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最終章「ふたりの想い」
80.母の激励
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アンナの公務室。
外出用の服に着替えたアンナが鏡の前で服装チェックをしている。王室用のフォーマルなものではなく、私服に近い服装。白のシャツに同じく白のスカート。金色の髪が美しいアンナをより一層美しく見せる。
白いつば広帽子を手にしたアンナが、テーブルでコーヒーを飲むロレンツに尋ねる。
「ねえ」
ロレンツが顔を上げて答える。
「ん? 呼んだか?」
アンナが帽子を手にして言う。
「あなたに選んでもらった帽子、ぼろぼろになっちゃったの。ごめんなさい」
先日の【漆黒の悪魔】の襲来時、部屋が崩壊したアンナは、置いてあった服を始めたとした品物の多くを失ってしまっていた。ロレンツと一緒に選んで買った赤い帽子もぼろぼろになってとても被れる状態ではない。ロレンツが言う。
「ああ、まあそりゃ仕方ない」
ロレンツが以前彼女と一緒に行って選んだ帽子を思い出す。直感的に選んだだけであったが、もうずいぶん昔のような気がしないでもない。コーヒーカップを持つロレンツの手に汗がじわっと滲み出る。アンナが言う。
「ねえ、またさ、一緒に帽子屋さんに行って……」
カタン!
「うわっ!!」
ロレンツは持っていたコーヒーカップをテーブルに置こうとして倒してしまう。テーブルの上に流れ出すコーヒー。アンナが慌ててふきんを持ってやって来る。
「もー、何やってるの!」
「あ、いや、すまねえ……」
ロレンツは慌てて立ち上がり、アンナがテーブルを拭くのを見つめる。白く繊細な手。強く握れば壊れてしまいそうな華奢な指。ロレンツは自分の大きな手を見て脂汗でびっしょりになっていることに気付く。アンナが言う。
「本当にあなたは戦うこと以外に関してはお子様みたいだよね」
「あ、ああ……」
ロレンツはそう言いながらこちらを向いてにこっと笑うアンナを見て、心臓が大きく鼓動するのを感じる。
(帽子、か……)
机に置かれた真新しい帽子。
ロレンツの頭に再び『ルルカカ』で一緒に選んだ帽子屋の光景が思い出された。
「いい天気ね。ロレンツ」
ふたりがやって来たのは王都にある『ネガーベル国立霊園』。
王都の一角にある広々とした緑豊かな霊園で、王家を始め、歴代の貴族達が眠っている。その中でも特に立派で大きな墓標、王家キャスタールの名が刻まれた石のプレートの前にアンナとロレンツがやって来た。
「お母様よ」
アンナがそこに書かれた母親の名を指差して言う。
「ああ」
ロレンツが静かに答える。
アンナは腰を下ろし持っていた大きな花束を石の墓標の上に置くと、母を思い出して祈る。ロレンツも目を閉じ一緒に祈りを捧げる。座ったままアンナが言う。
「私ね、お母さんが大好きだったんだ」
無言で聞くロレンツ。
「小さい頃ね、明るくて誰をも幸せにするお母さんが大好きで、あ、もちろん聖女だから当たり前なんだけど、そんなお母さんがとても好きで、尊敬していて憧れだった」
「ああ……」
アンナが立ち上がって続ける。
「お父様によると、私ってお母さんの若い頃にそっくりだったらしいんだ。相当の美人だったらしいよ」
苦笑いするロレンツ。
「お酒が好きなところもよく似ていて、そうそう、私なんてお酒に酔ったお母さんが気が付いたらできていたなんて言ってたかな……」
(おいおい……)
それは似ているどころが全く一緒だと、と内心思うロレンツ。彼女にお酒はある意味必然であり、最も注意しなければならないものでもある。アンナが空を見て言う。
「だからね、私もお母さんみたいにすぐに聖女になれると思ったんだ」
(嬢ちゃん……)
ロレンツがその風に吹かれる美しい金色の髪を見つめる。
「でも全然ダメだった。一瞬なれたと思ったんだけど、また戻っちゃったし。私、才能ないのかな……」
ロレンツが思う。
(そんなことはねえ。あの時、間違いなく彼女は聖女になった。天使様と見間違えるぐらい美しく、温かかった。それにこんな俺に、こんな俺を……)
「そんなことはねえ。だって俺は嬢ちゃんに……」
そこまで言い掛けてロレンツが言葉を飲み込む。それを聞いていたアンナがロレンツに近付きにっこり笑いながら尋ねる。
「ねえ、今なんて言おうとしたの~??」
動揺するロレンツが答える。
「い、いや、何でもねえ。忘れてくれ……」
アンナがロレンツの腕に手を回し笑顔で言う。
「嫌だよ~、教えてくれるまで、これ離さない。お城でもこうだよ~」
「い、いや、そりゃ困る!!」
アンナがちょっとむっとした顔で見上げながら言う。
「あれ~、何で困るのかな~?? ロレンツは私の『護衛職』でしょ?? だったらこの方がちゃんと護衛できるよね??」
動揺するロレンツを隣に感じながら、アンナが目の前に眠る母親に話し掛ける。
(お母様、そうそう大切なことを忘れていたわ。この人が私の『護衛職』、とっても頼りになる人で、まあちょっと武骨で失礼で朴念仁なんだけど、そんなところも含めて私が最も愛する人。……どうかな、お母様??)
「おい、嬢ちゃん、放せって。これじゃあ剣が振れねえ」
そう言って無理やり腕を振ってアンナから離れるロレンツ。むっとしたアンナが何かを言おうとした時、突然彼女に強風が吹いた。
「きゃあ!!」
真っ白なスカート。
それが強い風と共に舞い上がり、一瞬中の下着が丸見えになった。顔を真っ赤にし、慌ててスカートを押さえたアンナがロレンツに言う。
「み、見たでしょ!!」
更に動揺したロレンツが答える。
「い、いや、俺は、そんな……」
「女の子のパンツ見たんだぞ!! 責任取れー」
ゆっくりと迫るアンナに、ロレンツが後退しながら答える。
「ちょ、ちょっと待て。俺は別に見ようとして……」
「問答無用!! 男だったら責任取りなさーい!!」
「勘弁してくれ!!」
逃げようとするロレンツを追いかけながらアンナが思う。
(分かりましたわ、お母様。まだ全然足りてないんですね、私のアプローチ。もっと頑張るね!!!)
アンナは母親に紹介できたその武骨な男を思い、その決意を新たにした。
そしてその数日後、いよいよジャスター家を裁く裁判が始まった。
ネガーベルの復興の傍ら、時間の許す限り準備をしてきた侍女リリー。ジャスター家への鉄槌、並びに大好きなアンナのキャスタール家の復興。彼女は小さいながらも、その卓越した頭脳をもってこの裁判に臨む。リリーがアンナに言う。
「さあ、アンナ様。頑張りましょう!!」
「そうね、頼りにしているわよ。リリー」
そう声を掛け合うふたり。その後ろには銀髪の巨漢のロレンツが立つ。
ただアンナもリリーも、そしてロレンツも思ってもいなかった。この裁判で想像もできないような事態が起こることを。
波乱の『ジャスター裁判』がいよいよ開始される。
外出用の服に着替えたアンナが鏡の前で服装チェックをしている。王室用のフォーマルなものではなく、私服に近い服装。白のシャツに同じく白のスカート。金色の髪が美しいアンナをより一層美しく見せる。
白いつば広帽子を手にしたアンナが、テーブルでコーヒーを飲むロレンツに尋ねる。
「ねえ」
ロレンツが顔を上げて答える。
「ん? 呼んだか?」
アンナが帽子を手にして言う。
「あなたに選んでもらった帽子、ぼろぼろになっちゃったの。ごめんなさい」
先日の【漆黒の悪魔】の襲来時、部屋が崩壊したアンナは、置いてあった服を始めたとした品物の多くを失ってしまっていた。ロレンツと一緒に選んで買った赤い帽子もぼろぼろになってとても被れる状態ではない。ロレンツが言う。
「ああ、まあそりゃ仕方ない」
ロレンツが以前彼女と一緒に行って選んだ帽子を思い出す。直感的に選んだだけであったが、もうずいぶん昔のような気がしないでもない。コーヒーカップを持つロレンツの手に汗がじわっと滲み出る。アンナが言う。
「ねえ、またさ、一緒に帽子屋さんに行って……」
カタン!
「うわっ!!」
ロレンツは持っていたコーヒーカップをテーブルに置こうとして倒してしまう。テーブルの上に流れ出すコーヒー。アンナが慌ててふきんを持ってやって来る。
「もー、何やってるの!」
「あ、いや、すまねえ……」
ロレンツは慌てて立ち上がり、アンナがテーブルを拭くのを見つめる。白く繊細な手。強く握れば壊れてしまいそうな華奢な指。ロレンツは自分の大きな手を見て脂汗でびっしょりになっていることに気付く。アンナが言う。
「本当にあなたは戦うこと以外に関してはお子様みたいだよね」
「あ、ああ……」
ロレンツはそう言いながらこちらを向いてにこっと笑うアンナを見て、心臓が大きく鼓動するのを感じる。
(帽子、か……)
机に置かれた真新しい帽子。
ロレンツの頭に再び『ルルカカ』で一緒に選んだ帽子屋の光景が思い出された。
「いい天気ね。ロレンツ」
ふたりがやって来たのは王都にある『ネガーベル国立霊園』。
王都の一角にある広々とした緑豊かな霊園で、王家を始め、歴代の貴族達が眠っている。その中でも特に立派で大きな墓標、王家キャスタールの名が刻まれた石のプレートの前にアンナとロレンツがやって来た。
「お母様よ」
アンナがそこに書かれた母親の名を指差して言う。
「ああ」
ロレンツが静かに答える。
アンナは腰を下ろし持っていた大きな花束を石の墓標の上に置くと、母を思い出して祈る。ロレンツも目を閉じ一緒に祈りを捧げる。座ったままアンナが言う。
「私ね、お母さんが大好きだったんだ」
無言で聞くロレンツ。
「小さい頃ね、明るくて誰をも幸せにするお母さんが大好きで、あ、もちろん聖女だから当たり前なんだけど、そんなお母さんがとても好きで、尊敬していて憧れだった」
「ああ……」
アンナが立ち上がって続ける。
「お父様によると、私ってお母さんの若い頃にそっくりだったらしいんだ。相当の美人だったらしいよ」
苦笑いするロレンツ。
「お酒が好きなところもよく似ていて、そうそう、私なんてお酒に酔ったお母さんが気が付いたらできていたなんて言ってたかな……」
(おいおい……)
それは似ているどころが全く一緒だと、と内心思うロレンツ。彼女にお酒はある意味必然であり、最も注意しなければならないものでもある。アンナが空を見て言う。
「だからね、私もお母さんみたいにすぐに聖女になれると思ったんだ」
(嬢ちゃん……)
ロレンツがその風に吹かれる美しい金色の髪を見つめる。
「でも全然ダメだった。一瞬なれたと思ったんだけど、また戻っちゃったし。私、才能ないのかな……」
ロレンツが思う。
(そんなことはねえ。あの時、間違いなく彼女は聖女になった。天使様と見間違えるぐらい美しく、温かかった。それにこんな俺に、こんな俺を……)
「そんなことはねえ。だって俺は嬢ちゃんに……」
そこまで言い掛けてロレンツが言葉を飲み込む。それを聞いていたアンナがロレンツに近付きにっこり笑いながら尋ねる。
「ねえ、今なんて言おうとしたの~??」
動揺するロレンツが答える。
「い、いや、何でもねえ。忘れてくれ……」
アンナがロレンツの腕に手を回し笑顔で言う。
「嫌だよ~、教えてくれるまで、これ離さない。お城でもこうだよ~」
「い、いや、そりゃ困る!!」
アンナがちょっとむっとした顔で見上げながら言う。
「あれ~、何で困るのかな~?? ロレンツは私の『護衛職』でしょ?? だったらこの方がちゃんと護衛できるよね??」
動揺するロレンツを隣に感じながら、アンナが目の前に眠る母親に話し掛ける。
(お母様、そうそう大切なことを忘れていたわ。この人が私の『護衛職』、とっても頼りになる人で、まあちょっと武骨で失礼で朴念仁なんだけど、そんなところも含めて私が最も愛する人。……どうかな、お母様??)
「おい、嬢ちゃん、放せって。これじゃあ剣が振れねえ」
そう言って無理やり腕を振ってアンナから離れるロレンツ。むっとしたアンナが何かを言おうとした時、突然彼女に強風が吹いた。
「きゃあ!!」
真っ白なスカート。
それが強い風と共に舞い上がり、一瞬中の下着が丸見えになった。顔を真っ赤にし、慌ててスカートを押さえたアンナがロレンツに言う。
「み、見たでしょ!!」
更に動揺したロレンツが答える。
「い、いや、俺は、そんな……」
「女の子のパンツ見たんだぞ!! 責任取れー」
ゆっくりと迫るアンナに、ロレンツが後退しながら答える。
「ちょ、ちょっと待て。俺は別に見ようとして……」
「問答無用!! 男だったら責任取りなさーい!!」
「勘弁してくれ!!」
逃げようとするロレンツを追いかけながらアンナが思う。
(分かりましたわ、お母様。まだ全然足りてないんですね、私のアプローチ。もっと頑張るね!!!)
アンナは母親に紹介できたその武骨な男を思い、その決意を新たにした。
そしてその数日後、いよいよジャスター家を裁く裁判が始まった。
ネガーベルの復興の傍ら、時間の許す限り準備をしてきた侍女リリー。ジャスター家への鉄槌、並びに大好きなアンナのキャスタール家の復興。彼女は小さいながらも、その卓越した頭脳をもってこの裁判に臨む。リリーがアンナに言う。
「さあ、アンナ様。頑張りましょう!!」
「そうね、頼りにしているわよ。リリー」
そう声を掛け合うふたり。その後ろには銀髪の巨漢のロレンツが立つ。
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