勇者パーティーに科学者はいらないと追放されたが魔力を無限に生成する方法を編み出して無双する !私の設立した研究者ギルドは婚約者でいっぱいです

シマッシマ

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第4話 億万長者計画

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「外も暗くなってきたし宿を取ろう」
「私お金ないですよ?」
「私が払おう」
「えぇえ!?本当!?」

科学者の懐の広さっぷりに驚く少女。科学者は研究で得られた成果を正確に理解しているため、もう金には困らないことを自負しているのだ。

それなりに良い宿を取り、中に入った。
「私の名前はサイエンだ。君の名前は?」
「私はミュージ。よろしくお願いします!」
軽い挨拶を交わし、ミュージはベッドに座った。

サイエンは牛乳を魔法で温めている。
「牛乳飲むかい?」
「ありがとう!この牛乳の上の膜何?」
「それはラムスデン現象と言うんだ。β-ラクトグロブリンというタンパク質が変性する。 その 際に、周囲にある脂肪や乳糖を包み込み、膜を形成するということが、原理として知られている」

「へーすごい!科学者ってなんでも知ってるね!」
「科学者だからな」
「じゃあじゃあ、私がサイエンと結婚する日がいつなのかもわかるの??」
「え?結婚?したいなら18歳になった日じゃないか?」
ちゃっかり結婚を受け入れるサイエン…

「大きくなったら結婚できるんだ!!楽しみだな」
その日、2人は一緒のベッドで寝たという。
次の日、サイエンはギルドへ向かい、ギルドマスターと商談した。

「魔力を無限に生み出すことに成功した。そこで著作権申請をして、発電板を作るのに金貨10枚、魔力結晶1g作るのに小金貨1枚の利益を私に入るようにしてくれ」
「承った」

その日、貴族達がこぞって魔力無限生成の方法を試したと言う。
ということでサイエンは半永久的に金を生み出すことに成功した。

サイエンの億万長者生活は今幕を開けた。
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