弱みを握られた風紀委員は天敵に奴隷にされる

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番外編

豹と拓馬 side拓馬

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 兎和の弟とセフレになった。
 泣きながら兎和を想う豹が可哀想に思えた。
 忘れられない気持ちなんて俺にはない。
 少し羨ましくもある。
 だからなのか、豹を受け入れてやることにした。

 奴隷として獅貴達にやられていた時だって、嫌だとは思っていたけれど、気持ちいいものは気持ちよかった。
 俺は体と心を切り離して考えられるタイプなのかもしれない。

「豹……んっ……」
「兄さん……」

 豹の腕の中では、俺は兎和だ。
 何度かやってるけれど、兄さんだったり兎和だったり、必死で呼ぶ声を聞きながら抱きしめてやる。

 激しく攻められれば、やっぱり気持ちいい。

「ひょう……! 気持ちいいよ……!」
「兎和……!」

 濃厚なディープキスは、豹の気持ちの重さを表していた。

     ◆◇◆

 ベッドの上でまったりする。

「豹……帰らないのか?」
「今日は兄さんが帰ってこない……」

 拗ねたような豹に笑ってしまう。
 なるほどね。泊まりは獅貴かな……。
 だからこんな時間に訪ねてきたわけだ。
 雨に濡れた捨て猫みたいな顔をして俺の所に来た。
 何も言わずに抱きつかれて貪られた。

 豹は、自分の気持ちを俺で誤魔化す事で、どうにか平静を保てるようだった。

「拓馬がいなかったら……僕は兄さんを襲っていたかもしれない……」
「ははっ。そうならない為に俺とやってんだろ?」
「拓馬は僕とセフレでいいのか?」
「別にいいよ。好きな人もいないし、気持ちいい事は好きだし、慣れてるって言ったろ?」
「じゃあ……もう一回させて……」

 若者は精力が強いらしい。

「兄さん……」

 そう言いながら、キスしてくる。
 豹が求めるのはいつも兎和だ。
 可哀想なやつだ……。

 この時の俺はまだ何も考えていなかった。

     ◆◇◆

 兎和と約束があって兎和の家に行った。
 豹は顔を合わせると、気まずそうだった。
 兎和を見送ろうと玄関まで出てくる。

「豹、行ってきます」

 豹は、兎和にポンポンと頭を叩かれて嬉しそうに微笑んだ。
 俺にはしない顔だ。
 豹に見送られながら、兎和と一緒に出かける。

 買い物をしてから一緒に昼食を食べた。

「兎和……ちょっと聞きたいんだけどさ、兎和って背中に傷あとがあるのか?」
「あるよ……」

 苦笑いする兎和に聞かなきゃよかったかと思いながらも、もう聞いてしまったと思い直す。

『あの背中の傷あとがある限り──僕のものだ』

 そう言っていた豹の言葉がずっと気になっていた。

「それってなんの傷だ?」
「事故で負った傷だ」

 事故──それでどうして豹が?

「豹も……その事故と関係あるのか?」
「もしかして、豹が話した?」
「少しだけな……」
「あー……豹が気にするから……みんなにはあまり言わないで欲しいんだけどいいか?」
「ああ。約束する」

 そして、俺は聞いてはいけなかったのだと後悔する。
 そっと背中を見せて貰えば、酷い事故だったのだと容易に想像できた。

 豹を庇ってできた死ぬほどの傷……。
 自分が死ぬかもしれないのに庇うなんて普通はできない。
 豹にとって兎和は、ヒーローで命の恩人で、絶対に揺るがない唯一だ。

 俺が兎和の代わりになんてなれるわけない……。

 そう悟ってしまった。

     ◆◇◆

 ピンポーンっと鳴るチャイムにドアを開ければ豹だった。
 また……捨てられた猫だ。
 いつも連絡をよこさないんだから……。

「今日は……どうした?」

 無言で抱きつかれるのは慣れてきた。
 服に手を入れられて求められるのもいつもの事。

「豹……待って……」

 いつもと違う俺の反応にピタリと動きが止まった。

「何? やらせてくれないの?」
「今日は……ちょっと……その……気分が乗らないというか……」
「ならいい。他でやるよ」

 そう言いながら、スマホを弄る。
 他にも身代わりがいるって言っていたのは嘘じゃないみたいだ。

 アパートを出て行こうとする豹の腕を思わず掴んで引き留めた。

「何?」

 冷めた瞳でこちらを見つめる豹にため息をつく。

「ごめん……いいよ。やろう」

 俺は、身代わりになれないくせに、豹を突き放すこともできないらしい。
 ベッドの上で深く繋がりながらも、豹の心はいつも土砂降りの雨に打たれている捨て猫だった。

「兎和……」

 ニャーニャーといつも兎和を呼んでいる。
 土砂降りの雨は止む事がない。
 捨てられた猫に手を伸ばしても、引っ掻かれて噛みつかれる。
 拾ってあげることはできないけれど、俺でも傘をさすぐらいはできるかもしれない。

「ひょう……」

 今日も俺は豹を抱きしめて、少しでも豹の心の雨が上がるようにと願っていた。

     ◆◇◆

 そんな関係が一年も続けば、さすがに情が移る。
 俺は、豹を誰よりも優先した。
 ただのセフレにしては、触れてもらえる事に段々と喜ぶ自分がいた。
 そして……それと同時に身代わりであるという事がどんどん辛くなっていった。

 何が体と心を切り離して考えられるタイプだ……。
 普通に豹を好きになっているじゃないか……。

 高校一年になった豹は、兎和よりも身長が伸びていた。
 兎和に似て美しい顔つきなのに、鋭い瞳は本人の性格が表れているように見えた。
 同じ校舎になって、とてもモテているのを見て少し胸が痛んだ。
 豹は、群がるファンに嫌がることも優しくする事もない。
 兎和以外に興味がないのだとわかる。

 今日も豹は俺のアパートに来て体を求めてくる。
 いつも通りにギュッと抱きしめてやる。

「拓馬。拓馬はどうすれば気持ちいい?」

 ふとそんな事を聞かれた。
 俺を気遣うなんて珍しい。

「俺は……豹の手に触れられると気持ちいいよ……」

 これは本当の気持ちだ。

「なら……僕の好きにしていい?」
「いいよ……」
「拓馬……」

 豹は、いつからか兎和の名前を呼ばなくなっていた。

 兎和の身代わりとしてやっているはずなのに、俺の名前を呼んで体に触れる。
 もしかしたら……いや、でも……そんな繰り返しの日々が続く。
 そのたびに期待してしまいそうな自分を叱る。
 兎和の身代わりでなければ、豹がここに来る必要はないはずだ。

 そしてある日、俺はとうとう耐えられなくなる。

「兄さん? 帰ったの? 帰らないと思ったから……ごめん。僕もすぐ帰るよ」

 さっきアパートに来たばかりなのに、兎和からの着信で嬉しそうにすぐに帰ると言った。
 俺は中途半端に脱がされたままなのに、豹は服を着直す。

「拓馬。家へ帰る。またね」

 やっぱり俺はただのセフレだ。

「なぁ、豹……やめようか……」
「何を?」
「セフレ」
「…………」

 ピタリと止まった豹は、こちらをじっと見つめた。
 何か言って欲しい。
 しばらくの沈黙の後にそっと呟いた。

「わかった……」

 豹はそのままアパートを出て行った。
 バタンッと閉まったドアは開くこともなくシーンッと静まり返っている。

「なんだよ……」

 一人残された部屋でボソリと呟いた。
 少しは期待した。
 俺自身を見てくれるようになったんじゃないかって……。
 でも、やっぱり勘違いだった。

 こんなにもあっさりと俺たちの関係は終わってしまった。

     ◆◇◆

 終わったはずなのに、学園へ行けば視線は豹を探す。
 どこにいても視界に入れば見つけられた。
 今日もファン達に囲まれている。
 あの子ともやったんだろうか……。
 そんな風に考えてしまう自分にため息がでる。

 こっち見ろ……こっちだ。
 なんてな……あ……こっち見た……。

 確かに目が合った。それなのに、視線を逸らされた。
 ズキンッと痛む胸が苦しい。

 豹も兎和に対してこういう気持ちだったんだろうか。
 あの時、他に目を向けろなんて言って本当に無神経だった……。

 セフレでいるのは辛かったのに、抱き合えない方がもっと辛かった。

 俺ってバカだ……大バカ……。

「拓馬。何してるの?」

 羊助が声をかけてきた。

「失恋」

 なんてね。

「あははっ。なら、セフレ紹介しようか?」

 羊助をじっと見つめる。
 今の俺にその冗談は笑えない。

「忘れるには、新しい人肌じゃない?」

 冗談じゃなく本気だった。
 羊助ってこういう感じだった。
 注意しようとすれば、ニコニコと次に続いた言葉に口籠もる。

「いい人いるよ。恋人になったみたいに抱いてくれる人」
「えっ……」

 恋人みたいに……その言葉に惹かれてしまった。

「あははっ。興味あるって顔。じゃあ、今日の放課後、特別室に呼んでおくね」
「羊助ぇー?」
「あ、呼ばれた。もう行かなきゃ」
「あ……ちょっと……」

 って、断り切れなかった……。
 何やってんだ……俺……。

     ◆◇◆

 その日の放課後、特別室へ行った。
 そこには、獅貴達と羊助と兎和がソファに座っていた。
 兎和は、俺に気付くとすぐに近付いてきた。

「拓馬。羊助から聞いた。セフレって本当なのか?」

 俺はお前の弟とセフレだったけど──なんて言えない。

 兎和の視線の先に知らない人がベッドの端に座っていた。
 金髪で、ちょっと強面の人だった。

「あー……ちょっと話して来るよ」
「拓馬、何かあればすぐ呼んで」

 俺達に気を使ったのか、兎和達はその場からいなくなる。
 その人と二人だけだ。
 恋人みたいに……興味はある。
 けれど、豹以外の人とやる気は出ない。
 やっぱり断ろうと思って口を開いた。

「あの……」
「すんません!」

 断る前に深々と頭を下げられた。
 呆気に取られる。

 その人は真っ赤になりながら、視線を逸らして頭を掻く。

「自分は……2年の鮫島さめじまって言うんすけど……あの! セ、セフレにはなれません! すんません!」

 また頭を下げられた……。
 俺が断ろうとしてたんだけど……。
 なんか笑えてきた。

「それ、俺も言おうとしてたセリフ」

 笑いながら隣に腰掛ければ、鮫島君も照れたように笑った。

「よかったっす」
「なんでか聞いていい?」
「羊助先輩……自分とはセフレだと思っているみたいなんすけど……自分は、一度もセフレだと思った事ないっす」
「それって……羊助が好きって事?」

 照れながら頷いた。
 なるほど。
 羊助が言った、恋人みたいに抱いてくれるって、好きな人なら当たり前じゃないか。

「失恋して慰めてほしいって言われたんすけど……羊助先輩が自分を意識してないって思ったらショックで、すぐに断れなかったんです……本当にすんません」

 でも、羊助は鮫島君が恋人みたいにって言っていた。
 それって羊助は、鮫島君が他の人と違うってわかっているんだよな。
 羊助と鮫島君……近いうちに両思いになる気がする……羨ましい。

「鮫島君は気にしなくていいよ。俺も断り切れなかっただけだから」
「好きな人とは──もうだめなんすか?」
「まぁ……だめだと思う……」

 俺は少しも気にされてなんかいない。
 実際、豹からの連絡はないし、目が合っても避けられた。

 胸の痛みに耐えていると、鮫島君はそっと抱きしめてくれた。

「辛そうっす……泣いたっていいと思います」
「鮫島君、優しい人だね……」

 本当に泣いてしまいそうな時に、ガラリと扉が開いた。
 そこにいたのは豹だった。
 なんで豹が? 思わず立ち上がってしまう。
 ズカズカと中に入ってきて、鮫島君を睨むと俺の腕をガシッと掴んだ。

「豹⁉︎」

 そのまま引きずられるように特別室を出て、連れてかれたのは誰もいない屋上だった。

「豹⁉︎ どうしたんだ⁉︎」

 何度呼んでも手を離してくれなくて、思わず豹の手を振り払った。
 こちらを振り向いた豹の顔はくしゃりと歪めていて俺を睨んだ。
 どうしてそんな辛そうな顔を……?

「いくら僕に飽きたからって、こんなにすぐ新しい人を探さなくてもいいだろう⁉︎」
「え……?」

 豹が言った言葉に混乱する。
 一つ一つ整理しよう。

「俺達は……セフレだよな?」
「そうだよ」
「俺が……豹に飽きた?」
「そうだろう⁉︎ だからセフレをやめようって言ったんだろう⁉︎」
「豹は……俺が他の人を探すのが嫌だったのか……?」

 グッと黙り込んで気まずそうに視線を逸らす。
 この顔は嫉妬……?
 
「さっきのは……泣きそうな俺を慰めてくれただけだよ」
「そうなのか……?」

 豹のこちらを探るような視線に、何度も期待するなと言い聞かせた胸がドクドクと鳴った。

「豹……俺がセフレをやめようって言ったのは……お前に飽きたからじゃない……」
「じゃあ、なんでなんだよ⁉︎」
「お前を好きになったからだよ……身代わりになるのが辛くなってさ……」

 こんな事言ったらセフレでもいられなくなる。
 緊張で震えそうな手をぎゅっと握った。

 じっと見つめられる。
 俺は情けない顔をしているんだろう。
 それでも、例え傷つけられても、俺は豹のこの視線を逸らしてはいけない。

「身代わりにしていたけれど……兄さんと拓馬は違う。そんな事、わかってる。僕はちゃんと拓馬だって思ってた……」

 俺は身代わりじゃなくなってた……?

「なら、なんで俺と一年も……」
「兄さんの代わりになると言ってくれて嬉しかった。拓馬に優しく抱き締めてもらえて嬉しかったんだ。僕は、拓馬が良かったんだ……」

 それって……俺じゃないとだめだったってこと?
 やばい……嬉しい……。

 豹は真剣に俺を見つめたままだ。

「僕の一番はいつだって兄さんだ。それは一生変わらない」
「わかってる。兎和に勝てるなんて思ってない」

 豹とセフレだったからこそわかる。
 重い重い愛情は、消える事はない。
 豹の心には土砂降りの雨がずっと降り続いたまま……。

「それでも、俺のことも好きだろ?」

 俺は言った。豹からはまだ聞いていない。

「好きだよ……僕は、拓馬が好きだ……」
「なぁ……俺達……ちゃんと付き合おう」
「いいよ……」

 少し照れたようにそっぽを向く豹に思い切り抱きついた。

「二番でもいい……でも三番は作らないで……」
「この一年、拓馬以外の人に触れた事なんてない……」

 そっと抱き返してくれる腕が死ぬほど嬉しかった。

 土砂降りの雨の中、傘をさしていたら抱き締めてあげられない。
 俺は、噛みつかれても引っ掻かれても、傘を捨てて土砂降りの雨に濡れた猫を拾い上げた。
 そのまま丸ごと抱きしめて、一緒に濡れる事を選んだ。



──────────



※あとがき
最後まで読んで頂きありがとうございます。
R18ばかりでしたが、少しでも気に入った人や場面があれば嬉しいです。
誤字脱字、気付いたら直していますが、申し訳ありません。
また別の作品でもお会いできれば嬉しいです。
皆様に感謝致します。本当にありがとうこざいました。
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感想 2

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みんなの感想(2件)

ちま
2021.10.26 ちま

キャラの名前がユーモラス!可愛いウサギちゃんは猛獣たちに美味しく食べられちゃうんだと思いながら楽しく一気読みさせて頂きました。
個性的なキャラの中でも紫狼がとにかく大好きです。ユルさとカッコ良さとエロさの持ち合わせはホントずるい。
これからも色々なキャラ楽しみにしてます。それでもきっと紫狼が一番だと思います(*´∀`*)

おみなしづき
2021.10.26 おみなしづき

感想ありがとうございます。

ウサギちゃんは食べられる運命ですよねw
一気に読んで頂きありがとうございます。
紫狼の魅力をわかって頂けてとても嬉しいです。
紫狼も「あはっ。オレの事が一番だなんて、嬉しいなぁ」って言ってます(*^-^*)

解除
ねぎま型4号

初めまして。
感想を投稿できるのをずっと心待ちにしてました!
この作品は私が初めて読んだおみなしづき先生の作品なので、とても嬉しいです(≧∀≦)

兎和がとにかく可愛いのと、攻めの三人がそれぞれ違ったかっこよさがあってとても好きです!
私は個人的に獅貴が好きなんですけどね、攻めの僕っ子かあいい(´∀`*)

先生の話面白いので作者読みしてます!これからも頑張ってください(*^▽^*)

おみなしづき
2021.10.24 おみなしづき

初めまして。
感想ありがとうございます。
作者読みして頂けるなんて嬉しすぎます。
他にも気に入って頂ける作品が書ける様に頑張りたいです。
獅貴が「僕を好きになるなんて見る目あるね。ありがとう」だそうですよ(*^^*)

解除

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