イヤちゃうよ?困ってるだけ…。

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あれから…2人の家で過ごしてて、自宅は物置状態。

公園も見えるから、気に入ってたんやけど思い切ってお引越しの話をしてみることにした。

ヨシ!とりあえず買い物行こ。
今日は何作ろうかなぁ。
最近けいちゃんがお仕事忙しいみたいやから、あたしがご飯係してるねん。
るぅちゃんは、元々忙しい仕事みたい。
2人の仕事のことは、よく分からんけど元気に仕事できるように美味しいご飯作るしな!

本日のメニュー

豚汁
ハマチの握り
ハマチのカマの塩焼き
お豆腐と水菜のサラダ

ハマチが丸々1匹お安くて買ってしもた!
家帰ってから3枚卸しにして
お刺身やったら普通やから握り風にしてみた。
カマは塩焼き。
身は少ないけど美味しいよなぁ。

豚汁は具だくさんにした!
人参は苦手やから避けて入れやすいように大きめね。
大根は好きやから大きく。
ゴボウは、ささがきに。
白菜は、ザクザク。
こ芋さんは、冷凍のやつ。
皮むきせんでもええし…便利になったよなぁ。
コンニャクは、ちぎってポイポイ入れる。
おあげさんにひら天、ごぼ天も!
九条ネギもあったから、刻みネギも忘れずに!残ったら冷凍庫やな。

サラダは…
お豆腐と水菜コンビが好き。
おじゃこをごま油でカリカリに炒めたのをかける!
ドレッシングは、
ごま油
にんにく
しょうゆ
塩コショウ

まぜまぜしたら完成!



「ただいま!花!」

「おかえりーけいちゃん」

普段は、在宅ワーク中心らしいけど
時々クライアントさん?と仕事せなあかん時期があるらしく…それがあたしがここの家に住み着いた時期と重なったみたい。
この時期は、家事ができなくて困ってたからあたしもちょっとは役に立ってるみたい!
って…けいちゃ~ん
もうええやろ?帰ってからずっと玄関ですよ?

チュッチュッして、スリスリして、ぎゅうぎゅうして、スンスン匂い嗅いで…がONEセット。
何セットすんのかなぁ。

「けいちゃん?ご飯の前に手洗いして?
るぅちゃんも今日は、そろそろ帰ってくるみたいやし3人で食べよ?んで、3人でお風呂しよ?」

「┄ン…お風呂入る… 」

そこ?そこだけなん?…笑

「うん。みんなでご飯してからな?」

ガチャ!

「ただいま…って何で?」

「おかえりーるぅちゃん…。
けいちゃんがなかなかお部屋に入らへんねん…って ┄ わぁぁぁ」

「俺頑張ったから?ご褒美なん?玄関でご褒美?もぉー」
って、あたしをけいちゃんごと抱きしめて
チュッチュッチュッチュッが始まった。
あたしとして、けいちゃんとして…
ルーティンが長いねん。

「ご飯しよ?な?ほんでお風呂行こ?」

「僕ら手洗いしてくるわ!」

2人仲良くお着替えしてきた。

「「「いただきまーす」」」

「握り寿司やけど…僕の知ってるんとなんか違う?」

「うん。握り風な。あたしが作ったし」

「え?!花がしたん?」

「そー。ハマチさん1匹お買得やったから卸して余すとこなくいただこうと思って…。」

「花…魚卸してって簡単に言うけど…俺の知り合いには居らんしな…」

「そう?カマ食べて?美味しいで?」

「コレ…身あるん?僕初めてなんやけど…」
「俺も初めて…」

「ええー?!そうか…ほな、身ほぐすわな!」

「「うまっ!」」

「そやろ?息子らも好きやってん!」

「俺…豚汁おかわりする!」
「僕も!」

って今日もいっぱい食べてくれて
ありがとう。
何か話しせなあかんかったような気がするねんけど…何やったかな?
んーまた思い出したらでええかな?
うん。今は無理。思い出せへんな。

3人で、片付けして
3人で、お風呂に入った。

「俺が洗ったるからな」

疲れてる時に、あたしとけいちゃんを綺麗に洗ったらスッキリするんやて!

お風呂で、イチャイチャして
また、ベッドでイチャイチャしながら
何か話しせなあかんかったなぁ…って考えてたら

「あ!思い出した!2人に話しがあってん。ハァ~良かった!モヤモヤしててん思い出せへんくて。」

「何の話し?嫌な話しは聞きたないで…僕」

「俺も。」

「ん?イヤな話しでは無いと思うんやけど…」

ちゃんと、座り直してから

「あんな…あたしこのまま…ここに住み着いていい?」

ガバッと2人が起きて
あたしを抱きしめながら

「良いに決まってるやん!な!るぅ!」

「うん。花が自分で答え出すまで待とうって、けいと決めてたから…待ってたんやで?俺ら…偉いやろ?」

「うん。ありがとう。勢いで流されて、一緒に住むのも良いかな~って思ったりもしたけど…勢いで流されてじゃなくて自分で決めてからじゃないとな…喧嘩したりした時に2人のせいにしたくなるやん?それは、違うなって思ったから…自分で考えて決めたかった。考える時間くれてありがとう。
んで、これからよろしくお願いします。」

”偉いやろ?”
って自己申告したるぅちゃんが可愛いくて

そのまま、ぎゅうぎゅうして2人をデロデロに心も身体も甘やかして
あんなことやこんなんことも…
致しました。

「あかんのか…」

ってシュンってされたら、
何でも言うこと聞いてあげたくなるやん?

もちろん



朝は…起きれませんでした。




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