」
「違う。迷惑かけて悪かったな」
「本当にな」
ラリマは即答だった。
「脱走したくせにこんな良い部屋貰ってさ」
「え、良い部屋なの? ここ」
シズが周りを見る。
「お偉いさんが入る拘束室だ。ここ遠いのだよ。離れていて今この階は人が入っていないし、極楽部屋だろう? 」
「そうでもないけどな」
拘束室はしょせん拘束室だとシズは思う。
「この贅沢女が !君は特別扱い過ぎる! 三点のくせに! 」
「久々に聞いたな、三点。お前学生時代引きずるタイプか? 」
「君のそういう所凄く嫌いだよ」
「ごめんね」
ラリマはカンダの拘束室を出ると国民局五階にある八局フロアに戻った。
「シラーさん、口に何か付いていますよ」
入り口すぐで、シラーが女性八局員に呼び止められていた。
「え? 」
シラーは口の右側を触る。
「反対です」
シラーは左側を触り、指に付いたものを見た。
「ああ、さっき食べたチョコレートだな」
シラーは照れたように笑い首の後ろを触りながら笑った。そしてラリマに気が付いた。
「おお、ラリマごめん邪魔だったか? 」
「いや。シラーさんどこか行くんですか? 」
「ちょっとトイレに。一応口元洗ってくるよ」
シラーは八局フロアを出て行く。
「シラーさんって緊張したり照れる時、首の後ろを触るよね」
「そうなんですか? 」
カザンは知らなかった。
「可愛いよね」
ああいうのが可愛いのかとラリマは真面目に考えていた。
「ラリマ! 」
シプリン局長がラリマの方にやって来る。
「少し話がある。着いてきなさい」
「は、はい!」
ラリマはシプリンについていき別室に入る。するとすぐに資料を渡された。
「これは? 」
尋ねながら、ラリマ受け取る。
「昨日私がまとめたものだ。あり得ない話だが、ダルコ氏達の証言と合わせると裏は取れている。この事を知っているのは八局では私とシラーだけだ。四局はハクエンとセッシサン、あとはオドー班とカラミン班が知っている」
シプリンは舌打ちをした。カラミンの名前を口にするのも嫌だった。
「お前にも話しておいた方がいいと思ってな。読んでおいて。読み終わったら、私に返して」
シプリンが出て行ったあと、ラリマは調書を読んだ。はっきり言って「コイン」の話はファンタジーのようだった。けれどシプリンが真面目に言っているのだからファンタジーでは終わらせられないのであろう。二度読み返し、ラリマはシプリンに書類を返した。
「どう思った? 」
「正直、よく分かりません」
「だろうな」
シプリンは笑った。
「ラリマ」
「はい」
「カンダの事気に掛けてやっておいてくれ。同期の方が話やすいだろう」
「……はい」
悪態はつくが、それが話しやすさに繋がるかどうかは微妙だな、とラリマは思った。トイレに行くのに廊下へ出る。すると同じ階にある七局フロアからプライト七局長が出てきた。すれ違いざま礼をする。プライトは手を上げて応える。そのままラリマはトイレに行きまた個室に籠った。そして前にライターを握ったペルセ・プライトを思い出す。あのエレベーターからカルカ副局長が降りてきた。プライトの横顔はラリマから見ても焦っていた。蝋燭が王子。ライターがプライト。マッチは。
昼になりラリマはフーメンを食べ、食堂を出ると階段を上るカザンを見つけた。
「カザン! 」
カザンは立ち止まり、振り返る。
「ラリマ君。なんですか? 」
「ちょっと聞きたいんだが。カンダについて」
「カンダさん? 」
「今朝シプリン局長に聞いた。コインの事……」
カザンが周りを見る。
「もう少し上に行って話しましょう」
そのまま上がり踊り場で立ち止まった。
「コインの何が聞きたいんですか?」
「あれは、事実なのか? 」
「さあ。正直分かりません。けど、カーネスは自ら証言していますし、サウザン氏も証言しています」
「それを仮定したらカンダもコインなんだよな?」
「ええ」
「じゃあカンダのコインは誰だ?もしかしてあの学生の時に九十七期生の写真に写っていたカンダのそっくりか? 」
「……それ知っていたんですね」
「カンダが馬鹿騒ぎしていたからね。そいつの名前は? 」
「……カンダさんに聞いてください」
「その言い方だとカザン名前知ってるんだ? 」
二人は声のした方を振り向くとアザムがいた。カザンは顔を苦くする。
「確かカザンのお兄さん九十七期生だったよね?」
「それが? 」
「何か知っているのかなって? 」
「さあ。けど僕も四局なのでそれなりに調べているって事です。じゃあ」
カザンが離れる。ラリマも迷ってそれに着いて行く
「あまりこの件について局内で喋るな」
カザンの背中に向かって言う。そしてアザムはラリマにも言うように横目で見た。
「局内にも潜り込んだ危ない奴がいるかもしれないからな」
「……危ない奴とは? 」
カザンが聞く。
「よその危ない奴がね」
アザムは小さく呟いた。
「え? 」
カザンには聞こえなかった。だが、ラリマには聞こえた。
「危ない奴は危ない奴だよ。不用心はよくないよ」
アザムは階段を上り、二人を追い越していった。よその危ない奴。もしかしてそれがマッチの事だろうかとラリマは考えた。そして一階でカザンと別れるとカンダに会うのに八局棟に行く事にした。
シズがアベンチュレに帰って来た次の日、ラリマが朝ご飯を持ってシズの元へ来た。
「カンダは脱走してどこに行ったか分からないからな。何か菌を持ち込んでないか病院で検査するんだ」
「なるほど」
シズは頷く。
「午後二時に病院の車が迎えに来る。まあ僕が迎えに来るから歯磨きちゃんとしときたまえ」
「ご飯食べていいの? 」
「軽い検査だから大丈夫だ。けど昼食はなしだ。あとこれ頼まれていたものだ」
「おお! サンキュ! 」
ラリマから十二年戦争に関する本を貰う。昨日シラーに頼んでいた。
「バカでも分かる本だ。教科書よりも優しい本だ」
「そりゃどーも」
シズは本のページをめくる。
「マッシュ」
「マーシー・ラリマだ。他にまだ何かいるのか? 」
「違う。迷惑かけて悪かったな」
「本当にな」
ラリマは即答だった。
「脱走したくせにこんな良い部屋貰ってさ」
「え、良い部屋なの? ここ」
シズが周りを見る。
「お偉いさんが入る拘束室だ。ここ遠いのだよ。離れていて今この階は人が入っていないし、極楽部屋だろう? 」
「そうでもないけどな」
拘束室はしょせん拘束室だとシズは思う。
「この贅沢女が !君は特別扱い過ぎる! 三点のくせに! 」
「久々に聞いたな、三点。お前学生時代引きずるタイプか? 」
「君のそういう所凄く嫌いだよ」
「ごめんね」
ラリマはカンダの拘束室を出ると国民局五階にある八局フロアに戻った。
「シラーさん、口に何か付いていますよ」
入り口すぐで、シラーが女性八局員に呼び止められていた。
「え? 」
シラーは口の右側を触る。
「反対です」
シラーは左側を触り、指に付いたものを見た。
「ああ、さっき食べたチョコレートだな」
シラーは照れたように笑い首の後ろを触りながら笑った。そしてラリマに気が付いた。
「おお、ラリマごめん邪魔だったか? 」
「いや。シラーさんどこか行くんですか? 」
「ちょっとトイレに。一応口元洗ってくるよ」
シラーは八局フロアを出て行く。
「シラーさんって緊張したり照れる時、首の後ろを触るよね」
「そうなんですか? 」
カザンは知らなかった。
「可愛いよね」
ああいうのが可愛いのかとラリマは真面目に考えていた。
「ラリマ! 」
シプリン局長がラリマの方にやって来る。
「少し話がある。着いてきなさい」
「は、はい!」
ラリマはシプリンについていき別室に入る。するとすぐに資料を渡された。
「これは? 」
尋ねながら、ラリマ受け取る。
「昨日私がまとめたものだ。あり得ない話だが、ダルコ氏達の証言と合わせると裏は取れている。この事を知っているのは八局では私とシラーだけだ。四局はハクエンとセッシサン、あとはオドー班とカラミン班が知っている」
シプリンは舌打ちをした。カラミンの名前を口にするのも嫌だった。
「お前にも話しておいた方がいいと思ってな。読んでおいて。読み終わったら、私に返して」
シプリンが出て行ったあと、ラリマは調書を読んだ。はっきり言って「コイン」の話はファンタジーのようだった。けれどシプリンが真面目に言っているのだからファンタジーでは終わらせられないのであろう。二度読み返し、ラリマはシプリンに書類を返した。
「どう思った? 」
「正直、よく分かりません」
「だろうな」
シプリンは笑った。
「ラリマ」
「はい」
「カンダの事気に掛けてやっておいてくれ。同期の方が話やすいだろう」
「……はい」
悪態はつくが、それが話しやすさに繋がるかどうかは微妙だな、とラリマは思った。トイレに行くのに廊下へ出る。すると同じ階にある七局フロアからプライト七局長が出てきた。すれ違いざま礼をする。プライトは手を上げて応える。そのままラリマはトイレに行きまた個室に籠った。そして前にライターを握ったペルセ・プライトを思い出す。あのエレベーターからカルカ副局長が降りてきた。プライトの横顔はラリマから見ても焦っていた。蝋燭が王子。ライターがプライト。マッチは。
昼になりラリマはフーメンを食べ、食堂を出ると階段を上るカザンを見つけた。
「カザン! 」
カザンは立ち止まり、振り返る。
「ラリマ君。なんですか? 」
「ちょっと聞きたいんだが。カンダについて」
「カンダさん? 」
「今朝シプリン局長に聞いた。コインの事……」
カザンが周りを見る。
「もう少し上に行って話しましょう」
そのまま上がり踊り場で立ち止まった。
「コインの何が聞きたいんですか?」
「あれは、事実なのか? 」
「さあ。正直分かりません。けど、カーネスは自ら証言していますし、サウザン氏も証言しています」
「それを仮定したらカンダもコインなんだよな?」
「ええ」
「じゃあカンダのコインは誰だ?もしかしてあの学生の時に九十七期生の写真に写っていたカンダのそっくりか? 」
「……それ知っていたんですね」
「カンダが馬鹿騒ぎしていたからね。そいつの名前は? 」
「……カンダさんに聞いてください」
「その言い方だとカザン名前知ってるんだ? 」
二人は声のした方を振り向くとアザムがいた。カザンは顔を苦くする。
「確かカザンのお兄さん九十七期生だったよね?」
「それが? 」
「何か知っているのかなって? 」
「さあ。けど僕も四局なのでそれなりに調べているって事です。じゃあ」
カザンが離れる。ラリマも迷ってそれに着いて行く
「あまりこの件について局内で喋るな」
カザンの背中に向かって言う。そしてアザムはラリマにも言うように横目で見た。
「局内にも潜り込んだ危ない奴がいるかもしれないからな」
「……危ない奴とは? 」
カザンが聞く。
「よその危ない奴がね」
アザムは小さく呟いた。
「え? 」
カザンには聞こえなかった。だが、ラリマには聞こえた。
「危ない奴は危ない奴だよ。不用心はよくないよ」
アザムは階段を上り、二人を追い越していった。よその危ない奴。もしかしてそれがマッチの事だろうかとラリマは考えた。そして一階でカザンと別れるとカンダに会うのに八局棟に行く事にした。
0
お気に入りに追加
40
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!

巻添え召喚されたので、引きこもりスローライフを希望します!
あきづきみなと
ファンタジー
階段から女の子が降ってきた!?
資料を抱えて歩いていた紗江は、階段から飛び下りてきた転校生に巻き込まれて転倒する。気がついたらその彼女と二人、全く知らない場所にいた。
そしてその場にいた人達は、聖女を召喚したのだという。
どちらが『聖女』なのか、と問われる前に転校生の少女が声をあげる。
「私、ガンバる!」
だったら私は帰してもらえない?ダメ?
聖女の扱いを他所に、巻き込まれた紗江が『食』を元に自分の居場所を見つける話。
スローライフまでは到達しなかったよ……。
緩いざまああり。
注意
いわゆる『キラキラネーム』への苦言というか、マイナス感情の描写があります。気にされる方には申し訳ありませんが、作中人物の説明には必要と考えました。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる