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三章
おまけ④
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※三章十話、十一話の後の話です。
彼は平静を装っていた。
縄跳びでもして飛び跳ねているのではないかと思う程の心臓の高鳴りを、周囲に気付かれないように。
普段から感情が表面に出ない事が功を奏した。まさか能面のような顔した男の内心が、大嵐のように荒れているとは誰も思わない事だろう。
まだ誰とも知らない他人なら気付かれてもいい。だが、絶対に知られてはならない者がいる。
彼にとって一番大事な事は、両親に自分自身の異変を気付かれない事だ。
自宅へ帰り、玄関のドアを開いた。
社会人になって、まだ親と同居なのかと周りから言われる事もあるが、一人暮らしをする予定は無い。
してみたい気持ちもあるが、両親に反対されている為、実家に住み続けるしかないのだ。
結婚しても同居するように命じられている。
両親に反抗出来た事は人生の内、まだ一度もない。家を出ていった弟が羨ましいと思えたが、親に逆らう勇気はない。
「ただいま」
「お帰りなさい、柊。どうだった? 良い回答は得られた?」
五十に差し掛かる小柄な身体の母が期待の眼差しで柊を見上げる。
母から命ぜられた指令は「篠伊吹に手切れ金を払い、無理矢理にでも翠を連れて帰る事」だ。
「すみませんでした。この契約書に同意せざるを得ず、お母さんの期待を裏切る事となってしまいました」
いつもなら、母の期待を裏切ってしまった時は、反省点と今後の対策を言い、許してもらう為に上手い説得の文言を頭の中で考えていたが……。
今日はおかしかった。篠伊吹に屈辱的な行為をされ、自分でも中までは触る事のない秘部を、こねくり回され、好き勝手に広げられ、写真まで撮られて、脅されたというのに、何故かホッとしていた。
自分の世界で一番大事な母親の期待を裏切る事に、安堵していたのだ。
だからだろう、母からストレートな罵倒を浴びせられてしまった。
「この役立たずっ! 翠……どうして出て行ってしまったの? 一生懸命育てたのよ。
大人になったら、柊と二人で私を支えてくれると思ったのに……」
「お母さん。俺一人でも支えてみせます」
「黙って。そもそも翠を私好みに育てたくて厳しくしてたの。あなたは確かに優秀だけど、本当に欲しいのは翠なのよ。
翠を戻して、次こそちゃんと躾けるんだから。……何よ、こんな契約書!
お父さんにはあなたから説明しなさいよ! お母さんは助けないからね!」
「……はい」
母からは本当の意味で褒められた事は無い。いつだって、翠がいる時に翠の前でだけ褒めるフリをする。
そうやって翠を焚き付けて、翠が柊のように優秀になる事を願っていたのだ。
(お母さんの言う事を聞いていれば、いつかは翠のように愛してもらえるだろうと……どうしてそんな妄想をしてきたのだろう)
フィルターを外してみれば決して柊には愛情を見せない、翠に固執する女でしかなかった。
何故この人を母と思い、慕っていたのか、柊は自分が分からなくなった。
しかも父は完全に母の味方だ。命令をこなせずに、翠と絶縁する内容の契約書を見せれば、二人で寄ってたかっていびられるのだろう。
体罰等はないが、精神的な攻撃をしてくる。柊は感情こそ表面に出ないが、出ないだけで心は傷付いている。
柊は先に自分の部屋に篭った。ここが一番安らげる場所だ。この部屋の外はどこに行っても苦痛でしかない。
引きこもりの気持ちがよく分かる。出来る事なら外に出たくない、というのが本音だ。
「はぁ……」
床に座ってベッドの側面に寄りかかる。尻の中がジンジンとする。意識をすると、また男性器が固くなってきた。
(おかしい)
そこは、たまに生理的に勃ってしまった時に、仕方なく精液を出すだけで、自分から自慰行為をしようと考えた事はなかった。
だが、今、何故か、どうしても触りたい衝動に駆られる。握って、上下に動かしたくなる。
精液を出す行為は生殖行為にのみ必要な行為だ。このように、無意味に、生産性もなくするのは、柊の意思に反する。
だが、そんな確固たる意思も外部の刺激によって、ブレれば弱くなる。
他人の違った価値観を見せつけられ、自分の価値観が揺らぐ、そんな刺激によって……。
柊は部屋に鍵をかけて、ズボンと下着を脱いだ。確か、伊吹はどうしていただろう? と右手の指を二本、尻穴の周辺を撫でさせる。
「……んっ」
ゾワリとくすぐったいような気にもなるが、それ以上に開放感のようなものを感じた。
思い切って中に入れてみた。まだ濡れている感じが残っており、指を左右に広げたりしながら入れると、意外にも指の第二関節まで入ってしまった。
男性器が熱くなる。左手で性器を握り、上下させる。亀頭が一番気持ち良いと気付いた。
自分が一番感じるところを重点的に擦ると、射精感が高まった。その時だった。
脳に伊吹の声が再生された。
『そんな無垢な女性も、お前と結婚したらこーゆー事をするんだよ。
今のお前みたいにはしたなく両脚を広げて、お前のちんぽをメス穴で咥えて、あんあん喘ぐんだ。柊君のおちんぽもっと下さい~っておねだりしてくるかもな』
下品な言葉だ。それなのに、もう一度聴きたくなる言葉でもある。
「……篠伊吹さ……のお……ちん……くっ、くださ……」
声に出そうとする度に、体温が上昇していくのが分かる。
「伊吹さん……」
彼の名を口に出すと、余計に心拍数も上がる。脳内が性欲に占められる。イク事しか考えられない。
尻の違和感は気持ち良いと言えるものではないのに、性器を刺激するとすぐに射精してしまった。
頭がボーッとしている。まるで宇宙の中に浮かんでいるかのようだ。数分、そのような開放感を感じた後に、無性に罪悪感が込み上げてきた。
何に対する罪悪感なのかは分からないが、何故か無力感に苛まれる。
「はぁ……何やってんだ俺は。憎い男の名前を呟くなど、あってはならない事だというのに」
ティッシュで汚れを拭い、どうにか表面上は取り繕う。
そんな時だ。スマホが着信を知らせた。
画面を見ると婚約者からだ。慌ててすぐに出る。
「もしもし」
「もっしー!! しゅるりん元気ぃ? めるるんだよ!」
田所芽瑠は、親同士が勝手に婚約を決めた相手だ。彼女の常に明るい声と、大人とは思えない子供のような口調は、柊にとっては頭痛の種である。
どう返していいのか分からなくなるのだ。
ちなみに「しゅるりん」というのは、芽瑠に何故か付けられてしまったあだ名だ。その呼び方を聞く度に柊の眉間に皺が寄る。
そして、芽瑠は自分の事を「めるるん」と呼で欲しいと言ってくる。勿論そんな呼び方が出来る筈がない柊は、困り果てて「芽瑠さん」と呼ぶ事にしたのだった。
「はい。芽瑠さんはいかがお過ごしですか?」
「バリ元気!! つぅか芽瑠さんじゃないってば。アタシの事はめるるんって呼ぶ約束っしょ~?」
「そんな風に呼べませんよ」
「まぁいいけど。あのさぁ、婚約破棄してもオケぽよ? アタシ、他の彼氏にプロポーズされてぇ。しゅるりんより、ちっちーの方が面白いし、アタシの事めるるんって呼んでくれるし。
アタシはちっちーと結婚したいんだよね。ダメぽよ?」
「……ハァー……分かりました。オケぽよでいいです」
「せんきぅ~! また後日ぅ、アタシから正式に婚約破棄するんで! よろ!」
「はい。では失礼致します」
「最後の最後までカッタくて嫌な奴。硬くなんのはチンコだけでいいんだっつーの! じゃ、サヨナラ」
電話を切ると彼女との関係が終わった実感がすぐに湧いた。せいせいしたと言うべきか。
「……あんな自然に下ネタが言えるなんて」
正直、芽瑠とは、話も合わないし、テンションの高さについていけない。
同じ日本語を使っている筈なのに、言葉が通じないところも不快に思っていた。
二歳年下だが、弟の翠より精神年齢が低いように感じるのも、マイナスポイントだ。
だが、何故か下ネタを聞いて好感度が少し上がった。婚約解消した今となってはどうしようもないが。
その後すぐに父親が帰ってきてしまった。柊は憂鬱な気分で安らぎの場から出ていった。
芽瑠のテンションがほんの少し移ってしまったらしい柊が両親の怒りの追及に対し、言ってしまった。
「あの、あまり熱くなるとチンコも熱くなりますよ」
母親が発狂したように激怒したのは言うまでもない。父親も呆れて、部屋に戻るように言った。
(下ネタを言うと説教の時間が短くなるのか!!)
新たな発見に、柊は目を輝かせたのだった。
彼は平静を装っていた。
縄跳びでもして飛び跳ねているのではないかと思う程の心臓の高鳴りを、周囲に気付かれないように。
普段から感情が表面に出ない事が功を奏した。まさか能面のような顔した男の内心が、大嵐のように荒れているとは誰も思わない事だろう。
まだ誰とも知らない他人なら気付かれてもいい。だが、絶対に知られてはならない者がいる。
彼にとって一番大事な事は、両親に自分自身の異変を気付かれない事だ。
自宅へ帰り、玄関のドアを開いた。
社会人になって、まだ親と同居なのかと周りから言われる事もあるが、一人暮らしをする予定は無い。
してみたい気持ちもあるが、両親に反対されている為、実家に住み続けるしかないのだ。
結婚しても同居するように命じられている。
両親に反抗出来た事は人生の内、まだ一度もない。家を出ていった弟が羨ましいと思えたが、親に逆らう勇気はない。
「ただいま」
「お帰りなさい、柊。どうだった? 良い回答は得られた?」
五十に差し掛かる小柄な身体の母が期待の眼差しで柊を見上げる。
母から命ぜられた指令は「篠伊吹に手切れ金を払い、無理矢理にでも翠を連れて帰る事」だ。
「すみませんでした。この契約書に同意せざるを得ず、お母さんの期待を裏切る事となってしまいました」
いつもなら、母の期待を裏切ってしまった時は、反省点と今後の対策を言い、許してもらう為に上手い説得の文言を頭の中で考えていたが……。
今日はおかしかった。篠伊吹に屈辱的な行為をされ、自分でも中までは触る事のない秘部を、こねくり回され、好き勝手に広げられ、写真まで撮られて、脅されたというのに、何故かホッとしていた。
自分の世界で一番大事な母親の期待を裏切る事に、安堵していたのだ。
だからだろう、母からストレートな罵倒を浴びせられてしまった。
「この役立たずっ! 翠……どうして出て行ってしまったの? 一生懸命育てたのよ。
大人になったら、柊と二人で私を支えてくれると思ったのに……」
「お母さん。俺一人でも支えてみせます」
「黙って。そもそも翠を私好みに育てたくて厳しくしてたの。あなたは確かに優秀だけど、本当に欲しいのは翠なのよ。
翠を戻して、次こそちゃんと躾けるんだから。……何よ、こんな契約書!
お父さんにはあなたから説明しなさいよ! お母さんは助けないからね!」
「……はい」
母からは本当の意味で褒められた事は無い。いつだって、翠がいる時に翠の前でだけ褒めるフリをする。
そうやって翠を焚き付けて、翠が柊のように優秀になる事を願っていたのだ。
(お母さんの言う事を聞いていれば、いつかは翠のように愛してもらえるだろうと……どうしてそんな妄想をしてきたのだろう)
フィルターを外してみれば決して柊には愛情を見せない、翠に固執する女でしかなかった。
何故この人を母と思い、慕っていたのか、柊は自分が分からなくなった。
しかも父は完全に母の味方だ。命令をこなせずに、翠と絶縁する内容の契約書を見せれば、二人で寄ってたかっていびられるのだろう。
体罰等はないが、精神的な攻撃をしてくる。柊は感情こそ表面に出ないが、出ないだけで心は傷付いている。
柊は先に自分の部屋に篭った。ここが一番安らげる場所だ。この部屋の外はどこに行っても苦痛でしかない。
引きこもりの気持ちがよく分かる。出来る事なら外に出たくない、というのが本音だ。
「はぁ……」
床に座ってベッドの側面に寄りかかる。尻の中がジンジンとする。意識をすると、また男性器が固くなってきた。
(おかしい)
そこは、たまに生理的に勃ってしまった時に、仕方なく精液を出すだけで、自分から自慰行為をしようと考えた事はなかった。
だが、今、何故か、どうしても触りたい衝動に駆られる。握って、上下に動かしたくなる。
精液を出す行為は生殖行為にのみ必要な行為だ。このように、無意味に、生産性もなくするのは、柊の意思に反する。
だが、そんな確固たる意思も外部の刺激によって、ブレれば弱くなる。
他人の違った価値観を見せつけられ、自分の価値観が揺らぐ、そんな刺激によって……。
柊は部屋に鍵をかけて、ズボンと下着を脱いだ。確か、伊吹はどうしていただろう? と右手の指を二本、尻穴の周辺を撫でさせる。
「……んっ」
ゾワリとくすぐったいような気にもなるが、それ以上に開放感のようなものを感じた。
思い切って中に入れてみた。まだ濡れている感じが残っており、指を左右に広げたりしながら入れると、意外にも指の第二関節まで入ってしまった。
男性器が熱くなる。左手で性器を握り、上下させる。亀頭が一番気持ち良いと気付いた。
自分が一番感じるところを重点的に擦ると、射精感が高まった。その時だった。
脳に伊吹の声が再生された。
『そんな無垢な女性も、お前と結婚したらこーゆー事をするんだよ。
今のお前みたいにはしたなく両脚を広げて、お前のちんぽをメス穴で咥えて、あんあん喘ぐんだ。柊君のおちんぽもっと下さい~っておねだりしてくるかもな』
下品な言葉だ。それなのに、もう一度聴きたくなる言葉でもある。
「……篠伊吹さ……のお……ちん……くっ、くださ……」
声に出そうとする度に、体温が上昇していくのが分かる。
「伊吹さん……」
彼の名を口に出すと、余計に心拍数も上がる。脳内が性欲に占められる。イク事しか考えられない。
尻の違和感は気持ち良いと言えるものではないのに、性器を刺激するとすぐに射精してしまった。
頭がボーッとしている。まるで宇宙の中に浮かんでいるかのようだ。数分、そのような開放感を感じた後に、無性に罪悪感が込み上げてきた。
何に対する罪悪感なのかは分からないが、何故か無力感に苛まれる。
「はぁ……何やってんだ俺は。憎い男の名前を呟くなど、あってはならない事だというのに」
ティッシュで汚れを拭い、どうにか表面上は取り繕う。
そんな時だ。スマホが着信を知らせた。
画面を見ると婚約者からだ。慌ててすぐに出る。
「もしもし」
「もっしー!! しゅるりん元気ぃ? めるるんだよ!」
田所芽瑠は、親同士が勝手に婚約を決めた相手だ。彼女の常に明るい声と、大人とは思えない子供のような口調は、柊にとっては頭痛の種である。
どう返していいのか分からなくなるのだ。
ちなみに「しゅるりん」というのは、芽瑠に何故か付けられてしまったあだ名だ。その呼び方を聞く度に柊の眉間に皺が寄る。
そして、芽瑠は自分の事を「めるるん」と呼で欲しいと言ってくる。勿論そんな呼び方が出来る筈がない柊は、困り果てて「芽瑠さん」と呼ぶ事にしたのだった。
「はい。芽瑠さんはいかがお過ごしですか?」
「バリ元気!! つぅか芽瑠さんじゃないってば。アタシの事はめるるんって呼ぶ約束っしょ~?」
「そんな風に呼べませんよ」
「まぁいいけど。あのさぁ、婚約破棄してもオケぽよ? アタシ、他の彼氏にプロポーズされてぇ。しゅるりんより、ちっちーの方が面白いし、アタシの事めるるんって呼んでくれるし。
アタシはちっちーと結婚したいんだよね。ダメぽよ?」
「……ハァー……分かりました。オケぽよでいいです」
「せんきぅ~! また後日ぅ、アタシから正式に婚約破棄するんで! よろ!」
「はい。では失礼致します」
「最後の最後までカッタくて嫌な奴。硬くなんのはチンコだけでいいんだっつーの! じゃ、サヨナラ」
電話を切ると彼女との関係が終わった実感がすぐに湧いた。せいせいしたと言うべきか。
「……あんな自然に下ネタが言えるなんて」
正直、芽瑠とは、話も合わないし、テンションの高さについていけない。
同じ日本語を使っている筈なのに、言葉が通じないところも不快に思っていた。
二歳年下だが、弟の翠より精神年齢が低いように感じるのも、マイナスポイントだ。
だが、何故か下ネタを聞いて好感度が少し上がった。婚約解消した今となってはどうしようもないが。
その後すぐに父親が帰ってきてしまった。柊は憂鬱な気分で安らぎの場から出ていった。
芽瑠のテンションがほんの少し移ってしまったらしい柊が両親の怒りの追及に対し、言ってしまった。
「あの、あまり熱くなるとチンコも熱くなりますよ」
母親が発狂したように激怒したのは言うまでもない。父親も呆れて、部屋に戻るように言った。
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