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挿れられるってのは、あれだよな……。
俺の尻に先輩のアレを挿れるって事だよな……。
む、むりむり……!
手でやるのは、俺が先輩のを扱いてあげるって事で……。
やるの? 本当に?
そもそもどうしてこんな事になっているんだ?
そうだよ! 俺は無理矢理ここに連れてこられて勝手にイカされた訳で……。
(あれ? 先輩? さっきから何してるの?)
俺の尻の蕾にさっき出した俺の白濁を塗りつけている。
(これだけ出てれば、大丈夫だと思って)
(え? 何が?)
すると、ズブッと入口に指を入れられた。
「いっ──!」
たいっ!
思わず声を出してしまって、慌てて手で口を押さえた。
カーテンの向こう側はまだカチャカチャとやっていて、気付かれた気配はなくてホッとする。
(あんた! 何してくれてんだ! 痛いよ!)
抗議しても全くの無視。
ズブッ、ズボッと蕾の入口を先輩の指が何度も出たり入ったりする。
(っ……ぁ……先輩……!)
(どこまで声が我慢できるかな?)
二択じゃなかったのか⁉︎
普通に挿れる方向に向かってるじゃないか!
ニヤリと笑う先輩を睨む。
何度も繰り返しやられて、段々とスムーズに指が入るようになる。
痛いけど、この痛みに慣れてきて、それだけじゃなくなってくるのが怖い……。
(せ、先輩……やめて……)
(またいい顔して……)
深くキスされたと思ったら、指をズブブッともっと奥まで挿れられた。
(んんっ!)
キスしてなかったら完璧に声が出ていた。
中を広げるように動かされて、必死で耐える。
自分から先輩にキスをせがんで口を塞ぎ、我慢する事しかできなかった。
そのうちに、ガラリとドアが開く音が聞こえた。
「すみませんでした。ゆっくり寝て下さい」
カーテンの向こうの生徒は手当てを終えて、保健室を出て行ったみたいだ。
どんなにホッとした事か。
先輩がクスクスと笑った。
「トモくん、キス大好きだな」
この人は本当に……!
「あんたのせいですよ!」
キスしてなきゃ声出てた。
「声我慢できて良かったな」
他人事みたいにいいやがって!
「なんて事してくれるんですか……!」
「これでも手加減してやったんだ。もっとしてあげれば良かったな。こんな風に──」
「あっ!」
先程よりも激しく中をグチュグチュとかき混ぜられる。
手加減していたと言うのは本当らしい。
「あっ、はぁっ、ぁう──んあっ!」
先輩の指が、コリッとある一点を擦った瞬間にビクビクと体が勝手に痙攣する。
「生意気なやつは、こうしてやれば良かったか?」
ニヤリと笑う先輩が俺を追い詰めていく。
「せんぱいっ……! あっ、んっ、やだっ……やめてっ……!」
「もっといい声聞かせろ」
低音ボイスで耳元で囁かれると背筋がゾクゾクする。
「あっ、あんっ、ああっ……!」
ビリビリとした感覚が気持ち良くて、快感に震える。
必死で先輩にしがみ付いて耐える。
「はは……そんなに抱きしめてくるなんて……最高じゃん……もう挿れてもいいよな?」
熱っぽくこちらを見つめる先輩の欲情した顔をかっこいいとか思ってしまった。
「先輩……」
これ……もう……俺はこのまま先輩に……。
待て待て、ダメだって!
流されるな!
「──ダ、ダメです。俺達付き合ってもいないのに、こんな事したらいけないと思います!」
そうだ! 大事な事を忘れちゃダメだ!
「じゃあ付き合えばいい」
サラリとそんな事を言う。
聞き間違い……じゃないよな?
本気で言ってるわけないよな?
「てきとうに決めた付き合いは嫌ですよ!」
「トモくんが俺の事を好きになればいいんだろ? 俺はトモくんが好きなんだから──」
へ……?
今好きって言った?
先輩の顔は真面目で揶揄ってるようには見えない。
「好き同士ならいいんだろ? ほら、好きって言え」
「んあっ! あっ……!」
お尻に指入れられてグチュグチュやられている状態で好きとか言わされそうになる。
そんな無茶苦茶な!
そもそも蒼斗先輩の好きって本気なのか⁉︎
「ほら、言えよ」
「あっ……! そんな指動かしながら……んっ……言える訳ない……!」
「一言なんだから言えるだろ?」
中で指を激しく動かされて、わけがわからなくなって好きって言っちゃいそうになる。
今言ったら言わされたっぽくない⁉︎
自分の中で好きと言うか言わないかが行ったり来たりしている。
「あ……蒼斗……!」
パニックで名前を呼んでしまった。
先輩がピタリと止まった。
余裕がなくて先輩まで言えなかった……。
呼び捨てをしてしまって怒ってないかと顔色を窺う。
でも、先輩の顔は怒ってなんかいなかった。
先輩……なんでちょっと赤くなって照れているんですか……かわいいじゃないですか……。
またそんな顔をして、俺を翻弄するのやめて下さい……。
先輩は名前呼ばれると嬉しいみたいだ。
なんだよ……もう……この人。
待てよ俺。そんなのは今だけだ。間違えるな。この人は鬼だ。
自分に言い聞かせる。
先輩は、大きくため息をついた。
「それなら──トモくんが好きって言うまでは挿れない。それでいいんだろ?」
「は、はい……」
指を抜いてくれて、ホッと胸を撫で下ろす。
意外と物分かりがいい。
「その代わり──」
先輩は、起き上がって膝立ちになると、自分のスラックスをずらして自分のモノを解放した。
ソレは、ピンッと天井を向いていて、腹に付くんじゃないかというぐらいに反り返っていた。
「手でするんだろ?」
物分かりがいいわけなかった。
笑顔でなんて事を言うの……。
これ、強制ですよね?
二択の意味あった?
俺の尻に先輩のアレを挿れるって事だよな……。
む、むりむり……!
手でやるのは、俺が先輩のを扱いてあげるって事で……。
やるの? 本当に?
そもそもどうしてこんな事になっているんだ?
そうだよ! 俺は無理矢理ここに連れてこられて勝手にイカされた訳で……。
(あれ? 先輩? さっきから何してるの?)
俺の尻の蕾にさっき出した俺の白濁を塗りつけている。
(これだけ出てれば、大丈夫だと思って)
(え? 何が?)
すると、ズブッと入口に指を入れられた。
「いっ──!」
たいっ!
思わず声を出してしまって、慌てて手で口を押さえた。
カーテンの向こう側はまだカチャカチャとやっていて、気付かれた気配はなくてホッとする。
(あんた! 何してくれてんだ! 痛いよ!)
抗議しても全くの無視。
ズブッ、ズボッと蕾の入口を先輩の指が何度も出たり入ったりする。
(っ……ぁ……先輩……!)
(どこまで声が我慢できるかな?)
二択じゃなかったのか⁉︎
普通に挿れる方向に向かってるじゃないか!
ニヤリと笑う先輩を睨む。
何度も繰り返しやられて、段々とスムーズに指が入るようになる。
痛いけど、この痛みに慣れてきて、それだけじゃなくなってくるのが怖い……。
(せ、先輩……やめて……)
(またいい顔して……)
深くキスされたと思ったら、指をズブブッともっと奥まで挿れられた。
(んんっ!)
キスしてなかったら完璧に声が出ていた。
中を広げるように動かされて、必死で耐える。
自分から先輩にキスをせがんで口を塞ぎ、我慢する事しかできなかった。
そのうちに、ガラリとドアが開く音が聞こえた。
「すみませんでした。ゆっくり寝て下さい」
カーテンの向こうの生徒は手当てを終えて、保健室を出て行ったみたいだ。
どんなにホッとした事か。
先輩がクスクスと笑った。
「トモくん、キス大好きだな」
この人は本当に……!
「あんたのせいですよ!」
キスしてなきゃ声出てた。
「声我慢できて良かったな」
他人事みたいにいいやがって!
「なんて事してくれるんですか……!」
「これでも手加減してやったんだ。もっとしてあげれば良かったな。こんな風に──」
「あっ!」
先程よりも激しく中をグチュグチュとかき混ぜられる。
手加減していたと言うのは本当らしい。
「あっ、はぁっ、ぁう──んあっ!」
先輩の指が、コリッとある一点を擦った瞬間にビクビクと体が勝手に痙攣する。
「生意気なやつは、こうしてやれば良かったか?」
ニヤリと笑う先輩が俺を追い詰めていく。
「せんぱいっ……! あっ、んっ、やだっ……やめてっ……!」
「もっといい声聞かせろ」
低音ボイスで耳元で囁かれると背筋がゾクゾクする。
「あっ、あんっ、ああっ……!」
ビリビリとした感覚が気持ち良くて、快感に震える。
必死で先輩にしがみ付いて耐える。
「はは……そんなに抱きしめてくるなんて……最高じゃん……もう挿れてもいいよな?」
熱っぽくこちらを見つめる先輩の欲情した顔をかっこいいとか思ってしまった。
「先輩……」
これ……もう……俺はこのまま先輩に……。
待て待て、ダメだって!
流されるな!
「──ダ、ダメです。俺達付き合ってもいないのに、こんな事したらいけないと思います!」
そうだ! 大事な事を忘れちゃダメだ!
「じゃあ付き合えばいい」
サラリとそんな事を言う。
聞き間違い……じゃないよな?
本気で言ってるわけないよな?
「てきとうに決めた付き合いは嫌ですよ!」
「トモくんが俺の事を好きになればいいんだろ? 俺はトモくんが好きなんだから──」
へ……?
今好きって言った?
先輩の顔は真面目で揶揄ってるようには見えない。
「好き同士ならいいんだろ? ほら、好きって言え」
「んあっ! あっ……!」
お尻に指入れられてグチュグチュやられている状態で好きとか言わされそうになる。
そんな無茶苦茶な!
そもそも蒼斗先輩の好きって本気なのか⁉︎
「ほら、言えよ」
「あっ……! そんな指動かしながら……んっ……言える訳ない……!」
「一言なんだから言えるだろ?」
中で指を激しく動かされて、わけがわからなくなって好きって言っちゃいそうになる。
今言ったら言わされたっぽくない⁉︎
自分の中で好きと言うか言わないかが行ったり来たりしている。
「あ……蒼斗……!」
パニックで名前を呼んでしまった。
先輩がピタリと止まった。
余裕がなくて先輩まで言えなかった……。
呼び捨てをしてしまって怒ってないかと顔色を窺う。
でも、先輩の顔は怒ってなんかいなかった。
先輩……なんでちょっと赤くなって照れているんですか……かわいいじゃないですか……。
またそんな顔をして、俺を翻弄するのやめて下さい……。
先輩は名前呼ばれると嬉しいみたいだ。
なんだよ……もう……この人。
待てよ俺。そんなのは今だけだ。間違えるな。この人は鬼だ。
自分に言い聞かせる。
先輩は、大きくため息をついた。
「それなら──トモくんが好きって言うまでは挿れない。それでいいんだろ?」
「は、はい……」
指を抜いてくれて、ホッと胸を撫で下ろす。
意外と物分かりがいい。
「その代わり──」
先輩は、起き上がって膝立ちになると、自分のスラックスをずらして自分のモノを解放した。
ソレは、ピンッと天井を向いていて、腹に付くんじゃないかというぐらいに反り返っていた。
「手でするんだろ?」
物分かりがいいわけなかった。
笑顔でなんて事を言うの……。
これ、強制ですよね?
二択の意味あった?
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