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遠距離編
宣戦布告 薫視点
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それは、俺がまだアパートにいた時だった。
千宙が俺の誘いを断って恋人と会っていた日。
そのまま家に帰る気にならなかった。
「羽山……まだ家帰らないで。飲み行くから付き合って」
仕事が終わり、マネージャーの羽山が運転する車の中にいた。
羽山は俺の素を知っている数少ない一人だ。
「明日は休みだったね。それじゃ、いつもの個室?」
「よろしく」
家路とは違う道を走って着いた店で、ひたすら飲んだ。
羽山は運転するからノンアルコールだ。
「薫……飲み過ぎじゃないか?」
「うるせぇな……」
「撮影で何かあったの? 調子悪いようには見えなかったけど……」
「悪いわけねぇだろ」
グビッとウイスキーを胃に流し込む。
「じゃあプライベート?」
「…………」
ずっと胸がモヤモヤとしている。
今頃千宙は恋人と仲良くやっている。
俺は寂しいんだろうか?
俺は千宙を独占したいんだろうか?
俺が優先されない事も今だに不満だ。
この感情は、友情? 愛情?
「あまり飲み過ぎないでよ?」
羽山のため息を聞きながら、酒を飲む。
「そういえば、隣の部屋の男の子と仲良くやってる?」
すごいタイミングで聞いてきたな……。
「仲良くやってる……」
「唯一の友達なんだから、大事にしないとダメだよ?」
「……わかってるよ……」
千宙は俺の大事な友達……だよな?
わけのわからない感情に振り回されてその日の記憶を無くす。
朝起きたらどういう訳か千宙の部屋にいた。
驚く事に初めて会った千宙の恋人は男だった。
しかも、わざとらしく俺のものだと見せつけるような男だ。
こいつは敵と判断する。
あんなやつなら……俺の方が……なんて思わない。
俺は千宙と友達でいたい。
◆◇◆
千宙が困っていたら助けたい。
そう思うのは当たり前だと思っている。
決して不純な動機がある訳じゃない。
一緒に暮らすようになって、風呂上がりの千宙にドキリとしたりなんかしない。
千宙から俺と同じシャンプーの香りがして嬉しくなったりなんかしない。
電話が鳴って嬉しそうにしながら自分の部屋に戻る千宙を見て、胸を締め付けられたりなんか……しない。
笹森と会うと言って帰ってこない日に、誰もいないリビングで苦しくなってなんか──……。
おかしい。友達にこんな感情を持つのはおかしい。
どうしても認めたくなかった。
千宙と暮らして、あっという間に日々が過ぎて行く。
千宙は大学四年生になって、俺と一緒にいるのもあと一年ない。
「羽山、しばらく海外とか地方とかの長期の仕事は入れないで……」
「どうしたの?」
「一年ほどでいいんだ。その間は日帰りできる仕事だけ受けて。俺なら多少わがまま言っても大丈夫だろ?」
「わかった。でも、一泊とかその程度なら我慢してね」
「いいよ……」
仕事に行く合間にそんな会話をした。
これで、少しでも千宙の側にいられる。
千宙はずっと俺の隣にいない……。
千宙と笹森は、遠距離をしていると言った。
会うのも数ヶ月に一度。
一年後……俺と千宙はただの友達……優先されるのは恋人の笹森で、俺となんて会わなくなる……。
それなら、今の時間を大事にしなきゃ。
ずっとそんな事ばかりを考えるようになっていた。
◆◇◆
さらに数ヶ月が経った。
リビングのソファでワインを飲んでいた。
千宙がつまみを作ってくれて持ってくる。
クラッカーにチーズやサラミが乗ったワインに合うおつまみだ。
ローストビーフも綺麗に並べて持ってきてくれた。
それをボーッと見つめていた。
この暮らしが本当に心地いい……。
「薫さん? 酔ってます?」
酔ってなんかいない。
テーブルの横に座ってこちらを覗き込む千宙と離れたくないと思う。
そう思う気持ちが強くなっていた。
「教育実習行ってんだろ? どうなんだ?」
誤魔化すように話題を変える。
「まぁ……今まで先生に注目していた自分が、生徒に注目されるって不思議な気分でした」
千宙が少し照れる。
ちくしょう……可愛いんだよな……。
「千宙先生って呼ばれてる?」
「そんな風には呼ばれませんよ。碓氷先生です」
千宙がクスクスと笑うと俺も笑顔になれる。
「千宙って酒飲まないよな?」
「創志と飲んだ事があるんですけど……二度と飲むなって言われてます……」
「え? どうなるの?」
「それが……覚えてないんです。次の日は頭が痛くて俺に酒は合わないんだと思います」
「まじか……」
どうなるのか興味はある……が、本人が嫌がる事はさせたくないな。
そこで千宙のスマホが鳴った。
「すみません、ちょっと──」
立ち上がって部屋に戻ろうとする千宙を追いかけて、思わず腕を掴んでしまった。
「なんで戻るんだ?」
「でも……ここで話すのは……」
「なんで?」
赤くなる千宙に苛立つ。
そんな顔をするのは、笹森が好きだから──か……。
それなら、俺を好きになって欲しい──。
千宙の恋人になりたい。
二度と会えなくなるなんて嫌だ。
友達じゃなくて恋人になれたら、ここにいてくれるんじゃないのか──。
かと言って、今告白した所で断られて、友達ですらいられなくなる。
ここを出ていかれても困る。
「千宙、スマホ貸して」
千宙からスマホを奪って自分の部屋に向かう。
「薫さん!?」
「少し笹森と話すだけだ。そこで待ってろ」
自分の部屋に入って通話ボタンを押した。
『ちぃくん? 出るの遅かったね。電話大丈夫だった?』
ちぃくん……そんな風に笹森が呼んでいるのを聞いた事はない。
俺の前じゃ千宙ってわざとらしく呼んでいるくせに。
「ちぃくんじゃなくて悪かったな」
『池入……』
嫌そうな声だ。
猫を被るのは千宙がいる前でだけだった。
じゃないと、千宙の前でこうやってケンカ腰になるとお互いにわかっていたからだ。
「お前に話がある」
『なんだよ』
「俺は千宙が好きだ」
『…………で?』
深呼吸をする。
こんなに緊張するのは初めて撮影に臨んだ日以来かもしれない。
「お前は精々俺の事で悩めばいいと思ってな」
『冗談。千宙はお前なんて眼中にない。悩むまでもない』
馬鹿にしたような声音にニヤリと笑う。
相手にとって不足なし!
「お前が嫌なやつで良かったよ。遠慮しなくて済む」
そう言いながら笑ってしまう。
『千宙はそんな俺が好きなの。お前じゃなくて、俺。──そう簡単に奪えると思うなよ』
低い声で牽制するって事は余裕はなさそうだ。
「いいね。略奪愛。そんなドラマを演じるのも悪くない。千宙が卒業してもお前の所になんか行かせない」
『監禁でもするって?』
クスクスと笑われても、気分は悪くない。
気持ちが高揚している。
「それもいいな。でも、俺が欲しいのは千宙の全部だ」
『お前の考えはわかる。告白した所で断られて終わり。下手したら出ていかれる。だったら──俺を揺さぶればいいって所か?』
ズバリ言い当てられてクスクスと笑ってしまう。
本当いい性格してるよな。
「お前、本当嫌なやつだよ。千宙は少なからず、俺を大事に思ってる。友達って立場を利用させてもらうよ」
『千宙から友達を失くすんだ?』
「何もしないでいたら会えなくなるだけだ。だったら俺は──足掻いてみせる」
そう言って、通話を切った。
言ってやった──。
笑い出してやりたいぐらいだ。
期限は千宙が卒業するまでの間──誰よりも大事な存在になりたい。
作戦なんて全く思い浮かばないけどな。
しばらくして再び千宙のスマホが鳴る。
俺が勝っているのは……距離だな。
千宙を好きだというやつがいても、すぐに会いに来れないなんて可哀想なやつ。
あんな事を言っていても、笹森は焦っているはずだ。
無謀な勝負に出た気がするけれど、清々しい気持ちでリビングへ戻って行った。
千宙が俺の誘いを断って恋人と会っていた日。
そのまま家に帰る気にならなかった。
「羽山……まだ家帰らないで。飲み行くから付き合って」
仕事が終わり、マネージャーの羽山が運転する車の中にいた。
羽山は俺の素を知っている数少ない一人だ。
「明日は休みだったね。それじゃ、いつもの個室?」
「よろしく」
家路とは違う道を走って着いた店で、ひたすら飲んだ。
羽山は運転するからノンアルコールだ。
「薫……飲み過ぎじゃないか?」
「うるせぇな……」
「撮影で何かあったの? 調子悪いようには見えなかったけど……」
「悪いわけねぇだろ」
グビッとウイスキーを胃に流し込む。
「じゃあプライベート?」
「…………」
ずっと胸がモヤモヤとしている。
今頃千宙は恋人と仲良くやっている。
俺は寂しいんだろうか?
俺は千宙を独占したいんだろうか?
俺が優先されない事も今だに不満だ。
この感情は、友情? 愛情?
「あまり飲み過ぎないでよ?」
羽山のため息を聞きながら、酒を飲む。
「そういえば、隣の部屋の男の子と仲良くやってる?」
すごいタイミングで聞いてきたな……。
「仲良くやってる……」
「唯一の友達なんだから、大事にしないとダメだよ?」
「……わかってるよ……」
千宙は俺の大事な友達……だよな?
わけのわからない感情に振り回されてその日の記憶を無くす。
朝起きたらどういう訳か千宙の部屋にいた。
驚く事に初めて会った千宙の恋人は男だった。
しかも、わざとらしく俺のものだと見せつけるような男だ。
こいつは敵と判断する。
あんなやつなら……俺の方が……なんて思わない。
俺は千宙と友達でいたい。
◆◇◆
千宙が困っていたら助けたい。
そう思うのは当たり前だと思っている。
決して不純な動機がある訳じゃない。
一緒に暮らすようになって、風呂上がりの千宙にドキリとしたりなんかしない。
千宙から俺と同じシャンプーの香りがして嬉しくなったりなんかしない。
電話が鳴って嬉しそうにしながら自分の部屋に戻る千宙を見て、胸を締め付けられたりなんか……しない。
笹森と会うと言って帰ってこない日に、誰もいないリビングで苦しくなってなんか──……。
おかしい。友達にこんな感情を持つのはおかしい。
どうしても認めたくなかった。
千宙と暮らして、あっという間に日々が過ぎて行く。
千宙は大学四年生になって、俺と一緒にいるのもあと一年ない。
「羽山、しばらく海外とか地方とかの長期の仕事は入れないで……」
「どうしたの?」
「一年ほどでいいんだ。その間は日帰りできる仕事だけ受けて。俺なら多少わがまま言っても大丈夫だろ?」
「わかった。でも、一泊とかその程度なら我慢してね」
「いいよ……」
仕事に行く合間にそんな会話をした。
これで、少しでも千宙の側にいられる。
千宙はずっと俺の隣にいない……。
千宙と笹森は、遠距離をしていると言った。
会うのも数ヶ月に一度。
一年後……俺と千宙はただの友達……優先されるのは恋人の笹森で、俺となんて会わなくなる……。
それなら、今の時間を大事にしなきゃ。
ずっとそんな事ばかりを考えるようになっていた。
◆◇◆
さらに数ヶ月が経った。
リビングのソファでワインを飲んでいた。
千宙がつまみを作ってくれて持ってくる。
クラッカーにチーズやサラミが乗ったワインに合うおつまみだ。
ローストビーフも綺麗に並べて持ってきてくれた。
それをボーッと見つめていた。
この暮らしが本当に心地いい……。
「薫さん? 酔ってます?」
酔ってなんかいない。
テーブルの横に座ってこちらを覗き込む千宙と離れたくないと思う。
そう思う気持ちが強くなっていた。
「教育実習行ってんだろ? どうなんだ?」
誤魔化すように話題を変える。
「まぁ……今まで先生に注目していた自分が、生徒に注目されるって不思議な気分でした」
千宙が少し照れる。
ちくしょう……可愛いんだよな……。
「千宙先生って呼ばれてる?」
「そんな風には呼ばれませんよ。碓氷先生です」
千宙がクスクスと笑うと俺も笑顔になれる。
「千宙って酒飲まないよな?」
「創志と飲んだ事があるんですけど……二度と飲むなって言われてます……」
「え? どうなるの?」
「それが……覚えてないんです。次の日は頭が痛くて俺に酒は合わないんだと思います」
「まじか……」
どうなるのか興味はある……が、本人が嫌がる事はさせたくないな。
そこで千宙のスマホが鳴った。
「すみません、ちょっと──」
立ち上がって部屋に戻ろうとする千宙を追いかけて、思わず腕を掴んでしまった。
「なんで戻るんだ?」
「でも……ここで話すのは……」
「なんで?」
赤くなる千宙に苛立つ。
そんな顔をするのは、笹森が好きだから──か……。
それなら、俺を好きになって欲しい──。
千宙の恋人になりたい。
二度と会えなくなるなんて嫌だ。
友達じゃなくて恋人になれたら、ここにいてくれるんじゃないのか──。
かと言って、今告白した所で断られて、友達ですらいられなくなる。
ここを出ていかれても困る。
「千宙、スマホ貸して」
千宙からスマホを奪って自分の部屋に向かう。
「薫さん!?」
「少し笹森と話すだけだ。そこで待ってろ」
自分の部屋に入って通話ボタンを押した。
『ちぃくん? 出るの遅かったね。電話大丈夫だった?』
ちぃくん……そんな風に笹森が呼んでいるのを聞いた事はない。
俺の前じゃ千宙ってわざとらしく呼んでいるくせに。
「ちぃくんじゃなくて悪かったな」
『池入……』
嫌そうな声だ。
猫を被るのは千宙がいる前でだけだった。
じゃないと、千宙の前でこうやってケンカ腰になるとお互いにわかっていたからだ。
「お前に話がある」
『なんだよ』
「俺は千宙が好きだ」
『…………で?』
深呼吸をする。
こんなに緊張するのは初めて撮影に臨んだ日以来かもしれない。
「お前は精々俺の事で悩めばいいと思ってな」
『冗談。千宙はお前なんて眼中にない。悩むまでもない』
馬鹿にしたような声音にニヤリと笑う。
相手にとって不足なし!
「お前が嫌なやつで良かったよ。遠慮しなくて済む」
そう言いながら笑ってしまう。
『千宙はそんな俺が好きなの。お前じゃなくて、俺。──そう簡単に奪えると思うなよ』
低い声で牽制するって事は余裕はなさそうだ。
「いいね。略奪愛。そんなドラマを演じるのも悪くない。千宙が卒業してもお前の所になんか行かせない」
『監禁でもするって?』
クスクスと笑われても、気分は悪くない。
気持ちが高揚している。
「それもいいな。でも、俺が欲しいのは千宙の全部だ」
『お前の考えはわかる。告白した所で断られて終わり。下手したら出ていかれる。だったら──俺を揺さぶればいいって所か?』
ズバリ言い当てられてクスクスと笑ってしまう。
本当いい性格してるよな。
「お前、本当嫌なやつだよ。千宙は少なからず、俺を大事に思ってる。友達って立場を利用させてもらうよ」
『千宙から友達を失くすんだ?』
「何もしないでいたら会えなくなるだけだ。だったら俺は──足掻いてみせる」
そう言って、通話を切った。
言ってやった──。
笑い出してやりたいぐらいだ。
期限は千宙が卒業するまでの間──誰よりも大事な存在になりたい。
作戦なんて全く思い浮かばないけどな。
しばらくして再び千宙のスマホが鳴る。
俺が勝っているのは……距離だな。
千宙を好きだというやつがいても、すぐに会いに来れないなんて可哀想なやつ。
あんな事を言っていても、笹森は焦っているはずだ。
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