38 / 89
第三章「聖女就任式」
38.刺客襲撃
しおりを挟む
「あ、あの……、これこの間助けて頂いたお礼です。た、食べてください!!」
美しいドレスを着た見知らぬ貴族の令嬢が、恥ずかしがりながらロレンツに手作りのお菓子を渡した。
「ん、ああ……」
ロレンツはぶっきらぼうにそう答えてそれを受け取る。令嬢は嬉しそうな顔をして頭を下げて走り去っていった。
(むかっ!!)
一緒に居たアンナはイライラしていた。
【赤き悪魔】がネガーベル王城を襲いロレンツがそれを退けて以来、彼の評価はうなぎ上りに上がっていた。
『寡黙だが、強くて渋い護衛職』
相変わらず不愛想ではあったが、聖騎士団長エルグですら退けなかった魔物を一方的に倒したという男の話は貴族、特に若い令嬢の間で大きな話題となっていた。
「娘を助けて頂いて感謝致します。ロレロレ殿」
「あ、ありがとうございました!! カッコ良かったです、ロレロレ様!!」
アンナと一緒に城内を歩くロレンツに、必ず毎日と言っていいほど誰かが寄って来てはお礼を述べて行った。
(むかっ、むかっむかっ!!)
権力争いばかりで策略計略に明け暮れる言葉ばかりの貴族の若い男達と違い、誰に対しても不愛想で武骨だが職責に忠実、そして底抜けに強いロレンツ。そんな彼は女性貴族にとっては新鮮で、つまらない貴族生活の中で強い刺激となって輝いて見えた。
「ロレロレ様は独身なんですか??」
「あ? ああ……」
(むかっむかっむかっ!!!!)
若い令嬢に囲まれ矢継ぎ早に質問を受けるロレンツ。そんな彼を見てアンナの怒りは頂点に達しようとしていた。
(わ、私にキスとかしておきながら、デレっとした顔でっ!!!!)
ロレンツにしてみれば一切表情など変えていないのだが、アンナの目にはどうやらそう映るらしい。
「どいてくんねえか。俺は仕事中だ」
「きゃー、ロレロレ様がしゃべったわ!!!」
一躍アイドルのようになってしまったロレンツ。イライラが隠せないアンナが何かを言おうとした時、三人組の若い貴族の男が現れてロレンツを睨みつける。
「……何か用か?」
腕を組みじっとロレンツを睨みつける男達。
高貴な服を着て肌艶もいい男達。育ちの良さ身なりで分かるが、目つきは悪くまるでそこらのチンピラのよう。貴族が言う。
「俺の婚約者をよぉ、あんた、弄んだって本当か?」
「ちょ、ちょっとあなた達……」
そう言いかけたアンナを手で制してロレンツが言う。
「知らぬ。人違いじゃねえのか」
只ならぬ雰囲気に周りにいた貴族達が距離を取り始める。
声をかけて来た男達は、城中でも特に貴族意識が高く、ロレンツのような元平民を馬鹿にするタイプ。そんなロレンツが活躍し、令嬢達からちやほやされるのが気に食わなかった。
「ああ? 調子に乗ってんじゃねえぞ!! この平民が!!!!」
「なっ!!」
それを聞いたアンナの怒りが爆発寸前になる。ロレンツに制されていなければとっくに大暴れしていただろう。ロレンツが答える。
「悪いが俺には関係ねえ。じゃあな」
そう言って怒りが収まらないアンナと一緒に立ち去ろうとする。貴族の男のひとりが大声で言う。
「逃げるのか!? 逃げるのかよ、平民っ!!!」
「懲らしめてやるぞ~、本物の貴族様がっ!!」
そう言って皆が懐から短刀を取り出し一斉にロレンツに襲い掛かって来た。
「きゃあああ!!!」
周りにいた貴族令嬢がそれを見て逃げ始める。
(やれやれ……)
ロレンツは面倒なことになったと思いながら彼らの前に出て、その斬り掛かって来る短剣をゆらりとかわす。
「なっ!?」
「くそっ!!」
三人がかり。
貴族達は必死に短剣を振り回しロレンツに斬り掛かるが、それをゆらりゆらりといとも簡単にかわしていく。
「ど、どうなってやがる!? 当たらねえ!!??」
周りで見ていた貴族達もその光景に驚き、口を開けて眺める。そしてロレンツはひとりの腕を掴む。
「いててててっ……」
腕を掴まれた男は苦痛に歪んだ表情で声を上げた。ロレンツは腕を関節とは逆の方向へ締め上げ、残った貴族達に言う。
「どうする、まだやるか? やるならこのままこいつの腕をへし折るぞ」
腕を締め上げられた男が震えた声で言う。
「や、やめてくれ。悪かった、悪かったから、頼む……」
「ほらよ」
ロレンツが腕を放すと男は勢いでそのまま床に無様に倒れる。
「く、くそっ!! くそくそっ!!!!」
男達は倒れた仲間の貴族に手を貸しそのまま逃げて行った。
「ふう、やれやれ……」
ロレンツはため息をつきながら逃げて行った男達を見て、そしてアンナを探した。
(あれ、嬢ちゃん……?)
いつの間にか人だかりができていた周囲。ロレンツがアンナを探して周りを見間渡すと、その一番後ろに金色の美しい髪をしたアンナが立ってこちらを見つめていた。
「嬢ちゃん、すまねえ……、!!」
ロレンツがそう言ってアンナのことろに行こうとした時、彼女の後ろに黒装束を着た男が剣を振り上げているのが目に入った。
(くそっ!!!!)
ロレンツは貴族達の合間を縫って高速でアンナの元へと駆け寄る。
「え?」
アンナは後ろに何かの気配を感じて振り返る。そこには真っ黒の衣装を着た男が今にも自分に向けて剣を振り下ろそうとしていた。
ガン!!!
ロレンツはアンナの前に一瞬でやって来ると、男の剣を腕で受けた。
「ロ、ロレンツーーーーっ!!!」
黒装束の剣はロレンツの腕に食い込み、ドクドクと赤い血が流れ始める。幸い剣は骨で止まり切り落とされずに済んでいた。
黒装束の男は小さく舌打ちをすると、そのまま城内の大きな窓から外へと逃げ始める。ロレンツがアンナに叫んだ。
「嬢ちゃん、部屋に帰ってろ!!!」
「あ、ちょ、ちょっと待って……」
アンナが叫ぶよりも先にロレンツは、出血した腕を押さえながら黒装束の後を追い始めた。殺気はあの男ひとり。仲間はいない。ただロレンツは追い掛けながら怪我の痛みよりも、アンナを危険に晒してしまった自分の不甲斐なさを恥じた。
(呪剣……、黒破漸!!)
ロレンツは血が滴る右手に漆黒の剣を発現させ、前を走る黒装束の男に向けて振り下ろす。
シュン!!!
漆黒の剣から放たれる黒き衝撃波。
それは確実に逃げる男の腕を捉え、勢いでそのまま転倒させた。
「ぐっ!!!」
男は攻撃を受けた腕を押さえながら立ち上がり再度逃げようとしたが、もう目の前にはアンナの『護衛職』である男が立っていた。
「よお、どこへ行くんだい?」
そう言ってロレンツは太い腕で繰り出す拳を男の腹に打ち込む。
ドン!!
「ぐふっ……」
男は一瞬ふらつきかけたが、すぐに後方へ跳躍し剣を抜き構える。ロレンツが言う。
「おめえ、何者だ? 狙いは嬢ちゃんか?」
男は息を整えながら剣を向けて答える。
「そうだ。『守護職』ロレロレ、お前に決闘を申し込む!!!」
ロレンツはその名前を聞いた瞬間、手っ取り早く締め上げて早く立ち去りたいと心から思った。
美しいドレスを着た見知らぬ貴族の令嬢が、恥ずかしがりながらロレンツに手作りのお菓子を渡した。
「ん、ああ……」
ロレンツはぶっきらぼうにそう答えてそれを受け取る。令嬢は嬉しそうな顔をして頭を下げて走り去っていった。
(むかっ!!)
一緒に居たアンナはイライラしていた。
【赤き悪魔】がネガーベル王城を襲いロレンツがそれを退けて以来、彼の評価はうなぎ上りに上がっていた。
『寡黙だが、強くて渋い護衛職』
相変わらず不愛想ではあったが、聖騎士団長エルグですら退けなかった魔物を一方的に倒したという男の話は貴族、特に若い令嬢の間で大きな話題となっていた。
「娘を助けて頂いて感謝致します。ロレロレ殿」
「あ、ありがとうございました!! カッコ良かったです、ロレロレ様!!」
アンナと一緒に城内を歩くロレンツに、必ず毎日と言っていいほど誰かが寄って来てはお礼を述べて行った。
(むかっ、むかっむかっ!!)
権力争いばかりで策略計略に明け暮れる言葉ばかりの貴族の若い男達と違い、誰に対しても不愛想で武骨だが職責に忠実、そして底抜けに強いロレンツ。そんな彼は女性貴族にとっては新鮮で、つまらない貴族生活の中で強い刺激となって輝いて見えた。
「ロレロレ様は独身なんですか??」
「あ? ああ……」
(むかっむかっむかっ!!!!)
若い令嬢に囲まれ矢継ぎ早に質問を受けるロレンツ。そんな彼を見てアンナの怒りは頂点に達しようとしていた。
(わ、私にキスとかしておきながら、デレっとした顔でっ!!!!)
ロレンツにしてみれば一切表情など変えていないのだが、アンナの目にはどうやらそう映るらしい。
「どいてくんねえか。俺は仕事中だ」
「きゃー、ロレロレ様がしゃべったわ!!!」
一躍アイドルのようになってしまったロレンツ。イライラが隠せないアンナが何かを言おうとした時、三人組の若い貴族の男が現れてロレンツを睨みつける。
「……何か用か?」
腕を組みじっとロレンツを睨みつける男達。
高貴な服を着て肌艶もいい男達。育ちの良さ身なりで分かるが、目つきは悪くまるでそこらのチンピラのよう。貴族が言う。
「俺の婚約者をよぉ、あんた、弄んだって本当か?」
「ちょ、ちょっとあなた達……」
そう言いかけたアンナを手で制してロレンツが言う。
「知らぬ。人違いじゃねえのか」
只ならぬ雰囲気に周りにいた貴族達が距離を取り始める。
声をかけて来た男達は、城中でも特に貴族意識が高く、ロレンツのような元平民を馬鹿にするタイプ。そんなロレンツが活躍し、令嬢達からちやほやされるのが気に食わなかった。
「ああ? 調子に乗ってんじゃねえぞ!! この平民が!!!!」
「なっ!!」
それを聞いたアンナの怒りが爆発寸前になる。ロレンツに制されていなければとっくに大暴れしていただろう。ロレンツが答える。
「悪いが俺には関係ねえ。じゃあな」
そう言って怒りが収まらないアンナと一緒に立ち去ろうとする。貴族の男のひとりが大声で言う。
「逃げるのか!? 逃げるのかよ、平民っ!!!」
「懲らしめてやるぞ~、本物の貴族様がっ!!」
そう言って皆が懐から短刀を取り出し一斉にロレンツに襲い掛かって来た。
「きゃあああ!!!」
周りにいた貴族令嬢がそれを見て逃げ始める。
(やれやれ……)
ロレンツは面倒なことになったと思いながら彼らの前に出て、その斬り掛かって来る短剣をゆらりとかわす。
「なっ!?」
「くそっ!!」
三人がかり。
貴族達は必死に短剣を振り回しロレンツに斬り掛かるが、それをゆらりゆらりといとも簡単にかわしていく。
「ど、どうなってやがる!? 当たらねえ!!??」
周りで見ていた貴族達もその光景に驚き、口を開けて眺める。そしてロレンツはひとりの腕を掴む。
「いててててっ……」
腕を掴まれた男は苦痛に歪んだ表情で声を上げた。ロレンツは腕を関節とは逆の方向へ締め上げ、残った貴族達に言う。
「どうする、まだやるか? やるならこのままこいつの腕をへし折るぞ」
腕を締め上げられた男が震えた声で言う。
「や、やめてくれ。悪かった、悪かったから、頼む……」
「ほらよ」
ロレンツが腕を放すと男は勢いでそのまま床に無様に倒れる。
「く、くそっ!! くそくそっ!!!!」
男達は倒れた仲間の貴族に手を貸しそのまま逃げて行った。
「ふう、やれやれ……」
ロレンツはため息をつきながら逃げて行った男達を見て、そしてアンナを探した。
(あれ、嬢ちゃん……?)
いつの間にか人だかりができていた周囲。ロレンツがアンナを探して周りを見間渡すと、その一番後ろに金色の美しい髪をしたアンナが立ってこちらを見つめていた。
「嬢ちゃん、すまねえ……、!!」
ロレンツがそう言ってアンナのことろに行こうとした時、彼女の後ろに黒装束を着た男が剣を振り上げているのが目に入った。
(くそっ!!!!)
ロレンツは貴族達の合間を縫って高速でアンナの元へと駆け寄る。
「え?」
アンナは後ろに何かの気配を感じて振り返る。そこには真っ黒の衣装を着た男が今にも自分に向けて剣を振り下ろそうとしていた。
ガン!!!
ロレンツはアンナの前に一瞬でやって来ると、男の剣を腕で受けた。
「ロ、ロレンツーーーーっ!!!」
黒装束の剣はロレンツの腕に食い込み、ドクドクと赤い血が流れ始める。幸い剣は骨で止まり切り落とされずに済んでいた。
黒装束の男は小さく舌打ちをすると、そのまま城内の大きな窓から外へと逃げ始める。ロレンツがアンナに叫んだ。
「嬢ちゃん、部屋に帰ってろ!!!」
「あ、ちょ、ちょっと待って……」
アンナが叫ぶよりも先にロレンツは、出血した腕を押さえながら黒装束の後を追い始めた。殺気はあの男ひとり。仲間はいない。ただロレンツは追い掛けながら怪我の痛みよりも、アンナを危険に晒してしまった自分の不甲斐なさを恥じた。
(呪剣……、黒破漸!!)
ロレンツは血が滴る右手に漆黒の剣を発現させ、前を走る黒装束の男に向けて振り下ろす。
シュン!!!
漆黒の剣から放たれる黒き衝撃波。
それは確実に逃げる男の腕を捉え、勢いでそのまま転倒させた。
「ぐっ!!!」
男は攻撃を受けた腕を押さえながら立ち上がり再度逃げようとしたが、もう目の前にはアンナの『護衛職』である男が立っていた。
「よお、どこへ行くんだい?」
そう言ってロレンツは太い腕で繰り出す拳を男の腹に打ち込む。
ドン!!
「ぐふっ……」
男は一瞬ふらつきかけたが、すぐに後方へ跳躍し剣を抜き構える。ロレンツが言う。
「おめえ、何者だ? 狙いは嬢ちゃんか?」
男は息を整えながら剣を向けて答える。
「そうだ。『守護職』ロレロレ、お前に決闘を申し込む!!!」
ロレンツはその名前を聞いた瞬間、手っ取り早く締め上げて早く立ち去りたいと心から思った。
1
お気に入りに追加
22
あなたにおすすめの小説
旧校舎のフーディーニ
澤田慎梧
ミステリー
【「死体の写った写真」から始まる、人の死なないミステリー】
時は1993年。神奈川県立「比企谷(ひきがやつ)高校」一年生の藤本は、担任教師からクラス内で起こった盗難事件の解決を命じられてしまう。
困り果てた彼が頼ったのは、知る人ぞ知る「名探偵」である、奇術部の真白部長だった。
けれども、奇術部部室を訪ねてみると、そこには美少女の死体が転がっていて――。
奇術師にして名探偵、真白部長が学校の些細な謎や心霊現象を鮮やかに解決。
「タネも仕掛けもございます」
★毎週月水金の12時くらいに更新予定
※本作品は連作短編です。出来るだけ話数通りにお読みいただけると幸いです。
※本作品はフィクションです。実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません。
※本作品の主な舞台は1993年(平成五年)ですが、当時の知識が無くてもお楽しみいただけます。
※本作品はカクヨム様にて連載していたものを加筆修正したものとなります。
【完結】蒼き騎士と男装姫〜国を救いたい悪役令嬢は、騎士姿で真実の愛を見つけることができますか??
来海ありさ
恋愛
悪役令嬢なのに、なぜ男装!?
冷酷な王子、ミステリアスな従者、色気ダダ漏れの神官の息子など、国を守り断罪回避のため騎士姿で奮闘する「最低姫」が、気づいたら攻略対象者たちの恋愛フラグに巻き込まれていく転生ストーリー。果たして主人公は、真実の愛を見つけることができるのか?? ジレジレ溺愛ストーリー
◇◇
騎士の国ウンディーネ国の王女アーシャは、その可憐な美少女の外見を持ちながらも「最低姫」と言われていた!
だが、ある日、国の守り石である青の石の色が失われた時、前世の記憶を思いだし、ここが乙女ゲーム「蒼き騎士たちと聖女」だと思い出す。
「え、私が悪役令嬢?この国は滅び私は殺されちゃうの?」
そうはさせない!
最低姫が騎士の姿で国を救うため立ち上がる。気づいたら攻略対象者たちの恋愛フラグに巻き込まれていました!? 果たして主人公は、真実の愛を見つけることができるのか??
寝る間が極楽、だが寝れない
Hk
恋愛
【第14回恋愛小説大賞にて奨励賞を頂きました】
修道女のステファニーは国王の庶子だが、幼い頃から修道院で暮らしていた。ある日還俗してオーウェン・バートン伯爵の元へ降嫁することを命じられる。
一方、オーウェンは自身が携わった鉱山採掘における崩落事故のトラウマで、不眠と閉所恐怖症に悩まされていた。強制的な結婚だったので、3年で離縁することをステファニーに約束するオーウェン。
しかし降嫁してきたステファニーはなんだか変わっていて、一緒に過ごすうちにトラウマが薄れだんだんステファニーのことが気になって仕方なくなってきて…
※本編完結。たまに番外編を更新しています
※他サイトにも投稿しています
※主人公の仕事については一部ふわふわ設定です
※表紙イラストはあまもり様(@amamori_stst)に描いて頂きました
リュークとエリザヴェータ、身分違いも関係ない!
よっしぃ
ファンタジー
リュークは15歳になり、スキルを確認するため、孤児院で一緒に暮らしていた5人と共に大きな街へ。
道中立派な馬車が襲われ、そのあおりを受けリュークたちの馬車も破壊される。
そんな折リュークは立派な馬車に乗っていたエリザヴェータ姫と出会う。
孤児院出身のリュークとセアリアス帝国の皇帝オーレリアンを父に持つエリザヴェータ姫。
本来であれば絶対に接する事の無い2人だが、あり得ない出会いをし、その後2人の距離は・・・・
しかしそれも勘違いによりリュークは切られ、死に瀕した時に自ら把握していない能力が発動、望んでいなかったがエリザヴェータ姫から離れてしまう事に。
もう出会う事はないと思われた二人だが・・・・?
お布団から始まる異世界転生 ~寝ればたちまちスキルアップ、しかも回復機能付き!?~
雨杜屋敷
ファンタジー
目覚めるとそこは異世界で、俺は道端でお布団にくるまっていた
思わぬ″状態″で、異世界転生してしまった俺こと倉井礼二。
だがしかし!
そう、俺には″お布団″がある。
いや、お布団″しか″ねーじゃん!
と思っていたら、とあるスキルと組み合わせる事で
とんだチートアイテムになると気づき、
しかも一緒に寝た相手にもその効果が発生すると判明してしまい…。
スキル次第で何者にでもなれる世界で、
ファンタジー好きの”元おじさん”が、
①個性的な住人たちと紡ぐ平穏(?)な日々
②生活費の為に、お仕事を頑張る日々
③お布団と睡眠スキルを駆使して経験値稼ぎの日々
④たしなむ程度の冒険者としての日々
⑤元おじさんの成長 等を綴っていきます。
そんな物語です。
(※カクヨムにて重複掲載中です)
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
幸福の魔法使い〜ただの転生者が史上最高の魔法使いになるまで〜
霊鬼
ファンタジー
生まれつき魔力が見えるという特異体質を持つ現代日本の会社員、草薙真はある日死んでしまう。しかし何故か目を覚ませば自分が幼い子供に戻っていて……?
生まれ直した彼の目的は、ずっと憧れていた魔法を極めること。様々な地へ訪れ、様々な人と会い、平凡な彼はやがて英雄へと成り上がっていく。
これは、ただの転生者が、やがて史上最高の魔法使いになるまでの物語である。
(小説家になろう様、カクヨム様にも掲載をしています。)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる