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楽しい時間はすぐに過ぎるもんやった…。
そんなことも、忘れてた。
こんなに幸せで楽しい時間…
いつぶりかな?
でも…
「さて…帰る準備しよかなぁ?」
…アレ?
聞こえてないんかな?
もう1度言うた。
「そろそろ帰ろかなって…?」
…ん?
無視?
聞こえてるよな?
「なぁーなぁ?あたしの服知らん?見当たらへんねん…」
「「…。」」
「るぅちゃん?けいちゃん?」
「…や。」
「ん?るぅちゃん何て?」
「イヤや。帰るなよ。」
「…服は無い。」
えー!まさかのセリフ?!
「明日からみんなお仕事やん?平日やで?楽しかった休日は終わりやろ?」
「花を感じて寝たい。」
「朝一から花を感じたい。」
どうしたんや?
シュンってしても
わけのわからんこと言うても
イケメンやなぁ
「ん?ちょっと意味がわからんけど…
帰らなあかんやろ?2人とも仕事モードやで?お仕事やん!な?」
「イヤや。」
「ムリや。」
ん?イヤイヤ期なんか?
ワガママ期なんか?
どうしたんや?
「2人ともちょっとおいで?」
ソファーの真ん中に座って
左の膝にるぅちゃん。
右の膝にけいちゃん。
膝枕して、頭なでなでしながら
「なぁ?2人ともどうしたんやな?黙ったまんまで拗ねてたらわからんやろ?思ってること言うて?」
「やっと…花が俺らのテリトリーに居るのに出した無い。」
「花の全部ちょうだいって言うたやろ?全部は、花の時間も全部なんや。」
ん─そうか。
…困ったなぁ。
「…困ったなぁ。大人やし無駄な駆け引きいらんのは、今も一緒やんな。
2人とも、無茶苦茶なこと言うてる自覚あるやろ?」
「自覚ある。でも、俺のとこに居て欲しい。」
「花?僕らに全部くれたんちゃうん?
ずっと3人で居る言うたやん…。」
むむむ…るぅちゃんより、けいちゃんが拗ねてるな…。
「るぅちゃん。ちょっとだけ待っててくれる?今からけいちゃんと話ししたいねん。ええかな?」
「うん。待ってる。」
「けいちゃん?おいで?って…けいちゃんが大っきいから、けいちゃんのお膝に跨って座るわ。ええかな?」
「…ん…」
って返事してぶーたれながらも、両手広げてぎゅうぎゅうして座らせてくれた。
けいちゃんの目を下から見上げながら…
「けいちゃん…寂しなった?まだ、あたしの気持ち足りひんかったんやな。あたしの全部あげるで?けいちゃんがもうお腹いっぱいなるまでずっと居るから。寂しい時は、ちゃんと言うて?ちゃんと居るから…」
「…はなぁ…寂しいし帰らんといて。僕のこと、置いてかんといて…。」
「うん。わかったで。けいちゃん…明日ここから仕事行く。今日は、一緒にご飯作って一緒にお片付けしよ?」
「はな…ちゅうしてや…」
けいちゃんの顔中にいっぱいちゅうした。
「ありがとう。もう、大丈夫…るぅが待ってるから行ったって?」
「うん!るぅちゃん?」
るぅちゃんが後ろから抱きついてきた。
「はなぁ…俺も寂しいって言うてええのか?けいみたいに、甘えてええのか?」
今まで我慢してたん?2人は甘え合ってへんのかな…
まぁ…アラフォーで寂しいって言い難いか…。
2人だけの世界やったからこそ、甘え難くなってたんかな?
なんやろ…2人やし、しっかりせなあかん!みたいな感じ?
なんなら、男は甘えたら恥ずかしいって考え方なんか?!
「ん?寂しい時は、寂しい言うてくれなあたしにはわからんやろ?るぅちゃんが言えるなら、あたしは伝えてもらえたら嬉しいで?甘えっ子なりたい時もあるやろ?
甘えたいって言うても言わんくてもいっぱい甘えてくれたらええよ?あたしも甘えるもん。」
「…はなぁ…はな…」
ソファーに座ったるぅちゃんに後ろから抱きしめられたままお膝に座ってる。
ぎゅうぎゅうしながら、項ぺろぺろしてる。
「くすぐったいなぁ…ふふふっ」
「はな…俺…今まで、けいに時々甘えたいけど甘えるのも下手くそで、どうしたらええかわからんかった。けいも、甘えベタやし俺ら甘えたいけど甘え方もわからんかったんやな。こんな簡単やったんや…。
はなぁ…こっち向いて?」
あたしは、るぅちゃんに足を広げてソファーに深く腰掛けてもらってその足の間に膝立ちをしてるぅちゃんを抱きしめた。
「るぅちゃん…あたしの携帯にもGPS入れていいで?るぅちゃん安心するんやろ?」
「ええんか?俺…束縛もやけど…執着…独占欲…管理欲まであるねん。自分でも、面倒臭い奴やって思うけど…どうしようもないねん。」
るぅちゃんは、あたしの胸に顔埋めてる。
「るぅちゃんが安心できることが大事やから。でも、嫌やって思う時はちゃんと伝えるからその時は一緒に考えよ?」
「はなぁ…ありがとう。なぁ…服めくっておっぱい見せて?」
え?まさかのおっぱい?!
かまへんけど
かまへんのやけど
この2人幼児化してない?!
…イケメンやけど…。
この後…おっぱい見せるだけでは
終わらず…。
あたしは、またヘロヘロで
トロトロで
甘々どころじゃなくて
激甘で
あたし…
大丈夫かな…
でも
幸せやなって思うから
………困ってる。
そんなことも、忘れてた。
こんなに幸せで楽しい時間…
いつぶりかな?
でも…
「さて…帰る準備しよかなぁ?」
…アレ?
聞こえてないんかな?
もう1度言うた。
「そろそろ帰ろかなって…?」
…ん?
無視?
聞こえてるよな?
「なぁーなぁ?あたしの服知らん?見当たらへんねん…」
「「…。」」
「るぅちゃん?けいちゃん?」
「…や。」
「ん?るぅちゃん何て?」
「イヤや。帰るなよ。」
「…服は無い。」
えー!まさかのセリフ?!
「明日からみんなお仕事やん?平日やで?楽しかった休日は終わりやろ?」
「花を感じて寝たい。」
「朝一から花を感じたい。」
どうしたんや?
シュンってしても
わけのわからんこと言うても
イケメンやなぁ
「ん?ちょっと意味がわからんけど…
帰らなあかんやろ?2人とも仕事モードやで?お仕事やん!な?」
「イヤや。」
「ムリや。」
ん?イヤイヤ期なんか?
ワガママ期なんか?
どうしたんや?
「2人ともちょっとおいで?」
ソファーの真ん中に座って
左の膝にるぅちゃん。
右の膝にけいちゃん。
膝枕して、頭なでなでしながら
「なぁ?2人ともどうしたんやな?黙ったまんまで拗ねてたらわからんやろ?思ってること言うて?」
「やっと…花が俺らのテリトリーに居るのに出した無い。」
「花の全部ちょうだいって言うたやろ?全部は、花の時間も全部なんや。」
ん─そうか。
…困ったなぁ。
「…困ったなぁ。大人やし無駄な駆け引きいらんのは、今も一緒やんな。
2人とも、無茶苦茶なこと言うてる自覚あるやろ?」
「自覚ある。でも、俺のとこに居て欲しい。」
「花?僕らに全部くれたんちゃうん?
ずっと3人で居る言うたやん…。」
むむむ…るぅちゃんより、けいちゃんが拗ねてるな…。
「るぅちゃん。ちょっとだけ待っててくれる?今からけいちゃんと話ししたいねん。ええかな?」
「うん。待ってる。」
「けいちゃん?おいで?って…けいちゃんが大っきいから、けいちゃんのお膝に跨って座るわ。ええかな?」
「…ん…」
って返事してぶーたれながらも、両手広げてぎゅうぎゅうして座らせてくれた。
けいちゃんの目を下から見上げながら…
「けいちゃん…寂しなった?まだ、あたしの気持ち足りひんかったんやな。あたしの全部あげるで?けいちゃんがもうお腹いっぱいなるまでずっと居るから。寂しい時は、ちゃんと言うて?ちゃんと居るから…」
「…はなぁ…寂しいし帰らんといて。僕のこと、置いてかんといて…。」
「うん。わかったで。けいちゃん…明日ここから仕事行く。今日は、一緒にご飯作って一緒にお片付けしよ?」
「はな…ちゅうしてや…」
けいちゃんの顔中にいっぱいちゅうした。
「ありがとう。もう、大丈夫…るぅが待ってるから行ったって?」
「うん!るぅちゃん?」
るぅちゃんが後ろから抱きついてきた。
「はなぁ…俺も寂しいって言うてええのか?けいみたいに、甘えてええのか?」
今まで我慢してたん?2人は甘え合ってへんのかな…
まぁ…アラフォーで寂しいって言い難いか…。
2人だけの世界やったからこそ、甘え難くなってたんかな?
なんやろ…2人やし、しっかりせなあかん!みたいな感じ?
なんなら、男は甘えたら恥ずかしいって考え方なんか?!
「ん?寂しい時は、寂しい言うてくれなあたしにはわからんやろ?るぅちゃんが言えるなら、あたしは伝えてもらえたら嬉しいで?甘えっ子なりたい時もあるやろ?
甘えたいって言うても言わんくてもいっぱい甘えてくれたらええよ?あたしも甘えるもん。」
「…はなぁ…はな…」
ソファーに座ったるぅちゃんに後ろから抱きしめられたままお膝に座ってる。
ぎゅうぎゅうしながら、項ぺろぺろしてる。
「くすぐったいなぁ…ふふふっ」
「はな…俺…今まで、けいに時々甘えたいけど甘えるのも下手くそで、どうしたらええかわからんかった。けいも、甘えベタやし俺ら甘えたいけど甘え方もわからんかったんやな。こんな簡単やったんや…。
はなぁ…こっち向いて?」
あたしは、るぅちゃんに足を広げてソファーに深く腰掛けてもらってその足の間に膝立ちをしてるぅちゃんを抱きしめた。
「るぅちゃん…あたしの携帯にもGPS入れていいで?るぅちゃん安心するんやろ?」
「ええんか?俺…束縛もやけど…執着…独占欲…管理欲まであるねん。自分でも、面倒臭い奴やって思うけど…どうしようもないねん。」
るぅちゃんは、あたしの胸に顔埋めてる。
「るぅちゃんが安心できることが大事やから。でも、嫌やって思う時はちゃんと伝えるからその時は一緒に考えよ?」
「はなぁ…ありがとう。なぁ…服めくっておっぱい見せて?」
え?まさかのおっぱい?!
かまへんけど
かまへんのやけど
この2人幼児化してない?!
…イケメンやけど…。
この後…おっぱい見せるだけでは
終わらず…。
あたしは、またヘロヘロで
トロトロで
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あたし…
大丈夫かな…
でも
幸せやなって思うから
………困ってる。
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