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碧海の魔王
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口碧海の魔王
サハギン 8
シーサーペント 2
クラーケン 1
潮風。
潮風に吹かれる、コットンタオル。
水平線に浮かぶ、入道雲。
今日は、久々に、冒険に出たいと、エディブも一緒だ。
「久々の、海洋冒険だ。腕がなるぜ!」
「秘密兵器、持参だぜ!!」
と一人息巻いている。
桟橋に、かがみこみ、手で、水をかぐ、カール。
空を見上げる。
東北東の風。風速10。
おい、カール!
セーラの真似してる場合か。
みんなに、置いていかれるぞ!
いけね。
今、行くよー!
かくして、冒険の旅に出発する、一行。
果たして、どうなることやら。
ミッションスタート
キャスト
人間 カール=ザルツバーグ
エルフ ソフィア=ゴールドバーク
ドワーフ アラゴー=マブ=ライルデン アラゴー=ルイス
ジャイアント エディブ=ダッド
伯爵 アベラルド=ピコ=バルトロメ
謎の吟遊詩人
港が見えてきたぞー。
マストを下げろー。
舵をきれー。
南の、桟橋にゆっくりとつく帆船。
桟橋に、船の腹部がつく。
碇を投下する、帆船。
はしご階段をかける。
遅れるなー。
船が来たぞー。
船は、紅内海、紅回海、オリオン岬をへて、紅国海へ着く。
紅国海、コモンルーン。クリムソンシーサークル。東南東へ200km、魔のヘキサアングル。死の紅海だ。
船乗りの噂によれば、このスポットに、碧海の魔王と呼ばれる、クラーケンが存在するという。
「海洋戦なんか、初めてダァー」
と呑気に、長椅子の上で昼寝をしているカール。
時折水しぶきがかかる。
「いやあー、軽快、爽快」
大量の水しぶきが、カールにかかる。
「んわっ!! なんだー」
「エディブか?!」
横にいる人を掴む、カール。
ぬめっとした触感が感じられる。
「?!」
飛び起きる、カール。
剣を構える。
そこには、全身、青色で、顔が魚類。凶暴な牙を覗かせている。
手には、モリを持って、もう一方の手には、サークルシールドをもったサハギンが立っている。
「でたぁー!!」
4体のサハギンが、甲板にでている。
駆けつけてくる、エディブたち。
「なんだぁー」
「サハギンだ、サハギンがでたどー!!」
武器を構える、エディブと船員たち。
途端に、水しぶきとともに、船体が揺れる。
「うわーー」
武器が、床にころぶ。
船員が船から海へ、転げ落ちる。
擬音「ザッパーン」
「船長、マストがーー」
みると、イカの触手のようなものが、マストに絡みついている。
「急いで、切り離さないと」
船体が揺れる。
「うわーー」
船員が船から海へ、転げ落ちる。
擬音「ザッパーン」
へし折られるマスト。
「うわーー」
「クラーケンだーー!!」
海には、渦があり、何かわからないが、白く巨大が、生物が見える。
三度、船体が揺れる。
今度に揺れは大きい。
「うわぁー。もうダメだーー!!」
擬音「グワシャーーン」
暗転。
黒。
チチチッ チチチッ
目に光が入る。
「小鳥か‥」
「うーん」
目を開ける、カール。
鼻に停まった、小鳥を手で取ろうとすると、突っつかれる。
「アイタッ」
目を覚ます、カール。
カールは、周りを見渡すと、小さな、丸い無人島に、エディブ以下、船員の皆さんが漂着している。
「みんな、無事かな?」
「おいカール!」
「エディブ」
「手分けして、みんな起こさせよう」
口から、魚を吹いている、アラゴー。
ソフィアのもとへ行くカール。
ソフィア「うーん‥」
カール「よかった」
ソフィア「カール。ここは‥?」
カール「!?」
ソフィア「何、この音楽は‥?」
カール「?!」
どこからか、マンドリンの音色と、歌声が、響いてくる。
ソフィア「何?! あの詩は!?」
カール「ほんとだ、行ってみよう」
球面の小高い山の反対側に、一人、吟遊詩人が詩を歌っている。
吟遊詩人「海の、あばれ者、オクトパス。のちに生まれた、弟ぎみクラーケン」
「ある時、諍いになる。オクトパスとクラーケン」
「体格の大きい、クラーケンに、オクトパスの両親は、食い殺されてしまう」
「海中深く、身を隠す、オクトパス」
「漁師に、豊漁の神と称えられる、クラーケン」
「子孫は、繁栄する」
「先祖代々のオクトパスは、子孫がついえたかのように見えた」
「海の悲しき物語」
ボロン、ボロロン、ボロン。
拍手する、ソフィアカール。
ソフィア「なんだか、なつかしい、詩ね」
カール「うーん」
「なんだか、悲しい詩だね」
ソフィア「吟遊詩人さん? いつからこの島に?」
吟遊詩人「かれこれ、長く‥」
エディブ「ありゃ?! 人がいた!」
「なんだか、良いムードじゃないか」
吟遊詩人「久しぶりに、客人が多く、いらした」
「今宵も、もう一曲歌いましょう」
ボロン、ボロロン、ボロン。
ザザーー。ザー。
蒼穹の天球は、またたく星で、散りばめられている。
小高い山の頂上付近で、リュックにあった、保存食品を食べている、一行。
焚き火を焚いている。
「よっ、吟遊詩人さん、もう一曲!」
波打ち際に、焚き木になりそうな、漂木を探している、ソフィアと、カール。
カール「うわっと!」
体制を崩して、こける、カール。
ソフィア「フフ」
カール「おかしいな?! こけるとは‥!?」
「あれ?! この島、動いてる?!」
ソフィア「ホント!」
アラゴー「わわっ!? なんじゃ、なんじゃ?!」
吟遊詩人「気づかれましたね。これは、海の兄君、オクトパスの頭」
アラゴー「なんじゃ、貴様もグルか!!」
発煙筒をたく、エディブ。
数秒おくと、碧海の向こうで、光の合図がある。
エディブ「ビンゴ!!」
光の方向へ、進む、小島。
島はどんどん、進んでいく。
向こうから、見えてくるのは、巨大な、艦船。
シップ=ザ=バルトロメ。
エディブ「ヒャホー」
アラゴー「ありゃ、バルトロメの艦船じゃ」
手漕ぎ船が、バルトロメの艦船から、出て、小島に向かってくる。
アラゴー、エディブ「助かったぁ~」
バルトロメの艦船に、救助される、冒険者一行。
バルトロメ「よかった。帆船、スターシップ号が難破した報を受け、急いで、出向いた次第です」
アラゴー「スターが、バラバラじゃ」
笑う、ソフィア。
アラゴー「それにしても、この船!?なんつぅーデラックス!!」
バルトロメ「蒼海のバルトロメ。私の艦船。バトル=バルトロメ号です」
アラゴー「まんまじゃな」
雨粒が降ってくる。
ソフィア「あ 雨」
カール「ホントだ」
上空に雲が集まり、星の光が消える。
雲間から、ときおり雷光が見える。
バルトロメ「天候が悪くなってきたな」
漆黒の闇の中を、揺れる船体の中進む、冒険者一行。
時折光る、雷光に照らされ、波はオイルのように見える。
雨が強くなってくる。
バルトロメ「みなさん、いったん、中に入りましょう」
船室に入る、冒険者一行。
舷窓から、外を見ている、ソフィア。
カールが、暖かいココアを持ってくる。
船員「一名足りないぞー!!」
アラゴー「吟遊詩人がいない!」
聞いているカールたち。
ソフィア「もう、この波。助からないかも」
カール「良い詩だったなのにな」
時は、午前4時。
ココアをすする、二人。
ソフィア「あれ?! あれ何?!」
カール「!?」
舷窓に指を指している、ソフィア。
カール「んー。よく見えないな」
黒い波間に、白い粒のような影が見え隠れする。
カール「!!」
警笛のなる、船内。
バルトロメ「右舷前方に、クラーケン発見!!」
「ただちに、回避する」
大きく、軋む船体。
船体の衝撃が走る。
擬音「ドガーン」
カール「うわわわ」
船員たちが、慌ただしく、甲板に走って行く。
カール「僕らも行こう!!」
頷く、ソフィア。
口デッキ。
白い触手に捕まっている、バトル=バルトロメ艦。
強い雨が、降りつける、甲板では、船員と、サハギンが戦っている。
帆船とは違い、艦船なので、クラーケンの触手にもビクともしない。
飛び出てくる、エディブ。
エディブ「これ! この時を待っていたんだよ!!」
「血湧き肉躍る」
リュックから、マジックスクロール大の本を出す、エディブ。
「勉強してたんだ!」
スクロールを読みながら、呪文を詠唱する、エディブ。
詠唱し終わる。
エディブ「エディブ=サンダー!!」
天から、落雷が落ちてくる。
落雷は、クラーケンや船員など、めたらめっぽう落ちて行く。
船員「うわああーー」
エディブ「いけねー!!」
バルトロメ「しかし、これでは、ラチがあかんな」
駆けつける船員。
船員「艦砲射撃しましょう」
頷くバルトロメ。
バルトロメ「全艦砲、射撃よーし」
船員「全艦砲、射撃よーし」
バルトロメ「ファイア!!」
砲弾を次々に撃ち出す、バトル=バルトロメ号。
クラーケンに全弾命中する。
艦に巻き付いていた、触手が離れる。
バルトロメ「撃ち方、やめーい」
日が差してくる。
碧海に、朝日が昇ってくる。
船員「朝日だー」
勝利の歓声のあがる、船内。
沖に、動く小島が見える。
バルトロメ「あれも?!」
首を振る、カール。
カール「あいつは、悪いやつじゃないみたい」
バルトロメ「?!」
遺体の浮かび上がる、クラーケン。
周りに無数の、オキシキャンディーが浮かび上がってくる。
ソフィア「あ」
カール「オキシキャンディー!!」
「俺、前から、欲しかったんだ、オキシキャンディー!!」
カール「取りに行って良い?!」
飛び降りる、カールに、目を背ける、バルトロメ。
ソフィア「わたしにも、取ってきてよ!!」
海上の上に立つ、吟遊詩人。
踵を返し、含み笑うと、フッと消える。
サハギン 8
シーサーペント 2
クラーケン 1
潮風。
潮風に吹かれる、コットンタオル。
水平線に浮かぶ、入道雲。
今日は、久々に、冒険に出たいと、エディブも一緒だ。
「久々の、海洋冒険だ。腕がなるぜ!」
「秘密兵器、持参だぜ!!」
と一人息巻いている。
桟橋に、かがみこみ、手で、水をかぐ、カール。
空を見上げる。
東北東の風。風速10。
おい、カール!
セーラの真似してる場合か。
みんなに、置いていかれるぞ!
いけね。
今、行くよー!
かくして、冒険の旅に出発する、一行。
果たして、どうなることやら。
ミッションスタート
キャスト
人間 カール=ザルツバーグ
エルフ ソフィア=ゴールドバーク
ドワーフ アラゴー=マブ=ライルデン アラゴー=ルイス
ジャイアント エディブ=ダッド
伯爵 アベラルド=ピコ=バルトロメ
謎の吟遊詩人
港が見えてきたぞー。
マストを下げろー。
舵をきれー。
南の、桟橋にゆっくりとつく帆船。
桟橋に、船の腹部がつく。
碇を投下する、帆船。
はしご階段をかける。
遅れるなー。
船が来たぞー。
船は、紅内海、紅回海、オリオン岬をへて、紅国海へ着く。
紅国海、コモンルーン。クリムソンシーサークル。東南東へ200km、魔のヘキサアングル。死の紅海だ。
船乗りの噂によれば、このスポットに、碧海の魔王と呼ばれる、クラーケンが存在するという。
「海洋戦なんか、初めてダァー」
と呑気に、長椅子の上で昼寝をしているカール。
時折水しぶきがかかる。
「いやあー、軽快、爽快」
大量の水しぶきが、カールにかかる。
「んわっ!! なんだー」
「エディブか?!」
横にいる人を掴む、カール。
ぬめっとした触感が感じられる。
「?!」
飛び起きる、カール。
剣を構える。
そこには、全身、青色で、顔が魚類。凶暴な牙を覗かせている。
手には、モリを持って、もう一方の手には、サークルシールドをもったサハギンが立っている。
「でたぁー!!」
4体のサハギンが、甲板にでている。
駆けつけてくる、エディブたち。
「なんだぁー」
「サハギンだ、サハギンがでたどー!!」
武器を構える、エディブと船員たち。
途端に、水しぶきとともに、船体が揺れる。
「うわーー」
武器が、床にころぶ。
船員が船から海へ、転げ落ちる。
擬音「ザッパーン」
「船長、マストがーー」
みると、イカの触手のようなものが、マストに絡みついている。
「急いで、切り離さないと」
船体が揺れる。
「うわーー」
船員が船から海へ、転げ落ちる。
擬音「ザッパーン」
へし折られるマスト。
「うわーー」
「クラーケンだーー!!」
海には、渦があり、何かわからないが、白く巨大が、生物が見える。
三度、船体が揺れる。
今度に揺れは大きい。
「うわぁー。もうダメだーー!!」
擬音「グワシャーーン」
暗転。
黒。
チチチッ チチチッ
目に光が入る。
「小鳥か‥」
「うーん」
目を開ける、カール。
鼻に停まった、小鳥を手で取ろうとすると、突っつかれる。
「アイタッ」
目を覚ます、カール。
カールは、周りを見渡すと、小さな、丸い無人島に、エディブ以下、船員の皆さんが漂着している。
「みんな、無事かな?」
「おいカール!」
「エディブ」
「手分けして、みんな起こさせよう」
口から、魚を吹いている、アラゴー。
ソフィアのもとへ行くカール。
ソフィア「うーん‥」
カール「よかった」
ソフィア「カール。ここは‥?」
カール「!?」
ソフィア「何、この音楽は‥?」
カール「?!」
どこからか、マンドリンの音色と、歌声が、響いてくる。
ソフィア「何?! あの詩は!?」
カール「ほんとだ、行ってみよう」
球面の小高い山の反対側に、一人、吟遊詩人が詩を歌っている。
吟遊詩人「海の、あばれ者、オクトパス。のちに生まれた、弟ぎみクラーケン」
「ある時、諍いになる。オクトパスとクラーケン」
「体格の大きい、クラーケンに、オクトパスの両親は、食い殺されてしまう」
「海中深く、身を隠す、オクトパス」
「漁師に、豊漁の神と称えられる、クラーケン」
「子孫は、繁栄する」
「先祖代々のオクトパスは、子孫がついえたかのように見えた」
「海の悲しき物語」
ボロン、ボロロン、ボロン。
拍手する、ソフィアカール。
ソフィア「なんだか、なつかしい、詩ね」
カール「うーん」
「なんだか、悲しい詩だね」
ソフィア「吟遊詩人さん? いつからこの島に?」
吟遊詩人「かれこれ、長く‥」
エディブ「ありゃ?! 人がいた!」
「なんだか、良いムードじゃないか」
吟遊詩人「久しぶりに、客人が多く、いらした」
「今宵も、もう一曲歌いましょう」
ボロン、ボロロン、ボロン。
ザザーー。ザー。
蒼穹の天球は、またたく星で、散りばめられている。
小高い山の頂上付近で、リュックにあった、保存食品を食べている、一行。
焚き火を焚いている。
「よっ、吟遊詩人さん、もう一曲!」
波打ち際に、焚き木になりそうな、漂木を探している、ソフィアと、カール。
カール「うわっと!」
体制を崩して、こける、カール。
ソフィア「フフ」
カール「おかしいな?! こけるとは‥!?」
「あれ?! この島、動いてる?!」
ソフィア「ホント!」
アラゴー「わわっ!? なんじゃ、なんじゃ?!」
吟遊詩人「気づかれましたね。これは、海の兄君、オクトパスの頭」
アラゴー「なんじゃ、貴様もグルか!!」
発煙筒をたく、エディブ。
数秒おくと、碧海の向こうで、光の合図がある。
エディブ「ビンゴ!!」
光の方向へ、進む、小島。
島はどんどん、進んでいく。
向こうから、見えてくるのは、巨大な、艦船。
シップ=ザ=バルトロメ。
エディブ「ヒャホー」
アラゴー「ありゃ、バルトロメの艦船じゃ」
手漕ぎ船が、バルトロメの艦船から、出て、小島に向かってくる。
アラゴー、エディブ「助かったぁ~」
バルトロメの艦船に、救助される、冒険者一行。
バルトロメ「よかった。帆船、スターシップ号が難破した報を受け、急いで、出向いた次第です」
アラゴー「スターが、バラバラじゃ」
笑う、ソフィア。
アラゴー「それにしても、この船!?なんつぅーデラックス!!」
バルトロメ「蒼海のバルトロメ。私の艦船。バトル=バルトロメ号です」
アラゴー「まんまじゃな」
雨粒が降ってくる。
ソフィア「あ 雨」
カール「ホントだ」
上空に雲が集まり、星の光が消える。
雲間から、ときおり雷光が見える。
バルトロメ「天候が悪くなってきたな」
漆黒の闇の中を、揺れる船体の中進む、冒険者一行。
時折光る、雷光に照らされ、波はオイルのように見える。
雨が強くなってくる。
バルトロメ「みなさん、いったん、中に入りましょう」
船室に入る、冒険者一行。
舷窓から、外を見ている、ソフィア。
カールが、暖かいココアを持ってくる。
船員「一名足りないぞー!!」
アラゴー「吟遊詩人がいない!」
聞いているカールたち。
ソフィア「もう、この波。助からないかも」
カール「良い詩だったなのにな」
時は、午前4時。
ココアをすする、二人。
ソフィア「あれ?! あれ何?!」
カール「!?」
舷窓に指を指している、ソフィア。
カール「んー。よく見えないな」
黒い波間に、白い粒のような影が見え隠れする。
カール「!!」
警笛のなる、船内。
バルトロメ「右舷前方に、クラーケン発見!!」
「ただちに、回避する」
大きく、軋む船体。
船体の衝撃が走る。
擬音「ドガーン」
カール「うわわわ」
船員たちが、慌ただしく、甲板に走って行く。
カール「僕らも行こう!!」
頷く、ソフィア。
口デッキ。
白い触手に捕まっている、バトル=バルトロメ艦。
強い雨が、降りつける、甲板では、船員と、サハギンが戦っている。
帆船とは違い、艦船なので、クラーケンの触手にもビクともしない。
飛び出てくる、エディブ。
エディブ「これ! この時を待っていたんだよ!!」
「血湧き肉躍る」
リュックから、マジックスクロール大の本を出す、エディブ。
「勉強してたんだ!」
スクロールを読みながら、呪文を詠唱する、エディブ。
詠唱し終わる。
エディブ「エディブ=サンダー!!」
天から、落雷が落ちてくる。
落雷は、クラーケンや船員など、めたらめっぽう落ちて行く。
船員「うわああーー」
エディブ「いけねー!!」
バルトロメ「しかし、これでは、ラチがあかんな」
駆けつける船員。
船員「艦砲射撃しましょう」
頷くバルトロメ。
バルトロメ「全艦砲、射撃よーし」
船員「全艦砲、射撃よーし」
バルトロメ「ファイア!!」
砲弾を次々に撃ち出す、バトル=バルトロメ号。
クラーケンに全弾命中する。
艦に巻き付いていた、触手が離れる。
バルトロメ「撃ち方、やめーい」
日が差してくる。
碧海に、朝日が昇ってくる。
船員「朝日だー」
勝利の歓声のあがる、船内。
沖に、動く小島が見える。
バルトロメ「あれも?!」
首を振る、カール。
カール「あいつは、悪いやつじゃないみたい」
バルトロメ「?!」
遺体の浮かび上がる、クラーケン。
周りに無数の、オキシキャンディーが浮かび上がってくる。
ソフィア「あ」
カール「オキシキャンディー!!」
「俺、前から、欲しかったんだ、オキシキャンディー!!」
カール「取りに行って良い?!」
飛び降りる、カールに、目を背ける、バルトロメ。
ソフィア「わたしにも、取ってきてよ!!」
海上の上に立つ、吟遊詩人。
踵を返し、含み笑うと、フッと消える。
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