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第一のテスト
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頭のヘルメットが外れ、視界が開けたとき、ナオミはようやく落ち着いた。
ナオミは自分自身の精神がどれほど変化させられたのか確かめるよりも先に、精神的な疲労のあまり気を失いかけていたのだ。
彼女はこの苦難が終わったことを希望したが、次に作り物の男性の象徴がその口に接近するのを見たとき、ナオミはぞっとした。
最も悪い点はナオミ自身がそれによって実際に非常に興奮していたということであった。
彼女の心の一部がそれを見る事を、更に一部ははなはだしくそれをしゃぶることを望んでいた。
しかしその行為への恥ずかしさが頭部を前へ動かすのを阻止し、その代わりにナオミはしっかりと目を閉じて、どんな接触でも避けるために首を逸らした。
ナオミの羞恥心のデータは今のところ性欲をかなり上回っていた。
(そうよ。抵抗しなさい。我が娘)
ミチコは声に出さずにささやいた。
「あなたの目を開きなさい」
ケイの命令の後、痛みがゆっくりとナオミの体の中に吹き積もり始めた。
それがあまりにもひどくなる前に、ナオミは目を開き作り物の男のシンボルに直面した。
ナオミはそれを見て、そして細部まで観察しないわけにはいかなかった。
あまりにも写実的で、見ただけでは現実の「もの」と区別がつかない――ほんの一日前までナオミの股間にあったものと全く同じだった。
激しい羞恥心にもかかわらず、彼女は深くそれによって興奮させられたのだ。
時間と共に性欲は次第に増大し、羞恥心へと迫りつつあるのをデータは示していた。
「さあ次の段階よ。こちらには耐えられるかしら」
ミチコは改めてボタンを操作する。
ナオミがこれ以上、事態が悪くなりようがないと思ったとき、もう一つのモノがその足の間に接近してきた。
それは新たな作り物の男のシンボルであり、ナオミの秘めた部位へと進んできたのだ。
同時に彼女の足の拘束具が取り去られ、このままでは作り物がその身を貫く、いやナオミ自身が望めばその機械と一つになることが可能となった。
(い、いや!)
だがナオミは素早く侵入者から女性の象徴を守って、しっかりと足を組んだ。
しかしその間の秘部は、ゆっくりと湿りを帯び始めていた。心はどうあれ体は「もの」を受け入れる事を望んで反応していたのだ。
ナオミは今二つの非常に強い性欲に直面した、しかし羞恥心は彼女がそれらに接触するのを止めたのだった。
「良い娘ね。あなたがまだ抵抗を続けることができるかどうか見ましょう」
ミチコが見守る中で、ナオミの秘部からあふれたジュースはその足を浸し、彼女の口は確かに唾液をしたたらせていた。
そして彼女の心は二つの作り物の男のシンボル以外に何も考えることが出来なかった。
だがナオミは彼女の抵抗をかたくなに続けた。
しばらくして二つのモノはゆっくりと引き下がっていった。
(ああ! 助かった……)
ナオミは彼女自身を祝った。
この場所に連れてこられて以来、これは彼女の初めての勝利だったのだ。
ナオミは自分の性欲を自覚し、なおかつそれに抵抗する事が可能であった。
すべての拘束が椅子から取り除かれたとき、ナオミは少しリラックスしたが、気を失うかと思ったほど疲れているように感じていた。
「首尾は上々だわ」
ミチコは最初のテストが成功であったことを認識してほほ笑んだ。
激しい性欲に見舞われたにもかかわらず、ナオミは抵抗を続けたからからだ。
ナオミは男性に対する強い欲望と、それを抑える自制心を獲得していた。
これはミチコが時間をかけて作り上げた計画通りにナオミの精神が形成されている事を証明していたのだ。
「それでは二番目のテストを行いましょう」
ミチコが黒いガラスに向かって身ぶりで合図すると、異なる三人の男性たちが静かに部屋に入ってきた。
彼らはナオミからは見えない位置に止まると、まずはミチコの合図に応じて最初の男が歩き出した。
ナオミは自分自身の精神がどれほど変化させられたのか確かめるよりも先に、精神的な疲労のあまり気を失いかけていたのだ。
彼女はこの苦難が終わったことを希望したが、次に作り物の男性の象徴がその口に接近するのを見たとき、ナオミはぞっとした。
最も悪い点はナオミ自身がそれによって実際に非常に興奮していたということであった。
彼女の心の一部がそれを見る事を、更に一部ははなはだしくそれをしゃぶることを望んでいた。
しかしその行為への恥ずかしさが頭部を前へ動かすのを阻止し、その代わりにナオミはしっかりと目を閉じて、どんな接触でも避けるために首を逸らした。
ナオミの羞恥心のデータは今のところ性欲をかなり上回っていた。
(そうよ。抵抗しなさい。我が娘)
ミチコは声に出さずにささやいた。
「あなたの目を開きなさい」
ケイの命令の後、痛みがゆっくりとナオミの体の中に吹き積もり始めた。
それがあまりにもひどくなる前に、ナオミは目を開き作り物の男のシンボルに直面した。
ナオミはそれを見て、そして細部まで観察しないわけにはいかなかった。
あまりにも写実的で、見ただけでは現実の「もの」と区別がつかない――ほんの一日前までナオミの股間にあったものと全く同じだった。
激しい羞恥心にもかかわらず、彼女は深くそれによって興奮させられたのだ。
時間と共に性欲は次第に増大し、羞恥心へと迫りつつあるのをデータは示していた。
「さあ次の段階よ。こちらには耐えられるかしら」
ミチコは改めてボタンを操作する。
ナオミがこれ以上、事態が悪くなりようがないと思ったとき、もう一つのモノがその足の間に接近してきた。
それは新たな作り物の男のシンボルであり、ナオミの秘めた部位へと進んできたのだ。
同時に彼女の足の拘束具が取り去られ、このままでは作り物がその身を貫く、いやナオミ自身が望めばその機械と一つになることが可能となった。
(い、いや!)
だがナオミは素早く侵入者から女性の象徴を守って、しっかりと足を組んだ。
しかしその間の秘部は、ゆっくりと湿りを帯び始めていた。心はどうあれ体は「もの」を受け入れる事を望んで反応していたのだ。
ナオミは今二つの非常に強い性欲に直面した、しかし羞恥心は彼女がそれらに接触するのを止めたのだった。
「良い娘ね。あなたがまだ抵抗を続けることができるかどうか見ましょう」
ミチコが見守る中で、ナオミの秘部からあふれたジュースはその足を浸し、彼女の口は確かに唾液をしたたらせていた。
そして彼女の心は二つの作り物の男のシンボル以外に何も考えることが出来なかった。
だがナオミは彼女の抵抗をかたくなに続けた。
しばらくして二つのモノはゆっくりと引き下がっていった。
(ああ! 助かった……)
ナオミは彼女自身を祝った。
この場所に連れてこられて以来、これは彼女の初めての勝利だったのだ。
ナオミは自分の性欲を自覚し、なおかつそれに抵抗する事が可能であった。
すべての拘束が椅子から取り除かれたとき、ナオミは少しリラックスしたが、気を失うかと思ったほど疲れているように感じていた。
「首尾は上々だわ」
ミチコは最初のテストが成功であったことを認識してほほ笑んだ。
激しい性欲に見舞われたにもかかわらず、ナオミは抵抗を続けたからからだ。
ナオミは男性に対する強い欲望と、それを抑える自制心を獲得していた。
これはミチコが時間をかけて作り上げた計画通りにナオミの精神が形成されている事を証明していたのだ。
「それでは二番目のテストを行いましょう」
ミチコが黒いガラスに向かって身ぶりで合図すると、異なる三人の男性たちが静かに部屋に入ってきた。
彼らはナオミからは見えない位置に止まると、まずはミチコの合図に応じて最初の男が歩き出した。
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