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先生にお礼を言うて駅までの道を歩いてる時に…この道を絃も歩いてたんやろうな…って思ったら、急に絃に会いたなった。なんかわからんけど…
早よ絃に会って
早よぎゅーせなあかん気がしたんや。
「絃が」とちゃうで?
「オレ」があかんようになる気がしてん。
保育園に「今からお迎え行きます。」って連絡して、駅着いたら走ってた。
もうちょっとや…
もうちょっとで絃に会える。
門の前で深呼吸してから、向かう。
部屋に居る絃を見つけて駆け寄って
「ただいま。絃…」
ぎゅーって抱っこして、頬っぺにキスをした。
「きょう?」
不思議そうにしてるけどええねん。
「何もないけど早く来てん。あかんかったか?」
「あかんくない…ありがと」ってぎゅーって抱きついてきたんや。
オレらのこと、ずっと見てた子供らに…
「また明日な!!バイバイ!」
「バイバイ…」
絃も子供らに言うたら…
「いとくん、お話しできるんだ…」
「ホントだね」
「いとくんパパ?」
次々に話しかけられてオレたちが困っていると先生が来てくれた。
「みんな一度にお話ししちゃダメだよ?絃くんが困っちゃうよってお話ししたでしょ?」
「でもさ~」
「だって……」
「いとくんとね…」
みんな好き勝手に喋るんや…自由やな~って思ってると
「みんな、絃くんとお話ししたくて…でも、みんな一緒にお話しをするから絃くんが困ってることが多くて…すみません。みんな、絃くんと仲良しになりたくてウズウズしてるんです!」
「そうなんですか?!絃…良かったやんか!でも、急がんでええしな?絃のペースでええねんからな?」
「うん。大丈夫だよ?」
「今日は、急にすみませんでした。また明日よろしくお願いします。さよなら。」
「先生さようなら」
「いえ!大丈夫です。また明日待ってるからね?絃くんさようなら!」
絃をそのまま抱っこのまま行こうとしたら
「きょう?ボク歩けるよ?」
「んー知ってるけど…今日は抱っこしたまま帰りたいねんなぁ…あかん?」
「あかんくないょ…」
恥ずかしそうに、ぎゅって抱きついて頬っぺにキスしてくれた。
あかんくないょってナニ?
やばい…やばいで?
ほんま可愛すぎるやろ?
ウチの子やばいよな?
颯人が帰ってきたら、話しせなあかんな!
早よ絃に会って
早よぎゅーせなあかん気がしたんや。
「絃が」とちゃうで?
「オレ」があかんようになる気がしてん。
保育園に「今からお迎え行きます。」って連絡して、駅着いたら走ってた。
もうちょっとや…
もうちょっとで絃に会える。
門の前で深呼吸してから、向かう。
部屋に居る絃を見つけて駆け寄って
「ただいま。絃…」
ぎゅーって抱っこして、頬っぺにキスをした。
「きょう?」
不思議そうにしてるけどええねん。
「何もないけど早く来てん。あかんかったか?」
「あかんくない…ありがと」ってぎゅーって抱きついてきたんや。
オレらのこと、ずっと見てた子供らに…
「また明日な!!バイバイ!」
「バイバイ…」
絃も子供らに言うたら…
「いとくん、お話しできるんだ…」
「ホントだね」
「いとくんパパ?」
次々に話しかけられてオレたちが困っていると先生が来てくれた。
「みんな一度にお話ししちゃダメだよ?絃くんが困っちゃうよってお話ししたでしょ?」
「でもさ~」
「だって……」
「いとくんとね…」
みんな好き勝手に喋るんや…自由やな~って思ってると
「みんな、絃くんとお話ししたくて…でも、みんな一緒にお話しをするから絃くんが困ってることが多くて…すみません。みんな、絃くんと仲良しになりたくてウズウズしてるんです!」
「そうなんですか?!絃…良かったやんか!でも、急がんでええしな?絃のペースでええねんからな?」
「うん。大丈夫だよ?」
「今日は、急にすみませんでした。また明日よろしくお願いします。さよなら。」
「先生さようなら」
「いえ!大丈夫です。また明日待ってるからね?絃くんさようなら!」
絃をそのまま抱っこのまま行こうとしたら
「きょう?ボク歩けるよ?」
「んー知ってるけど…今日は抱っこしたまま帰りたいねんなぁ…あかん?」
「あかんくないょ…」
恥ずかしそうに、ぎゅって抱きついて頬っぺにキスしてくれた。
あかんくないょってナニ?
やばい…やばいで?
ほんま可愛すぎるやろ?
ウチの子やばいよな?
颯人が帰ってきたら、話しせなあかんな!
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