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第22話
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星矢の母が亡くなって2週間。
闘病生活も亡くなって終了した。
星矢の仕事もゆったりとした時間が流れた。
休学届を出していた星矢は
やっとこそ、学校に通うことができた。
久しぶりの学校に登校すると、
いつも、置物に扱われていた星矢も
久しぶりと口々にクラスメイトから
声をかけられた。
話したことない女子からも
挨拶されて、思いがけず頬がほころんだ。
先生が気をきかせて、
なぜ休みになったかの理由を説明してくれていた。不登校になったわけじゃなく、懸命な母の看病と妹のために家のことに専念すると聞いたクラスメイトたちは、高校生なのに苦労しているなと心揺れ動く生徒が多かった。
友達になるわけじゃなかったが、目で訴えて、何も言わずにぽんっと背中をたたく男子もいて、なんだか、このクラスメイトになれて初めて良かったと感じた。
名前は覚えていないが、
グッジョブと挨拶する人もいた。
金髪ツインテールの女子が、
話しかけてきた。
「工藤くん、がんばったね。
お疲れ様。
お母さん、大変だったね。」
「……う、うん。」
何と言えば、わからなかった。
亡くなったことを大きく言えないし、
こういう時どう返せばいいか。
「学校、おかえりだね。」
「……。」
静かに星矢は頷いた。
金髪ツインテールの女子は立ち去った。
半年以上同じクラスだというのに
名前をずっと覚えられない。
隣の女子でさえも顔も覚えていない。
昼休み、チャイムが鳴った。
「星矢くん!」
翔子先輩が、教室の出入り口前まで
迎えに来た。
久しぶりだった。
「あ、先輩!」
バックからお弁当を取り出して、
教室を出た。
「そのお弁当ってもしかして
自分で作った?」
「はい、卵焼き上手に作れるように
なりましたよ。」
「すっごぉ。
将来いい旦那になるわ。」
その言葉を聞いて、
クラスメイトの男子たちは
ざわついた。
「今って、男子は料理できないと
やばない?」
「そうだな。
工藤に教わればいいじゃないか。」
「うーん、それはまだハードルが高い。」
星矢と翔子はいつも通り、
翔太の待つ中庭に向かった。
「星矢!
待ってたぞ。」
翔太は両手をあげて、よろこんだ。
「先輩、この間は、
助かりました。
本当、良かったです。」
「え、なに、なに。
何か進展あったの?
聴きたいな。」
「いやぁ、翔子には、
ちょっと刺激的だな。
やめておいた方がいい。」
「どこが、ですか。
どこが!!
ただ、公園で会ったですよね。
何を言うんだか…。」
星矢は、翔子の想像している内容は
到底理解できないが、
楽しみにしていた翔子はがっかりだった。
「えー、あんなことやこんなこと
してるかと思った。」
「実はなぁ、そうなんだ。」
「嘘を言わないでください!!
嘘を。
何もないでしょう。」
翔子と翔太は面白おかしく話してるのを
真面目に受け取る星矢だった。
「星矢、冗談にきまってるだろ。
本気にするなよ。」
「えー、そんな。」
「まったく、星矢くんって
本当、おもしろいわ。」
「で、でも。」
「本気に相手しろって?」
星矢にジリジリと体を寄せる翔太。
「きゃー。」
翔子は目を隠したかと思えば、
指と指の間からのぞいている。
興味津々だ。
「先輩、指の隙間から目、みえてますよ。」
「あ、バレた?
もう、つまらない。」
「僕たちのことはいいですから
先輩はどうなんですか?」
「えー、話変えちゃうの。
もう、私のことはいいじゃん。」
「話してみろよ。
どーせ、女子たちには
言ってないんだろ。」
「当たり前でしょう。
言えるわけないじゃん。
亮ちゃん、結構、人気なんだから。
言ったら、女子全員にハブられるわ。」
「うわぁ。怖いですね。女子。」
「でしょう。」
紙パックのいちごみるくを
ちゅーちゅー飲む。ズズズと音が鳴った。
「本当、肩身狭いわ。
学校に来るのも億劫な時ある。
亮ちゃんの部屋でずっと有料チャンネル
制覇したいわ。」
「…廃人まっしぐらですね。」
「俺は、スマホでゲームしまくりたい。」
「先輩?
野球はいいんですか?」
「だから、スマホで野球のゲームだよ。」
「そこは譲らないんですね。」
「体動かさないと一気に年取るって母さん言ってたからな。運動、大事だぞ。」
「確かにそれは同感ですね。
って、運動好きじゃないっす。」
「星矢くんは外周走りたくない派だもんね。」
「ええ、まぁ。そうですけどね。」
「なよっとするなよ。
男子だろ。」
「男子であることは間違いないです。」
「あー、でも、俺は、
星矢にはマッチョになって
もらいたくないな。
もやしのままの体型でいじり倒したい。」
「先輩?なんか、
暴走してますよ、発言が。」
「あー、私も最近亮ちゃんに
相手されてないなぁ。」
「ここも暴走してる…。」
「「はぁ。」」
長いため息をつく。
「そういや、もうすぐ体育祭ありますね。
お2人は短距離と長距離どっちに
出るんですか。」
「えー、その話?
盛り上がってたのに、変えないで。」
「いや、違うでしょう。
明らかに盛り下がってますから。
2人で大きなため息ついてますし。
僕はやっぱり、短距離に出ようかな。」
「星矢は短距離か。
んじゃ、俺がゴールで
受け止めればいいな。
順位のゼッケンつける係やる予定でさ。」
「え、翔太先輩が?!
1位にはならないですから。
期待しないでくださいね。」
「他の奴らにつかまらないように
調整してくれよ。」
「何を言ってるんですか、
そんなの無理ですよ。」
「私は、長距離行くわ。
亮ちゃん、自転車で応援するって
言ってたから。」
星矢はガッツポーズで応援する。
「いいですね。」
「俺は、短距離にするかな。
少しでも近くにいたいからな。」
「は、はぁ…。
今日、2人とも何か変じゃないですか?」
「いつも通りよ。
星矢くんが久々に来て
舞い上がってるの。」
「テンションが無表情で
同じイントネーションですよ。
明らかに迷惑そう!?」
「そんな、迷惑だなんて、
あるわけないじゃない。」
「そうだよ、妄想もたいがいにしろよ。」
「……なんか、納得できないんですが。」
チャイムが鳴った。
星矢は2人に重要な話をするのを忘れていた。
「あ、もう時間ですね。
本当はお2人に言わなくてはいけないこと
あったんですが、明日言いますね。」
「…言うこと?
なんだよ、気になるな。」
「来週に続くって勿体ぶらないでよ。」
「……体育祭終わったら話しますから。」
翔太と翔子は顔を見合わせた。
風がふわっと吹き荒ぶ。
星矢は教室に戻っていった。
闘病生活も亡くなって終了した。
星矢の仕事もゆったりとした時間が流れた。
休学届を出していた星矢は
やっとこそ、学校に通うことができた。
久しぶりの学校に登校すると、
いつも、置物に扱われていた星矢も
久しぶりと口々にクラスメイトから
声をかけられた。
話したことない女子からも
挨拶されて、思いがけず頬がほころんだ。
先生が気をきかせて、
なぜ休みになったかの理由を説明してくれていた。不登校になったわけじゃなく、懸命な母の看病と妹のために家のことに専念すると聞いたクラスメイトたちは、高校生なのに苦労しているなと心揺れ動く生徒が多かった。
友達になるわけじゃなかったが、目で訴えて、何も言わずにぽんっと背中をたたく男子もいて、なんだか、このクラスメイトになれて初めて良かったと感じた。
名前は覚えていないが、
グッジョブと挨拶する人もいた。
金髪ツインテールの女子が、
話しかけてきた。
「工藤くん、がんばったね。
お疲れ様。
お母さん、大変だったね。」
「……う、うん。」
何と言えば、わからなかった。
亡くなったことを大きく言えないし、
こういう時どう返せばいいか。
「学校、おかえりだね。」
「……。」
静かに星矢は頷いた。
金髪ツインテールの女子は立ち去った。
半年以上同じクラスだというのに
名前をずっと覚えられない。
隣の女子でさえも顔も覚えていない。
昼休み、チャイムが鳴った。
「星矢くん!」
翔子先輩が、教室の出入り口前まで
迎えに来た。
久しぶりだった。
「あ、先輩!」
バックからお弁当を取り出して、
教室を出た。
「そのお弁当ってもしかして
自分で作った?」
「はい、卵焼き上手に作れるように
なりましたよ。」
「すっごぉ。
将来いい旦那になるわ。」
その言葉を聞いて、
クラスメイトの男子たちは
ざわついた。
「今って、男子は料理できないと
やばない?」
「そうだな。
工藤に教わればいいじゃないか。」
「うーん、それはまだハードルが高い。」
星矢と翔子はいつも通り、
翔太の待つ中庭に向かった。
「星矢!
待ってたぞ。」
翔太は両手をあげて、よろこんだ。
「先輩、この間は、
助かりました。
本当、良かったです。」
「え、なに、なに。
何か進展あったの?
聴きたいな。」
「いやぁ、翔子には、
ちょっと刺激的だな。
やめておいた方がいい。」
「どこが、ですか。
どこが!!
ただ、公園で会ったですよね。
何を言うんだか…。」
星矢は、翔子の想像している内容は
到底理解できないが、
楽しみにしていた翔子はがっかりだった。
「えー、あんなことやこんなこと
してるかと思った。」
「実はなぁ、そうなんだ。」
「嘘を言わないでください!!
嘘を。
何もないでしょう。」
翔子と翔太は面白おかしく話してるのを
真面目に受け取る星矢だった。
「星矢、冗談にきまってるだろ。
本気にするなよ。」
「えー、そんな。」
「まったく、星矢くんって
本当、おもしろいわ。」
「で、でも。」
「本気に相手しろって?」
星矢にジリジリと体を寄せる翔太。
「きゃー。」
翔子は目を隠したかと思えば、
指と指の間からのぞいている。
興味津々だ。
「先輩、指の隙間から目、みえてますよ。」
「あ、バレた?
もう、つまらない。」
「僕たちのことはいいですから
先輩はどうなんですか?」
「えー、話変えちゃうの。
もう、私のことはいいじゃん。」
「話してみろよ。
どーせ、女子たちには
言ってないんだろ。」
「当たり前でしょう。
言えるわけないじゃん。
亮ちゃん、結構、人気なんだから。
言ったら、女子全員にハブられるわ。」
「うわぁ。怖いですね。女子。」
「でしょう。」
紙パックのいちごみるくを
ちゅーちゅー飲む。ズズズと音が鳴った。
「本当、肩身狭いわ。
学校に来るのも億劫な時ある。
亮ちゃんの部屋でずっと有料チャンネル
制覇したいわ。」
「…廃人まっしぐらですね。」
「俺は、スマホでゲームしまくりたい。」
「先輩?
野球はいいんですか?」
「だから、スマホで野球のゲームだよ。」
「そこは譲らないんですね。」
「体動かさないと一気に年取るって母さん言ってたからな。運動、大事だぞ。」
「確かにそれは同感ですね。
って、運動好きじゃないっす。」
「星矢くんは外周走りたくない派だもんね。」
「ええ、まぁ。そうですけどね。」
「なよっとするなよ。
男子だろ。」
「男子であることは間違いないです。」
「あー、でも、俺は、
星矢にはマッチョになって
もらいたくないな。
もやしのままの体型でいじり倒したい。」
「先輩?なんか、
暴走してますよ、発言が。」
「あー、私も最近亮ちゃんに
相手されてないなぁ。」
「ここも暴走してる…。」
「「はぁ。」」
長いため息をつく。
「そういや、もうすぐ体育祭ありますね。
お2人は短距離と長距離どっちに
出るんですか。」
「えー、その話?
盛り上がってたのに、変えないで。」
「いや、違うでしょう。
明らかに盛り下がってますから。
2人で大きなため息ついてますし。
僕はやっぱり、短距離に出ようかな。」
「星矢は短距離か。
んじゃ、俺がゴールで
受け止めればいいな。
順位のゼッケンつける係やる予定でさ。」
「え、翔太先輩が?!
1位にはならないですから。
期待しないでくださいね。」
「他の奴らにつかまらないように
調整してくれよ。」
「何を言ってるんですか、
そんなの無理ですよ。」
「私は、長距離行くわ。
亮ちゃん、自転車で応援するって
言ってたから。」
星矢はガッツポーズで応援する。
「いいですね。」
「俺は、短距離にするかな。
少しでも近くにいたいからな。」
「は、はぁ…。
今日、2人とも何か変じゃないですか?」
「いつも通りよ。
星矢くんが久々に来て
舞い上がってるの。」
「テンションが無表情で
同じイントネーションですよ。
明らかに迷惑そう!?」
「そんな、迷惑だなんて、
あるわけないじゃない。」
「そうだよ、妄想もたいがいにしろよ。」
「……なんか、納得できないんですが。」
チャイムが鳴った。
星矢は2人に重要な話をするのを忘れていた。
「あ、もう時間ですね。
本当はお2人に言わなくてはいけないこと
あったんですが、明日言いますね。」
「…言うこと?
なんだよ、気になるな。」
「来週に続くって勿体ぶらないでよ。」
「……体育祭終わったら話しますから。」
翔太と翔子は顔を見合わせた。
風がふわっと吹き荒ぶ。
星矢は教室に戻っていった。
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