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過去の話
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話していたら、あっという間に下校の時間になってしまった。
生徒達はバスへ乗り遅れないように慌ただしく帰って行く。
その後ろ姿を見送った後、桃夢も帰ろうと鞄を持った瞬間に藤森から呼び止められた。
「これから、詳しい説明をしますので、一緒に学園長室へ行きましょう」
怖いくらい優しい笑顔をしながら強い力で腕をつかまれ、引っ張られる。
「はい。わかりました」
これは、断れないやつだ、と本能で察した。
反射的に半笑いでイエスと答えつつ、桃夢は自分の流され体質を悔やむ。
部室棟を出て本館へ行くための渡り廊下を歩くと、まだ電気を消す時間ではないらしく、明るい。
ただ生徒たちがいないだけで昼間とは全く違う雰囲気になる。
上を見上げるとそろそろ満月だろうか。
月が黄色く光っている。そのせいで外も明るいのだろう。
ぼんやりと歩いていたら、いつのまにか本館の一番上まで来ていた。
藤森が学園長室の重厚な扉をノックしようとすると、後ろから人影が見えてきた。
上質な着物を崩さないよう気を使いながら、上品でゆったりとした足取りで学園長が歩いてくる。
「こんばんは。護くん。桃夢先生。良かった。会えたのね」
80才近い学園長は、いつもシャンとしていて、だらけたところがない。桃夢は、会う度に自分もしっかりしなくてはと背筋が伸びる。
こっそりネクタイを直し袖のボタンをはめた。
扉の前で藤森と学園長は何か話をしている。
話し終わるのを待っていると、学園長は優雅な所作で扉を開けてくれた。
最初に藤森が入り、電気をつける。
「桃夢先生。こちらで座っていて下さい。今、資料を取りに行ってきますから」
「あ、はい。お願いします」
藤森はうなずき、慣れたように併設されている隣の部屋へ歩いていった。
桃夢は初めて入る学園長室に、つい子どものように周りをキョロキョロしてしまう。
そして、まず学園の創立者でもある先代の写真に気付く。
威厳のある顔と、そこに生えている髭の長さに見入ってしまう。優しい顔の学園長はきっと母親似なのだろう。
写真でさえ圧を感じてしまい、小心者の桃夢は緊張をする。
絨毯もフカフカだ。足踏みをこっそりして遊んでいると、ふんわりとお茶の良い香りがただよってきた。
「是非、座って下さい。お茶がはいりましたよ」
桃夢の行儀の悪い態度に怒る事なく、学園長は自らお茶を入れてくれたらしい。
「あ、ありがとうございます」
頭を軽く下げてお礼をいうと、素直に座る。
すると目線が下になり学園長の着物が目の前にくる。
どうやら、裾が少し汚れているようだ。
桃夢の目線に気付いたらしく、学園長は困ったように裾をお盆で隠す。
「御神木さまの様子を見ていたら土で汚れてしまって。見苦しくてすみません。病気になってしまったらって、毎日確認しないと不安なの」
そう言って、学園長はレースのついたハンカチで着物の汚れを拭き取りつつ、桃夢の前の席に座る。
木の手入れを学園長が自らしているのだろうか。
「大切に育ててるのですね」
「えぇ。前の御神木さまの実から出来た木を、枯らす訳にはいかないの。移植しても実がならないで途絶えてしまったら困るから、大切にしないと」
「そういえば、山の中腹に鳥居がありますね。通るたびにお参りをさせてもらってますが、昔はこの山自体を信仰されていたのですか?」
学園長は寂しそうにため息をつきながら、お茶を飲む。
「今も、信仰をしているわ。御神木さまに関しては、根回しと芯止め剪定を定期的にして、何時でも鳥居の側へ移動する準備はしているのだけど」
桃夢は、学園長から発せられた馴染みのない言葉にひっかかる。確か、芯止め剪定とは木の成長を止めるための方法で、根回しは根を移植しやすいように根を張らせないための準備だ。
なんとなく今回の事と関係がありそうに思える。
そんな事を考えていた時、両手に写真などの資料を抱えた藤森が戻ってきた。
「お待たせ致しました」
ドサドサッと、テーブルの上に分厚いアルバムやら工事記録などの書類を置く。
古い資料のようだが、掃除をきちんとしているらしく埃がたたない。
「これ、この学園が創立される前の写真ですか?もともとは何も建てられていない山だったんですね」
1番上に置いてあるA4版くらいの写真を見る。
「そうです。この山は神聖な場所として、鳥居より上の場所は神職者しか立ち入れない場所だったのですが、昭和30年頃からの宅地開発により、地元の住民の反対にも関わらず山は切り崩されました。それが、こちらの写真です」
次に、山の工事写真を見る。
学園長は、そっと写真に触れ悲しそうに話す。
「私が小さい頃に、工事が始まりました。鳥居の側にあった霊力が強いと言われていた御神木さまの実から出来た苗を大切に育てて、私は心の拠り所としているのです」
「それが、さっき様子を見に行かれていた御神木さまですか?」
「ええ。もう、一度は寿命で枯れかけてしまって、その子供の苗ですけれど」
御神木というと何百年も育つイメージだが寿命の短い木の場合もあるのか。
そこで、疑問が出てくる。
「でも、住居ではなく学校になったのは何故ですか?」
そう聞くと、ずっと黙っていた藤森が資料を広げ話し出す。
「ここからは、依頼の内容に関わるので、私から」
そう言いながら、規制線がひかれ立入禁止になった山のふもとにある参道入口の写真を出す。
「実は、山を切り崩すために働いていた人の体に何かしらの異変がおきた為、計画は頓挫したのです。長年親しまれた神社の御神木を切り倒した事で、住民からの抗議も激しくなっていた事も原因かもしれません。かといって平地にされコンクリートで固められた山頂は戻ることはない」
「それで?」
桃夢は続きが気になり身を乗り出す。
「地元で事業が成功したあの写真の創設者である人物が、山を買い取ったのです。そして、山を守るために、森守の山と高校名をつけて、森を含めた自然を守ることを教育しようと学園を創設しました。時代とともに、教育内容は変わってきましたが。」
さっきの髭が長い老人の写真を再度見る。
「なるほど」
確かに進学の為の授業より、自然や人に対する道徳的な授業が多いとは思っていたが、そんな歴史があったのか。
「元々の所有者である神社の主とも親友であったのも理由だと思います。助けたかったんでしょうね。感謝してもしきれないです」
「では、何ですぐに御神木を戻さなかったんだ?それに、体調がおかしくなった原因がまだ分かっていない」
今まで何の理由もなく、放置していたとは考えづらい。
それに、工事が何かしらの理由で中断することは良く聞くが、体調不良になった人がいる聞くと、この学園にいること自体が何も問題ないのか不安になってくる。
何十年も前のことだが、現在も異変はあるのだろうか。
疑問が多い。
思っていることが顔に出てたのか、藤森が頷いて説明をしてくれる。
「今でも、鳥居のあたりの土地の樹木の成長が悪いのです。戻してしまったら枯れてしまうかもしれないため、移植は理由がわかるまで出来ません」
学園長が、何枚もの昔の写真を懐かしそうに見る。
「今さら、と思うでしょう。私もこのままで良いかと思っていました。でも、当時のことを知っている人が居なくなる前に、元の状態へ戻したいのです。このまま歴史が風化する前に」
そう言いながら、困ったように藤森を見る。
「金井さんにも護くんにも、迷惑かけてるわね。でも、私も山の中腹には何度も行ってるけれど、やはり何か違和感を感じるの」
手を横に振り、迷惑などとは思ってないですよ、と藤森が静かに微笑む。
「実際、祟りや呪いとかである可能性は少ないと思います。悪い霊気はこの山からは感じられません。超常現象と科学の間の事象をもう少し調べてみますが。……そこで、桃夢先生?」
「はいっ」
桃夢はいきなり呼ばれて、肩をビクッとさせる。
「先生には別の目線での調査をお願いします。あなたはこの山に好かれているので、きっと真実にたどり着けるでしょう」
さっきと同じ展開である。
桃夢は何も出来ないというのに、何故こんなに俺に任せる事に自信があるのだろうか。
「そうだと、良いのですが、出来る限りは協力します」
後ろ向きな言い方しか出来ない自分に期待してもらって申し訳ないが、そう返事をして山のように積まれた資料を手に取った。
生徒達はバスへ乗り遅れないように慌ただしく帰って行く。
その後ろ姿を見送った後、桃夢も帰ろうと鞄を持った瞬間に藤森から呼び止められた。
「これから、詳しい説明をしますので、一緒に学園長室へ行きましょう」
怖いくらい優しい笑顔をしながら強い力で腕をつかまれ、引っ張られる。
「はい。わかりました」
これは、断れないやつだ、と本能で察した。
反射的に半笑いでイエスと答えつつ、桃夢は自分の流され体質を悔やむ。
部室棟を出て本館へ行くための渡り廊下を歩くと、まだ電気を消す時間ではないらしく、明るい。
ただ生徒たちがいないだけで昼間とは全く違う雰囲気になる。
上を見上げるとそろそろ満月だろうか。
月が黄色く光っている。そのせいで外も明るいのだろう。
ぼんやりと歩いていたら、いつのまにか本館の一番上まで来ていた。
藤森が学園長室の重厚な扉をノックしようとすると、後ろから人影が見えてきた。
上質な着物を崩さないよう気を使いながら、上品でゆったりとした足取りで学園長が歩いてくる。
「こんばんは。護くん。桃夢先生。良かった。会えたのね」
80才近い学園長は、いつもシャンとしていて、だらけたところがない。桃夢は、会う度に自分もしっかりしなくてはと背筋が伸びる。
こっそりネクタイを直し袖のボタンをはめた。
扉の前で藤森と学園長は何か話をしている。
話し終わるのを待っていると、学園長は優雅な所作で扉を開けてくれた。
最初に藤森が入り、電気をつける。
「桃夢先生。こちらで座っていて下さい。今、資料を取りに行ってきますから」
「あ、はい。お願いします」
藤森はうなずき、慣れたように併設されている隣の部屋へ歩いていった。
桃夢は初めて入る学園長室に、つい子どものように周りをキョロキョロしてしまう。
そして、まず学園の創立者でもある先代の写真に気付く。
威厳のある顔と、そこに生えている髭の長さに見入ってしまう。優しい顔の学園長はきっと母親似なのだろう。
写真でさえ圧を感じてしまい、小心者の桃夢は緊張をする。
絨毯もフカフカだ。足踏みをこっそりして遊んでいると、ふんわりとお茶の良い香りがただよってきた。
「是非、座って下さい。お茶がはいりましたよ」
桃夢の行儀の悪い態度に怒る事なく、学園長は自らお茶を入れてくれたらしい。
「あ、ありがとうございます」
頭を軽く下げてお礼をいうと、素直に座る。
すると目線が下になり学園長の着物が目の前にくる。
どうやら、裾が少し汚れているようだ。
桃夢の目線に気付いたらしく、学園長は困ったように裾をお盆で隠す。
「御神木さまの様子を見ていたら土で汚れてしまって。見苦しくてすみません。病気になってしまったらって、毎日確認しないと不安なの」
そう言って、学園長はレースのついたハンカチで着物の汚れを拭き取りつつ、桃夢の前の席に座る。
木の手入れを学園長が自らしているのだろうか。
「大切に育ててるのですね」
「えぇ。前の御神木さまの実から出来た木を、枯らす訳にはいかないの。移植しても実がならないで途絶えてしまったら困るから、大切にしないと」
「そういえば、山の中腹に鳥居がありますね。通るたびにお参りをさせてもらってますが、昔はこの山自体を信仰されていたのですか?」
学園長は寂しそうにため息をつきながら、お茶を飲む。
「今も、信仰をしているわ。御神木さまに関しては、根回しと芯止め剪定を定期的にして、何時でも鳥居の側へ移動する準備はしているのだけど」
桃夢は、学園長から発せられた馴染みのない言葉にひっかかる。確か、芯止め剪定とは木の成長を止めるための方法で、根回しは根を移植しやすいように根を張らせないための準備だ。
なんとなく今回の事と関係がありそうに思える。
そんな事を考えていた時、両手に写真などの資料を抱えた藤森が戻ってきた。
「お待たせ致しました」
ドサドサッと、テーブルの上に分厚いアルバムやら工事記録などの書類を置く。
古い資料のようだが、掃除をきちんとしているらしく埃がたたない。
「これ、この学園が創立される前の写真ですか?もともとは何も建てられていない山だったんですね」
1番上に置いてあるA4版くらいの写真を見る。
「そうです。この山は神聖な場所として、鳥居より上の場所は神職者しか立ち入れない場所だったのですが、昭和30年頃からの宅地開発により、地元の住民の反対にも関わらず山は切り崩されました。それが、こちらの写真です」
次に、山の工事写真を見る。
学園長は、そっと写真に触れ悲しそうに話す。
「私が小さい頃に、工事が始まりました。鳥居の側にあった霊力が強いと言われていた御神木さまの実から出来た苗を大切に育てて、私は心の拠り所としているのです」
「それが、さっき様子を見に行かれていた御神木さまですか?」
「ええ。もう、一度は寿命で枯れかけてしまって、その子供の苗ですけれど」
御神木というと何百年も育つイメージだが寿命の短い木の場合もあるのか。
そこで、疑問が出てくる。
「でも、住居ではなく学校になったのは何故ですか?」
そう聞くと、ずっと黙っていた藤森が資料を広げ話し出す。
「ここからは、依頼の内容に関わるので、私から」
そう言いながら、規制線がひかれ立入禁止になった山のふもとにある参道入口の写真を出す。
「実は、山を切り崩すために働いていた人の体に何かしらの異変がおきた為、計画は頓挫したのです。長年親しまれた神社の御神木を切り倒した事で、住民からの抗議も激しくなっていた事も原因かもしれません。かといって平地にされコンクリートで固められた山頂は戻ることはない」
「それで?」
桃夢は続きが気になり身を乗り出す。
「地元で事業が成功したあの写真の創設者である人物が、山を買い取ったのです。そして、山を守るために、森守の山と高校名をつけて、森を含めた自然を守ることを教育しようと学園を創設しました。時代とともに、教育内容は変わってきましたが。」
さっきの髭が長い老人の写真を再度見る。
「なるほど」
確かに進学の為の授業より、自然や人に対する道徳的な授業が多いとは思っていたが、そんな歴史があったのか。
「元々の所有者である神社の主とも親友であったのも理由だと思います。助けたかったんでしょうね。感謝してもしきれないです」
「では、何ですぐに御神木を戻さなかったんだ?それに、体調がおかしくなった原因がまだ分かっていない」
今まで何の理由もなく、放置していたとは考えづらい。
それに、工事が何かしらの理由で中断することは良く聞くが、体調不良になった人がいる聞くと、この学園にいること自体が何も問題ないのか不安になってくる。
何十年も前のことだが、現在も異変はあるのだろうか。
疑問が多い。
思っていることが顔に出てたのか、藤森が頷いて説明をしてくれる。
「今でも、鳥居のあたりの土地の樹木の成長が悪いのです。戻してしまったら枯れてしまうかもしれないため、移植は理由がわかるまで出来ません」
学園長が、何枚もの昔の写真を懐かしそうに見る。
「今さら、と思うでしょう。私もこのままで良いかと思っていました。でも、当時のことを知っている人が居なくなる前に、元の状態へ戻したいのです。このまま歴史が風化する前に」
そう言いながら、困ったように藤森を見る。
「金井さんにも護くんにも、迷惑かけてるわね。でも、私も山の中腹には何度も行ってるけれど、やはり何か違和感を感じるの」
手を横に振り、迷惑などとは思ってないですよ、と藤森が静かに微笑む。
「実際、祟りや呪いとかである可能性は少ないと思います。悪い霊気はこの山からは感じられません。超常現象と科学の間の事象をもう少し調べてみますが。……そこで、桃夢先生?」
「はいっ」
桃夢はいきなり呼ばれて、肩をビクッとさせる。
「先生には別の目線での調査をお願いします。あなたはこの山に好かれているので、きっと真実にたどり着けるでしょう」
さっきと同じ展開である。
桃夢は何も出来ないというのに、何故こんなに俺に任せる事に自信があるのだろうか。
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