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本編
奴隷から昇格?
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もう奴隷じゃない……獅貴達に従わなくていい……。
単純に嬉しい。
これで俺は自由だ!
「兎和ぁ。嬉しい?」
「もちろん」
「奴隷じゃなくなったしぃ、オレの恋人になってよ」
うん? 何か今、聞き間違いかな。
「オレ、兎和の事好きぃ。大好きぃ。あいつらより、オレの方が兎和を必要としてるよぉ」
「意味がわからない……」
聞き間違いじゃないらしい。
さっきも好きみたいな事言っていたけれど、本気の告白?
返答に困っていれば、ズイッとベッドに乗ってこられた。
「オレに触れられたのどうだった?」
朦朧としていても、覆い被さる紫狼の顔を覚えている。
嬉しそうな顔や快感で眉根を寄せて気持ち良さそうにする顔、食べられそうなほど欲望に塗れた顔……。
紫狼の揺れる前髪と蕩けそうなキスと優しく撫でる手……。
結果──すごく気持ち良かったです……。
言えないけど……。
顔を赤くしていれば、ニコニコとすり寄ってくる。
頬に紫狼の頬をスリスリとしてくる。
またも大型犬の愛情表現みたいだ。
「ねぇ、兎和ぁ。大好きぃ」
普通に恥ずかしい。
抱きついてサワサワと腰を触ってくる。
「紫狼。やめろ……」
「あんなに求め合ったのにぃ?」
「求め合ってない……あ……紫狼……背中……ん……変な触り方するな……」
「あはっ。良く聞こえなぁい」
体を撫で回されて、ドサリとベッドに押し倒された。
両腕を掴んでベッドに押し付けながら、上から見下ろす紫狼はニコニコと嬉しそうだ。
「オレぇ、また勃っちゃったぁ。今度はぁ正気の兎和としたぁい」
「え……」
覆い被さってキスされそうな時だった。
『紫狼。そこまでだよ』
スピーカーから聞こえた獅貴の声に紫狼の動きが止まった。
『俺達がわからないとでも?』
『放送室から丸見えです』
マジですか……?
あ……窓の向こうの校舎に三人が見える。
『兎和は僕のだから』
『俺のだ』
『私のです』
「オレのだよぉ」
紫狼は、放送室へ笑顔を向けて手を振る。
「俺は誰のものでもない……」
って、あいつらには聞こえないよな……。
『僕が一番好きなんだ!』
『俺は大好きだ!』
『私は愛してますよ!』
「オレはぁ、兎和がいないと生きていけなぁい」
「何言ってんだ……」
「冗談じゃないんだけどなぁ」
ニコニコと言われても冗談にしか聞こえない。
あいつらも、放送であんな事を言われたら、明日から俺はどうすればいいんだ……。
苦悩していれば、紫狼にガバッとキスされて口内を舐め回される。
さっきまでの快感を体はまだ覚えていた。
紫狼の舌でゾクゾクとした感覚に支配されていく。
体の力が抜けていく。
『『『ああっー! 紫狼!』』』
『みんなそういう事だから! 兎和は奴隷じゃない! 奴隷じゃなくて、僕達の恋人だから!』
『兎和に手を出したやつは誰だって許さねぇからな!』
『ほら、今現在手を出されそうですよ! もう行きますよ!』
あれ⁉︎ いつの間にか奴隷から恋人になっている⁉︎
俺は了承してないんだけど!
放送でそんな宣言しないでくれ!
紫狼は、お構いなしで俺の服を脱がそうとする。
みんなやりたい放題だ。
まともな人いませんか⁉︎
「あいつらが来る前にしよぉ」
「本当にする気か⁉︎」
「するよぉ。さっきまで繋がってたの覚えているよねぇ?」
紫狼を求めて乱れた自分を思い出して体が熱くなる。
「あはっ。体は正直だね。ほら、ここにもオレの印が残ってるぅ」
シャツのボタンを外されて、スッと撫でられた胸元がピリッと痛んだ。
そこには三角形のキスマークの上に歯形が……。
「紫狼……これ……噛んだ?」
「上書きしたんだぁ。マーキングだよぉ」
いや、まさか噛まれているとは……。
快感しかなかったけれど、噛まれた事は良く覚えていない。
「オレの名前……呼んだよねぇ?」
う……。
確かに名前呼んだし、紫狼に触れられるのも嫌じゃなかった。
恥ずかしくなって視線を逸らす。
クスクスと笑いながら、首を舐められる。
「んっ……あ……」
乳首をスリスリと擦ってくる。
「乳首勃ってるぅ。さっきまでの熱が残ってるねぇ。これならすぐ挿れられるねぇ」
「紫狼……んん……ダメだって……」
「嫌なら本気で抵抗しないとぉ」
「んっ……紫狼だから……あっ……嫌じゃないから……困っているんだ……」
紫狼はペロリと上唇を舐めて、自分の服を脱いだ。
本気でやる気だ……。
「ちょっと……あっ……待てって……」
「待たなぁい」
「んっ……獅貴達来るから……やめろって……」
「煽ったのは……兎和だからね」
どこで煽られたの……?
紫狼に欲情した瞳で見られて逃げられなかった……。
単純に嬉しい。
これで俺は自由だ!
「兎和ぁ。嬉しい?」
「もちろん」
「奴隷じゃなくなったしぃ、オレの恋人になってよ」
うん? 何か今、聞き間違いかな。
「オレ、兎和の事好きぃ。大好きぃ。あいつらより、オレの方が兎和を必要としてるよぉ」
「意味がわからない……」
聞き間違いじゃないらしい。
さっきも好きみたいな事言っていたけれど、本気の告白?
返答に困っていれば、ズイッとベッドに乗ってこられた。
「オレに触れられたのどうだった?」
朦朧としていても、覆い被さる紫狼の顔を覚えている。
嬉しそうな顔や快感で眉根を寄せて気持ち良さそうにする顔、食べられそうなほど欲望に塗れた顔……。
紫狼の揺れる前髪と蕩けそうなキスと優しく撫でる手……。
結果──すごく気持ち良かったです……。
言えないけど……。
顔を赤くしていれば、ニコニコとすり寄ってくる。
頬に紫狼の頬をスリスリとしてくる。
またも大型犬の愛情表現みたいだ。
「ねぇ、兎和ぁ。大好きぃ」
普通に恥ずかしい。
抱きついてサワサワと腰を触ってくる。
「紫狼。やめろ……」
「あんなに求め合ったのにぃ?」
「求め合ってない……あ……紫狼……背中……ん……変な触り方するな……」
「あはっ。良く聞こえなぁい」
体を撫で回されて、ドサリとベッドに押し倒された。
両腕を掴んでベッドに押し付けながら、上から見下ろす紫狼はニコニコと嬉しそうだ。
「オレぇ、また勃っちゃったぁ。今度はぁ正気の兎和としたぁい」
「え……」
覆い被さってキスされそうな時だった。
『紫狼。そこまでだよ』
スピーカーから聞こえた獅貴の声に紫狼の動きが止まった。
『俺達がわからないとでも?』
『放送室から丸見えです』
マジですか……?
あ……窓の向こうの校舎に三人が見える。
『兎和は僕のだから』
『俺のだ』
『私のです』
「オレのだよぉ」
紫狼は、放送室へ笑顔を向けて手を振る。
「俺は誰のものでもない……」
って、あいつらには聞こえないよな……。
『僕が一番好きなんだ!』
『俺は大好きだ!』
『私は愛してますよ!』
「オレはぁ、兎和がいないと生きていけなぁい」
「何言ってんだ……」
「冗談じゃないんだけどなぁ」
ニコニコと言われても冗談にしか聞こえない。
あいつらも、放送であんな事を言われたら、明日から俺はどうすればいいんだ……。
苦悩していれば、紫狼にガバッとキスされて口内を舐め回される。
さっきまでの快感を体はまだ覚えていた。
紫狼の舌でゾクゾクとした感覚に支配されていく。
体の力が抜けていく。
『『『ああっー! 紫狼!』』』
『みんなそういう事だから! 兎和は奴隷じゃない! 奴隷じゃなくて、僕達の恋人だから!』
『兎和に手を出したやつは誰だって許さねぇからな!』
『ほら、今現在手を出されそうですよ! もう行きますよ!』
あれ⁉︎ いつの間にか奴隷から恋人になっている⁉︎
俺は了承してないんだけど!
放送でそんな宣言しないでくれ!
紫狼は、お構いなしで俺の服を脱がそうとする。
みんなやりたい放題だ。
まともな人いませんか⁉︎
「あいつらが来る前にしよぉ」
「本当にする気か⁉︎」
「するよぉ。さっきまで繋がってたの覚えているよねぇ?」
紫狼を求めて乱れた自分を思い出して体が熱くなる。
「あはっ。体は正直だね。ほら、ここにもオレの印が残ってるぅ」
シャツのボタンを外されて、スッと撫でられた胸元がピリッと痛んだ。
そこには三角形のキスマークの上に歯形が……。
「紫狼……これ……噛んだ?」
「上書きしたんだぁ。マーキングだよぉ」
いや、まさか噛まれているとは……。
快感しかなかったけれど、噛まれた事は良く覚えていない。
「オレの名前……呼んだよねぇ?」
う……。
確かに名前呼んだし、紫狼に触れられるのも嫌じゃなかった。
恥ずかしくなって視線を逸らす。
クスクスと笑いながら、首を舐められる。
「んっ……あ……」
乳首をスリスリと擦ってくる。
「乳首勃ってるぅ。さっきまでの熱が残ってるねぇ。これならすぐ挿れられるねぇ」
「紫狼……んん……ダメだって……」
「嫌なら本気で抵抗しないとぉ」
「んっ……紫狼だから……あっ……嫌じゃないから……困っているんだ……」
紫狼はペロリと上唇を舐めて、自分の服を脱いだ。
本気でやる気だ……。
「ちょっと……あっ……待てって……」
「待たなぁい」
「んっ……獅貴達来るから……やめろって……」
「煽ったのは……兎和だからね」
どこで煽られたの……?
紫狼に欲情した瞳で見られて逃げられなかった……。
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