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第1話 追放
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冒険者ギルドにて。
「お前は追放する」
テーブルを、どん、と叩き追放を宣言した。
「その理由を論理的に説明してください」
「お前はまず戦闘ができない。その時点で論外だ。王様に一緒に冒険しろと言われたがもう無理だ。それにあーしろこーしろってうるせーんだよ」
追放を宣言したのは勇者パーティーのリーダーである、勇者モティッシュ。
「貴方の賢ぶってるその喋り方がイライラするのよ!誰でもできるようなことを得意げに披露したり、もううんざり」
それに同調するように魔術師のサンハが罵る。
「科学者って実際なんの役にも立たないだろ?逆に何ができるっていうんだよ」
それに続けて盾役のシーツが罵る
だが科学者のサイエンは反論する。
「もうすぐ魔力の深層にたどり着くことができるんだ。そうすれば世界を大きく進歩させることができる」
「なに言ってんだテメェ、そういうのは良いからさっさと出ていってくれない?」
科学者サイエンはパーティーを追い出された。それと同時に冒険者資格を剥奪された。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
サイエンのステータス
HP30
攻撃力28
魔力122
俊敏17
運794
知力64289
スキル《鑑定(超)》《生成(超)》
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
平均のステータス
HP100
攻撃力100
魔力100
俊敏100
運100
知力100
◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆
追い出されたことだし、今日は、冒険のせいで滞っていた研究の続きをやるとするか。
魔力は空気中に含まれていることが判明している。空気を圧縮することによって魔力の密度が濃くなっていたからな。あとはどのような原理でその魔力に働きかけることができるか・・・ということだが。それは人間が魔法を使う際に生じる変化に目を向ければ良い。
例えば詠唱。魔法を使う際に詠唱をする事によって効率化している。あとは想像。魔法を使う想像をするのだ。これに共通しているのは、脳が生物電気と言う電気信号を送っていると言うことだ。
それを証明するように、魔物の電気ウナギは魔法能力に長けている。おそらく生物電気を使いこなしているからだろう。よって電気によって魔力が作用することがわかったわけだ。
次はどうやって魔力を思いのままに操るか。それは人間の持つ電気信号の力を、電気ウナギ並みに強くする方法。だがそれは現実的ではない。
次に思いついたのが、魔力を体内に摂取する方法。体内から直接魔力に信号を送る事によって効率よく魔法が行使できる。つまり魔力の塊を飲む事に成功すれば良いのだ。
魔力が反応するのは電気信号があるから。つまり電気信号に集まる。もうなにを作れば良いかわかるよな。
そう。『発電板』だ。
これで大量の魔力を集める。それを飲み込めば、私は立派な魔法使いという事だ。
そしてあらかじめ用意しておいた発電板がここにあります。
早速起動させてみよう。
ビビビビビ
皿の中に小さな紫色の結晶ができてきた。奥ゆかしく輝くそれは、まるで宝石のようである。
一時間ほど放置した。すると皿いっぱいの魔力結晶が溢れていた。
「おぉ、実験成功していればこれが魔力の塊のはずだ。これを体内に取り込めば…」
マッドサイエンティストと呼ばれようがかまわない。私はその物質を取り込んだ。
「味はないみたいだな。まぁ予想通りなんだがな。味があったら魔法を使う際に味を感じる可能性があるからな」
さ、剥奪された冒険者資格を取り戻しにいこう。サイエンは冒険者ギルドへと赴いた。
◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆
「冒険者登録をしに来た」
「ップ、さっき資格を剥奪された人じゃないですか。また冒険者になるんですか?戦えないのに」
受付嬢はさっきの話を聞いていたらしく、冒険者登録をしに来たサイエンを嘲笑った。
「冒険者登録をしていた方が研究対象を近くで観察できるからな」
「はいはいそうですか。では水晶に手を乗せてください。またあのゴミステータスが見れるんですね」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
サイエンのステータス
HP10000
攻撃力10000
魔力1683748294763
俊敏10000
運794
知力64289
魔法。《パーフェクトマジック》詳細→全ての魔法を完璧に操れる。
◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆
「はぁああああああ!?なんですかこのステータスとスキルは!!一体なにをしたんですか?」
「少し世界の常識を覆しただけだよ。科学者として当然のことをしたまでさ」
サイエンは強化魔法で自身のステータスを強化していた。
すでに無限に操ることのできるようになった魔力なのだからやりたい放題だ。
「すみませんでした。どうか、どうか私が貴方様を嘲笑った事を秘密にしてはいただけないでしょうか。何でもします。どうか今の立場だけは失いたくないんです。皆様本当によくしてくださってますし、何より同僚とも仲がいいんです」
「よくそんな幸せ者が人を馬鹿にできたな。1ついう事を聞いたら許してやろう」
「はい!何なりと」
「『研究者ギルド』を設立したい」
こうして始まるのであった。
『ハーレム』生活が
「お前は追放する」
テーブルを、どん、と叩き追放を宣言した。
「その理由を論理的に説明してください」
「お前はまず戦闘ができない。その時点で論外だ。王様に一緒に冒険しろと言われたがもう無理だ。それにあーしろこーしろってうるせーんだよ」
追放を宣言したのは勇者パーティーのリーダーである、勇者モティッシュ。
「貴方の賢ぶってるその喋り方がイライラするのよ!誰でもできるようなことを得意げに披露したり、もううんざり」
それに同調するように魔術師のサンハが罵る。
「科学者って実際なんの役にも立たないだろ?逆に何ができるっていうんだよ」
それに続けて盾役のシーツが罵る
だが科学者のサイエンは反論する。
「もうすぐ魔力の深層にたどり着くことができるんだ。そうすれば世界を大きく進歩させることができる」
「なに言ってんだテメェ、そういうのは良いからさっさと出ていってくれない?」
科学者サイエンはパーティーを追い出された。それと同時に冒険者資格を剥奪された。
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サイエンのステータス
HP30
攻撃力28
魔力122
俊敏17
運794
知力64289
スキル《鑑定(超)》《生成(超)》
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平均のステータス
HP100
攻撃力100
魔力100
俊敏100
運100
知力100
◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆
追い出されたことだし、今日は、冒険のせいで滞っていた研究の続きをやるとするか。
魔力は空気中に含まれていることが判明している。空気を圧縮することによって魔力の密度が濃くなっていたからな。あとはどのような原理でその魔力に働きかけることができるか・・・ということだが。それは人間が魔法を使う際に生じる変化に目を向ければ良い。
例えば詠唱。魔法を使う際に詠唱をする事によって効率化している。あとは想像。魔法を使う想像をするのだ。これに共通しているのは、脳が生物電気と言う電気信号を送っていると言うことだ。
それを証明するように、魔物の電気ウナギは魔法能力に長けている。おそらく生物電気を使いこなしているからだろう。よって電気によって魔力が作用することがわかったわけだ。
次はどうやって魔力を思いのままに操るか。それは人間の持つ電気信号の力を、電気ウナギ並みに強くする方法。だがそれは現実的ではない。
次に思いついたのが、魔力を体内に摂取する方法。体内から直接魔力に信号を送る事によって効率よく魔法が行使できる。つまり魔力の塊を飲む事に成功すれば良いのだ。
魔力が反応するのは電気信号があるから。つまり電気信号に集まる。もうなにを作れば良いかわかるよな。
そう。『発電板』だ。
これで大量の魔力を集める。それを飲み込めば、私は立派な魔法使いという事だ。
そしてあらかじめ用意しておいた発電板がここにあります。
早速起動させてみよう。
ビビビビビ
皿の中に小さな紫色の結晶ができてきた。奥ゆかしく輝くそれは、まるで宝石のようである。
一時間ほど放置した。すると皿いっぱいの魔力結晶が溢れていた。
「おぉ、実験成功していればこれが魔力の塊のはずだ。これを体内に取り込めば…」
マッドサイエンティストと呼ばれようがかまわない。私はその物質を取り込んだ。
「味はないみたいだな。まぁ予想通りなんだがな。味があったら魔法を使う際に味を感じる可能性があるからな」
さ、剥奪された冒険者資格を取り戻しにいこう。サイエンは冒険者ギルドへと赴いた。
◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆
「冒険者登録をしに来た」
「ップ、さっき資格を剥奪された人じゃないですか。また冒険者になるんですか?戦えないのに」
受付嬢はさっきの話を聞いていたらしく、冒険者登録をしに来たサイエンを嘲笑った。
「冒険者登録をしていた方が研究対象を近くで観察できるからな」
「はいはいそうですか。では水晶に手を乗せてください。またあのゴミステータスが見れるんですね」
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サイエンのステータス
HP10000
攻撃力10000
魔力1683748294763
俊敏10000
運794
知力64289
魔法。《パーフェクトマジック》詳細→全ての魔法を完璧に操れる。
◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆
「はぁああああああ!?なんですかこのステータスとスキルは!!一体なにをしたんですか?」
「少し世界の常識を覆しただけだよ。科学者として当然のことをしたまでさ」
サイエンは強化魔法で自身のステータスを強化していた。
すでに無限に操ることのできるようになった魔力なのだからやりたい放題だ。
「すみませんでした。どうか、どうか私が貴方様を嘲笑った事を秘密にしてはいただけないでしょうか。何でもします。どうか今の立場だけは失いたくないんです。皆様本当によくしてくださってますし、何より同僚とも仲がいいんです」
「よくそんな幸せ者が人を馬鹿にできたな。1ついう事を聞いたら許してやろう」
「はい!何なりと」
「『研究者ギルド』を設立したい」
こうして始まるのであった。
『ハーレム』生活が
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