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付き合って
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そっと唇にキスを落とされる。
薄く開けた口に侵入してきた舌を絡め合う。
クチュリとする音が興奮を煽る。
そのままドサリとベッドに沈む。
首筋から下に移動するたっつんの舌が肌を滑って胸の頂を優しく舐めた。
「んっ……」
時々チュッと吸われて、舌先でギュッと押される。
その度に乳首から感じる快感に支配される。
反対側を指で摘まれると両方の刺激で喘ぐ声が止まらなかった。
勃ち上がりかけていた俺のモノが、たっつんの胸への愛撫で更に勃ち上がった。
さっき出したはずなのに、先走りの蜜が溢れてくる。
それに気付いたたっつんは、嬉しそうに微笑むと、蜜で溢れる先っぽをクルクルといじる。
「すぐグチュグチュになるんですよね……」
「あっ……恥ずかしいから……言わないで……」
「可愛らしいんです。僕はこの体に溺れてしまっています……」
チュッとキスされるとボーッと見つめてしまう。
そのまま足を広げられると、尻の蕾を優しく撫でられた。
そっと指を挿し入れて、クチュクチュと音を立てながら中のいい所を擦られる。
「あ、あん……あっ、んん……はっ……」
快感を高める手つきに体がビクビクと跳ねる。
「すみません……もう限界です。正親さんの中にすぐに入りたい……」
顔中にキスされながら、切なく見つめられた。
見れば、たっつんのモノも出したのが嘘みたいに勃ち上がって上を向いていた。
「俺も……我慢できない……挿れて……」
余裕がないのは俺も同じだった。
囁いた瞬間に指を抜いて、すぐに尻の蕾にたっつんのモノがズブリと侵入してきた。
その質量に体をのけぞらせた。
「ああっ──!」
「正親さん!」
激しく腰を打ち付けられる。
ずちゅ、ずちゅ、ぱちゅ、ぬちゅ、ぱちゅん──。
激しく動かれれば、俺の喘ぐ声も同じように大きくなる。
「あっ! あんっ! ふぁ、あっ、あっ──」
「正親さん……こうやって抱かれるのは、僕だけだって言って下さい……!」
「たっつんだけ……! あっ、たっつんだけだよ!」
「元彼よりも気持ちいいですか……⁉︎」
そんな事を聞かれるとは思ってもいなかった。
見つめれば、苦しそうに俺を見る。
こんな事を聞かないといけないほど不安にさせたんだろう。
正直、ケンちゃんとの情事なんてもう思い出せない。
それだけたっつんに毎日抱かれていた。
付き合ってもいないのに、おかしな話だ。
そうだ。俺達はこんな事をしていて、付き合っていないのがおかしいんだ。
「いい……! 気持ちいいよ……!」
「正親さん、もっとして欲しい事言って下さい。あなたの為なら何でもします……! 僕を捧げたっていい!」
「な、なら、たっつん……お、俺と付き合って……!」
たっつんの動きがピタリと止まった。
はぁはぁと呼吸を整えながらお互いに見つめ合う。
「本当ですか……?」
「俺じゃ嫌……?」
「そんな事ありません! 夢みたいで……」
ギュッと抱きしめられると、俺もたっつんをギュッと抱きしめた。
「俺はたっつんが好きだよ……」
「正親さんからそんな風に言ってもらえるなんて感激です……それならもう家を出ていきませんよね?」
「出てかない……というか、アパート探させてくれないだろ?」
「はい! 全力で阻止します!」
キラキラしながらいい返事しますよね。
「むしろ──俺がたっつんの家にいていいの?」
「ずっーといて下さい!」
「浮気したら……出てくからな……」
「はい!」
またしてもめちゃめちゃいい返事に笑ってしまった。
「正親さんが大好きです。言うだけじゃなくて、態度でも示します」
たっつんは、また腰を動かした。
気持ちのこもったセックスは最高に気持ちいい……。
グッと腕に力を入れて、たっつんの体を近づけると耳元で囁いた。
「俺も……大好き」
「ぁ──っ! ──……正親さん……すみません……今のでイッちゃいました……」
嘘だろ? 好きって言っただけで?
なんて可愛いやつ……。
申し訳なさそうなたっつんに笑ってしまう。
さっきから笑顔が絶えない。
「まだできるだろ?」
「はい! もちろんです!」
「今日はいっぱいして?」
「はい!」
そうして、同棲から始まった俺達は、正式にお付き合いをするようになったのだ。
薄く開けた口に侵入してきた舌を絡め合う。
クチュリとする音が興奮を煽る。
そのままドサリとベッドに沈む。
首筋から下に移動するたっつんの舌が肌を滑って胸の頂を優しく舐めた。
「んっ……」
時々チュッと吸われて、舌先でギュッと押される。
その度に乳首から感じる快感に支配される。
反対側を指で摘まれると両方の刺激で喘ぐ声が止まらなかった。
勃ち上がりかけていた俺のモノが、たっつんの胸への愛撫で更に勃ち上がった。
さっき出したはずなのに、先走りの蜜が溢れてくる。
それに気付いたたっつんは、嬉しそうに微笑むと、蜜で溢れる先っぽをクルクルといじる。
「すぐグチュグチュになるんですよね……」
「あっ……恥ずかしいから……言わないで……」
「可愛らしいんです。僕はこの体に溺れてしまっています……」
チュッとキスされるとボーッと見つめてしまう。
そのまま足を広げられると、尻の蕾を優しく撫でられた。
そっと指を挿し入れて、クチュクチュと音を立てながら中のいい所を擦られる。
「あ、あん……あっ、んん……はっ……」
快感を高める手つきに体がビクビクと跳ねる。
「すみません……もう限界です。正親さんの中にすぐに入りたい……」
顔中にキスされながら、切なく見つめられた。
見れば、たっつんのモノも出したのが嘘みたいに勃ち上がって上を向いていた。
「俺も……我慢できない……挿れて……」
余裕がないのは俺も同じだった。
囁いた瞬間に指を抜いて、すぐに尻の蕾にたっつんのモノがズブリと侵入してきた。
その質量に体をのけぞらせた。
「ああっ──!」
「正親さん!」
激しく腰を打ち付けられる。
ずちゅ、ずちゅ、ぱちゅ、ぬちゅ、ぱちゅん──。
激しく動かれれば、俺の喘ぐ声も同じように大きくなる。
「あっ! あんっ! ふぁ、あっ、あっ──」
「正親さん……こうやって抱かれるのは、僕だけだって言って下さい……!」
「たっつんだけ……! あっ、たっつんだけだよ!」
「元彼よりも気持ちいいですか……⁉︎」
そんな事を聞かれるとは思ってもいなかった。
見つめれば、苦しそうに俺を見る。
こんな事を聞かないといけないほど不安にさせたんだろう。
正直、ケンちゃんとの情事なんてもう思い出せない。
それだけたっつんに毎日抱かれていた。
付き合ってもいないのに、おかしな話だ。
そうだ。俺達はこんな事をしていて、付き合っていないのがおかしいんだ。
「いい……! 気持ちいいよ……!」
「正親さん、もっとして欲しい事言って下さい。あなたの為なら何でもします……! 僕を捧げたっていい!」
「な、なら、たっつん……お、俺と付き合って……!」
たっつんの動きがピタリと止まった。
はぁはぁと呼吸を整えながらお互いに見つめ合う。
「本当ですか……?」
「俺じゃ嫌……?」
「そんな事ありません! 夢みたいで……」
ギュッと抱きしめられると、俺もたっつんをギュッと抱きしめた。
「俺はたっつんが好きだよ……」
「正親さんからそんな風に言ってもらえるなんて感激です……それならもう家を出ていきませんよね?」
「出てかない……というか、アパート探させてくれないだろ?」
「はい! 全力で阻止します!」
キラキラしながらいい返事しますよね。
「むしろ──俺がたっつんの家にいていいの?」
「ずっーといて下さい!」
「浮気したら……出てくからな……」
「はい!」
またしてもめちゃめちゃいい返事に笑ってしまった。
「正親さんが大好きです。言うだけじゃなくて、態度でも示します」
たっつんは、また腰を動かした。
気持ちのこもったセックスは最高に気持ちいい……。
グッと腕に力を入れて、たっつんの体を近づけると耳元で囁いた。
「俺も……大好き」
「ぁ──っ! ──……正親さん……すみません……今のでイッちゃいました……」
嘘だろ? 好きって言っただけで?
なんて可愛いやつ……。
申し訳なさそうなたっつんに笑ってしまう。
さっきから笑顔が絶えない。
「まだできるだろ?」
「はい! もちろんです!」
「今日はいっぱいして?」
「はい!」
そうして、同棲から始まった俺達は、正式にお付き合いをするようになったのだ。
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