生きているということ

もちっぱち

文字の大きさ
上 下
1 / 1

それでも生きる

しおりを挟む



豆腐の薄く張り巡らせた湯葉のように
贅沢な生き方をしてる


それでも湯葉は、
薄すぎて味わえない


何度も何度も食べたくなる


欲求不満の連続

まだ足りないまだ足りない


何をすれば満足するのだろうか


自堕落な生活をして
さも大丈夫なふりして生きてる


知らないふり
苦しくないふり
辛くないふり


本当は発狂するくらいもがき苦しんでいる


深い深い海の中に入って
助けを求めるダイバーのよう


生きるってこんなに苦しいのか


なんで生きてるのか

自問自答しても答えは出ない


それでもいつか光り輝く太陽を見つけ
あそこに行けば助かるんだと
希望を持ち続けたい


どんなに人にけなされようとも
馬鹿にされて
投げ出されようとも
その生き方間違ってるよと指摘されても


今いるここはオアシスのように
居心地がいいのだ



明日もまた私は生きてもいいですか



答えを聴きたくないが
誰かに問うて


肯定をしてほしい


こちらから言って欲しい言葉を
投げかけてほしい


甘えてる


ロボットかと言われる

いや違う


認めて欲しいだけだ


ここにいる 私を



それでも まだ生きていたい


何かに 縋っていたい


あなたと 生きていたいんです


この命 絶えるまで
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

とある短編集

小春かぜね
現代文学
短編を纏めた物です!

『フラッシュバック』 エッセイ風味のお話 

設樂理沙
現代文学
小説でもなく、エッセイでもなく…… 中間のエッセイ風物語になります。 2025年1月14日― 記

思うこと

奈月沙耶
現代文学
自慢じゃないけど、わたしの小さなころの夢は玉の輿に乗る事だった。幼稚園の七夕飾りの短冊に「金持ちの男の人とケッコンしてお金持ちになりたい」って書いて先生たちの度肝を抜いた。 そんな私が大人になって思うこと。 inspiredsong「想うこと……」椎名恵

死んだあとでも褒められたかった

菜花
現代文学
ある平凡な女性が死んだあと、幽霊になって周りの人々に会いに行く話。その女性は割と頑張ったから労わりの言葉くらいかけてもらえるだろうと思っていたが……。

3分で読める短編集【幸福な贈り物】

水夏
現代文学
最後の1行まで何が起こるか分からない。オチが痛快な短編集!

愛する貴方の心から消えた私は…

矢野りと
恋愛
愛する夫が事故に巻き込まれ隣国で行方不明となったのは一年以上前のこと。 周りが諦めの言葉を口にしても、私は決して諦めなかった。  …彼は絶対に生きている。 そう信じて待ち続けていると、願いが天に通じたのか奇跡的に彼は戻って来た。 だが彼は妻である私のことを忘れてしまっていた。 「すまない、君を愛せない」 そう言った彼の目からは私に対する愛情はなくなっていて…。 *設定はゆるいです。

dessin

犬束
現代文学
 サニーサイド・アベニューを巡る四季、そして行き交う人々。それらを、ショートフィルムのようにデッサンし、コレクションした連作集。

処理中です...