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第7話
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ガラッ
「ただいまー」
夕方にメエバアが帰ってきたが、誰の反応もなく家は静かだ
ただ、脱ぎっぱなしの靴はある
「ミラも来てるのね。2人してまた寝てるのかしら‥」
メエバアは靴をそろえて、2人を起こさないようにそっと部屋の扉をあける
「‥‥‥‥」
2人はぐっすり、スヤスヤ寝ていた。
だが、メエバアの目の前には食べ散らかしたピザのゴミとお酒のビンが散乱している
「ぐぉらー!寝てんじゃないわよー!!起きろ!!」
メエバアの怒鳴り声に2人は飛び起き、慌てて片付けを始めた
数十分後
「‥さてさて、部屋も片付いたし、改めてミラ、よく来たね!」
‥ゲンブはまだ片付けているが‥
「うん!メエバアちゃん!腰は大丈夫?」
「まぁ、年並みにね。あちこち痛いわな。だけど、まだまだ元気だよ」
「うん、とりあえず、よかった!無理はしないでね」
「ありがとう、ミラ」
メエバアはギュっとミラを抱きしめた
こうして、片付け終わったゲンブも合わせた3人で、再度ピザをとりなおし、誕生日会を再開した
誕生日会は他愛もない話で盛り上がり、あっという間に時間が過ぎていった。
「あらあら、もうこんな時間だわ!そろそろ、寝ましょうかね」
「そうじゃな‥、今日は楽しかったぞい!ありがとうな、メエ、ミラ」
「うん!私も楽しかったよ!まだ私は眠くないから、片付けてから寝るね。おやすみなさい」
「わかった、宜しくねミラ、それじゃ、おやすみ」
「おやすみなさい!」
2人は寝支度をして、寝床に向かった
ミラは片付けが終わり、少しまったりとしている
「ふぅ‥、今日は楽しかったな‥。」
ミラはうつらうつらし始めた。
ガタッ
ミラは突然の物音に飛び起きた
「うわ⁉︎なに⁉︎‥びっくりした‥、なんの音かしら‥」
ミラはまだ、心臓がバクバクしている
「物置の方ね‥、怖いけど見にいってみようかな」
ミラは恐怖心よりも好奇心の方が強い。
ゲンブの家は秩父地域では名の知れた盟主の家だ。‥ったので、(今は家が大きい元教師)物置といってもそこら辺の家よりかは大きい。
ただ、子どもの頃から、ここの物置には入るなとゲンブにキツく言われていたので、近づく事はなかった。好奇心が強いミラにしては、珍しい事だった。なぜか、ここは入ってはいけないと感覚的に避けていた。
だが、もう16だ。年老いた2人に頼ることもそろそろ卒業したいし、泥棒だと困るからと意を決して入ることにした。
扉に手をかけた時に、鍵をもっていない事に気づいた。
「一旦戻ろうかな‥」
と思ったが、念の為、扉を開けようとしてみた。少し扉が開いた。悪い方の予感があたり、鍵がかかっていなかったのだ。
これは‥本格的に泥棒かも‥とミラはゴクリと唾を飲み込む
ミラはゲンブの知り合いから武術も習っていたが、実戦はまだ経験していない。
緊張で胃が痛くなるのをこらえ、扉をそっと開けていく
真っ暗な室内、‥少しカビ臭さい
‥周りを見渡したが人の気配はない
「ふぅ‥風で何か落ちたのかしら」
ミラは少し安堵した
ガタン!
ドサッ!
「うわ!」
ミラは思わず声をあげた。
突然上から何かが落ちてきたのだ。
「な、なんだろう‥」
ミラは近くの照明のスイッチを探し、スイッチいれる
パッと物置が明るくなる
目の前には何かの本が落ちている
「‥これは‥日記?誰が書いたのかしら‥」
ミラは名前がないか探してみる
汚いがなんだか愛着がわく字で名前が書いてある
「‥ゲンタ‥?」
この名前には覚えがある
確か夢でいつも出てくる犬のおじさんの名前だ。
でも、会った事もない夢の中のおじさんの名前がなんで‥?
ミラは、恐怖心とも好奇心ともとれる心臓の音を鳴らしながら、表紙をめくる
「ただいまー」
夕方にメエバアが帰ってきたが、誰の反応もなく家は静かだ
ただ、脱ぎっぱなしの靴はある
「ミラも来てるのね。2人してまた寝てるのかしら‥」
メエバアは靴をそろえて、2人を起こさないようにそっと部屋の扉をあける
「‥‥‥‥」
2人はぐっすり、スヤスヤ寝ていた。
だが、メエバアの目の前には食べ散らかしたピザのゴミとお酒のビンが散乱している
「ぐぉらー!寝てんじゃないわよー!!起きろ!!」
メエバアの怒鳴り声に2人は飛び起き、慌てて片付けを始めた
数十分後
「‥さてさて、部屋も片付いたし、改めてミラ、よく来たね!」
‥ゲンブはまだ片付けているが‥
「うん!メエバアちゃん!腰は大丈夫?」
「まぁ、年並みにね。あちこち痛いわな。だけど、まだまだ元気だよ」
「うん、とりあえず、よかった!無理はしないでね」
「ありがとう、ミラ」
メエバアはギュっとミラを抱きしめた
こうして、片付け終わったゲンブも合わせた3人で、再度ピザをとりなおし、誕生日会を再開した
誕生日会は他愛もない話で盛り上がり、あっという間に時間が過ぎていった。
「あらあら、もうこんな時間だわ!そろそろ、寝ましょうかね」
「そうじゃな‥、今日は楽しかったぞい!ありがとうな、メエ、ミラ」
「うん!私も楽しかったよ!まだ私は眠くないから、片付けてから寝るね。おやすみなさい」
「わかった、宜しくねミラ、それじゃ、おやすみ」
「おやすみなさい!」
2人は寝支度をして、寝床に向かった
ミラは片付けが終わり、少しまったりとしている
「ふぅ‥、今日は楽しかったな‥。」
ミラはうつらうつらし始めた。
ガタッ
ミラは突然の物音に飛び起きた
「うわ⁉︎なに⁉︎‥びっくりした‥、なんの音かしら‥」
ミラはまだ、心臓がバクバクしている
「物置の方ね‥、怖いけど見にいってみようかな」
ミラは恐怖心よりも好奇心の方が強い。
ゲンブの家は秩父地域では名の知れた盟主の家だ。‥ったので、(今は家が大きい元教師)物置といってもそこら辺の家よりかは大きい。
ただ、子どもの頃から、ここの物置には入るなとゲンブにキツく言われていたので、近づく事はなかった。好奇心が強いミラにしては、珍しい事だった。なぜか、ここは入ってはいけないと感覚的に避けていた。
だが、もう16だ。年老いた2人に頼ることもそろそろ卒業したいし、泥棒だと困るからと意を決して入ることにした。
扉に手をかけた時に、鍵をもっていない事に気づいた。
「一旦戻ろうかな‥」
と思ったが、念の為、扉を開けようとしてみた。少し扉が開いた。悪い方の予感があたり、鍵がかかっていなかったのだ。
これは‥本格的に泥棒かも‥とミラはゴクリと唾を飲み込む
ミラはゲンブの知り合いから武術も習っていたが、実戦はまだ経験していない。
緊張で胃が痛くなるのをこらえ、扉をそっと開けていく
真っ暗な室内、‥少しカビ臭さい
‥周りを見渡したが人の気配はない
「ふぅ‥風で何か落ちたのかしら」
ミラは少し安堵した
ガタン!
ドサッ!
「うわ!」
ミラは思わず声をあげた。
突然上から何かが落ちてきたのだ。
「な、なんだろう‥」
ミラは近くの照明のスイッチを探し、スイッチいれる
パッと物置が明るくなる
目の前には何かの本が落ちている
「‥これは‥日記?誰が書いたのかしら‥」
ミラは名前がないか探してみる
汚いがなんだか愛着がわく字で名前が書いてある
「‥ゲンタ‥?」
この名前には覚えがある
確か夢でいつも出てくる犬のおじさんの名前だ。
でも、会った事もない夢の中のおじさんの名前がなんで‥?
ミラは、恐怖心とも好奇心ともとれる心臓の音を鳴らしながら、表紙をめくる
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