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一章
十二話 リバ
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「なんで付き合うのにSMするの? やっぱ伊吹は常識ないよねぇ」
と突っ込まれたのは、火曜の乱交イベントの時だった。
その日は平日という事もあり、参加者は少なめの八人。ネコが伊吹の他に一人瑞希がおり、タチ全員回ったところで、瑞希と百合プレイに突入。
お互いの尻穴に太い双頭バイブを入れ、どちらかが動くと相手にも振動が加わって、お互いが快楽を与え合ってしまう。
最初こそ盛り上がっていたが段々と盛り下がり、動きながら雑談していた。
タチ側の男性達は、二人の雑談が始まってから他のネコのところへ行っている為、完全に二人の世界だ。
「えっ、なんで?」
伊吹はキョトンとした様子で首を傾げると、瑞希は溜息をついた。
「ハァ……ちょっと小休憩いい?」
という瑞希の発言でプレイは一時中断した。双頭バイブを抜いてベッドに二人腰かける。
やはり、翠と付き合う事は瑞希にとって、プレイを中断するほど憤慨する事だったのかと、内心冷や汗が止まらない。
「ルール違反者の罰のやつ、俺は見てないけどかなり虐めてたって聞いた」
「えーまぁ、ははっ」
笑って誤魔化すと「ふざけないで」と言われる。
「伊吹にしてはヒートアップしちゃうくらい良い男だったわけ?」
「逆。あんまり耐えるから気に食わなくてやり過ぎた。俺も意地になっちまって……」
「そんな人と付き合うの?」
「だって約束しちまったし。
性器への鞭打ちの途中でアイツがギブアップしたのが許せなくて。最後まで耐えたら願い事一つだけ叶えてあげるって」
その時、常連の四十代の独身男性が近寄ってきた。そこまで性欲は強くなく、よく休憩している人だ。
「途中でやめるなら俺に一切関わらないっていう念書書かせるとかって脅迫してたよね?
それって、最後まで耐えたらストーカー行為を許すって言ってるも同然だよね」
男は余計な一言を零した。瑞希が疑いの眼差しを伊吹に向ける。
その目を見て伊吹は少しホッとした。どうやら怒っている様子はなさそうだ。誰と付き合おうが瑞希にとってはどうでもいい事だったようだ。
「伊吹?」
「だってぇ。俺はあの時もう翠をSMのキャストとして手放す気なかったし、そう言えば最後まで耐える方を選択してくれるって思って……。
勿論、それでアイツが本当にギブする方選択したらそれまでだったけどな」
「思惑通りいったわけだ?」
「いってねぇよ。結局、願い事は俺と恋人になる事でさ。渋々付き合う事になった」
「伊吹ってクズの割に変なところで律儀だよね。嫌なら他の願い事にしてもらえば良かったじゃん。それだけは嫌って言ってさ」
瑞希の言葉がグサグサと身に刺さる。
「だから付き合うのは承諾するけど、アイツが俺を嫌いになるようにいじめるつもりだよ」
「それでSM?」
「違う。それはまた別。そもそもSMショーのキャストに誘うつもりだったの。でも恋人になって俺の言うこと聞いてくれれば強制参加させられるだろ?」
名案だろ? と話すと瑞希はじとーっと軽蔑したような眼差しを向けてきた。
「ほんと、伊吹って最低。てゆーかさぁ、その翠君が伊吹の事嫌いになったら、SMショーはどうするつもりなの?」
常連の男はハハハと笑っている。
伊吹自身、自分がクズ男だと認識している。だが直接言われるとカチンとくる。
「恋愛とSMは別だろ。アイツと別れてもキャストは続けてもらえば良いじゃん」
「そう簡単にいかないよ。伊吹は人の感情を蔑ろにしすぎ。だから僕にあんな事出来たんだよね?」
過去の事を責められると伊吹は萎縮した。瑞希にしてしまった罪。それが瑞希の脅し材料であり、延々と責められる。
「そんな事……。所詮人なんて金で動くんだよ。アイツも報酬に味しめたら別れてもやめないと思うけどな」
「そんなに上手くいくかな? まぁ、好きにしたらいいんじゃない? 僕には関係ない事だし」
「お、怒ってない?」
「なんで怒らなきゃなんないの? そりゃあ伊吹が僕より幸せそうにしてたらムカつかなくはないけど。
嫌々付き合ってる分には問題ないよ」
伊吹は胸をなで下ろし、常連の男は首を傾げた。
「瑞希君は伊吹君を好きなんじゃないの?」
「えー? それはないですよぉ。コイツには恨み言しかないんですから。それより、僕エッチしたくなっちゃったなぁ。再開……えっ?」
伊吹が瑞希をベッドに押し倒した。
ペニスをしゃぶり始める。周りの男性達も瑞希に近寄ってきた。
だが勝手に瑞希に触る人は一人もいない。待っているのだ、瑞希からの許しを。
「んっ、あぁ、おチンポ気持ちいいよぉ。皆僕の身体気持ちよくしてぇ」
甘い声に誘われた男達が、瑞希の乳首や耳等、敏感なところを弄り始めた。
伊吹の男性器や尻穴をいじる者もいる。
「んっ……はぁ……誰か僕のアナルも弄って下さいよぅ」
と、瑞希が切なげに訴えた。
伊吹はしゃぶるのを止め、瑞希の両足をM字開脚にして大きく広げる。
舐めている内に硬くなった自分の性器にゴムを着け、瑞希の尻穴にゆっくりと入れていく。
「はっ!? えっ、ちょ、待っ……伊吹……!?」
混乱したような反応を見せる瑞希。こんな事をしてしまえば、後に何をされるか想像出来たものではない。
瑞希はサディストであり、SMではご主人様だ。主人にこんな事をする奴隷は、後でキツい罰が待っている。
(心のどこかで罰を求めてたんだ。なのに、瑞希が普通に翠との交際を認めるから……)
そんな伊吹の浅はかな心は瑞希にはもうお見通しだろう。
「伊吹。後で覚悟してろよ」
「……はい」
組み敷かれた瑞希は余裕の目で伊吹を睨んでおり、犯している伊吹の方が切なげに恍惚の表情を浮かべた。
参加者達も二人の異様な雰囲気に気付いたらしい。
「何? 伊吹君後でお仕置き?」
「伊吹君ドM過ぎでしょ。瑞希君をレイプするなんて。後が怖いねぇ」
「伊吹はこういう奴ですから。いつだって、僕からの罰を求めてて、隙あらば僕に不快な思いをさせて、自分だけは気持ち良くなりたい。
そんな身勝手なドMなんです」
伊吹の説明をすると、参加者達はうんうんと頷いた。
「おい、このクソ便器! お前が瑞希様にやった事、そのまましてやるよ!」
参加者の一人が両手で伊吹の尻を掴み、その尻たぶを広げた。そしていきなり奥まで突っ込む。
「ひぁっ!? あ……んっ、はぁ」
男は激しく腰を前後させて伊吹の尻穴を陵辱する。伊吹はされるがままだ。もっと酷くして欲しいとすら思っている。
男の腰使いは瑞希にまで影響を受けた。
「あっ、あっ、伊吹のが、僕の、奥にぃ……」
切なげに喘ぐと、乳首を弄っていた男が瑞希の前に自身の男性器を向けた。
もちろん舐めるかどうかは瑞希次第だ。男が無理矢理舐めさせる事はない。
「ん……おチンポもっと近付けて下さい」
瑞希の了解が得られた。男は瑞希の口に亀頭を押し付けると、アーンとしゃぶりはじめる。
瑞希の舌技は男を虜にする程に上手い。フェラをされる男は黙って自分の男性器を預けている。
対して、瑞希はドSな参加者に両手で頭を掴まれ、喉奥に男性器を無理矢理突っ込まれていた。
「ゴッ……ごぶぅっ!? ゴジュッ、ジュポ、ジュポ……」
イマラチオだ。しかも喉の奥の気道を男性器で塞いだままのピストン運動で、伊吹は息が出来なくなる。
「オラ、この便器! お前の口も喉も、肉オナホだろうが! 嘔吐くんじゃねぇぞ!」
伊吹は恍惚として頷いた。死にそうになる程の苦しみと、人間扱いされない罵倒は興奮材料でしかない。
ゆっくりと喉奥から性器が引き抜かれた……と思った瞬間、喉チンコの奥にまた突っ込まれる。
「このまま肉オナホとして生きるんだろ? お前は! 性処理道具ならもっと奉仕しろや!」
喉も尻穴も好き勝手にオナニー道具にされる。この瞬間が幸せだ。
喉奥に射精をさせられ、飲まされる。性器が引き抜かれ、口が自由になると、伊吹は恍惚と男達に要求した。
「皆さん……もっと、俺をいじめてください。いたぶって、痛くして。道具でなく人間の身体で生まれた事を後悔させてください!」
「なら瑞希様の尻からテメェのチンポ抜けよ。何気持ち良くなろうとしてんだ。
お前のチンポに気持ち良く射精する権利ねぇんだよ」
男達に身体を羽交い締めにされて、瑞希の身体から追い出される。これから酷い責め苦を受けるのだ。
期待に胸が高まった。
と突っ込まれたのは、火曜の乱交イベントの時だった。
その日は平日という事もあり、参加者は少なめの八人。ネコが伊吹の他に一人瑞希がおり、タチ全員回ったところで、瑞希と百合プレイに突入。
お互いの尻穴に太い双頭バイブを入れ、どちらかが動くと相手にも振動が加わって、お互いが快楽を与え合ってしまう。
最初こそ盛り上がっていたが段々と盛り下がり、動きながら雑談していた。
タチ側の男性達は、二人の雑談が始まってから他のネコのところへ行っている為、完全に二人の世界だ。
「えっ、なんで?」
伊吹はキョトンとした様子で首を傾げると、瑞希は溜息をついた。
「ハァ……ちょっと小休憩いい?」
という瑞希の発言でプレイは一時中断した。双頭バイブを抜いてベッドに二人腰かける。
やはり、翠と付き合う事は瑞希にとって、プレイを中断するほど憤慨する事だったのかと、内心冷や汗が止まらない。
「ルール違反者の罰のやつ、俺は見てないけどかなり虐めてたって聞いた」
「えーまぁ、ははっ」
笑って誤魔化すと「ふざけないで」と言われる。
「伊吹にしてはヒートアップしちゃうくらい良い男だったわけ?」
「逆。あんまり耐えるから気に食わなくてやり過ぎた。俺も意地になっちまって……」
「そんな人と付き合うの?」
「だって約束しちまったし。
性器への鞭打ちの途中でアイツがギブアップしたのが許せなくて。最後まで耐えたら願い事一つだけ叶えてあげるって」
その時、常連の四十代の独身男性が近寄ってきた。そこまで性欲は強くなく、よく休憩している人だ。
「途中でやめるなら俺に一切関わらないっていう念書書かせるとかって脅迫してたよね?
それって、最後まで耐えたらストーカー行為を許すって言ってるも同然だよね」
男は余計な一言を零した。瑞希が疑いの眼差しを伊吹に向ける。
その目を見て伊吹は少しホッとした。どうやら怒っている様子はなさそうだ。誰と付き合おうが瑞希にとってはどうでもいい事だったようだ。
「伊吹?」
「だってぇ。俺はあの時もう翠をSMのキャストとして手放す気なかったし、そう言えば最後まで耐える方を選択してくれるって思って……。
勿論、それでアイツが本当にギブする方選択したらそれまでだったけどな」
「思惑通りいったわけだ?」
「いってねぇよ。結局、願い事は俺と恋人になる事でさ。渋々付き合う事になった」
「伊吹ってクズの割に変なところで律儀だよね。嫌なら他の願い事にしてもらえば良かったじゃん。それだけは嫌って言ってさ」
瑞希の言葉がグサグサと身に刺さる。
「だから付き合うのは承諾するけど、アイツが俺を嫌いになるようにいじめるつもりだよ」
「それでSM?」
「違う。それはまた別。そもそもSMショーのキャストに誘うつもりだったの。でも恋人になって俺の言うこと聞いてくれれば強制参加させられるだろ?」
名案だろ? と話すと瑞希はじとーっと軽蔑したような眼差しを向けてきた。
「ほんと、伊吹って最低。てゆーかさぁ、その翠君が伊吹の事嫌いになったら、SMショーはどうするつもりなの?」
常連の男はハハハと笑っている。
伊吹自身、自分がクズ男だと認識している。だが直接言われるとカチンとくる。
「恋愛とSMは別だろ。アイツと別れてもキャストは続けてもらえば良いじゃん」
「そう簡単にいかないよ。伊吹は人の感情を蔑ろにしすぎ。だから僕にあんな事出来たんだよね?」
過去の事を責められると伊吹は萎縮した。瑞希にしてしまった罪。それが瑞希の脅し材料であり、延々と責められる。
「そんな事……。所詮人なんて金で動くんだよ。アイツも報酬に味しめたら別れてもやめないと思うけどな」
「そんなに上手くいくかな? まぁ、好きにしたらいいんじゃない? 僕には関係ない事だし」
「お、怒ってない?」
「なんで怒らなきゃなんないの? そりゃあ伊吹が僕より幸せそうにしてたらムカつかなくはないけど。
嫌々付き合ってる分には問題ないよ」
伊吹は胸をなで下ろし、常連の男は首を傾げた。
「瑞希君は伊吹君を好きなんじゃないの?」
「えー? それはないですよぉ。コイツには恨み言しかないんですから。それより、僕エッチしたくなっちゃったなぁ。再開……えっ?」
伊吹が瑞希をベッドに押し倒した。
ペニスをしゃぶり始める。周りの男性達も瑞希に近寄ってきた。
だが勝手に瑞希に触る人は一人もいない。待っているのだ、瑞希からの許しを。
「んっ、あぁ、おチンポ気持ちいいよぉ。皆僕の身体気持ちよくしてぇ」
甘い声に誘われた男達が、瑞希の乳首や耳等、敏感なところを弄り始めた。
伊吹の男性器や尻穴をいじる者もいる。
「んっ……はぁ……誰か僕のアナルも弄って下さいよぅ」
と、瑞希が切なげに訴えた。
伊吹はしゃぶるのを止め、瑞希の両足をM字開脚にして大きく広げる。
舐めている内に硬くなった自分の性器にゴムを着け、瑞希の尻穴にゆっくりと入れていく。
「はっ!? えっ、ちょ、待っ……伊吹……!?」
混乱したような反応を見せる瑞希。こんな事をしてしまえば、後に何をされるか想像出来たものではない。
瑞希はサディストであり、SMではご主人様だ。主人にこんな事をする奴隷は、後でキツい罰が待っている。
(心のどこかで罰を求めてたんだ。なのに、瑞希が普通に翠との交際を認めるから……)
そんな伊吹の浅はかな心は瑞希にはもうお見通しだろう。
「伊吹。後で覚悟してろよ」
「……はい」
組み敷かれた瑞希は余裕の目で伊吹を睨んでおり、犯している伊吹の方が切なげに恍惚の表情を浮かべた。
参加者達も二人の異様な雰囲気に気付いたらしい。
「何? 伊吹君後でお仕置き?」
「伊吹君ドM過ぎでしょ。瑞希君をレイプするなんて。後が怖いねぇ」
「伊吹はこういう奴ですから。いつだって、僕からの罰を求めてて、隙あらば僕に不快な思いをさせて、自分だけは気持ち良くなりたい。
そんな身勝手なドMなんです」
伊吹の説明をすると、参加者達はうんうんと頷いた。
「おい、このクソ便器! お前が瑞希様にやった事、そのまましてやるよ!」
参加者の一人が両手で伊吹の尻を掴み、その尻たぶを広げた。そしていきなり奥まで突っ込む。
「ひぁっ!? あ……んっ、はぁ」
男は激しく腰を前後させて伊吹の尻穴を陵辱する。伊吹はされるがままだ。もっと酷くして欲しいとすら思っている。
男の腰使いは瑞希にまで影響を受けた。
「あっ、あっ、伊吹のが、僕の、奥にぃ……」
切なげに喘ぐと、乳首を弄っていた男が瑞希の前に自身の男性器を向けた。
もちろん舐めるかどうかは瑞希次第だ。男が無理矢理舐めさせる事はない。
「ん……おチンポもっと近付けて下さい」
瑞希の了解が得られた。男は瑞希の口に亀頭を押し付けると、アーンとしゃぶりはじめる。
瑞希の舌技は男を虜にする程に上手い。フェラをされる男は黙って自分の男性器を預けている。
対して、瑞希はドSな参加者に両手で頭を掴まれ、喉奥に男性器を無理矢理突っ込まれていた。
「ゴッ……ごぶぅっ!? ゴジュッ、ジュポ、ジュポ……」
イマラチオだ。しかも喉の奥の気道を男性器で塞いだままのピストン運動で、伊吹は息が出来なくなる。
「オラ、この便器! お前の口も喉も、肉オナホだろうが! 嘔吐くんじゃねぇぞ!」
伊吹は恍惚として頷いた。死にそうになる程の苦しみと、人間扱いされない罵倒は興奮材料でしかない。
ゆっくりと喉奥から性器が引き抜かれた……と思った瞬間、喉チンコの奥にまた突っ込まれる。
「このまま肉オナホとして生きるんだろ? お前は! 性処理道具ならもっと奉仕しろや!」
喉も尻穴も好き勝手にオナニー道具にされる。この瞬間が幸せだ。
喉奥に射精をさせられ、飲まされる。性器が引き抜かれ、口が自由になると、伊吹は恍惚と男達に要求した。
「皆さん……もっと、俺をいじめてください。いたぶって、痛くして。道具でなく人間の身体で生まれた事を後悔させてください!」
「なら瑞希様の尻からテメェのチンポ抜けよ。何気持ち良くなろうとしてんだ。
お前のチンポに気持ち良く射精する権利ねぇんだよ」
男達に身体を羽交い締めにされて、瑞希の身体から追い出される。これから酷い責め苦を受けるのだ。
期待に胸が高まった。
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