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4夜 夢のあとさき
4-6.望むことは(1)
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「ねえ、どれがいい?」
髪の色と目の色をくるくる変えながら、フレディが私を覗き込む。
私は股間を見つめた。ただ一つ変わらない場所、それはフレディのそこだった。
色は肌に合わせて変わるけど、そこの大きさと形は変わらない。
フレディ、あなたの本体はやっぱりそこなのね。
「どこ見てるのさ」
ボーゲン先生のような、白髪で老けた顔になったフレディが、その皺皺した手のひらで私の顔を押さえて、目を合わせてきた。彼はそのまま拗ねたような表情をする。
私は寒気がして首をぶんぶん振った。
「それは嫌よ、やめて」
「じゃあどれがいいんだよ」
「説明が難しいのよ。だって、あなた私の心がわかるでしょ。今までだってそうだったじゃない」
私が言うと、フレディは瞳を伏せた。
「それは夢の中だったからだよ。こっちの身体に慣れてないからかわからないけど、ソフィーの考えてることがわからないんだ」
私はほっとしたような、悲しいような気持になった。
「はじめので、いいわよ、もう」
今までの3つを混ぜたような感じでちょうど良かったと思う。
フレディは口を尖らせる。
「そんな投げやりな言い方しなくても」
ああ、面倒くさい。そう思って私は笑ってしまった。やっぱり、これはあのフレディだ。
「最初のがいいわ」
「これだね」
フレディは嬉しそうににっこり笑って、最初に見た、海賊フレディをもう少し若くして、無精ひげと生傷をなくして、彫りを深くした顔立ちのフレディになった。
ちょっと、これはかなり素敵なんじゃない。私は彼に見つめられて全身が熱くなるのを感じた。
「よし」
私の反応に気を良くしたように微笑んで、彼は私の上に乗ってくる。
「ちょ、ちょっと待って。今からするの?」
「うん」
「何で?」
「何でって、俺はソフィーとしたいから」
言いながら、私のネグリジェをめくりあげ、下着を下す。
「見ないでよ、ちょっと」
私は身体をゆすって抵抗する。縄がぎしぎしときしんだ。
「嫌よ、あなたに見られるの、こんな、醜いの」
フレディは青い瞳で私を真っすぐに見つめた。
「君はきれいだよ、ソフィー」
彼は私の足と足の間に頭をうずめた。まくり上げられたネグリジェで下が見えないけれど、そこを見られているのがわかった。息がかかるのを感じる。
舌が、ひだを舐めあげる。そして、そのまま身体の中に、にゅるりと入り込むのを感じた。
ぴちゃぴちゃという音が部屋に響いて、私は縄をぎしぎしときしませる。
夢の中の感覚とは全然違う、より生生しい感覚だった。
身をよじるたび、その快感と、左腕の痛みが交じり合って、私の脳内を駆け巡る。
生きている、と思った。瞳が潤む。私は、生きている、今、ここに。
フレディが顔を上げてほほ笑む。
「気持ち良い?ソフィー。すっごく濡れてるよ」
指が優しくそこを摩り、中へ入ってくる。フレディの頭が胸元へ上がってくる。舌が胸の突起を吸い上げた。
「あぁ、んっ、あっ」
私はその度に、右手と右足に縛られた縄がこすれて痛いほど、激しく動いて身を震わせた。
彼は、私にまたがった。硬いものが足の付け根にあたる。
「こっちでは、初めてだから、痛いかもしれないけど、ごめんね」
そう言いながら、ぐぐぐ、と腰を押して私の中に入ってくる。
夢の中ではするりと入ったそれは、なかなかすんなりと入ってこなかった。
フレディはゆっくりと圧をかけてくる。私は途中でズキンと、体内の痛みを感じた。
時間をかけて、フレディは全てを私の中に入れた。
彼はもう動かせなくなってしまった私の左足を持ち上げて、さすった。
「ごめんね、俺のせいで、こんなになって」
「……あなたのせいじゃ、ないでしょ」
私は息をきらせながら言って、彼を睨んだ。
「どういうつもり」
フレディは笑う。
「ソフィーの残りの生気を奪うのさ。君は死にたいみたいだから」
――嘘つき。このポンコツ夢魔が。あなたの演技は大根なのよ。
私はやめて、と身体をゆすった。
――何で、そんな泣きそうな顔してるのよ。
フレディが腰を動かしはじめた。そのたびに、私は自分の中に何かが放出されるのを感じた。お腹の中からじんわりと温かくなっていく。反対に、私の右肩を掴むフレディの指先がだんだんと冷たくなっていくのを感じた。
髪の色と目の色をくるくる変えながら、フレディが私を覗き込む。
私は股間を見つめた。ただ一つ変わらない場所、それはフレディのそこだった。
色は肌に合わせて変わるけど、そこの大きさと形は変わらない。
フレディ、あなたの本体はやっぱりそこなのね。
「どこ見てるのさ」
ボーゲン先生のような、白髪で老けた顔になったフレディが、その皺皺した手のひらで私の顔を押さえて、目を合わせてきた。彼はそのまま拗ねたような表情をする。
私は寒気がして首をぶんぶん振った。
「それは嫌よ、やめて」
「じゃあどれがいいんだよ」
「説明が難しいのよ。だって、あなた私の心がわかるでしょ。今までだってそうだったじゃない」
私が言うと、フレディは瞳を伏せた。
「それは夢の中だったからだよ。こっちの身体に慣れてないからかわからないけど、ソフィーの考えてることがわからないんだ」
私はほっとしたような、悲しいような気持になった。
「はじめので、いいわよ、もう」
今までの3つを混ぜたような感じでちょうど良かったと思う。
フレディは口を尖らせる。
「そんな投げやりな言い方しなくても」
ああ、面倒くさい。そう思って私は笑ってしまった。やっぱり、これはあのフレディだ。
「最初のがいいわ」
「これだね」
フレディは嬉しそうににっこり笑って、最初に見た、海賊フレディをもう少し若くして、無精ひげと生傷をなくして、彫りを深くした顔立ちのフレディになった。
ちょっと、これはかなり素敵なんじゃない。私は彼に見つめられて全身が熱くなるのを感じた。
「よし」
私の反応に気を良くしたように微笑んで、彼は私の上に乗ってくる。
「ちょ、ちょっと待って。今からするの?」
「うん」
「何で?」
「何でって、俺はソフィーとしたいから」
言いながら、私のネグリジェをめくりあげ、下着を下す。
「見ないでよ、ちょっと」
私は身体をゆすって抵抗する。縄がぎしぎしときしんだ。
「嫌よ、あなたに見られるの、こんな、醜いの」
フレディは青い瞳で私を真っすぐに見つめた。
「君はきれいだよ、ソフィー」
彼は私の足と足の間に頭をうずめた。まくり上げられたネグリジェで下が見えないけれど、そこを見られているのがわかった。息がかかるのを感じる。
舌が、ひだを舐めあげる。そして、そのまま身体の中に、にゅるりと入り込むのを感じた。
ぴちゃぴちゃという音が部屋に響いて、私は縄をぎしぎしときしませる。
夢の中の感覚とは全然違う、より生生しい感覚だった。
身をよじるたび、その快感と、左腕の痛みが交じり合って、私の脳内を駆け巡る。
生きている、と思った。瞳が潤む。私は、生きている、今、ここに。
フレディが顔を上げてほほ笑む。
「気持ち良い?ソフィー。すっごく濡れてるよ」
指が優しくそこを摩り、中へ入ってくる。フレディの頭が胸元へ上がってくる。舌が胸の突起を吸い上げた。
「あぁ、んっ、あっ」
私はその度に、右手と右足に縛られた縄がこすれて痛いほど、激しく動いて身を震わせた。
彼は、私にまたがった。硬いものが足の付け根にあたる。
「こっちでは、初めてだから、痛いかもしれないけど、ごめんね」
そう言いながら、ぐぐぐ、と腰を押して私の中に入ってくる。
夢の中ではするりと入ったそれは、なかなかすんなりと入ってこなかった。
フレディはゆっくりと圧をかけてくる。私は途中でズキンと、体内の痛みを感じた。
時間をかけて、フレディは全てを私の中に入れた。
彼はもう動かせなくなってしまった私の左足を持ち上げて、さすった。
「ごめんね、俺のせいで、こんなになって」
「……あなたのせいじゃ、ないでしょ」
私は息をきらせながら言って、彼を睨んだ。
「どういうつもり」
フレディは笑う。
「ソフィーの残りの生気を奪うのさ。君は死にたいみたいだから」
――嘘つき。このポンコツ夢魔が。あなたの演技は大根なのよ。
私はやめて、と身体をゆすった。
――何で、そんな泣きそうな顔してるのよ。
フレディが腰を動かしはじめた。そのたびに、私は自分の中に何かが放出されるのを感じた。お腹の中からじんわりと温かくなっていく。反対に、私の右肩を掴むフレディの指先がだんだんと冷たくなっていくのを感じた。
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