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幽霊城
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幽霊城
リケス侯爵に幽霊退治を頼まれる。
ダデムより、北東に1000キロメートル。リケス領。落ちた都市に行く、冒険者のゲートになっている。
その、ゲートの側にある、小高い丘。上にそびえるドゲッテ城。
ドゲッテ山から、その名前をとったかどうかは謎である。
リケス侯爵は、ダデムの最新軍事をまかされている。そのリケス侯爵邸。
近頃、泥棒でもはいったのか、食堂の銀食器がよくなくなる事件がおきている。
10年前に死んだ兄の城。ドゲッテ城。そこから、食器をとってきてほしいと。
線の細く、やさしい。兄。ドケッテ。一説によれば、殺されたのではと。
ランド=ダデム
白金の渚亭。昼下がり。
酒場で、のんびりとしている冒険者に、声をかけてくるマスター。
マスターダッド「ミッション、リケス侯爵の依頼。ドゲッテ城の幽霊退治」だな。
マスターダッド「これだ!」
書状を出す、ダッド。
この書状を持って、ドケッテ城の執事に渡してください。
兄のドゲッテ城は、現在、閉城中で、執事に任しています。
最近、執事が言うに、いたずら幽霊が悪さをすると言うこと。
退治をお願いできますか?
話は、執事に全部伝えてあります。
後は、執事に話を聞いてくださいとのこと。
ダデムより、北東に、1000キロメートル。
落ちた都市「ラファエル」に行く、冒険者のゲート。ゲヘナ=フロントで通じるらしい。
レイク=ギカポートと、イーストベリー=レイルウェイの終点を通る、道だ。
地図もつけてくれた。
ドワーフ「ヨッコラセっと」
エルフ「OK」
人間「よし、行くぞ!」
かくして、冒険の旅に出発する、一行。
果たして、どうなることやら。
ミッションスタート。
キャスト。
人間 カール=ザルツバーグ
エルフ ソフィア=ゴールドバーク
ドワーフ アラゴー=マブ=ライルデン
簡易車道を、馬車でひた走る、冒険者。
ドケッテ城に近づくと、夏なのに、太陽が隠れだし、雲がでてくる。あたりは、暗い。風もでてくる。
雲に稲光が見え、雨が。雨は次第に、強くなる。
ドケッテ城。到着。城門は開かれている。
城門を入って、しばらく進むと、石でできた、立て札が立っている。
判定 知覚ロール
石札には マナーを守って と書いてある。
しばらく進むと、正面玄関につく。
冒険者どうする?
中から、年老いた執事が表れる。
執事「たしかに、書状は、頂きました」
執事「私の名前はセバスチャンと申します」
執事「6年ぶりのお客様だ。あなたで、13人目」「外は、寒かったでしょう」
「食事、寝室は用意してあります」「どうぞ、ごゆっくりと」
「服掛けです、よろしかったらどうぞ」
「食堂は、こちらです。どうぞ」
食堂へと続く、長い回廊。所々に、騎士の人形とミラーが並べられている。肖像画も所々にかけられている。
感覚ロール 成功。
騎士の人形から、人が出て、隣の騎士の人形に入ったように見える。
(冒険者、調べてみる)気のせいだ。
感覚ロール 成功。
ミラーに映った、自分が、手と足が逆に歩いたように、見える。
(冒険者、調べてみる)気のせいだ。
人間「それで、幽霊退治の幽霊ってのは、いつ現れるんですか?」
ドワーフ「真夜中じゃろ」
エルフ「クスッ」
人間「ああー~」
ドワーフ「では、飯でも頂いて、夜まで待つか」
エルフ「賛成!」
ドワーフ「久々の古城で、浮かれてるな」
エルフ「フフッ」
人間「?!」
食堂に通される、冒険者一行。
長テーブルに腰を下ろす、一行。
執事「私、一人なので、時間がかかりますが、少々お待ちを」
エルフ「ハーイ」
夜になる。
驚いたことに、照明が、炎ではなく、電球になっている。
エルフ「エレメント!」
人間「明るい!」
ドワーフ「これは、今、復興しつつある、電力ですな」
人間、もの珍しそうに、眺めている。
人間「これは、なんで、出来ているんだろ」
エルフ「エレメント、HGaArAg、希ガスかな」
ドワーフ「タングステンはワシにまかせろ!」
笑う、エルフとドワーフ。
人間「?! ガス タング?!」
びっくりする執事。
執事「冗談はさておき、食事にしましょう!」
ディナー。オードブル。スープ。子羊のソテー。ライス。ワイン。
マナー、エチケットロール。幸運ロール。成功。
ソーサーが、かすかに震えたように見える。
ファンブルすると、フライングナイフとソーサーが襲ってくる。
豪華な食事を前に、冒険者一行。
ドワーフ「一応、あれをやっておくか」
エルフ「技能、味見ね」
人間「OK」
ロール
ドワーフ、成功
エルフ、成功
人間、失敗。
何事もなく、美味しい食事だ。
人間、ちょっと舌を噛んだ。
人間「イテッ」
エルフ「観察ロール行います」
ロール 成功。
部屋の片隅に、リケスに聞いた、ドゲッテのピアノが置いてある。
エルフ「弾いても良いですか?」
席に着くエルフ。
エルフ「あれっ?これ何だろう?」
鍵盤蓋を開けると、小さな紙が落ちる。
ポケットに入れる、エルフ。
演奏を始める、エルフ。
美しい旋律に、泣く執事。和む、冒険者たち。
満腹になると、冒険者は眠くなってくる。
執事「どうなさいますか?寝室は用意してあります。」
一人一室のデラックスなつくりだ。
ひさびさのダブルベッドに、眠りにつく冒険者。
エルフ、部屋で、先ほどの紙切れを見る。
紙切れ「ハ・モ・ル」
エルフ「?」
丑三つ刻。
眠りについた、冒険者は、感覚ロール判定をしてもらいます。
感覚ロール 判定。
成功 気持ちよく睡眠をしている。
失敗 寝苦しく、何者かに見られているような気配を感じ、丑三つ刻に目が覚める。
人間、失敗。「何だ!?」
ドワーフ、失敗。「うむぅ~」
エルフ、成功。
エルフ「すやすや、ハモる」
部屋を出る人間。廊下で、ドワーフにあう。
人間「あれ?」
「どうも、何者かに、見られているような気配を感じて」
ドワーフ「わしもじゃ」
「寝苦しくての、ちょっと小用でもしてこようかと」
人間「エルフは?」
ドワーフ「それが、わからんのじゃ」
人間「寝室に行くのは、ちょっとマズいしなぁ」
ドワーフ「ブフフッ」
執事がやってくる。
執事「どうなされました?」
ドワーフ「目が覚めての」
執事「そうですか」
「それでは、こちらに、暖かいスープでも出しましょう」
ドワーフ「スマンの」
人間「それはそうと、この城に執事さん以外、人はいないんですか?」
執事「はい、いたずら幽霊は住み着いているんですがね」
人間「…」
暖炉のある、食堂。
長テーブル。
スープを持ってくる、執事。
人間「ふぅ!」
ドワーフ「温まりますな、こりゃ」
執事「それにしても、あれほどの旋律を弾けるとは、冒険者のかた、そうとう高貴な身分なのでは?」
人間「エルフ?」
ドワーフ「ワハハ」
人間「それで、この城の主は、どういう方なんですか?」
執事、冒険者にドゲッテ城のことを話してくれる。
この城の、現在の主、リケス侯爵についてを。
テロップ
リケス侯爵については、色々な話がある。
ドゲッテ伯爵の養子で、ルクス王の声がかかるまで、領内で英才教育を受けていたとか。
よく、町人の格好で、街に出没する噂のルクス王に対し、人付き合いのない、リケス候。
リケスの兄、ドゲッテは、夜でも作戦など練れれる城をつくる。
リケスは、兄の城の中で、英才教育を受けていた。
年少期は、兄ドゲッテがピアノで弾き語りしてくれ、情緒教育をしたと、リケスは言う。
ドゲッテは、世界各国の物語も、話してくれたと言う。
人付き合いは下手だが、頭は優れているリケス。
戴冠の年を迎え、部下数名と出向き、ルクス王に謁見する、リケス。
リケスの博識に、関心するルクス。
ルクスは、現在のダデムについて話をし、各国におされている現状を話す。
新式の技術について、予算の足らないため、購入できないルクス。
リケスなら、新軍備担当できるのではないかと、侯爵に任命する。
リケスから養女をもらう、ルクス王。
その頃より体を壊す、ドゲッテ。
ドゲッテの死のまぎわ、リケスに軍備に関わるなとの言葉が。
ドゲッテは遺書だけ残し、埋葬のさいには、リケスには、参列するなと言い残していた。
一説によると、ドゲッテ城の妬むものに、毒を盛られ、殺されたのではと。
真相を知るものは、数少ない。
スープを飲み終える、人間とドワーフ。
人間「ふぅーん、そんなことが」
ドワーフ「ふぅむ、難儀じゃな」
突然。
食堂から、大音響で、音楽が聴こえてくる。
執事「でましたな」
人間「ゴースト!」
ドワーフ「気をつけろ、奴らは、直接エナジードレインをしてくるぞぃ!」
人間、ドワーフ「食堂へ向かう!!」
食堂へ向かうと、そこには、空中に浮く、フライングソーサー、ナイフと
ディフォルメしたような、ゴーストが4体。
「?!」
武器を構える人間。ドワーフ。
ゴーストたちは、向かいあったまま、動こうとしない。
寝室、エルフ。
感覚ロール判定。
成功。
先ほどの、大音響に気づいて起きる。
服を着替えて、食堂へ急ぐ、エルフ。
人間、エンチャントします。
成功。
人間の、構える剣が、白く輝く。
ドワーフ「よし、行くか!」
頷く人間。
遅れて、やってくるエルフ。
エルフ「待って!!」
止まる、人間とドワーフ。
エルフ「ちょっと、待ってみて」
ゴースト。
とまっていたゴースト達は、スティックを打ち出し始める。
Club Popのリズムに、伴奏が聞こえてくる。
ドレ♯ソ
レレ♯ファ♯ソ
ドレ♯ソ
レレ♯ファ♯ソ
繰り返す。
メロディーが入る。
レ♯レドレ♯ソラ♯ッソー
レ♯レドレ♯ソラ♯ッソー
レ♯レ♯レレドーー
レ♯レドレ♯ソラ♯ッソー
レ♯レドレ♯ソラ♯ッソー
ソソソソソファレ♯レ
レ♯レ♯レッレドーー
指を鳴らす、リズムとともに、歌声が聞こえてくる。「おーいらーは、ドゲッテー、よわむしーこーむしー」
「なーきーだーすぞー」
「おーいらーは、ドゲッテー、いーたずらざかーりー、しーおーかーら坊主がなーきーだーすぞー」
幽霊城 ディナー。羊の料理。 騎士の人形。 幽霊の映る鏡。
エルフ「歌ってみよう!」
ドワーフ、人間「!!」
ワンッ、ツーッ、ワン、ツー、スリー、フォー。
冒険者たちが、歌をはもると、ドゲッテ「うー感激ぃ!!」バシュッ 成仏する。
カランと床に落ちるソーサー。
ミッションクリア。
クリアすると、宝箱がおいてある。
4000Gの金塊、グレートソード。プレートメイル。銀食器。
リケス侯爵に幽霊退治を頼まれる。
ダデムより、北東に1000キロメートル。リケス領。落ちた都市に行く、冒険者のゲートになっている。
その、ゲートの側にある、小高い丘。上にそびえるドゲッテ城。
ドゲッテ山から、その名前をとったかどうかは謎である。
リケス侯爵は、ダデムの最新軍事をまかされている。そのリケス侯爵邸。
近頃、泥棒でもはいったのか、食堂の銀食器がよくなくなる事件がおきている。
10年前に死んだ兄の城。ドゲッテ城。そこから、食器をとってきてほしいと。
線の細く、やさしい。兄。ドケッテ。一説によれば、殺されたのではと。
ランド=ダデム
白金の渚亭。昼下がり。
酒場で、のんびりとしている冒険者に、声をかけてくるマスター。
マスターダッド「ミッション、リケス侯爵の依頼。ドゲッテ城の幽霊退治」だな。
マスターダッド「これだ!」
書状を出す、ダッド。
この書状を持って、ドケッテ城の執事に渡してください。
兄のドゲッテ城は、現在、閉城中で、執事に任しています。
最近、執事が言うに、いたずら幽霊が悪さをすると言うこと。
退治をお願いできますか?
話は、執事に全部伝えてあります。
後は、執事に話を聞いてくださいとのこと。
ダデムより、北東に、1000キロメートル。
落ちた都市「ラファエル」に行く、冒険者のゲート。ゲヘナ=フロントで通じるらしい。
レイク=ギカポートと、イーストベリー=レイルウェイの終点を通る、道だ。
地図もつけてくれた。
ドワーフ「ヨッコラセっと」
エルフ「OK」
人間「よし、行くぞ!」
かくして、冒険の旅に出発する、一行。
果たして、どうなることやら。
ミッションスタート。
キャスト。
人間 カール=ザルツバーグ
エルフ ソフィア=ゴールドバーク
ドワーフ アラゴー=マブ=ライルデン
簡易車道を、馬車でひた走る、冒険者。
ドケッテ城に近づくと、夏なのに、太陽が隠れだし、雲がでてくる。あたりは、暗い。風もでてくる。
雲に稲光が見え、雨が。雨は次第に、強くなる。
ドケッテ城。到着。城門は開かれている。
城門を入って、しばらく進むと、石でできた、立て札が立っている。
判定 知覚ロール
石札には マナーを守って と書いてある。
しばらく進むと、正面玄関につく。
冒険者どうする?
中から、年老いた執事が表れる。
執事「たしかに、書状は、頂きました」
執事「私の名前はセバスチャンと申します」
執事「6年ぶりのお客様だ。あなたで、13人目」「外は、寒かったでしょう」
「食事、寝室は用意してあります」「どうぞ、ごゆっくりと」
「服掛けです、よろしかったらどうぞ」
「食堂は、こちらです。どうぞ」
食堂へと続く、長い回廊。所々に、騎士の人形とミラーが並べられている。肖像画も所々にかけられている。
感覚ロール 成功。
騎士の人形から、人が出て、隣の騎士の人形に入ったように見える。
(冒険者、調べてみる)気のせいだ。
感覚ロール 成功。
ミラーに映った、自分が、手と足が逆に歩いたように、見える。
(冒険者、調べてみる)気のせいだ。
人間「それで、幽霊退治の幽霊ってのは、いつ現れるんですか?」
ドワーフ「真夜中じゃろ」
エルフ「クスッ」
人間「ああー~」
ドワーフ「では、飯でも頂いて、夜まで待つか」
エルフ「賛成!」
ドワーフ「久々の古城で、浮かれてるな」
エルフ「フフッ」
人間「?!」
食堂に通される、冒険者一行。
長テーブルに腰を下ろす、一行。
執事「私、一人なので、時間がかかりますが、少々お待ちを」
エルフ「ハーイ」
夜になる。
驚いたことに、照明が、炎ではなく、電球になっている。
エルフ「エレメント!」
人間「明るい!」
ドワーフ「これは、今、復興しつつある、電力ですな」
人間、もの珍しそうに、眺めている。
人間「これは、なんで、出来ているんだろ」
エルフ「エレメント、HGaArAg、希ガスかな」
ドワーフ「タングステンはワシにまかせろ!」
笑う、エルフとドワーフ。
人間「?! ガス タング?!」
びっくりする執事。
執事「冗談はさておき、食事にしましょう!」
ディナー。オードブル。スープ。子羊のソテー。ライス。ワイン。
マナー、エチケットロール。幸運ロール。成功。
ソーサーが、かすかに震えたように見える。
ファンブルすると、フライングナイフとソーサーが襲ってくる。
豪華な食事を前に、冒険者一行。
ドワーフ「一応、あれをやっておくか」
エルフ「技能、味見ね」
人間「OK」
ロール
ドワーフ、成功
エルフ、成功
人間、失敗。
何事もなく、美味しい食事だ。
人間、ちょっと舌を噛んだ。
人間「イテッ」
エルフ「観察ロール行います」
ロール 成功。
部屋の片隅に、リケスに聞いた、ドゲッテのピアノが置いてある。
エルフ「弾いても良いですか?」
席に着くエルフ。
エルフ「あれっ?これ何だろう?」
鍵盤蓋を開けると、小さな紙が落ちる。
ポケットに入れる、エルフ。
演奏を始める、エルフ。
美しい旋律に、泣く執事。和む、冒険者たち。
満腹になると、冒険者は眠くなってくる。
執事「どうなさいますか?寝室は用意してあります。」
一人一室のデラックスなつくりだ。
ひさびさのダブルベッドに、眠りにつく冒険者。
エルフ、部屋で、先ほどの紙切れを見る。
紙切れ「ハ・モ・ル」
エルフ「?」
丑三つ刻。
眠りについた、冒険者は、感覚ロール判定をしてもらいます。
感覚ロール 判定。
成功 気持ちよく睡眠をしている。
失敗 寝苦しく、何者かに見られているような気配を感じ、丑三つ刻に目が覚める。
人間、失敗。「何だ!?」
ドワーフ、失敗。「うむぅ~」
エルフ、成功。
エルフ「すやすや、ハモる」
部屋を出る人間。廊下で、ドワーフにあう。
人間「あれ?」
「どうも、何者かに、見られているような気配を感じて」
ドワーフ「わしもじゃ」
「寝苦しくての、ちょっと小用でもしてこようかと」
人間「エルフは?」
ドワーフ「それが、わからんのじゃ」
人間「寝室に行くのは、ちょっとマズいしなぁ」
ドワーフ「ブフフッ」
執事がやってくる。
執事「どうなされました?」
ドワーフ「目が覚めての」
執事「そうですか」
「それでは、こちらに、暖かいスープでも出しましょう」
ドワーフ「スマンの」
人間「それはそうと、この城に執事さん以外、人はいないんですか?」
執事「はい、いたずら幽霊は住み着いているんですがね」
人間「…」
暖炉のある、食堂。
長テーブル。
スープを持ってくる、執事。
人間「ふぅ!」
ドワーフ「温まりますな、こりゃ」
執事「それにしても、あれほどの旋律を弾けるとは、冒険者のかた、そうとう高貴な身分なのでは?」
人間「エルフ?」
ドワーフ「ワハハ」
人間「それで、この城の主は、どういう方なんですか?」
執事、冒険者にドゲッテ城のことを話してくれる。
この城の、現在の主、リケス侯爵についてを。
テロップ
リケス侯爵については、色々な話がある。
ドゲッテ伯爵の養子で、ルクス王の声がかかるまで、領内で英才教育を受けていたとか。
よく、町人の格好で、街に出没する噂のルクス王に対し、人付き合いのない、リケス候。
リケスの兄、ドゲッテは、夜でも作戦など練れれる城をつくる。
リケスは、兄の城の中で、英才教育を受けていた。
年少期は、兄ドゲッテがピアノで弾き語りしてくれ、情緒教育をしたと、リケスは言う。
ドゲッテは、世界各国の物語も、話してくれたと言う。
人付き合いは下手だが、頭は優れているリケス。
戴冠の年を迎え、部下数名と出向き、ルクス王に謁見する、リケス。
リケスの博識に、関心するルクス。
ルクスは、現在のダデムについて話をし、各国におされている現状を話す。
新式の技術について、予算の足らないため、購入できないルクス。
リケスなら、新軍備担当できるのではないかと、侯爵に任命する。
リケスから養女をもらう、ルクス王。
その頃より体を壊す、ドゲッテ。
ドゲッテの死のまぎわ、リケスに軍備に関わるなとの言葉が。
ドゲッテは遺書だけ残し、埋葬のさいには、リケスには、参列するなと言い残していた。
一説によると、ドゲッテ城の妬むものに、毒を盛られ、殺されたのではと。
真相を知るものは、数少ない。
スープを飲み終える、人間とドワーフ。
人間「ふぅーん、そんなことが」
ドワーフ「ふぅむ、難儀じゃな」
突然。
食堂から、大音響で、音楽が聴こえてくる。
執事「でましたな」
人間「ゴースト!」
ドワーフ「気をつけろ、奴らは、直接エナジードレインをしてくるぞぃ!」
人間、ドワーフ「食堂へ向かう!!」
食堂へ向かうと、そこには、空中に浮く、フライングソーサー、ナイフと
ディフォルメしたような、ゴーストが4体。
「?!」
武器を構える人間。ドワーフ。
ゴーストたちは、向かいあったまま、動こうとしない。
寝室、エルフ。
感覚ロール判定。
成功。
先ほどの、大音響に気づいて起きる。
服を着替えて、食堂へ急ぐ、エルフ。
人間、エンチャントします。
成功。
人間の、構える剣が、白く輝く。
ドワーフ「よし、行くか!」
頷く人間。
遅れて、やってくるエルフ。
エルフ「待って!!」
止まる、人間とドワーフ。
エルフ「ちょっと、待ってみて」
ゴースト。
とまっていたゴースト達は、スティックを打ち出し始める。
Club Popのリズムに、伴奏が聞こえてくる。
ドレ♯ソ
レレ♯ファ♯ソ
ドレ♯ソ
レレ♯ファ♯ソ
繰り返す。
メロディーが入る。
レ♯レドレ♯ソラ♯ッソー
レ♯レドレ♯ソラ♯ッソー
レ♯レ♯レレドーー
レ♯レドレ♯ソラ♯ッソー
レ♯レドレ♯ソラ♯ッソー
ソソソソソファレ♯レ
レ♯レ♯レッレドーー
指を鳴らす、リズムとともに、歌声が聞こえてくる。「おーいらーは、ドゲッテー、よわむしーこーむしー」
「なーきーだーすぞー」
「おーいらーは、ドゲッテー、いーたずらざかーりー、しーおーかーら坊主がなーきーだーすぞー」
幽霊城 ディナー。羊の料理。 騎士の人形。 幽霊の映る鏡。
エルフ「歌ってみよう!」
ドワーフ、人間「!!」
ワンッ、ツーッ、ワン、ツー、スリー、フォー。
冒険者たちが、歌をはもると、ドゲッテ「うー感激ぃ!!」バシュッ 成仏する。
カランと床に落ちるソーサー。
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4000Gの金塊、グレートソード。プレートメイル。銀食器。
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