9 / 11
第9話 私のステータスですか。まぁ予想通りですね
しおりを挟む
「ステータス
力3
HP3
防御力2
体力30
スピード1
魔力0
才能0
運172
知力18764」
水晶は光らなかった。
まあ予想通りだな。
知力だけがずば抜けている。当たり前だ。科学者なのだから。
「なんですか…このステータス。普通ステータスというのは、よっぽど偏った鍛え方をしない限り全部の数字が同じぐらいになるんですよ。元々のスペックに合わせて肉付いていく形になるので。それが…10000を超えるという勇者でもあり得ないような数字を出しておいてこの弱さ!一体どんな生活をしていたんですかっっ!!」
「科学者はみんなそんなもんさ」
「そうでしょうか…」
「10000を超えたら普通Sランクからのスタート。いや、SSでもいいぐらいかもしれませんが。まぁそんなランクないんですけどね。力が弱すぎるので念のためにEランクからのスタートにしましょう」
「これが冒険者カードです。身分証明証にもなるので大事にしてくださいね」
そう言われて灰色のカードをもらった。学は結構気に入っている。こういうのを集めるのが好きなのだ。
「こんなもので本当に身分が証明できるのだろうか…」
奴隷や犯罪者は登録ができないということだな。
「おめでとう。あんちゃん!なんか将来凄いやつになりそうだから仲良くしようぜ!」
それが目的か…まぁ親しい人は多い方がいいからな。
「ありがとう。これから冒険者仲間としてよろしく!」
学は相手の手に自分の手を重ねた。
次はビュッフェの自宅に訪問するとしよう。
「家まで案内してくれ」
「いーよー」
何だか賑やかになってきたな。
ん?嘘だよな。なんでそこで止まるんだ?
「ここが私の家」
「えーーーーーー!?!?もはや城じゃないか!こんな所に住んでいるのか!?」
力3
HP3
防御力2
体力30
スピード1
魔力0
才能0
運172
知力18764」
水晶は光らなかった。
まあ予想通りだな。
知力だけがずば抜けている。当たり前だ。科学者なのだから。
「なんですか…このステータス。普通ステータスというのは、よっぽど偏った鍛え方をしない限り全部の数字が同じぐらいになるんですよ。元々のスペックに合わせて肉付いていく形になるので。それが…10000を超えるという勇者でもあり得ないような数字を出しておいてこの弱さ!一体どんな生活をしていたんですかっっ!!」
「科学者はみんなそんなもんさ」
「そうでしょうか…」
「10000を超えたら普通Sランクからのスタート。いや、SSでもいいぐらいかもしれませんが。まぁそんなランクないんですけどね。力が弱すぎるので念のためにEランクからのスタートにしましょう」
「これが冒険者カードです。身分証明証にもなるので大事にしてくださいね」
そう言われて灰色のカードをもらった。学は結構気に入っている。こういうのを集めるのが好きなのだ。
「こんなもので本当に身分が証明できるのだろうか…」
奴隷や犯罪者は登録ができないということだな。
「おめでとう。あんちゃん!なんか将来凄いやつになりそうだから仲良くしようぜ!」
それが目的か…まぁ親しい人は多い方がいいからな。
「ありがとう。これから冒険者仲間としてよろしく!」
学は相手の手に自分の手を重ねた。
次はビュッフェの自宅に訪問するとしよう。
「家まで案内してくれ」
「いーよー」
何だか賑やかになってきたな。
ん?嘘だよな。なんでそこで止まるんだ?
「ここが私の家」
「えーーーーーー!?!?もはや城じゃないか!こんな所に住んでいるのか!?」
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
愛すべきマリア
志波 連
恋愛
幼い頃に婚約し、定期的な交流は続けていたものの、互いにこの結婚の意味をよく理解していたため、つかず離れずの穏やかな関係を築いていた。
学園を卒業し、第一王子妃教育も終えたマリアが留学から戻った兄と一緒に参加した夜会で、令嬢たちに囲まれた。
家柄も美貌も優秀さも全て揃っているマリアに嫉妬したレイラに指示された女たちは、彼女に嫌味の礫を投げつける。
早めに帰ろうという兄が呼んでいると知らせを受けたマリアが発見されたのは、王族の居住区に近い階段の下だった。
頭から血を流し、意識を失っている状態のマリアはすぐさま医務室に運ばれるが、意識が戻ることは無かった。
その日から十日、やっと目を覚ましたマリアは精神年齢が大幅に退行し、言葉遣いも仕草も全て三歳児と同レベルになっていたのだ。
体は16歳で心は3歳となってしまったマリアのためにと、兄が婚約の辞退を申し出た。
しかし、初めから結婚に重きを置いていなかった皇太子が「面倒だからこのまま結婚する」と言いだし、予定通りマリアは婚姻式に臨むことになった。
他サイトでも掲載しています。
表紙は写真ACより転載しました。
クソつよ性欲隠して結婚したら草食系旦那が巨根で絶倫だった
山吹花月
恋愛
『穢れを知らぬ清廉な乙女』と『王子系聖人君子』
色欲とは無縁と思われている夫婦は互いに欲望を隠していた。
◇ムーンライトノベルズ様へも掲載しております。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
挙式後すぐに離婚届を手渡された私は、この結婚は予め捨てられることが確定していた事実を知らされました
結城芙由奈
恋愛
【結婚した日に、「君にこれを預けておく」と離婚届を手渡されました】
今日、私は子供の頃からずっと大好きだった人と結婚した。しかし、式の後に絶望的な事を彼に言われた。
「ごめん、本当は君とは結婚したくなかったんだ。これを預けておくから、その気になったら提出してくれ」
そう言って手渡されたのは何と離婚届けだった。
そしてどこまでも冷たい態度の夫の行動に傷つけられていく私。
けれどその裏には私の知らない、ある深い事情が隠されていた。
その真意を知った時、私は―。
※暫く鬱展開が続きます
※他サイトでも投稿中
【完結】私が貴方の元を去ったわけ
なか
恋愛
「貴方を……愛しておりました」
国の英雄であるレイクス。
彼の妻––リディアは、そんな言葉を残して去っていく。
離婚届けと、別れを告げる書置きを残された中。
妻であった彼女が突然去っていった理由を……
レイクスは、大きな後悔と、恥ずべき自らの行為を知っていく事となる。
◇◇◇
プロローグ、エピローグを入れて全13話
完結まで執筆済みです。
久しぶりのショートショート。
懺悔をテーマに書いた作品です。
もしよろしければ、読んでくださると嬉しいです!
【完結】もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる