621 / 1,316
第16章 破滅の聖者
第621話 出くわした妙な集団は
しおりを挟む
メトゥサイラが何を考えているのかなど、今のオレに分かるはずも無いが、とりあえずこのまま人々を癒やし続けていれば、いつかは会えるだろうという見込みはあった。
いつもながら出たとこ勝負だけど、もうすっかり慣れてしまったよ。
しかし村々を回っていると、この近辺の住民の多くはあの少年を『聖者』として尊敬している事は確かなようだ。
それは病の精霊やアンデッドの脅威にさらされている人間はもちろん、そうでない人たちの間にも浸透しつつある事がオレにもハッキリと感じられた。
この世界の神様の多くは崇拝する事で何らかの御利益がある。
もちろん並の信徒にとっては直接的な利益はごく限られたものであって、殆どは同じ崇拝する事が自分達の共同体に入る事を意味する方が重要だ。
それ以外にも名高い英雄が神に近い存在として崇拝されているのは、オレ自身が経験している事だけど、こっちの場合は直接出くわした王子や皇帝などがいろいろな意図――むしろ下心――の元にやっているので一気に有名になってしまったのだろう。
そうすると神ではないので崇拝してご利益もなく、地域の共同体とも無縁であるにも関わらず、ついでに言えば何か凄い事をしたわけでもないのに、その弁舌だけで支持を獲得しているメトゥサイラはやはり何か特別な存在と考えるべきだな。
そんな事を考えつつ、細い道を進んでいると、ちょっと興味をそそるものがオレの視界の傍らに飛び込んで来た。
それは道の端に転がる、複数の死体というよりはアンデッドの残骸だった。
近づいて確認したところでは、いずれも徹底的にバラバラにされており、まるで『二度と蘇らないよう』にという思いが込められているかのように感じられる。
正直に言えばいかにアンデッドとはいえど、元は人間だった存在の残骸になど近づきたくもないのだが、こういう死体を見る事にもかなり慣れてしまったな。
この世界では当然ながら公然とアンデッドの存在を支持する勢力は無い。
だが残骸の損壊具合を見る限り、少なくともこれを成した相手は、通常とは違い特別にアンデッドを敵視しているように感じられる。
それが宗教的な意図によるものか、個人的な感情によるものかは分からない。
これが並のファンタジーならば『村人達に雇われてアンデッド退治をしている冒険者』などという場合もありうるが、残念ながらこの世界にそんなロマンな仕事をしている人間はまず存在しない。
それはともかくアンデッドを『生命への冒涜』と考える勢力も多く――聖女教会もその一つ――そのような教団が、国とは無関係にこの地域にアンデッド討伐部隊を送り込む事は当然考えられる。
ただしその連中がどこまでオレにとって『味方』と言えるかは分からない。
それどころか以前に出くわした『地界の太陽神 シャガーシュ』にように、場合によっては善意と良心に基づいて無辜の民衆を『庇護』の名の元に虐殺するような、とんでもない相手の可能性も否定出来ない。
極端な話『アンデッドが含まれているかもしれない』というだけの理由で、村を一つ焼き払い、住民を皆殺しにするような『アンデッド撲滅の狂信者集団』だってありうるのだ。
もしもこれを成した相手が、そんな連中だったとしたら、オレにとっては新たな『敵』ということになるぞ。
仕方ないのでここは連中の後を追うしかないだろう。
仮に狂信者集団だったとしても、オレならば安心とは言わないが、どうにか出来る自信はある。
少なくとも無辜の民衆が虐殺されるよりはずっとマシというものだ。
そしてしばらく後にオレはくだんの集団らしきものに出くわした。
見たところ相手は数人の戦士団らしい。
一応、遠目で確認したところではその機敏な動きはアンデッドでない事は確かなようだ。
その身なりからするとやはりどこかの国に属しているというわけではない様子だが、それ以上は近づいて確認するしかないだろう。
それでは暴力的な活動を抑止する『調和』をかけて話かけるとしよう。
「すみません。そこの皆さん。少しお話よろしいでしょうか」
「なんだ? 女か?」
「こんなところを一人でなぜうろついている?」
今のオレはいつものようにフードで顔がよく見えないようにしているから、やっぱり警戒されて当然だろうな。
この近辺でアンデッド教団が活動しているのを知っているならなおさらだ。
ただ近くで見たところでも、略奪目当てのごろつきではなさそうなので、そこは少しばかりホッとしたところだな。
「皆さんはアンデッドと戦っておられる戦士の方々とお見受けしましたが、どこの神様を崇めておられるのでしょうか?」
「我らは剣神ザスターニックを崇めし戦士だ」
記憶にあるが、その名は以前に出会った女戦士ミーリアの崇拝していた戦士の守護神だったな。
その神話によるとかの神は『世界で最初に剣を見いだし、その剣をもちいた相手が世界で初めての死者となったので、あらゆる人間は死すべき運命を背負うようになった』とされていて、信徒はそれを誇りにしているというちょっと物騒な神様だったはずだ。
ただし軽々しく武器を使う事は禁じられており、神と同じく誇り高いもののみが剣を振るう資格があるというちょっとばかり暑苦しい教義を持っていたはず。
まあ信徒が全員、教義を守っているとも限らないけど、それでも虐殺とかそっちの方面で無い事は確かなので安堵するところだろうか。
だがここで少しばかり気になる事が起きる。
「おい。気をつけろ」
妙な事にかのグループの一人は、答えた仲間を小突いて耳打ちしたのだ。
普通の人間にはもちろん聞こえないだろうが、強化されたオレの耳にはその中身が聞こえてきていた。
「我らはメトゥサイラの導きにより『正しい信仰』に至ったのだ。他の連中とは違うのだぞ」
なんだって?
聞き逃せない言葉を耳にして、オレは思わず硬直してしまうのだった。
いつもながら出たとこ勝負だけど、もうすっかり慣れてしまったよ。
しかし村々を回っていると、この近辺の住民の多くはあの少年を『聖者』として尊敬している事は確かなようだ。
それは病の精霊やアンデッドの脅威にさらされている人間はもちろん、そうでない人たちの間にも浸透しつつある事がオレにもハッキリと感じられた。
この世界の神様の多くは崇拝する事で何らかの御利益がある。
もちろん並の信徒にとっては直接的な利益はごく限られたものであって、殆どは同じ崇拝する事が自分達の共同体に入る事を意味する方が重要だ。
それ以外にも名高い英雄が神に近い存在として崇拝されているのは、オレ自身が経験している事だけど、こっちの場合は直接出くわした王子や皇帝などがいろいろな意図――むしろ下心――の元にやっているので一気に有名になってしまったのだろう。
そうすると神ではないので崇拝してご利益もなく、地域の共同体とも無縁であるにも関わらず、ついでに言えば何か凄い事をしたわけでもないのに、その弁舌だけで支持を獲得しているメトゥサイラはやはり何か特別な存在と考えるべきだな。
そんな事を考えつつ、細い道を進んでいると、ちょっと興味をそそるものがオレの視界の傍らに飛び込んで来た。
それは道の端に転がる、複数の死体というよりはアンデッドの残骸だった。
近づいて確認したところでは、いずれも徹底的にバラバラにされており、まるで『二度と蘇らないよう』にという思いが込められているかのように感じられる。
正直に言えばいかにアンデッドとはいえど、元は人間だった存在の残骸になど近づきたくもないのだが、こういう死体を見る事にもかなり慣れてしまったな。
この世界では当然ながら公然とアンデッドの存在を支持する勢力は無い。
だが残骸の損壊具合を見る限り、少なくともこれを成した相手は、通常とは違い特別にアンデッドを敵視しているように感じられる。
それが宗教的な意図によるものか、個人的な感情によるものかは分からない。
これが並のファンタジーならば『村人達に雇われてアンデッド退治をしている冒険者』などという場合もありうるが、残念ながらこの世界にそんなロマンな仕事をしている人間はまず存在しない。
それはともかくアンデッドを『生命への冒涜』と考える勢力も多く――聖女教会もその一つ――そのような教団が、国とは無関係にこの地域にアンデッド討伐部隊を送り込む事は当然考えられる。
ただしその連中がどこまでオレにとって『味方』と言えるかは分からない。
それどころか以前に出くわした『地界の太陽神 シャガーシュ』にように、場合によっては善意と良心に基づいて無辜の民衆を『庇護』の名の元に虐殺するような、とんでもない相手の可能性も否定出来ない。
極端な話『アンデッドが含まれているかもしれない』というだけの理由で、村を一つ焼き払い、住民を皆殺しにするような『アンデッド撲滅の狂信者集団』だってありうるのだ。
もしもこれを成した相手が、そんな連中だったとしたら、オレにとっては新たな『敵』ということになるぞ。
仕方ないのでここは連中の後を追うしかないだろう。
仮に狂信者集団だったとしても、オレならば安心とは言わないが、どうにか出来る自信はある。
少なくとも無辜の民衆が虐殺されるよりはずっとマシというものだ。
そしてしばらく後にオレはくだんの集団らしきものに出くわした。
見たところ相手は数人の戦士団らしい。
一応、遠目で確認したところではその機敏な動きはアンデッドでない事は確かなようだ。
その身なりからするとやはりどこかの国に属しているというわけではない様子だが、それ以上は近づいて確認するしかないだろう。
それでは暴力的な活動を抑止する『調和』をかけて話かけるとしよう。
「すみません。そこの皆さん。少しお話よろしいでしょうか」
「なんだ? 女か?」
「こんなところを一人でなぜうろついている?」
今のオレはいつものようにフードで顔がよく見えないようにしているから、やっぱり警戒されて当然だろうな。
この近辺でアンデッド教団が活動しているのを知っているならなおさらだ。
ただ近くで見たところでも、略奪目当てのごろつきではなさそうなので、そこは少しばかりホッとしたところだな。
「皆さんはアンデッドと戦っておられる戦士の方々とお見受けしましたが、どこの神様を崇めておられるのでしょうか?」
「我らは剣神ザスターニックを崇めし戦士だ」
記憶にあるが、その名は以前に出会った女戦士ミーリアの崇拝していた戦士の守護神だったな。
その神話によるとかの神は『世界で最初に剣を見いだし、その剣をもちいた相手が世界で初めての死者となったので、あらゆる人間は死すべき運命を背負うようになった』とされていて、信徒はそれを誇りにしているというちょっと物騒な神様だったはずだ。
ただし軽々しく武器を使う事は禁じられており、神と同じく誇り高いもののみが剣を振るう資格があるというちょっとばかり暑苦しい教義を持っていたはず。
まあ信徒が全員、教義を守っているとも限らないけど、それでも虐殺とかそっちの方面で無い事は確かなので安堵するところだろうか。
だがここで少しばかり気になる事が起きる。
「おい。気をつけろ」
妙な事にかのグループの一人は、答えた仲間を小突いて耳打ちしたのだ。
普通の人間にはもちろん聞こえないだろうが、強化されたオレの耳にはその中身が聞こえてきていた。
「我らはメトゥサイラの導きにより『正しい信仰』に至ったのだ。他の連中とは違うのだぞ」
なんだって?
聞き逃せない言葉を耳にして、オレは思わず硬直してしまうのだった。
0
お気に入りに追加
1,780
あなたにおすすめの小説
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
日本帝国陸海軍 混成異世界根拠地隊
北鴨梨
ファンタジー
太平洋戦争も終盤に近付いた1944(昭和19)年末、日本海軍が特攻作戦のため終結させた南方の小規模な空母機動部隊、北方の輸送兼対潜掃討部隊、小笠原増援輸送部隊が突如として消失し、異世界へ転移した。米軍相手には苦戦続きの彼らが、航空戦力と火力、機動力を生かして他を圧倒し、図らずも異世界最強の軍隊となってしまい、その情勢に大きく関わって引っ掻き回すことになる。
転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。
襲
ファンタジー
〈あらすじ〉
信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。
目が覚めると、そこは異世界!?
あぁ、よくあるやつか。
食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに……
面倒ごとは御免なんだが。
魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。
誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。
やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。
集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」
異世界でネットショッピングをして商いをしました。
ss
ファンタジー
異世界に飛ばされた主人公、アキラが使えたスキルは「ネットショッピング」だった。
それは、地球の物を買えるというスキルだった。アキラはこれを駆使して異世界で荒稼ぎする。
これはそんなアキラの爽快で時には苦難ありの異世界生活の一端である。(ハーレムはないよ)
よければお気に入り、感想よろしくお願いしますm(_ _)m
hotランキング23位(18日11時時点)
本当にありがとうございます
誤字指摘などありがとうございます!スキルの「作者の権限」で直していこうと思いますが、発動条件がたくさんあるので直すのに時間がかかりますので気長にお待ちください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる