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第33話
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フィンレーとジュリアンは、
剣を構えて、
目が青く光るオピンニクスを
相手するかと思ったら、
ジュリアンは、高い位置で
氷の球体の中に入っているソフィアを
見つけては、炎の魔法を唱え始めた。
フィンレーは1人残されて、
オピンニクスと一対一となった。
「目を覚ませよ!!
俺だ。フィンレーだよ!!」
目はうつろになっている。
「何を言っても無駄だ。
やれ!」
ルァントは叫ぶ。
目がきらりと光ると
また切り裂きの技を使い始めた。
また空中に体を吹っ飛ばされ、
床にたたきつけられた。
攻撃をしたくてもできない。
でも体力はだんだんと減ってきている。
ジュリアンは、魔法を唱えては
氷を溶かして、ソフィアを介抱していた。
「ぅうう…。」
まだ体力が戻っていないようだ。
「氷が溶けたからと言って
そうそううまく行くわけがないだろう。」
ルァントは翡翠のリストをつけた腕をかざして
魔法を唱える。
『ダークアロー!!』
闇属性の魔法を唱えた。
氷の中から出たかと思うと
ソフィアの体を真っ黒い球体に包まれた。
苦しそうに喉をおさえている。
目が青い瞳から紫色に変化しては、
うつろになっていく。
「やめろー--!!!」
回復していない体力を振り絞っては、
ルァントに体当たりをするフィンレー。
ソフィアの隣にいたジュリアンは、
慌てて、回復魔法をフィンレーに唱えた。
ソフィアを警戒して、
少しその場から離れてみた。
ルァントの体が床にたたきつけられた。
ソフィアの元に駆け出すと、
後ろからオピンニクスが追いかけてくる。
翼を広げて、フィンレーの間近におりてきた。
また切り裂きの技をしようとしていたため、
持っていた剣で硬い翼に振り上げた。
技を使うのをやめて、目を丸くして驚いていた。
黒い球体の中に入ったソフィアに
向かって何度もたたく。
「ソフィア、目を覚ませ!!」
もう、声は届かない。
うつろな目のまま、ドラキュアのような
牙を口からきらりと光らせていた。
手には鋭い爪が生えていた。
吸血鬼に変身する魔法のようだ。
もうこちらのことは敵とみなしている
ようだ。
「フィンレー!
離れろ。危ない。」
「ちくしょー。」
後ろにジャンプをして、
警戒した。
「手荒な真似をして、
初歩的だな。」
少し体を負傷したルァントは
体を起こした。
「ジュリアン、あいつは、
あの宝石で操っているんじゃないのか?」
「翡翠の紋章か?
テオドール様は、
いつも側近に預けるって
噂のあれだろ。
翡翠の紋章は願いを叶えるものだと
聞いていたが、
あいつが強く望むことなら
そうなのかもしれない。」
「あいつの望むことが叶ってしまっては
いけないなら、壊すまで!!」
「待て、フィンレー、やめておけ。
壊したら!!」
ジュリアンの言葉を聞かずに
フィンレーは、ルァントの左腕につけている
翡翠の紋章めがけて立ち向かう。
ルァントは持っていたグレートソードを
鞘から引き抜いた。
オピンニクスは、さっきフィンレーから
剣でたたかれた翼が影響していたからか
ずっと動けずにいた。
フィンレーとルァントは剣と剣とを
こすり合っては、火花を散らし、
お互いがジャンプして、
またカンカンと高音を
鳴らしては打ち合った。
なかなか、紋章を壊すことができない。
緑色に光り続けている。
剣のほかに足で相手の左足をかけては、
転ばそうとしたが、見破られて
避けられてしまった。
「ちっ。」
舌打ちをしては、体制を整える。
その頃、ジュリアンとソフィアは、
武器を持たない吸血鬼の力で戦っていた。
ジュリアンは剣を鞘が抜いていたが、
ソフィアには、向けられずに、
ただただ攻撃を避けることしかできなかった。
「やめてくれ。
君とは戦いたくないんだ!」
「うううー。」
唸り声をあげては、何度も立ち向かってくる。
ジュリアンはもみ合いになっては
頬を手で軽くパチンとたたいて、
正気に戻させようとした。
一瞬、攻撃をやめた。
肌が触れると何かが変わるようだ。
「ソフィア、私だ。
ジュリアンだ。
目を覚ませ。」
両肩を手でおさえては、言い聞かせた。
「うぅぅ…ジュリ…アン?」
目が少しずつ、紫から青くなるのがわかる。
近くにぼーっとしていたオピンニクスが
正気に戻っていたようで、
ジュリアンのそばで顔をのぞいていた。
「わぁ!?」
襲われると勘違いしたジュリアンは
後ずさりした。
「ソフィアがドラキュアになっているな。」
「え?!
召喚獣がしゃべった?!」
「なんだ、しゃべれる優秀なオピンニクスを
知らないのか。」
「……。」
「ジュリアン!?
加勢してくれ!!」
遠くで、ルァントと戦っていた
フィンレーが叫ぶ。
「あー悪い。
今、現実を受け入れるのに
時間がかかった。」
両手で円を作り、魔法を唱えた。
『ファイアロー!!』
数メートル離れたところからルァントに
魔法を唱えた。
軽くかわしたようで、ダメージを
与えなかった。
「そんな弱い魔法など…。」
今度は、手を天にかざし、
2体のドラゴンの召喚獣を
目覚めさせた。
「ちょっと、やばいよ。
ドラゴンは太刀打ちできないって!!
ジュリアン、なんとかしろって。」
「ソフィア、大丈夫かい?」
「…ジュリアン?
なんでここに。」
「ちょっと、ちょっと!!
攻撃されるよ!?」
「わーわー、うるさいな。
ワシに任せろ。」
「な?!
オピンニクス?
目、覚めたのか?
簡単だな。」
『風の切り裂き!』
翼をバサバサと動かしては、
ルァントの体を宙に浮かせた。
床に勢いよくたたきつけた。
「いったたた。
よくもやったな…。」
そう言っている間に、ドラゴン2体が
ゆっくりと体を広げては、
目が紫に輝きだす。
口から炎と冷気を同時に吹いた。
フィンレー、ジュリアン、ソフィアに
向かって、容赦なく降り注ぐ。
3人の前にオピンニクスが壁を作って
立ちはばかり、攻撃を防御した。
「助かったぁ…。」
「まだ来るぞ。」
「マジか。」
「ソフィア、こっちに行こう。」
「ええ…。」
「ちょ、俺も置いてかないでー。」
大きな柱の影に3人は逃げて、
攻撃を避けようとした。
オピンニクスは、そのままドラゴンたちと
戦っていた。
さすがは、召喚獣同士。
戦いは見物だった。
「…って、こんな見学してる場合じゃないって。」
「フィンレー、何、そのぶかぶかな鎧。
なんで、ここにいるの?」
「今、それ聞く?
戦いの最中でしょう。」
「…ソフィア、大丈夫?
回復魔法使いますか?」
「って、さっきから気になってたんだけど、
どうして、ジュリアンがここにいるの?
私、あんたと結婚しないって言ったよね?」
「…ちょ、ちょっと
その話、今する?今?」
いきなりソフィアの素が出てきて
びっくりしたのと今する話ではない。
「あ、あ、あの、いや、
結婚しないんですけど!
助けに…。
我が国同士が友好条約結べたのは、
あの時、ソフィアさんが逃げてくれた
おかげで…。」
「は?!
逃げたおかげで友好条約?
そんな話聞いてないですけど。
ちょっと待って、私、あなたに
助けられるようなことしてないし。
やめてくれない?」
「そ、ソフィア、一端落ち着こうか。
どうどうどう。」
フィンレーはソフィアの肩を沈めた。
なんだろうな、吸血鬼になったから
気持ちも少し荒くなってしまったのかも
しれない。
こんな雰囲気じゃなかった。
猫をかぶっていたのだろうか。
「私はうまじゃない!?」
ジュリアンはせっかく助けにきたのに
しゃがみ込んでイジイジといじけてしまった。
涙がとまらない。
フィンレーはよくわからずに
ソフィアをなだめることに必死になっていて、
ルァントのことは放置していた。
「おー--い。」
剣を構えて、
目が青く光るオピンニクスを
相手するかと思ったら、
ジュリアンは、高い位置で
氷の球体の中に入っているソフィアを
見つけては、炎の魔法を唱え始めた。
フィンレーは1人残されて、
オピンニクスと一対一となった。
「目を覚ませよ!!
俺だ。フィンレーだよ!!」
目はうつろになっている。
「何を言っても無駄だ。
やれ!」
ルァントは叫ぶ。
目がきらりと光ると
また切り裂きの技を使い始めた。
また空中に体を吹っ飛ばされ、
床にたたきつけられた。
攻撃をしたくてもできない。
でも体力はだんだんと減ってきている。
ジュリアンは、魔法を唱えては
氷を溶かして、ソフィアを介抱していた。
「ぅうう…。」
まだ体力が戻っていないようだ。
「氷が溶けたからと言って
そうそううまく行くわけがないだろう。」
ルァントは翡翠のリストをつけた腕をかざして
魔法を唱える。
『ダークアロー!!』
闇属性の魔法を唱えた。
氷の中から出たかと思うと
ソフィアの体を真っ黒い球体に包まれた。
苦しそうに喉をおさえている。
目が青い瞳から紫色に変化しては、
うつろになっていく。
「やめろー--!!!」
回復していない体力を振り絞っては、
ルァントに体当たりをするフィンレー。
ソフィアの隣にいたジュリアンは、
慌てて、回復魔法をフィンレーに唱えた。
ソフィアを警戒して、
少しその場から離れてみた。
ルァントの体が床にたたきつけられた。
ソフィアの元に駆け出すと、
後ろからオピンニクスが追いかけてくる。
翼を広げて、フィンレーの間近におりてきた。
また切り裂きの技をしようとしていたため、
持っていた剣で硬い翼に振り上げた。
技を使うのをやめて、目を丸くして驚いていた。
黒い球体の中に入ったソフィアに
向かって何度もたたく。
「ソフィア、目を覚ませ!!」
もう、声は届かない。
うつろな目のまま、ドラキュアのような
牙を口からきらりと光らせていた。
手には鋭い爪が生えていた。
吸血鬼に変身する魔法のようだ。
もうこちらのことは敵とみなしている
ようだ。
「フィンレー!
離れろ。危ない。」
「ちくしょー。」
後ろにジャンプをして、
警戒した。
「手荒な真似をして、
初歩的だな。」
少し体を負傷したルァントは
体を起こした。
「ジュリアン、あいつは、
あの宝石で操っているんじゃないのか?」
「翡翠の紋章か?
テオドール様は、
いつも側近に預けるって
噂のあれだろ。
翡翠の紋章は願いを叶えるものだと
聞いていたが、
あいつが強く望むことなら
そうなのかもしれない。」
「あいつの望むことが叶ってしまっては
いけないなら、壊すまで!!」
「待て、フィンレー、やめておけ。
壊したら!!」
ジュリアンの言葉を聞かずに
フィンレーは、ルァントの左腕につけている
翡翠の紋章めがけて立ち向かう。
ルァントは持っていたグレートソードを
鞘から引き抜いた。
オピンニクスは、さっきフィンレーから
剣でたたかれた翼が影響していたからか
ずっと動けずにいた。
フィンレーとルァントは剣と剣とを
こすり合っては、火花を散らし、
お互いがジャンプして、
またカンカンと高音を
鳴らしては打ち合った。
なかなか、紋章を壊すことができない。
緑色に光り続けている。
剣のほかに足で相手の左足をかけては、
転ばそうとしたが、見破られて
避けられてしまった。
「ちっ。」
舌打ちをしては、体制を整える。
その頃、ジュリアンとソフィアは、
武器を持たない吸血鬼の力で戦っていた。
ジュリアンは剣を鞘が抜いていたが、
ソフィアには、向けられずに、
ただただ攻撃を避けることしかできなかった。
「やめてくれ。
君とは戦いたくないんだ!」
「うううー。」
唸り声をあげては、何度も立ち向かってくる。
ジュリアンはもみ合いになっては
頬を手で軽くパチンとたたいて、
正気に戻させようとした。
一瞬、攻撃をやめた。
肌が触れると何かが変わるようだ。
「ソフィア、私だ。
ジュリアンだ。
目を覚ませ。」
両肩を手でおさえては、言い聞かせた。
「うぅぅ…ジュリ…アン?」
目が少しずつ、紫から青くなるのがわかる。
近くにぼーっとしていたオピンニクスが
正気に戻っていたようで、
ジュリアンのそばで顔をのぞいていた。
「わぁ!?」
襲われると勘違いしたジュリアンは
後ずさりした。
「ソフィアがドラキュアになっているな。」
「え?!
召喚獣がしゃべった?!」
「なんだ、しゃべれる優秀なオピンニクスを
知らないのか。」
「……。」
「ジュリアン!?
加勢してくれ!!」
遠くで、ルァントと戦っていた
フィンレーが叫ぶ。
「あー悪い。
今、現実を受け入れるのに
時間がかかった。」
両手で円を作り、魔法を唱えた。
『ファイアロー!!』
数メートル離れたところからルァントに
魔法を唱えた。
軽くかわしたようで、ダメージを
与えなかった。
「そんな弱い魔法など…。」
今度は、手を天にかざし、
2体のドラゴンの召喚獣を
目覚めさせた。
「ちょっと、やばいよ。
ドラゴンは太刀打ちできないって!!
ジュリアン、なんとかしろって。」
「ソフィア、大丈夫かい?」
「…ジュリアン?
なんでここに。」
「ちょっと、ちょっと!!
攻撃されるよ!?」
「わーわー、うるさいな。
ワシに任せろ。」
「な?!
オピンニクス?
目、覚めたのか?
簡単だな。」
『風の切り裂き!』
翼をバサバサと動かしては、
ルァントの体を宙に浮かせた。
床に勢いよくたたきつけた。
「いったたた。
よくもやったな…。」
そう言っている間に、ドラゴン2体が
ゆっくりと体を広げては、
目が紫に輝きだす。
口から炎と冷気を同時に吹いた。
フィンレー、ジュリアン、ソフィアに
向かって、容赦なく降り注ぐ。
3人の前にオピンニクスが壁を作って
立ちはばかり、攻撃を防御した。
「助かったぁ…。」
「まだ来るぞ。」
「マジか。」
「ソフィア、こっちに行こう。」
「ええ…。」
「ちょ、俺も置いてかないでー。」
大きな柱の影に3人は逃げて、
攻撃を避けようとした。
オピンニクスは、そのままドラゴンたちと
戦っていた。
さすがは、召喚獣同士。
戦いは見物だった。
「…って、こんな見学してる場合じゃないって。」
「フィンレー、何、そのぶかぶかな鎧。
なんで、ここにいるの?」
「今、それ聞く?
戦いの最中でしょう。」
「…ソフィア、大丈夫?
回復魔法使いますか?」
「って、さっきから気になってたんだけど、
どうして、ジュリアンがここにいるの?
私、あんたと結婚しないって言ったよね?」
「…ちょ、ちょっと
その話、今する?今?」
いきなりソフィアの素が出てきて
びっくりしたのと今する話ではない。
「あ、あ、あの、いや、
結婚しないんですけど!
助けに…。
我が国同士が友好条約結べたのは、
あの時、ソフィアさんが逃げてくれた
おかげで…。」
「は?!
逃げたおかげで友好条約?
そんな話聞いてないですけど。
ちょっと待って、私、あなたに
助けられるようなことしてないし。
やめてくれない?」
「そ、ソフィア、一端落ち着こうか。
どうどうどう。」
フィンレーはソフィアの肩を沈めた。
なんだろうな、吸血鬼になったから
気持ちも少し荒くなってしまったのかも
しれない。
こんな雰囲気じゃなかった。
猫をかぶっていたのだろうか。
「私はうまじゃない!?」
ジュリアンはせっかく助けにきたのに
しゃがみ込んでイジイジといじけてしまった。
涙がとまらない。
フィンレーはよくわからずに
ソフィアをなだめることに必死になっていて、
ルァントのことは放置していた。
「おー--い。」
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