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逃亡編
深夜の墓参り
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四局に挟まれたカーネスはいたって冷静だった。
「なぜ僕が今夜ここに来る事が分かったんだ? 」
カーネスにとって素直な疑問だった。
「そうだね。夜は長いから少し説明してあげましょうか」
カラミンは楽しそうに話し始めた。
「あなたはコインを引っくり返す能力がある。聞いた話じゃこっちの世界とここじゃないどっかの世界の人物を入れ替えるそうですね」
カーネスは、滑稽そうに喉を鳴らした。
「そんなふざけた話、堅物な城人さんが信じるのか? 」
「半信半疑ですよ。半分というか八割疑っている。けれど無視できなくてね。サウザン氏ご存じですよね? 」
カーネスは帽子の影から目を見せた。だが、返事はしなかった。
「四局の人間が私情を挟んでボコボコにしちゃって、喋れないぐらい顔を腫らしたんですけどやっと喋れるようになって。前はとても四局の事を馬鹿にしていたのに、今じゃ怯えて沢山話してくれましたよ。カーネスという風変わりな男に大金払って娘とそっくりな男を連れて来て貰ったってね。そこまで言われたらうちは無視できない」
カーネスは舌打ちをした。静かな暗い墓地によく響いた。
「その私情で、サウザン氏をボコボコにした四局員、誰か分かりますか? 」
「僕が分かる訳ないだろう」
「シズ・カンダ」
カーネスは顎を上げるとカラミンをしっかりと見た。カラミンも目をそらさない。
「それとミトス・スイドもご存じですね? 墓参り来てますもんね。シズ・カンダと顔がそっくりな男。二人はコイン? 」
カーネスは口を開かない。
「まあ俺の憶測です。まだ憶測の話を続けますよ。コインを引っくり返すには条件が二つあるそうですね。一つは異性である事。もう一つは入れ替えである事。だからカンダがこの世界にいる時、ミトス・スイドはこの世界にいる事はできない。ここでもうひとつのお話。村の子から毎年十月二十三日のミトス・スイドの親族の命日に必ず花が供えてあると聞きました。去年までずっと。もうお気づきでは? カーネス」
「僕には何も分からないね」
カーネスはすっとぼけた。
「去年の十月、カンダは確実に、ペタにいた。学校に通っていた。一日たりとも休んでいない。ミトス・スイドは去年墓参りをしていない。できなかったんだ。じゃあ代わりの誰かが花を供えに来た。カーネス、お前の最後の目撃情報は、フェナ。お前、ミトス家と関わりがあったんだろう? 」
「ミトス・スイドが九十七期生の悲劇から生き残った事は認めるんだな? 」
カーネスは言った。それにカラミンはにたりと勝ち誇った笑みを浮かべた。
「ミトス・スイドが生き残りだと知っているということはやっぱり近い関係だったって事だよね? 」
カーネスは顔を腹立たしさに任せて歪めた。
「お前がここにいる理由なんてもうどうでもいいだろーが」
二人の長い話に痺れを切らしたオドーが叫んだ。
「話は八局室でゆっくり聞けばいい。お前は機密手配人。俺ら四局。捕まえる理由はひとつ」
オドーは唇を舐めると警棒を出した。
「それが仕事だからだ」
オドーは一気にカーネスとの距離を詰め警棒を振りかざした。カーネスは帽子を残して、横に逃げた。濃いネイビーの髪が乱れ舞う。
「早えーな、畜生」
カーネスの想像以上の機敏さに、思わずオドーは零した。
「あーあ、墓参りなんて来るもんじゃないな。今年でやめよう」
カーネスは飄々とそう零し、身だしなみを整える。そして二人に手を振った。
「僕は何年、四局から逃げていると思っているんだよ。二人で来るなんて甘いよ。悪いけど帰らせて貰うよ」
カーネスはマントを翻し走る。その背中を見てカラミンが呟く。
「相当こっちは辛口で来ているけどね」
木の上からリョークがカーネスの前に飛び降りる。そして警杖を振り回しカーネスを追い詰める。
「おらおらおら!」
リョークの攻撃をかわしながら後ろへ下がっていたカーネスだが、左上から降りかかって来た警杖を左手で掴んだ。
「ガサツだね、君」
リョークは嬉しそうに口端を上げた。その表情にカーネスは何かを察したが、間に合わなかった。カーネスの顔は幹に押し付けられていた。アシスの警棒が地面に転がっている。邪魔だとさっきアシス自身で放り投げたのだ。アシスはカーネスの顔を鷲摑みにしたまま離さない。
「大丈夫よ。骨を砕いたりなんかはしないから。サウザン氏みたいに喋れなくなったら困るからね」
カーネスがアシスの手首を掴む。棒みたいな腕の割に強い握力にアシスは驚いた。オドーがいつの間にか傍にいてカーネスの手首を掴む。オドーのもう片方の手には手錠があった。
「御用だ、カーネス」
アシスの手首を掴んだ腕にオドーは手錠をかけた。カーネスは目を見開きアシスの脇腹を蹴った。急所に入ったアシスはカーネスを掴む力を緩めてしまった。隙を逃さずカーネスは懐からナイフを取り出した。
「ローズ! 」
オドーがアシスを庇う。ナイフの先はオドーの左腕を掠めた。
「オドーさん! 」
アシスが叫ぶ。カーネスが逃げる。
「待てコラァ! 」
リョークが追いかける。
「オドーさん、血が! 」
「いい! お前も追いかけろ! 絶対逃がすな! 」
アシスはうろたえながらも頷き、リョークの後を追いかけた。
「オドー大丈夫? 俺こんな事もあろうかと救急セット持ってきたんだ」
カラミンが懐中電灯でオドーの傷口を見る。
「血が出てるわりに傷は浅いよ! 」
カラミンがオドーの傷口を叩く。痛みにオドーは叫んだ。
「あ、ごめん。勢い余って」
「カーネスよりお前をぶっ殺してぇ! ってかお前も行けよ! 」
オドーはカラミンの胸倉を掴み怒鳴る。
「分かった分かった。行くから。じゃあちゃんと自分で消毒するんだよ」
「うるせぇささっと行け! このアホンダラ! 」
オドーがカラミンの背中に包帯を投げつけると、カラミンは逃げるようにアシス達が消えた方へ走っていく。
「なぜ僕が今夜ここに来る事が分かったんだ? 」
カーネスにとって素直な疑問だった。
「そうだね。夜は長いから少し説明してあげましょうか」
カラミンは楽しそうに話し始めた。
「あなたはコインを引っくり返す能力がある。聞いた話じゃこっちの世界とここじゃないどっかの世界の人物を入れ替えるそうですね」
カーネスは、滑稽そうに喉を鳴らした。
「そんなふざけた話、堅物な城人さんが信じるのか? 」
「半信半疑ですよ。半分というか八割疑っている。けれど無視できなくてね。サウザン氏ご存じですよね? 」
カーネスは帽子の影から目を見せた。だが、返事はしなかった。
「四局の人間が私情を挟んでボコボコにしちゃって、喋れないぐらい顔を腫らしたんですけどやっと喋れるようになって。前はとても四局の事を馬鹿にしていたのに、今じゃ怯えて沢山話してくれましたよ。カーネスという風変わりな男に大金払って娘とそっくりな男を連れて来て貰ったってね。そこまで言われたらうちは無視できない」
カーネスは舌打ちをした。静かな暗い墓地によく響いた。
「その私情で、サウザン氏をボコボコにした四局員、誰か分かりますか? 」
「僕が分かる訳ないだろう」
「シズ・カンダ」
カーネスは顎を上げるとカラミンをしっかりと見た。カラミンも目をそらさない。
「それとミトス・スイドもご存じですね? 墓参り来てますもんね。シズ・カンダと顔がそっくりな男。二人はコイン? 」
カーネスは口を開かない。
「まあ俺の憶測です。まだ憶測の話を続けますよ。コインを引っくり返すには条件が二つあるそうですね。一つは異性である事。もう一つは入れ替えである事。だからカンダがこの世界にいる時、ミトス・スイドはこの世界にいる事はできない。ここでもうひとつのお話。村の子から毎年十月二十三日のミトス・スイドの親族の命日に必ず花が供えてあると聞きました。去年までずっと。もうお気づきでは? カーネス」
「僕には何も分からないね」
カーネスはすっとぼけた。
「去年の十月、カンダは確実に、ペタにいた。学校に通っていた。一日たりとも休んでいない。ミトス・スイドは去年墓参りをしていない。できなかったんだ。じゃあ代わりの誰かが花を供えに来た。カーネス、お前の最後の目撃情報は、フェナ。お前、ミトス家と関わりがあったんだろう? 」
「ミトス・スイドが九十七期生の悲劇から生き残った事は認めるんだな? 」
カーネスは言った。それにカラミンはにたりと勝ち誇った笑みを浮かべた。
「ミトス・スイドが生き残りだと知っているということはやっぱり近い関係だったって事だよね? 」
カーネスは顔を腹立たしさに任せて歪めた。
「お前がここにいる理由なんてもうどうでもいいだろーが」
二人の長い話に痺れを切らしたオドーが叫んだ。
「話は八局室でゆっくり聞けばいい。お前は機密手配人。俺ら四局。捕まえる理由はひとつ」
オドーは唇を舐めると警棒を出した。
「それが仕事だからだ」
オドーは一気にカーネスとの距離を詰め警棒を振りかざした。カーネスは帽子を残して、横に逃げた。濃いネイビーの髪が乱れ舞う。
「早えーな、畜生」
カーネスの想像以上の機敏さに、思わずオドーは零した。
「あーあ、墓参りなんて来るもんじゃないな。今年でやめよう」
カーネスは飄々とそう零し、身だしなみを整える。そして二人に手を振った。
「僕は何年、四局から逃げていると思っているんだよ。二人で来るなんて甘いよ。悪いけど帰らせて貰うよ」
カーネスはマントを翻し走る。その背中を見てカラミンが呟く。
「相当こっちは辛口で来ているけどね」
木の上からリョークがカーネスの前に飛び降りる。そして警杖を振り回しカーネスを追い詰める。
「おらおらおら!」
リョークの攻撃をかわしながら後ろへ下がっていたカーネスだが、左上から降りかかって来た警杖を左手で掴んだ。
「ガサツだね、君」
リョークは嬉しそうに口端を上げた。その表情にカーネスは何かを察したが、間に合わなかった。カーネスの顔は幹に押し付けられていた。アシスの警棒が地面に転がっている。邪魔だとさっきアシス自身で放り投げたのだ。アシスはカーネスの顔を鷲摑みにしたまま離さない。
「大丈夫よ。骨を砕いたりなんかはしないから。サウザン氏みたいに喋れなくなったら困るからね」
カーネスがアシスの手首を掴む。棒みたいな腕の割に強い握力にアシスは驚いた。オドーがいつの間にか傍にいてカーネスの手首を掴む。オドーのもう片方の手には手錠があった。
「御用だ、カーネス」
アシスの手首を掴んだ腕にオドーは手錠をかけた。カーネスは目を見開きアシスの脇腹を蹴った。急所に入ったアシスはカーネスを掴む力を緩めてしまった。隙を逃さずカーネスは懐からナイフを取り出した。
「ローズ! 」
オドーがアシスを庇う。ナイフの先はオドーの左腕を掠めた。
「オドーさん! 」
アシスが叫ぶ。カーネスが逃げる。
「待てコラァ! 」
リョークが追いかける。
「オドーさん、血が! 」
「いい! お前も追いかけろ! 絶対逃がすな! 」
アシスはうろたえながらも頷き、リョークの後を追いかけた。
「オドー大丈夫? 俺こんな事もあろうかと救急セット持ってきたんだ」
カラミンが懐中電灯でオドーの傷口を見る。
「血が出てるわりに傷は浅いよ! 」
カラミンがオドーの傷口を叩く。痛みにオドーは叫んだ。
「あ、ごめん。勢い余って」
「カーネスよりお前をぶっ殺してぇ! ってかお前も行けよ! 」
オドーはカラミンの胸倉を掴み怒鳴る。
「分かった分かった。行くから。じゃあちゃんと自分で消毒するんだよ」
「うるせぇささっと行け! このアホンダラ! 」
オドーがカラミンの背中に包帯を投げつけると、カラミンは逃げるようにアシス達が消えた方へ走っていく。
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