乱交パーティー出禁の男

眠りん

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一章

五話 制裁

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 日曜日の午後六時、翠は時間通りにやってきた。

「逃げなかった事は褒めてやるよ」

 伊吹は悪い笑みを浮かべ、翠をホテル内へと連れて行く。向かった先は地下一階の舞台裏だ。
 そこには大掛かりな装着や、細かいプレイ用の道具等が用意されている。奥には小さな控え室もある。

 翠を店長に一旦預けた伊吹は控え室ですぐに着替えをした。上はレザー製の黒いベストで、臍が見える短い丈だ。
 下は一分丈の短いレザー製の黒いパンツに、黒いブーツを履いている。
 伊吹はドSのご主人様というような姿で翠の前に戻った。すぐに店長は端に身を潜める。

「一応説明しておくが、身体からだの安全は守るから安心してくれ。けど、もう俺に近寄りたくならないくらいの痛みは与えるからそのつもりで。
 じゃあまず腸内洗浄するから服脱げ」

「はい」

 翠は抵抗する事なく伊吹の言う事を素直に聞き、服を全て脱いで全裸になった。
 言う事を聞かずに暴れ出す事も考え、店長に控えてもらっている。
 翠の方が店長より背が高いが、店長の方がガタイも良く、柔道経験者なので抑え込む事は出来る。何が起きても店長がいれば大丈夫だろうという考えだ。

 壁沿いには長方形のテーブルがあり、荷物を置いたりするのに使えるが、今は何も置かれていない。伊吹はそのテーブルを指さした。

「そこに両手付いて、尻を向けろ」

「はい」

 翠はそんな命令にも逆らう事なく、テーブルに両手を置き、尻穴が見えるように突き出した。
 テーブルは翠にとって低いので、尻がより強調されている。

「よく分かってるじゃん」

 伊吹はローションで自分の指を濡らし、翠の尻穴に触れた。指すら受け入れた経験のない穴だと分かる。

「お前処女?」

「はい……」

「今日はどんな巨根でも受け入れられるように拡張してやるから、楽しみにしておけよ」

 翠は答えない。伊吹も無言で翠の穴を少しずつ広げていき、既に用意していたグリセリンを混ぜた水の入った浣腸器を挿し入れた。
 どんどん中身が入っていき、翠は少し苦しげに唸った。

「……ぅう」

「あんまり声出すなよ、もう客は入ってるからな。お披露目前に聞かれちまうだろ」

「は……はい」

 耐える姿が健気だと思った。一切の抵抗もせずに受け入れているのだから。まさか、制裁を受けたいが為にわざわざルール違反してきたドMなのか? とも思わなくはなかった。

 事実はどうであれ、手は抜かない。喜んでいるようであれば、更に苦痛を与えるだけだ。
 浣腸器を抜き、すぐに太めのアナルプラグで栓をした。

「もうすぐだから我慢しろよ」

 翠の顔色は段々と青くなり、脂汗で顔も身体もびっしょり濡れている。
 動くのも苦しそうな翠を無理矢理立たせ、一般男性の背丈ほどあるエックス字の拘束器具に、両手首と両足首をそれぞれベルトで繋いだ。
 両手はYの字になる様に上で広げて固定され、両足首は大きく開く様に立たせて拘束する。

 エックス字の拘束器具はキャスターが付いている。伊吹はこのまま拘束器具ごと、客前に出た。
 壇上はライトで明るい。客席は暗いが、伊吹の登場と共に喝采を送られる。
 乱交パーティーの参加者しかいないイベントだ。人数は少ないが、二十人は集まっている。

「お待たせしましたぁ! この恥ずかしい姿になっちゃっている彼が、ルール違反者のスイ君ですっ!
 これから公開処刑します! キツーイお仕置きをするので、皆さん温かく見守って下さいね~」

 伊吹がニッコリした笑顔でそう言うと、会場が拍手に包まれた。

「先に彼の紹介をしますね。スイ君は現在大学生でピチピチの十八歳。この前脱童貞しましたが、まだ処女でこういう事も不慣れな子です。
 スイ君、何しちゃったんだっけ?」

 苦しんでいる翠が答えられるとも思えないがマイクを向ける。

「ね、年齢を詐称し……て、プライベートの、伊吹さん……に会いに……行きました」

「もう既に随分苦しんでる様子ですね。こーんなイケメンで、可愛い子に制裁を下すのは心が痛みますが、容赦なくやっちゃいます。
 俺も頑張るので見守っていて下さい!」

 伊吹は話し終えると、翠の両足の拘束具を外した。そしてすぐに近くに用意してあるテーブルから、鎖で繋がれている二つの太いベルトを持ち、ベルトの一つを翠の右の太腿に巻き着けた。
 肉にくい込む程強く縛る。そのベルトに付いている鎖を翠の首の後ろに通し、鎖の先の同じく太いベルトを左の太腿にキツく巻き着けた。

 左足を浮かせた時点で、自重で翠の身体は下へと落ちたが、両手首が上で繋がれているので落ちる事はない。
 だが、拘束されている手首のみで全体重を支えているのだ、両手は充血して真っ赤になる。翠は痛みに唸っていた。

 両足は強制的にM字開脚となり、縮こまって下を向いている肉棒とアナルプラグで塞がれた尻穴が客に向けて見せている状態である。
 だが痛みから羞恥心など感じられない程苦しんでいる。

「う、ぐぅ……」

 翠の腹からグウゥゥと腸が動く音が伊吹の耳まで聞こえた。翠は痛みに耐えながら歯を食いしばっているので、すぐに次の行動に移す。

「可愛いおチンポとおマンコが丸見えですね。あれ、皆様気付きましたか? 実は出てくる前に浣腸してプラグで塞いでるんです~」

 飛びそうな場所にバケツを用意し、伊吹はアナルプラグを持ち、少しずつ抜いていく。

「皆様、スイ君の可愛いお漏らしを、よく見てあげてくださいね」

「うわぁぁぁぁぁあっ!!」

 翠はもう限界を迎えていたのだ。叫び声を上げながら、尻穴から大量の水と共に汚物を噴出させた。殆どはバケツに入ったが、その周りにも飛び散っている。
 ヒクヒクとする尻穴は何度も何度も液体を噴出させ、身体はガクガクと震えていた。

 伊吹はバケツを端に寄せると、机から直径五センチの太さ、長さは二十センチあるディルドを手にし、客に見える様に翠の斜め前の位置に立つ。

「これから処女のスイ君にはアナル拡張の罰を受けてもらいます。最終的にはこの大きさのディルドが入るまで広げますね~」

 伊吹はそういうと、ディルドは一旦テーブルに置き、そこから新たに初心者向けの小さいサイズのアナルパールを手に持ち、翠に向き直る。

「さて、本来数日かけて行うアナル開発を、この短い時間でやる。
 お前の尻穴が切れても無視で、さっき見せた大きさのディルド入れるからな。
 せいぜい自分からケツの穴広げる事だな」

「……伊吹さんに言われた事なら、なんだって聞きますよ」

 そんな事を言い退ける翠に、やはり気持ち悪さを感じた。
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