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三章
三話 サディスト
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瑞希が部屋の扉を開くと、そこには翠ではなく伊吹が立っていた。
「え……? 伊吹? なんで?」
「さっき、たまたま店長室にいて、出たら瑞希が部屋の鍵受け取ってたから、高橋君に聞いたんだ」
「高橋君? あぁ、彼そんな名前だったね」
受付のアルバイトの顔を思い浮かべた。最初に寝た時に名前を聞いた気もするが、仕事の時は予約の名前で認識しているに過ぎない。
プライベートでも名前を正確に覚えている客は乱交パーティーに招待した人達くらいだ。
「……とりあえず入れて」
瑞希を押しのけて部屋に入ってきた伊吹の表情は暗い。
「どうしたの? お腹痛いのかな?」
「いや。こんな事で機嫌悪くなるのはいけないって分かってるんだけど……。本当、ワガママ過ぎる自分が嫌になる」
「ちょっとワガママなところもあるけど、そこまで言う程じゃないよ。
寧ろ我慢してる事の方が多いでしょ? そういうの吐き出していいんだよ、僕が全部受け止めてあげるから」
瑞希は伊吹の背中から抱き着き、両手を伊吹の胸に当てた。伊吹の心臓の鼓動が手の平に響く。愛しい気持ちが膨らんだ。
「俺……瑞希と翠が仲良くなるの、やだ」
「嫉妬しちゃった? 翠君を信じてあげて。伊吹にしか興味ないから。
僕もそんな人相手に誘惑なんてしないし、しても意味ないし」
「じゃあ今度から帰る時以外で二人になる時は俺に言って欲しい」
「うん、分かったよ」
瑞希の言葉に安心したのか、伊吹は瑞希に向き直り、ホッとした顔を見せた。
そんな姿を見た瑞希は少し苛立った。長年の付き合いで、伊吹は瑞希に嫉妬したのだと分かってしまう。
瑞希よりも翠を愛しているのだと。
「伊吹は……僕の事も愛してくれてるんだよね?」
「勿論。家族みたいに愛してる」
「じゃあ、それが本当かどうか確かめなきゃね?」
伊吹への独占欲が急激に高まった。
スーっと心が冷たくなっていく。瑞希がいつもSになる時に感じる感情の変化だ。
どうしようもない程の加虐心が胸の奥から湧き上がる。それを理性で押し留めているのだ。
伊吹も瑞希のSのスイッチが入った事にすぐ気付いた。
「ちょっと待って、プレイ料金……」
こんな時でさえ、伊吹は瑞希へ支払う対価を気にした。
「いい。僕が始めた事だし。
今まで伊吹が僕に支払ったSMのプレイ料金は、全部貯金してあるから今度返すよ。
それより、恋人に対してプレイ料金を言うのはどうなの?」
「でも、お前のそれは料金が発生する技術だろ?」
「伊吹は分かってないなぁ。今後SMショー以外で僕とのSMにお金の話持ち出したら……伊吹が大っ嫌いなプレイしてあげるよ。
セーフワード言ってもやめてあげないの。朝まで放置プレイだね、どう? 嬉しい?」
「ごめんなさい。もうお金の事は言わない」
「じゃあ、自分非を認めた伊吹は僕に何してくれるんだろうね? 僕楽しみだなぁ」
笑顔を浮かべるが、心の中は笑っていない。瑞希がSになっている時、常に氷のように冷徹な感情が渦巻いている。
瑞希はソファーに置いたリュックから一本鞭を取り出した後、ベッドに座って足を組んだ。
「ほら、芸の一つでもしてみなよ」
「芸って……」
「芸は芸だよ。出来ないの? 犬でも出来るのに、あぁ、伊吹は犬畜生以下だったね」
瑞希がジッと冷ややかな目を向けると、伊吹はかあっと頬を赤くした。それは恋する人を相手に恍惚としているわけでも、蔑まれた事で怒りが湧いているわけでもない。
ただ、これから自身に起こるであろう虐遇に期待しているだけなのだ。
伊吹は瑞希が好きなのではない、ご主人様としての瑞希に逆らえないだけなのだ。
そんな伊吹に寂しさと愛しさを感じている。
(伊吹に僕を恋愛対象として見て欲しい……のに)
「ほら、犬以下ならせめて服脱ぎなよ。服着ていいのは人間だけだよ? 伊吹は違うでしょ?」
「はい……俺はどんな生き物よりも無価値で最低な存在です」
伊吹は急いで服を脱いだ。全裸になり、靴下も脱いでしまうと腹部の包帯だけが残った。
男性器はピクリと動き、少しずつ大きくなり始めている。
「あぁ、だから芸の一つも出来ないんだね? 仕方ないからそこで正座でもしてなよ。両手は後ろで組んで」
言われるがまま瑞希の前で正座をし、両手を背中で組んだ。伊吹は瑞希が何をしてくるのか分かっている顔をしている。期待しているのか嬉しそうだ。
「つかさぁ、何勃たせてんだよお前!」
瑞希は持っていた一本鞭を軽く振るい、伊吹の肩にピシリと打った。
どんなにサディストになろうと、どこかで冷静な自分がいる。伊吹の腹の傷口に当てないように気を付けて打った。
右肩、左肩、右胸、左胸……と何度も鞭を打っていく。手で防げない為、ダイレクトに乳首に当たると、伊吹の男性器は余計に反応する。
「勃たせるな!」
「あうっ……あっ……ひぃ……あぁっ」
打てば打つ程に伊吹の男性器は大きくなり、完勃ちしてしまった。それはそうだろう。伊吹は痛みが快楽に繋がるのだから。
勃たせるなというのは無理な話である。当然瑞希は分かっていながら責めている。
鞭は伊吹の乳首を重点的に責め、敏感なそこを打たれた伊吹の尿道口は喜ぶように蜜が浮かんでいる。
瑞希は立ち上がると、鞭をベッドに置いたまま伊吹に近付いた。そして、無遠慮に性器を踏み付けた。
「ぎゃっ……!」
床に縫い付けるかのように踏みつけたまま、髪を鷲掴みにし、上を向かせる。頭皮が浮くのではないかという程の強さだ。伊吹は気持ち良さしか感じていないだろう。
その時だ、部屋の扉が開く音がした。だが、伊吹に集中している瑞希の耳にはその音は聞こえない。それは伊吹も同じである。
「勃たせるなって言っただろうが!」
と、瑞希が怒鳴った瞬間、翠が慌てたような声で瑞希を制止してきた。
「何してるんですか!?」
いきなり現実に引き戻される。今まで冷えていた心が、温風が吹いてきたかのように温かくなっていく。いつもの自分に引き戻される──。
瑞希はいつものように楽しそうな笑顔を翠に向けた。
「翠君! 遅かったねぇ」
「何を呑気な! 伊吹さんに何やって……」
翠が怒りだしそうな雰囲気であったが、瑞希は遮る。翠が邪魔だと。
「黙っててくれる? 今、プレイ中なの」
「でも、瑞希さん……いつもと全然、違う。いつもはもっと、言い方とか……」
瑞希は仕事でのSMプレイでは、責める時は必ず敬語を使っている。翠はその事を言っているようだ。
「仕事でやる責めと一緒にしないでくれる? どんな大金を提示されても、仕事は仕事でしかない。
僕の本気の責めは伊吹にしか向けない。これが僕の本当の愛情表現だよ」
「じゃあ、今している事は伊吹さんが求めたんですね?」
「始まりは違うけど、結果はそうだね。一時間くらい外で暇つぶしてくれる? その間に終わらせるから」
「いえ! 見てます!」
「やりづらいんだけど……」
「後学の為に、見させてもらいます」
翠は壁に寄りかかり、立ったまま瑞希と伊吹に視線を向けた。
Sのスイッチが抜けてしまった瑞希は、同じ責を続ける事が出来なくなってしまった。ベッドに戻って座ると、伊吹に命令した。
「伊吹、そこでオナニーしろ。お前に人権なんてないんだから、勝手に射精するなよ」
「は、はい」
瑞希に反して、どっぷりMの本能に目覚めている伊吹は、男性器は踏まれた気持ち良さも相まって気持ち良さそうに緩んだ表情を浮かべている。
命令されるがまま、両手で自身の性器を擦り始めた。
「イク時言えよ、勝手にイったら二週間射精禁止にしてやるからな」
「は……はいぃ」
伊吹は目に涙をためている。悩んでいるのだろう。射精管理の命令もおいしいが、二週間の禁欲は無理だろう、と。
そんな伊吹の考えが瑞希には手に取るように分かる。
「い……イク……」
「手ぇ止めろ」
「えっ」
「射精するな」
瑞希が命令すると、伊吹は手を止めた。
「うっ……うぅ」
イきたいのにイかせてもらえないのは辛いのだろう。男性器を触りたいのか、両手は陰茎や鬼頭あたりを行ったり来たりしている。
伊吹がねだるような目を瑞希に向けた。その瞬間、また心が冷えていく感覚に陥ったのだった。
「え……? 伊吹? なんで?」
「さっき、たまたま店長室にいて、出たら瑞希が部屋の鍵受け取ってたから、高橋君に聞いたんだ」
「高橋君? あぁ、彼そんな名前だったね」
受付のアルバイトの顔を思い浮かべた。最初に寝た時に名前を聞いた気もするが、仕事の時は予約の名前で認識しているに過ぎない。
プライベートでも名前を正確に覚えている客は乱交パーティーに招待した人達くらいだ。
「……とりあえず入れて」
瑞希を押しのけて部屋に入ってきた伊吹の表情は暗い。
「どうしたの? お腹痛いのかな?」
「いや。こんな事で機嫌悪くなるのはいけないって分かってるんだけど……。本当、ワガママ過ぎる自分が嫌になる」
「ちょっとワガママなところもあるけど、そこまで言う程じゃないよ。
寧ろ我慢してる事の方が多いでしょ? そういうの吐き出していいんだよ、僕が全部受け止めてあげるから」
瑞希は伊吹の背中から抱き着き、両手を伊吹の胸に当てた。伊吹の心臓の鼓動が手の平に響く。愛しい気持ちが膨らんだ。
「俺……瑞希と翠が仲良くなるの、やだ」
「嫉妬しちゃった? 翠君を信じてあげて。伊吹にしか興味ないから。
僕もそんな人相手に誘惑なんてしないし、しても意味ないし」
「じゃあ今度から帰る時以外で二人になる時は俺に言って欲しい」
「うん、分かったよ」
瑞希の言葉に安心したのか、伊吹は瑞希に向き直り、ホッとした顔を見せた。
そんな姿を見た瑞希は少し苛立った。長年の付き合いで、伊吹は瑞希に嫉妬したのだと分かってしまう。
瑞希よりも翠を愛しているのだと。
「伊吹は……僕の事も愛してくれてるんだよね?」
「勿論。家族みたいに愛してる」
「じゃあ、それが本当かどうか確かめなきゃね?」
伊吹への独占欲が急激に高まった。
スーっと心が冷たくなっていく。瑞希がいつもSになる時に感じる感情の変化だ。
どうしようもない程の加虐心が胸の奥から湧き上がる。それを理性で押し留めているのだ。
伊吹も瑞希のSのスイッチが入った事にすぐ気付いた。
「ちょっと待って、プレイ料金……」
こんな時でさえ、伊吹は瑞希へ支払う対価を気にした。
「いい。僕が始めた事だし。
今まで伊吹が僕に支払ったSMのプレイ料金は、全部貯金してあるから今度返すよ。
それより、恋人に対してプレイ料金を言うのはどうなの?」
「でも、お前のそれは料金が発生する技術だろ?」
「伊吹は分かってないなぁ。今後SMショー以外で僕とのSMにお金の話持ち出したら……伊吹が大っ嫌いなプレイしてあげるよ。
セーフワード言ってもやめてあげないの。朝まで放置プレイだね、どう? 嬉しい?」
「ごめんなさい。もうお金の事は言わない」
「じゃあ、自分非を認めた伊吹は僕に何してくれるんだろうね? 僕楽しみだなぁ」
笑顔を浮かべるが、心の中は笑っていない。瑞希がSになっている時、常に氷のように冷徹な感情が渦巻いている。
瑞希はソファーに置いたリュックから一本鞭を取り出した後、ベッドに座って足を組んだ。
「ほら、芸の一つでもしてみなよ」
「芸って……」
「芸は芸だよ。出来ないの? 犬でも出来るのに、あぁ、伊吹は犬畜生以下だったね」
瑞希がジッと冷ややかな目を向けると、伊吹はかあっと頬を赤くした。それは恋する人を相手に恍惚としているわけでも、蔑まれた事で怒りが湧いているわけでもない。
ただ、これから自身に起こるであろう虐遇に期待しているだけなのだ。
伊吹は瑞希が好きなのではない、ご主人様としての瑞希に逆らえないだけなのだ。
そんな伊吹に寂しさと愛しさを感じている。
(伊吹に僕を恋愛対象として見て欲しい……のに)
「ほら、犬以下ならせめて服脱ぎなよ。服着ていいのは人間だけだよ? 伊吹は違うでしょ?」
「はい……俺はどんな生き物よりも無価値で最低な存在です」
伊吹は急いで服を脱いだ。全裸になり、靴下も脱いでしまうと腹部の包帯だけが残った。
男性器はピクリと動き、少しずつ大きくなり始めている。
「あぁ、だから芸の一つも出来ないんだね? 仕方ないからそこで正座でもしてなよ。両手は後ろで組んで」
言われるがまま瑞希の前で正座をし、両手を背中で組んだ。伊吹は瑞希が何をしてくるのか分かっている顔をしている。期待しているのか嬉しそうだ。
「つかさぁ、何勃たせてんだよお前!」
瑞希は持っていた一本鞭を軽く振るい、伊吹の肩にピシリと打った。
どんなにサディストになろうと、どこかで冷静な自分がいる。伊吹の腹の傷口に当てないように気を付けて打った。
右肩、左肩、右胸、左胸……と何度も鞭を打っていく。手で防げない為、ダイレクトに乳首に当たると、伊吹の男性器は余計に反応する。
「勃たせるな!」
「あうっ……あっ……ひぃ……あぁっ」
打てば打つ程に伊吹の男性器は大きくなり、完勃ちしてしまった。それはそうだろう。伊吹は痛みが快楽に繋がるのだから。
勃たせるなというのは無理な話である。当然瑞希は分かっていながら責めている。
鞭は伊吹の乳首を重点的に責め、敏感なそこを打たれた伊吹の尿道口は喜ぶように蜜が浮かんでいる。
瑞希は立ち上がると、鞭をベッドに置いたまま伊吹に近付いた。そして、無遠慮に性器を踏み付けた。
「ぎゃっ……!」
床に縫い付けるかのように踏みつけたまま、髪を鷲掴みにし、上を向かせる。頭皮が浮くのではないかという程の強さだ。伊吹は気持ち良さしか感じていないだろう。
その時だ、部屋の扉が開く音がした。だが、伊吹に集中している瑞希の耳にはその音は聞こえない。それは伊吹も同じである。
「勃たせるなって言っただろうが!」
と、瑞希が怒鳴った瞬間、翠が慌てたような声で瑞希を制止してきた。
「何してるんですか!?」
いきなり現実に引き戻される。今まで冷えていた心が、温風が吹いてきたかのように温かくなっていく。いつもの自分に引き戻される──。
瑞希はいつものように楽しそうな笑顔を翠に向けた。
「翠君! 遅かったねぇ」
「何を呑気な! 伊吹さんに何やって……」
翠が怒りだしそうな雰囲気であったが、瑞希は遮る。翠が邪魔だと。
「黙っててくれる? 今、プレイ中なの」
「でも、瑞希さん……いつもと全然、違う。いつもはもっと、言い方とか……」
瑞希は仕事でのSMプレイでは、責める時は必ず敬語を使っている。翠はその事を言っているようだ。
「仕事でやる責めと一緒にしないでくれる? どんな大金を提示されても、仕事は仕事でしかない。
僕の本気の責めは伊吹にしか向けない。これが僕の本当の愛情表現だよ」
「じゃあ、今している事は伊吹さんが求めたんですね?」
「始まりは違うけど、結果はそうだね。一時間くらい外で暇つぶしてくれる? その間に終わらせるから」
「いえ! 見てます!」
「やりづらいんだけど……」
「後学の為に、見させてもらいます」
翠は壁に寄りかかり、立ったまま瑞希と伊吹に視線を向けた。
Sのスイッチが抜けてしまった瑞希は、同じ責を続ける事が出来なくなってしまった。ベッドに戻って座ると、伊吹に命令した。
「伊吹、そこでオナニーしろ。お前に人権なんてないんだから、勝手に射精するなよ」
「は、はい」
瑞希に反して、どっぷりMの本能に目覚めている伊吹は、男性器は踏まれた気持ち良さも相まって気持ち良さそうに緩んだ表情を浮かべている。
命令されるがまま、両手で自身の性器を擦り始めた。
「イク時言えよ、勝手にイったら二週間射精禁止にしてやるからな」
「は……はいぃ」
伊吹は目に涙をためている。悩んでいるのだろう。射精管理の命令もおいしいが、二週間の禁欲は無理だろう、と。
そんな伊吹の考えが瑞希には手に取るように分かる。
「い……イク……」
「手ぇ止めろ」
「えっ」
「射精するな」
瑞希が命令すると、伊吹は手を止めた。
「うっ……うぅ」
イきたいのにイかせてもらえないのは辛いのだろう。男性器を触りたいのか、両手は陰茎や鬼頭あたりを行ったり来たりしている。
伊吹がねだるような目を瑞希に向けた。その瞬間、また心が冷えていく感覚に陥ったのだった。
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