君が好き過ぎてレイプした

 ぼくは大柄で力は強いけれど、かなりの小心者です。好きな人に告白なんて絶対出来ません。

 放課後の教室で……ぼくの好きな湊也君が一人、席に座って眠っていました。
 これはチャンスです。
 目隠しをして、体を押え付ければ小柄な湊也君は抵抗出来ません。

 どうせ恋人同士になんてなれません。
 この先の長い人生、君の隣にいられないのなら、たった一度少しの時間でいい。君とセックスがしたいのです。
 それで君への恋心は忘れます。

 でも、翌日湊也君がぼくを呼び出しました。犯人がぼくだとバレてしまったのでしょうか?
 不安に思いましたが、そんな事はありませんでした。

「犯人が誰か分からないんだ。ねぇ、柚月。しばらく俺と一緒にいて。俺の事守ってよ」

 ぼくはガタイが良いだけで弱い人間です。小心者だし、人を守るなんて出来ません。
 その時、湊也君が衝撃発言をしました。

「柚月の事……本当はずっと好きだったから」

 なんと告白されたのです。
 ぼくと湊也君は両思いだったのです。
 このままレイプ事件の事はなかった事にしたいと思います。

※誤字脱字があったらすみません
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