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一章
梅山さん①
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私は毎日怒りに震えている。
高校に入ってすぐに教室でも部活でも友達も出来た。部活は家庭科部。料理をしたりお裁縫をしたり、私そういうの大好きなの。
クラスでは学級委員に選ばれて、やる事は増えたけれど頼られていると思うと苦じゃない。
勉強も嫌いじゃない、体育は苦手だけど音楽の授業とか好きだし、毎日が楽しい。
最初の一ヶ月くらいは有意義に楽しい学校生活を送れていた。
なのに……。
平和な日常をぶち壊したのは小倉。
よりによって、私のクラスで彼はか弱い永瀬をいじめ始めた。
し……しかも、せ、セックス……。
小倉達、不良グループは五人がかりで永瀬を犯しているの。最ッ低!!
教室には女子もいるのよ? 何故そんな下劣な事が出来るのよ。しかも、精液臭いし。気持ち悪い、汚い、おぞましいわ。
よく人前でチ……男根を見せられたものだわ。いやらしい!
私は見たくないのに、あんなに堂々と出されてたら見たくなくても見ちゃうじゃないの。
永瀬は嫌がっているのか、眉間に皺を寄せて涙を浮かべている。可哀想に……。
絶対許せない!! 私が乱れた秩序を戻すわ!!
「ちょっと、永瀬君嫌がってるでしょ、やめなさいよ。しかも教室で堂々と。クラス皆気まずいし、不快なの。今すぐやめて!」
堂々と言ってやったわ。ほら、早くやめなさい。
あんた達はもう既に女子の敵になってるけど、今やめるなら許してもいいわ。
「はは。お前らも見るかよ、こいつイジメられて勃起してんだぜ。ドMなんだよ、ドM。いじめてやらなきゃ可哀想だろ?」
そんなの嘘!! ふざけないでよっ!!
あーあーイライラし過ぎて素が出ちゃう。
私は可愛い女の子、私は可愛い女の子……。
よし、落ち着いた。
「話にならないわ。先生に言ってくる」
最初からそうしていれば良かった。さすがの小倉達もクラスメイト一人を裸に剥いて、男根出して囲んでいるの先生に見られたくはないでしょ?
「おい、そんな事してみろよ。今度はテメェの番だぜ? あ、そうだ! 誰か一人でも教師にチクりやがったら、梅山をこいつと同じように犯してやるよ!」
「……っ!」
なぁっ!?
そ、それじゃ……誰も先生に言いに行けないじゃないの!!
皆私の味方だもん。私か永瀬、どっち選ぶかと言われたら、ほとんどの生徒が私を選ぶでしょ。
私の為に誰も動けなくなってしまうの、コイツ分かって……。
小倉はニヤニヤと勝ち誇った顔で私を見てきた。
……く、悔しいぃ。
「気を落とさないで。あれを止めるなんて無理だよ。このままだと夏希ちゃんが危ないから」
友達のミカリンが心配して私を労わってくれた。
彼女の言う通りだ。不良相手に戦ったら自分が危なくなってしまう。
悔しさと共に諦めた。
それから止める事なんて出来ずに、怒りを感じる日々が続いた。
小倉達は奔放に永瀬を犯している。私も、周りも誰も彼らに何も言えない。
けれど、数日経った時大谷が声を上げた。
大谷はどんなに無視されても、小倉に異を唱えた。いじめをやめるよう、こんなところで性行為に及ぶのはやめろと、必死に当たり前の事を話していた。
お陰で奴らは教室ではやらなくなった。大谷がウザ過ぎるから場所を変えたらしい。
いじめ自体どうにかしたいものだけれど、とりあえずは一歩前進だ。
後は大谷に任せておけばいいわ。私はか弱い乙女だし、一人で男共に立ち向かうのは無謀ってものよね。
それから一週間程経った。クラスは平和を取り戻していた。もうすぐ中間テストも近いし、教室内は少し緊張感がある。
永瀬という一人の犠牲者はあれど、大谷がいるし大丈夫だろう。
放課後、私の蓄積されていたストレスも軽減されてきたから、安心して男子トイレに入った。
放課後とはいえ人はいる。だから、まずほぼ人がいない教科用の教室しかない四階のトイレを使う。
はぁ、こればかりは止められない。
私には少々露出の気がある。スカートを脱ぎ、下着も脱いでしまう。
こういう事は見られないからイイの。
下半身裸の状態で私の股間に付いているソレを右手で触れる。そして、開放感の中小便器へ放尿をする。
気持ちイイ……。身体の毒素が抜かれていくこの感覚っ。
「マジかよ、お前……男!?」
ドクンッ!! と、心臓が一瞬止まった。
嘘だろ嘘だろ嘘だろ嘘だろ!?
個室に人が入っていたらしい。出てきたところを見られてしまった。しかもこの聞き覚えのある声……。
私は恐る恐る視線をトイレの奥に向けようとするけれど、ブルブル震えて上手く首を動かせない。
あ、あ、あ、あ、あ……。
そこには、私を好奇の目でジロジロ見る小倉の姿があった。視線は特に下半身に注がれている。
私はすぐに手でソレを隠した。
「あ、……お、小倉君っ。この事は、どうか、内密に……」
「へぇ~お前男で、しかも下半身丸出しで小便するのが好きなのか?」
「き、聞かないで、下さい……」
「この前の威勢はどこいったよ? プルプルして可愛いな」
小倉は悪魔のような笑みを浮かべている。嫌な予感しかしない。
案の定、小倉は私が一番嫌がるであろう一言を吐いた。
「バラされたくなきゃ、俺の言う事聞くよな?」
「……は、はぃ……」
「この後付き合えよ」
「……待ってくださいぃ」
あっ……。
大きくなっても、十センチないくらいの私のソレが主張している。
違う。これは私の性癖とかそういうわけじゃない。ただ小倉の登場に驚いたのだ。それで、こんな事になったんだ。
私が小倉にバレないよう下着を履こうとした時だった。小倉に腕を掴まれてしまった。
「勃起してんじゃん。抜いてやろうか?」
「い、いやっ。私、そういう事しないからっ」
「心は女の子って? でも、出しといた方がいいんじゃない? 我慢は身体によくねぇし」
小倉はトイレだっていうのに構わず膝を着いて、事もあろうか、私のソコに舌を這わせた。
「ひ、ひぃっ!」
「大人しくしてろよ。すぐ良くなる」
私の小さな男根はすっぽり小倉の口の中に入ってしまった。敏感なソレをしゃぶられて、舌の上で転がされて……先っぽじんじんしてもっとシテ欲しくなっちゃうぅ。
「あっ、あんんっ、そこ、気持ちぃよう、ハァ……あんっ……あぁっ、い、イッちゃう」
全身が震えるように感じている。フェラってこんなに気持ち良いものなの?
そりゃ、皆しゃぶらせるわよね。気持ち良いもの。
「あっ、はぁ、……あっ、んん……イキそ……だめ、イキそう!!」
「いいぜ」
どうしよう。いいぜって、今出していいって事?
後先の事なんて何も考えられなくなる。射精したい。
私の尿道を通って、精液が小倉の口の中に弾けた。
小倉は慣れているのだろう、困った様子もなく口の中の精液を洗面台に流して口を洗っている。そんな姿がなんかエロ──。
「どうよ、俺のフェラテク」
「凄く良かっ……、ハッ! ごめんなさい、こんな事させて!!」
もしかしたら気持ち良すぎると理性がなくなってしまうのかもしれない。怖い。
凄く気持ち良かった、なんて言ったら……こんな奴に淫乱だと思われてしまうじゃないの。
それに、小倉を見ていると胸がドキドキする。
入学当初はクラスの女子が裏でカッコイイって騒いでいただけあって、イケメンなんだよね。
顔だけはね。今じゃ性格悪いって嫌われてるけど。
「じゃ、制服着てこっち来ようか」
差し伸べている小倉の手はなんだか優しい。少し優しくされたからそう思い込んでいるだけかもしれない。
これは罠、分かっていても逆らえずに小倉の後をついて行った。
──────────────────────
※梅山さんの外見は大谷君①に載っています。
高校に入ってすぐに教室でも部活でも友達も出来た。部活は家庭科部。料理をしたりお裁縫をしたり、私そういうの大好きなの。
クラスでは学級委員に選ばれて、やる事は増えたけれど頼られていると思うと苦じゃない。
勉強も嫌いじゃない、体育は苦手だけど音楽の授業とか好きだし、毎日が楽しい。
最初の一ヶ月くらいは有意義に楽しい学校生活を送れていた。
なのに……。
平和な日常をぶち壊したのは小倉。
よりによって、私のクラスで彼はか弱い永瀬をいじめ始めた。
し……しかも、せ、セックス……。
小倉達、不良グループは五人がかりで永瀬を犯しているの。最ッ低!!
教室には女子もいるのよ? 何故そんな下劣な事が出来るのよ。しかも、精液臭いし。気持ち悪い、汚い、おぞましいわ。
よく人前でチ……男根を見せられたものだわ。いやらしい!
私は見たくないのに、あんなに堂々と出されてたら見たくなくても見ちゃうじゃないの。
永瀬は嫌がっているのか、眉間に皺を寄せて涙を浮かべている。可哀想に……。
絶対許せない!! 私が乱れた秩序を戻すわ!!
「ちょっと、永瀬君嫌がってるでしょ、やめなさいよ。しかも教室で堂々と。クラス皆気まずいし、不快なの。今すぐやめて!」
堂々と言ってやったわ。ほら、早くやめなさい。
あんた達はもう既に女子の敵になってるけど、今やめるなら許してもいいわ。
「はは。お前らも見るかよ、こいつイジメられて勃起してんだぜ。ドMなんだよ、ドM。いじめてやらなきゃ可哀想だろ?」
そんなの嘘!! ふざけないでよっ!!
あーあーイライラし過ぎて素が出ちゃう。
私は可愛い女の子、私は可愛い女の子……。
よし、落ち着いた。
「話にならないわ。先生に言ってくる」
最初からそうしていれば良かった。さすがの小倉達もクラスメイト一人を裸に剥いて、男根出して囲んでいるの先生に見られたくはないでしょ?
「おい、そんな事してみろよ。今度はテメェの番だぜ? あ、そうだ! 誰か一人でも教師にチクりやがったら、梅山をこいつと同じように犯してやるよ!」
「……っ!」
なぁっ!?
そ、それじゃ……誰も先生に言いに行けないじゃないの!!
皆私の味方だもん。私か永瀬、どっち選ぶかと言われたら、ほとんどの生徒が私を選ぶでしょ。
私の為に誰も動けなくなってしまうの、コイツ分かって……。
小倉はニヤニヤと勝ち誇った顔で私を見てきた。
……く、悔しいぃ。
「気を落とさないで。あれを止めるなんて無理だよ。このままだと夏希ちゃんが危ないから」
友達のミカリンが心配して私を労わってくれた。
彼女の言う通りだ。不良相手に戦ったら自分が危なくなってしまう。
悔しさと共に諦めた。
それから止める事なんて出来ずに、怒りを感じる日々が続いた。
小倉達は奔放に永瀬を犯している。私も、周りも誰も彼らに何も言えない。
けれど、数日経った時大谷が声を上げた。
大谷はどんなに無視されても、小倉に異を唱えた。いじめをやめるよう、こんなところで性行為に及ぶのはやめろと、必死に当たり前の事を話していた。
お陰で奴らは教室ではやらなくなった。大谷がウザ過ぎるから場所を変えたらしい。
いじめ自体どうにかしたいものだけれど、とりあえずは一歩前進だ。
後は大谷に任せておけばいいわ。私はか弱い乙女だし、一人で男共に立ち向かうのは無謀ってものよね。
それから一週間程経った。クラスは平和を取り戻していた。もうすぐ中間テストも近いし、教室内は少し緊張感がある。
永瀬という一人の犠牲者はあれど、大谷がいるし大丈夫だろう。
放課後、私の蓄積されていたストレスも軽減されてきたから、安心して男子トイレに入った。
放課後とはいえ人はいる。だから、まずほぼ人がいない教科用の教室しかない四階のトイレを使う。
はぁ、こればかりは止められない。
私には少々露出の気がある。スカートを脱ぎ、下着も脱いでしまう。
こういう事は見られないからイイの。
下半身裸の状態で私の股間に付いているソレを右手で触れる。そして、開放感の中小便器へ放尿をする。
気持ちイイ……。身体の毒素が抜かれていくこの感覚っ。
「マジかよ、お前……男!?」
ドクンッ!! と、心臓が一瞬止まった。
嘘だろ嘘だろ嘘だろ嘘だろ!?
個室に人が入っていたらしい。出てきたところを見られてしまった。しかもこの聞き覚えのある声……。
私は恐る恐る視線をトイレの奥に向けようとするけれど、ブルブル震えて上手く首を動かせない。
あ、あ、あ、あ、あ……。
そこには、私を好奇の目でジロジロ見る小倉の姿があった。視線は特に下半身に注がれている。
私はすぐに手でソレを隠した。
「あ、……お、小倉君っ。この事は、どうか、内密に……」
「へぇ~お前男で、しかも下半身丸出しで小便するのが好きなのか?」
「き、聞かないで、下さい……」
「この前の威勢はどこいったよ? プルプルして可愛いな」
小倉は悪魔のような笑みを浮かべている。嫌な予感しかしない。
案の定、小倉は私が一番嫌がるであろう一言を吐いた。
「バラされたくなきゃ、俺の言う事聞くよな?」
「……は、はぃ……」
「この後付き合えよ」
「……待ってくださいぃ」
あっ……。
大きくなっても、十センチないくらいの私のソレが主張している。
違う。これは私の性癖とかそういうわけじゃない。ただ小倉の登場に驚いたのだ。それで、こんな事になったんだ。
私が小倉にバレないよう下着を履こうとした時だった。小倉に腕を掴まれてしまった。
「勃起してんじゃん。抜いてやろうか?」
「い、いやっ。私、そういう事しないからっ」
「心は女の子って? でも、出しといた方がいいんじゃない? 我慢は身体によくねぇし」
小倉はトイレだっていうのに構わず膝を着いて、事もあろうか、私のソコに舌を這わせた。
「ひ、ひぃっ!」
「大人しくしてろよ。すぐ良くなる」
私の小さな男根はすっぽり小倉の口の中に入ってしまった。敏感なソレをしゃぶられて、舌の上で転がされて……先っぽじんじんしてもっとシテ欲しくなっちゃうぅ。
「あっ、あんんっ、そこ、気持ちぃよう、ハァ……あんっ……あぁっ、い、イッちゃう」
全身が震えるように感じている。フェラってこんなに気持ち良いものなの?
そりゃ、皆しゃぶらせるわよね。気持ち良いもの。
「あっ、はぁ、……あっ、んん……イキそ……だめ、イキそう!!」
「いいぜ」
どうしよう。いいぜって、今出していいって事?
後先の事なんて何も考えられなくなる。射精したい。
私の尿道を通って、精液が小倉の口の中に弾けた。
小倉は慣れているのだろう、困った様子もなく口の中の精液を洗面台に流して口を洗っている。そんな姿がなんかエロ──。
「どうよ、俺のフェラテク」
「凄く良かっ……、ハッ! ごめんなさい、こんな事させて!!」
もしかしたら気持ち良すぎると理性がなくなってしまうのかもしれない。怖い。
凄く気持ち良かった、なんて言ったら……こんな奴に淫乱だと思われてしまうじゃないの。
それに、小倉を見ていると胸がドキドキする。
入学当初はクラスの女子が裏でカッコイイって騒いでいただけあって、イケメンなんだよね。
顔だけはね。今じゃ性格悪いって嫌われてるけど。
「じゃ、制服着てこっち来ようか」
差し伸べている小倉の手はなんだか優しい。少し優しくされたからそう思い込んでいるだけかもしれない。
これは罠、分かっていても逆らえずに小倉の後をついて行った。
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※梅山さんの外見は大谷君①に載っています。
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