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第三章「聖女就任式」
46.『聖女就任式』
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澄み切った青空。
多くの熱狂渦巻く野外闘技場に、その純白のドレスを纏った今日の主役が立つ。
「ミセル・ジャスター、聖女の誓いを!!!」
舞台上に立つ男の声を聞き椅子から立ち上がったミセルが、満面の笑みを振りまきながら手を上げ観衆の声に応える。
「ミセル様ーーーーっ!!!」
「聖女様、素敵ーーーーっ!!!」
数年ぶりに誕生する聖女にネガーベルの民は熱い歓喜に包まれていた。喜びに興奮。その声を一身に受けたミセルが、舞台上に置かれた女神像の前に行き片膝をついて祈り始める。
「女神様。わたくしミセル・ジャスターは苦しみの中でも、暗闇の中でも、如何なる時もあなたを想い、民を慈しみ、ネガーベルの輝く光となって皆を導くことをここに誓います。わたくしにご加護を、民にご加護を、ネガーベルにご加護をお与えください……」
ミセルの祈りに静まり返る会場。
舞台上に立つ男が大声で叫ぶ。
「ここに、ミセル・ジャスターを新たな『聖女』として任命致します!!!!」
「うおおおおお!!!!!」
同時に沸き起こる歓声に拍手。
それは大きな闘技場一面に広がり、その歓声は地面を揺らすほど大きくなった。ミセルは同じく純白のドレスを着た幼い少女から、月桂樹の葉で作られた王冠を頭に乗せられる。
『新聖女、ミセル・ジャスター誕生』
集まった観衆はその歴史的イベントに興奮し、皆総立ちとなってその新たな希望を喜んだ。
(アンナ様……)
舞台下にある王家の椅子に座ったアンナは、その様子をじっと黙ったまま見つめている。
新たな聖女が就任することは、つまり現王家がお役御免となることを意味する。
王家交代。ネガーベルで脈々と受け継がれてきたしきたり。様々な感情を抱えたアンナはいつしか『氷姫』に戻り、ただただその様子をじっと見つめていた。
(私はアンナ様にずっとお仕えします……)
リリーもアンナの横で彼女同様、その辛い光景から目を逸らさずに見ようと思った。
「それでは新聖女による実演に移りたいと思います!!」
各要人の挨拶や祝賀のコメントが続いた後、皆が最も楽しみにしていた『実演』へと式が移って行った。
実際に治癒能力を持つ聖女が、怪我人を治療するというこのイベント。普段治癒魔法など見ることのない一般人にとっては貴重な機会である。
「ネガーベル兵、登壇っ!!!」
男の声に合わせてふたりの兵士が舞台の上へと上がる。
ふたりとも手には鋭い剣を持ってはいるが、鎧などの防具は一切身につけていない。審議会同様、ここでどちらかに怪我をさせて聖女がその場で治療をすると言うものだ。
「おおっ……」
数年ぶりの『聖女就任式』。
その独特の雰囲気に会場が一瞬静かになる。壇上に上がったふたりの兵士はお互いに剣を構え、その時を待っている。
「始めっ!!!」
男の掛け声でふたりの兵士が全力で剣を振る。
カンカン!!!
手は抜かない。
お互い持っているのは本物の真剣。聖女がいるという安心感はあるものの、斬られれば当然激痛に耐えなければならない。
シュン!!!
ひとりの兵士が相手の腕を大きく斬り裂いた。これで剣技は終わりの予定。
だが、ここで想定外のことが起こる。
「うおおおお!!!!」
斬られた兵士が恐怖と混乱で持っていた剣で相手の胸を思いきり突き刺した。兵士の戦いに興奮していた観客達はその残酷な図に一瞬黙り込む。
「待てっ、待てっ、そこまでだっ!!!!」
慌てて壇上の男がふたりを止めにかかる。
「うがあああ!!! いてえ、いえてえよおおお!!!!」
胸を突き刺された兵士がその場に倒れ血を流し叫ぶ。すぐに床は男の血に染まり、その痛々しい光景に皆が目を逸らした。
「ミ、ミセル様っ、早く治療を!!!」
皆と同様に、その悍ましい絵に恐怖を抱いていたミセルが、名前を呼ばれ我に返る。
「わ。分かりましたわ!!!」
ミセルはドレスのポケットに忍ばせておいた輝石に触れながら、倒れて血を流す兵士の元へ駆け寄る。
(うっ……)
余りにも痛々しい傷口を見て一瞬吐き気を催すミセル。しかしすぐに治療に専念する。
「強回復!!!」
ミセルがそう唱えると手元が光り、深く穴が開いていた胸元が塞がって行く。
「おお……」
会場から起こる感嘆の声。男が言う。
「ミセル様、こっちの男もお願いします!!」
(ちっ……)
予定ではひとりの治療のはずだった。
どちらかが怪我をしたらすぐに剣を収めるよう指示してある。貴重な輝石。こんな興業的イベントで消費するのは最小限にしたい。
「ミセル様っ!!!」
ミセルは男に催促されて渋々腕を斬られた兵士の治療も行う。
「おおっ!!!」
「ミセル様、聖女様、万歳っ!!!!」
初めて見る治療魔法に集まった観客からは惜しみない拍手が送られた。ミセルもエルグも無駄な輝石の消費に苛立ちを感じていたが、観客からの大きな歓声を聞き笑顔を作ってそれに応えた。ミセルが思う。
(念の為予備を用意しておいて良かったわ。しかし使えない兵士共め。式が終わったら厳しい懲罰を与えてあげるわ!!!)
笑顔の下でミセルは指示通りに働かない兵士に苛立っていた。壇上の男が大きな声で皆に言う。
「皆さん、新たな聖女・ミセル・ジャスターに大きな拍手をお送りください!!!」
式も終わりに近づき、男の声で観客が立ったまま歓声と惜しみない拍手を送る。ミセルは舞台の中央に立ち、純白の美しいドレスを風になびかせながら手を上げてそれに応えた。
そして、それは起こった。
「うおおおおおおっ!!!!」
(え?)
突然舞台下で警備をしていた兵士のひとりが突如抜刀し、壇上に駆け上げるとミセルの兄であるエルグ・ジャスターに背中から斬りつけた。
ザン!!!!
その新人にしては年を取った兵士、元ミスガリア国軍の将軍ローゼルは、声を上げて倒れるエルグに更にもう一太刀加えた。
ザン!!!!!
「があああああああ!!!!!」
背中を二度斬られ、大出血をしながら聖騎士団長エルグが床に倒れる。溢れ出す血、骨まで剥き出しになった背中。そこにいたすべての者が何が起こったのか理解できなかった。
(呪剣っ!!!!)
ただその中にあってもその銀髪の男だけは瞬時に体が動いていた。
(黒破漸!!!)
ロレンツは壇上に上がるとその漆黒の剣を振り抜き、衝撃波を放った。
「ぎゃっ!!!」
ローゼルはあまりにも速い斬撃にかわすことなく身を弾かれ床に落ちる。
(終了)
「キャロル!!!」
「はいーーっ!!!!」
ロレンツはそのままローゼルの元まで駆け寄り体を押さえつける。キャロルもすぐにやって来て男から剣を奪い取る。
「……ミスガリア王国、万歳」
ローゼルはロレンツに押さえつけられながら小さくそうつぶやいた。
「お兄様っ、お兄様っ!!!!」
一方のミセルは突然の凶事に頭が混乱していた。
「うぐぐぐぐっ……」
背中からの強撃二太刀。
それはひと目で致命傷だと分かるほどの大きな怪我であった。
「エルグ、エルグっ!!!!」
居合わせた父ガーヴェルも動揺し震えている。ミセルが壇上に上がった兵士達に大声で叫ぶ。
「早く救護班を!!! 早くして、早く呼んで来てよ!!!!」
しかしすでに駆け付けていた救護担当の者がミセルに言う。
「これはもう治療できるレベルじゃありません。致命傷で……」
どくどくと流れ出る血液。
斬られた肉。露出した骨。その全てが素人でも分かる危険な状態だ。ミセルが涙ながらに叫ぶ。
「馬鹿なこと言ってないで治してよ!! 早く、早くしてっ!!!!」
救護担当の者がミセルに言う。
「聖女様の治癒魔法でお願いします!!!」
(え!?)
取り乱して忘れていたが、自分は聖女だった。
「うぐ、がががっ……」
激痛と出血で既に意識がなくなりかけているエルグ。一刻も早く治療しないと手遅れになる。
「ミーセル、ミーセル、ミーセル!!!!」
会場からは治療を促すコールが沸き起こる。ミセルの真っ白な純白のドレスが倒れた兄エルグの手を握り真っ赤に染まる。
(私、私、どうすればいいの……)
虫の息で苦しむ兄エルグの傍で両膝をついて顔面蒼白になるミセル。彼女のポケットにはもう輝石はなかった。
多くの熱狂渦巻く野外闘技場に、その純白のドレスを纏った今日の主役が立つ。
「ミセル・ジャスター、聖女の誓いを!!!」
舞台上に立つ男の声を聞き椅子から立ち上がったミセルが、満面の笑みを振りまきながら手を上げ観衆の声に応える。
「ミセル様ーーーーっ!!!」
「聖女様、素敵ーーーーっ!!!」
数年ぶりに誕生する聖女にネガーベルの民は熱い歓喜に包まれていた。喜びに興奮。その声を一身に受けたミセルが、舞台上に置かれた女神像の前に行き片膝をついて祈り始める。
「女神様。わたくしミセル・ジャスターは苦しみの中でも、暗闇の中でも、如何なる時もあなたを想い、民を慈しみ、ネガーベルの輝く光となって皆を導くことをここに誓います。わたくしにご加護を、民にご加護を、ネガーベルにご加護をお与えください……」
ミセルの祈りに静まり返る会場。
舞台上に立つ男が大声で叫ぶ。
「ここに、ミセル・ジャスターを新たな『聖女』として任命致します!!!!」
「うおおおおお!!!!!」
同時に沸き起こる歓声に拍手。
それは大きな闘技場一面に広がり、その歓声は地面を揺らすほど大きくなった。ミセルは同じく純白のドレスを着た幼い少女から、月桂樹の葉で作られた王冠を頭に乗せられる。
『新聖女、ミセル・ジャスター誕生』
集まった観衆はその歴史的イベントに興奮し、皆総立ちとなってその新たな希望を喜んだ。
(アンナ様……)
舞台下にある王家の椅子に座ったアンナは、その様子をじっと黙ったまま見つめている。
新たな聖女が就任することは、つまり現王家がお役御免となることを意味する。
王家交代。ネガーベルで脈々と受け継がれてきたしきたり。様々な感情を抱えたアンナはいつしか『氷姫』に戻り、ただただその様子をじっと見つめていた。
(私はアンナ様にずっとお仕えします……)
リリーもアンナの横で彼女同様、その辛い光景から目を逸らさずに見ようと思った。
「それでは新聖女による実演に移りたいと思います!!」
各要人の挨拶や祝賀のコメントが続いた後、皆が最も楽しみにしていた『実演』へと式が移って行った。
実際に治癒能力を持つ聖女が、怪我人を治療するというこのイベント。普段治癒魔法など見ることのない一般人にとっては貴重な機会である。
「ネガーベル兵、登壇っ!!!」
男の声に合わせてふたりの兵士が舞台の上へと上がる。
ふたりとも手には鋭い剣を持ってはいるが、鎧などの防具は一切身につけていない。審議会同様、ここでどちらかに怪我をさせて聖女がその場で治療をすると言うものだ。
「おおっ……」
数年ぶりの『聖女就任式』。
その独特の雰囲気に会場が一瞬静かになる。壇上に上がったふたりの兵士はお互いに剣を構え、その時を待っている。
「始めっ!!!」
男の掛け声でふたりの兵士が全力で剣を振る。
カンカン!!!
手は抜かない。
お互い持っているのは本物の真剣。聖女がいるという安心感はあるものの、斬られれば当然激痛に耐えなければならない。
シュン!!!
ひとりの兵士が相手の腕を大きく斬り裂いた。これで剣技は終わりの予定。
だが、ここで想定外のことが起こる。
「うおおおお!!!!」
斬られた兵士が恐怖と混乱で持っていた剣で相手の胸を思いきり突き刺した。兵士の戦いに興奮していた観客達はその残酷な図に一瞬黙り込む。
「待てっ、待てっ、そこまでだっ!!!!」
慌てて壇上の男がふたりを止めにかかる。
「うがあああ!!! いてえ、いえてえよおおお!!!!」
胸を突き刺された兵士がその場に倒れ血を流し叫ぶ。すぐに床は男の血に染まり、その痛々しい光景に皆が目を逸らした。
「ミ、ミセル様っ、早く治療を!!!」
皆と同様に、その悍ましい絵に恐怖を抱いていたミセルが、名前を呼ばれ我に返る。
「わ。分かりましたわ!!!」
ミセルはドレスのポケットに忍ばせておいた輝石に触れながら、倒れて血を流す兵士の元へ駆け寄る。
(うっ……)
余りにも痛々しい傷口を見て一瞬吐き気を催すミセル。しかしすぐに治療に専念する。
「強回復!!!」
ミセルがそう唱えると手元が光り、深く穴が開いていた胸元が塞がって行く。
「おお……」
会場から起こる感嘆の声。男が言う。
「ミセル様、こっちの男もお願いします!!」
(ちっ……)
予定ではひとりの治療のはずだった。
どちらかが怪我をしたらすぐに剣を収めるよう指示してある。貴重な輝石。こんな興業的イベントで消費するのは最小限にしたい。
「ミセル様っ!!!」
ミセルは男に催促されて渋々腕を斬られた兵士の治療も行う。
「おおっ!!!」
「ミセル様、聖女様、万歳っ!!!!」
初めて見る治療魔法に集まった観客からは惜しみない拍手が送られた。ミセルもエルグも無駄な輝石の消費に苛立ちを感じていたが、観客からの大きな歓声を聞き笑顔を作ってそれに応えた。ミセルが思う。
(念の為予備を用意しておいて良かったわ。しかし使えない兵士共め。式が終わったら厳しい懲罰を与えてあげるわ!!!)
笑顔の下でミセルは指示通りに働かない兵士に苛立っていた。壇上の男が大きな声で皆に言う。
「皆さん、新たな聖女・ミセル・ジャスターに大きな拍手をお送りください!!!」
式も終わりに近づき、男の声で観客が立ったまま歓声と惜しみない拍手を送る。ミセルは舞台の中央に立ち、純白の美しいドレスを風になびかせながら手を上げてそれに応えた。
そして、それは起こった。
「うおおおおおおっ!!!!」
(え?)
突然舞台下で警備をしていた兵士のひとりが突如抜刀し、壇上に駆け上げるとミセルの兄であるエルグ・ジャスターに背中から斬りつけた。
ザン!!!!
その新人にしては年を取った兵士、元ミスガリア国軍の将軍ローゼルは、声を上げて倒れるエルグに更にもう一太刀加えた。
ザン!!!!!
「があああああああ!!!!!」
背中を二度斬られ、大出血をしながら聖騎士団長エルグが床に倒れる。溢れ出す血、骨まで剥き出しになった背中。そこにいたすべての者が何が起こったのか理解できなかった。
(呪剣っ!!!!)
ただその中にあってもその銀髪の男だけは瞬時に体が動いていた。
(黒破漸!!!)
ロレンツは壇上に上がるとその漆黒の剣を振り抜き、衝撃波を放った。
「ぎゃっ!!!」
ローゼルはあまりにも速い斬撃にかわすことなく身を弾かれ床に落ちる。
(終了)
「キャロル!!!」
「はいーーっ!!!!」
ロレンツはそのままローゼルの元まで駆け寄り体を押さえつける。キャロルもすぐにやって来て男から剣を奪い取る。
「……ミスガリア王国、万歳」
ローゼルはロレンツに押さえつけられながら小さくそうつぶやいた。
「お兄様っ、お兄様っ!!!!」
一方のミセルは突然の凶事に頭が混乱していた。
「うぐぐぐぐっ……」
背中からの強撃二太刀。
それはひと目で致命傷だと分かるほどの大きな怪我であった。
「エルグ、エルグっ!!!!」
居合わせた父ガーヴェルも動揺し震えている。ミセルが壇上に上がった兵士達に大声で叫ぶ。
「早く救護班を!!! 早くして、早く呼んで来てよ!!!!」
しかしすでに駆け付けていた救護担当の者がミセルに言う。
「これはもう治療できるレベルじゃありません。致命傷で……」
どくどくと流れ出る血液。
斬られた肉。露出した骨。その全てが素人でも分かる危険な状態だ。ミセルが涙ながらに叫ぶ。
「馬鹿なこと言ってないで治してよ!! 早く、早くしてっ!!!!」
救護担当の者がミセルに言う。
「聖女様の治癒魔法でお願いします!!!」
(え!?)
取り乱して忘れていたが、自分は聖女だった。
「うぐ、がががっ……」
激痛と出血で既に意識がなくなりかけているエルグ。一刻も早く治療しないと手遅れになる。
「ミーセル、ミーセル、ミーセル!!!!」
会場からは治療を促すコールが沸き起こる。ミセルの真っ白な純白のドレスが倒れた兄エルグの手を握り真っ赤に染まる。
(私、私、どうすればいいの……)
虫の息で苦しむ兄エルグの傍で両膝をついて顔面蒼白になるミセル。彼女のポケットにはもう輝石はなかった。
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