40 / 49
本編
奴隷なんて無くせばいい side紫狼
しおりを挟む
「こんにちわぁ」
兎和に制服を着せてから獅貴達がいる特別室へ行った。
オレが抱えているぐったりとした兎和を見て、三人はすぐにこちらにやってきた。
「兎和! なかなか来ないと思ったら、どうしたんだ⁉︎」
「紫狼! お前、兎和に何かしたんじゃねぇだろうな⁉︎」
「こちらに寄越して下さい!」
「まぁまぁ、落ち着いてさぁ。ベッド借りるよぉ」
兎和をベッドに寝かせて布団を掛けてやった。
「紫狼、説明しろ」
厳しい声で詰め寄ってきた獅貴に向き合う。
「兎和がぁ、一般人だってバレてぇ、やられそうだったぁ」
「「「は⁉︎」」」
三人が取り乱すなんて楽しい。
兎和を奴隷として扱っていても、大事にはしているのか。
こいつらが兎和に好意があるという報告も嘘じゃないらしい。
鷲也も羊助も面白そうにこの現状を見守っている。
「これ、学園内にばら撒かれてるよぉ」
何枚か持ってきた写真を獅貴達に見せれば、眉間に皺を寄せて写真を睨む。
「お前達が遊んでた元取り巻き達の不満が爆発ってやつぅ? それが兎和に向かってぇ、兎和の事調べられたんだよぉ。で、バレたぁ」
「僕達のせいか?」
「そうだねぇ。それ以外ないよねぇ」
三人は厳しい表情で黙り込む。
「それでぇ、どうすんのぉ? 兎和が襲われるのは今日だけじゃないよぉ。あんな素顔ばら撒かれたら、明日はうさちゃん狩りが始まるかもぉ。わかるよねぇ?」
三人に視線を向ければ、まっすぐに見つめ返された。
「兎和を守る」
意外だ……もっと奴隷として扱っていると思っていた。
獅貴のこんな真剣な瞳が見れるのはいつ以来か。
圭虎も穂鷹も頷いている。
「けど、どうやって守るつもりなんだ?」
圭虎の言う事はもっともだ。
「あのさぁ、オレ思ってる事あるよぉ。聞きたい?」
「聞かせて下さい」
三人を思い切り睨んだ。
「奴隷……お前ら、兎和を奴隷にして好き勝手してたんだろ?」
三人は心当たりがあり過ぎて何も言えないらしい。
好きだと言いながら、逆らえないように従わせる事は間違っている。
そんな事で兎和と一緒にいようだなんて笑わせる。
「奴隷なんてなくせ。お前らならできるだろ? その代わり、お前らが兎和を自由にできる口実も無くなるけどな」
兎和を従わせてこれたのは、兎和が奴隷だったからだ。
さて、三人はどうするのか?
三人は、まっすぐオレを見たままだった。
「紫狼……もう少し兎和の事見てて。僕達の本気、聞いてろよ?」
「どれだけ兎和を好きなのか教えてやる」
「紫狼にそんなわかりきった事を言われるだなんて、私達どうかしていましたね」
ためらう事もなくそう言った三人に微笑む。
「おっけぇ。椅子借りるからねぇ」
これでも兎和をずっと奴隷にしたいだなんて言うやつがいたら殴ってやってた。
駆け出した三人の背中を見送って少しだけ見直す。
ベッドの横に椅子を持ってきて兎和を見守る。
「鷲也と羊助も椅子借りればぁ?」
「僕はこの部屋を物色してくるね。あははっ。あいつらの秘密ないかなぁ?」
「これダーツです。遊びましょう」
鷲也と羊助は飽きてきているみたいだ。
マイペースな二人にクスクスと笑った。
◆◇◆
「あれ……? ここは……」
少しして兎和が目を覚ました。
覗き込んで微笑めば、ボッと顔が赤くなった。
どうやらオレとの事を覚えているらしい。
記憶になかったら、なかった事にしようと思っていたけれど、覚えているなら別だ。
「兎和ぁ。可愛かったねぇ」
「あ、あれは俺じゃない……」
「兎和だよぉ。またしようね」
「しない……」
そういいながらも赤くなったままの兎和が可愛い。
色々やっちゃって、怯えられる可能性も考えたけれど、そんな事もなくてホッと胸を撫で下ろす。
ああ……オレの心はこんなにも兎和を求めている。
本当なら独り占めしたい。
けれど、兎和には獅貴達も必要なんだろう。
あの時、室内に入ったら必死で獅貴達の名前を呼ぶのを聞いた。
そのせいで、一瞬足を止めてしまった。
オレの名前……最後だったなぁ……。
そのうちオレの名前を一番に呼ぶようにしてやろっと。
「紫狼……あの……助けてくれて、ありがとう」
そんな事を改めて言われて嬉しくなる。
「兎和の為ならぁ、オレはなんでもできるよぉ」
「なんでもなんて言うな……」
「本当だよぉ。オレ、兎和大好きだもぉん」
「わ、わかった……ありがとう」
大好きってどういう意味かわかっているのかなぁ。
『──……あー、これ、マイク入った?』
『もう聞こえているはずですよ』
『もうちょい音量あげようぜ』
キィーンッとマイクの音が鳴り響く。
やっと始まった。
学園の高等部中に響き渡った獅貴達の声は放送室から流されている。
「獅貴達? なんで放送?」
上半身を起こした兎和の頭の上にはハテナマークがいっぱい見えた。
「これからぁ、いい事聞けるからぁ、良く聞いてあげてぇ」
兎和にニコニコと笑顔を向ける。
『えー……2年の神宮寺獅貴』
『同じく南條院圭虎』
『同じく楢伊達穂鷹』
『『『以上、3名は奴隷の廃止を宣言します』』』
兎和が口をポカンッと開けている。
『今後、一般生徒が奴隷として扱われるのを見たら、僕達が指導させてもらうよ』
「な……何これ……」
兎和は心底驚いて呆然としている。
『文句あるやつがいたら直接来いよ』
『納得できるまでじっくり話し合いしましょうね』
この穂鷹の話し合いって一番怖いな……。
あいつらが宣言すれば、みんな従うだろう。
オレ達が宣言してもいいけれど、オレと鷲也は他の一般生徒がどうなろうと関係ないし、羊助はビッチだし……。オレ達じゃ説得力がなさすぎるねぇ。
あいつらに任せるのは面白くないけれど、これで兎和は守られたわけだ。
「兎和ぁ。これ聞いてぇどう思う?」
「奴隷の廃止……本当に?」
「あはっ。あいつらがぁそう言ってるよぉ。信じられなぁい?」
「信じ……られる……」
へぇ。あいつらの事は信用しているんだ。
ちょっと嫉妬ぉ。
「兎和はぁ、もうあいつらの奴隷じゃないって事だよぉ」
その言葉に兎和がオレをジッと見つめた。
兎和に制服を着せてから獅貴達がいる特別室へ行った。
オレが抱えているぐったりとした兎和を見て、三人はすぐにこちらにやってきた。
「兎和! なかなか来ないと思ったら、どうしたんだ⁉︎」
「紫狼! お前、兎和に何かしたんじゃねぇだろうな⁉︎」
「こちらに寄越して下さい!」
「まぁまぁ、落ち着いてさぁ。ベッド借りるよぉ」
兎和をベッドに寝かせて布団を掛けてやった。
「紫狼、説明しろ」
厳しい声で詰め寄ってきた獅貴に向き合う。
「兎和がぁ、一般人だってバレてぇ、やられそうだったぁ」
「「「は⁉︎」」」
三人が取り乱すなんて楽しい。
兎和を奴隷として扱っていても、大事にはしているのか。
こいつらが兎和に好意があるという報告も嘘じゃないらしい。
鷲也も羊助も面白そうにこの現状を見守っている。
「これ、学園内にばら撒かれてるよぉ」
何枚か持ってきた写真を獅貴達に見せれば、眉間に皺を寄せて写真を睨む。
「お前達が遊んでた元取り巻き達の不満が爆発ってやつぅ? それが兎和に向かってぇ、兎和の事調べられたんだよぉ。で、バレたぁ」
「僕達のせいか?」
「そうだねぇ。それ以外ないよねぇ」
三人は厳しい表情で黙り込む。
「それでぇ、どうすんのぉ? 兎和が襲われるのは今日だけじゃないよぉ。あんな素顔ばら撒かれたら、明日はうさちゃん狩りが始まるかもぉ。わかるよねぇ?」
三人に視線を向ければ、まっすぐに見つめ返された。
「兎和を守る」
意外だ……もっと奴隷として扱っていると思っていた。
獅貴のこんな真剣な瞳が見れるのはいつ以来か。
圭虎も穂鷹も頷いている。
「けど、どうやって守るつもりなんだ?」
圭虎の言う事はもっともだ。
「あのさぁ、オレ思ってる事あるよぉ。聞きたい?」
「聞かせて下さい」
三人を思い切り睨んだ。
「奴隷……お前ら、兎和を奴隷にして好き勝手してたんだろ?」
三人は心当たりがあり過ぎて何も言えないらしい。
好きだと言いながら、逆らえないように従わせる事は間違っている。
そんな事で兎和と一緒にいようだなんて笑わせる。
「奴隷なんてなくせ。お前らならできるだろ? その代わり、お前らが兎和を自由にできる口実も無くなるけどな」
兎和を従わせてこれたのは、兎和が奴隷だったからだ。
さて、三人はどうするのか?
三人は、まっすぐオレを見たままだった。
「紫狼……もう少し兎和の事見てて。僕達の本気、聞いてろよ?」
「どれだけ兎和を好きなのか教えてやる」
「紫狼にそんなわかりきった事を言われるだなんて、私達どうかしていましたね」
ためらう事もなくそう言った三人に微笑む。
「おっけぇ。椅子借りるからねぇ」
これでも兎和をずっと奴隷にしたいだなんて言うやつがいたら殴ってやってた。
駆け出した三人の背中を見送って少しだけ見直す。
ベッドの横に椅子を持ってきて兎和を見守る。
「鷲也と羊助も椅子借りればぁ?」
「僕はこの部屋を物色してくるね。あははっ。あいつらの秘密ないかなぁ?」
「これダーツです。遊びましょう」
鷲也と羊助は飽きてきているみたいだ。
マイペースな二人にクスクスと笑った。
◆◇◆
「あれ……? ここは……」
少しして兎和が目を覚ました。
覗き込んで微笑めば、ボッと顔が赤くなった。
どうやらオレとの事を覚えているらしい。
記憶になかったら、なかった事にしようと思っていたけれど、覚えているなら別だ。
「兎和ぁ。可愛かったねぇ」
「あ、あれは俺じゃない……」
「兎和だよぉ。またしようね」
「しない……」
そういいながらも赤くなったままの兎和が可愛い。
色々やっちゃって、怯えられる可能性も考えたけれど、そんな事もなくてホッと胸を撫で下ろす。
ああ……オレの心はこんなにも兎和を求めている。
本当なら独り占めしたい。
けれど、兎和には獅貴達も必要なんだろう。
あの時、室内に入ったら必死で獅貴達の名前を呼ぶのを聞いた。
そのせいで、一瞬足を止めてしまった。
オレの名前……最後だったなぁ……。
そのうちオレの名前を一番に呼ぶようにしてやろっと。
「紫狼……あの……助けてくれて、ありがとう」
そんな事を改めて言われて嬉しくなる。
「兎和の為ならぁ、オレはなんでもできるよぉ」
「なんでもなんて言うな……」
「本当だよぉ。オレ、兎和大好きだもぉん」
「わ、わかった……ありがとう」
大好きってどういう意味かわかっているのかなぁ。
『──……あー、これ、マイク入った?』
『もう聞こえているはずですよ』
『もうちょい音量あげようぜ』
キィーンッとマイクの音が鳴り響く。
やっと始まった。
学園の高等部中に響き渡った獅貴達の声は放送室から流されている。
「獅貴達? なんで放送?」
上半身を起こした兎和の頭の上にはハテナマークがいっぱい見えた。
「これからぁ、いい事聞けるからぁ、良く聞いてあげてぇ」
兎和にニコニコと笑顔を向ける。
『えー……2年の神宮寺獅貴』
『同じく南條院圭虎』
『同じく楢伊達穂鷹』
『『『以上、3名は奴隷の廃止を宣言します』』』
兎和が口をポカンッと開けている。
『今後、一般生徒が奴隷として扱われるのを見たら、僕達が指導させてもらうよ』
「な……何これ……」
兎和は心底驚いて呆然としている。
『文句あるやつがいたら直接来いよ』
『納得できるまでじっくり話し合いしましょうね』
この穂鷹の話し合いって一番怖いな……。
あいつらが宣言すれば、みんな従うだろう。
オレ達が宣言してもいいけれど、オレと鷲也は他の一般生徒がどうなろうと関係ないし、羊助はビッチだし……。オレ達じゃ説得力がなさすぎるねぇ。
あいつらに任せるのは面白くないけれど、これで兎和は守られたわけだ。
「兎和ぁ。これ聞いてぇどう思う?」
「奴隷の廃止……本当に?」
「あはっ。あいつらがぁそう言ってるよぉ。信じられなぁい?」
「信じ……られる……」
へぇ。あいつらの事は信用しているんだ。
ちょっと嫉妬ぉ。
「兎和はぁ、もうあいつらの奴隷じゃないって事だよぉ」
その言葉に兎和がオレをジッと見つめた。
1
お気に入りに追加
982
あなたにおすすめの小説


王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?
名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。
そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________
※
・非王道気味
・固定カプ予定は無い
・悲しい過去🐜のたまにシリアス
・話の流れが遅い


悪役令息シャルル様はドSな家から脱出したい
椿
BL
ドSな両親から生まれ、使用人がほぼ全員ドMなせいで、本人に特殊な嗜好はないにも関わらずSの振る舞いが発作のように出てしまう(不本意)シャルル。
その悪癖を正しく自覚し、学園でも息を潜めるように過ごしていた彼だが、ひょんなことからみんなのアイドルことミシェル(ドM)に懐かれてしまい、ついつい出てしまう暴言に周囲からの勘違いは加速。婚約者である王子の二コラにも「甘えるな」と冷たく突き放され、「このままなら婚約を破棄する」と言われてしまって……。
婚約破棄は…それだけは困る!!王子との、ニコラとの結婚だけが、俺があのドSな実家から安全に抜け出すことができる唯一の希望なのに!!
婚約破棄、もとい安全な家出計画の破綻を回避するために、SとかMとかに囲まれてる悪役令息(勘違い)受けが頑張る話。
攻めズ
ノーマルなクール王子
ドMぶりっ子
ドS従者
×
Sムーブに悩むツッコミぼっち受け
作者はSMについて無知です。温かい目で見てください。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。

病んでる愛はゲームの世界で充分です!
書鈴 夏(ショベルカー)
BL
ヤンデレゲームが好きな平凡男子高校生、田山直也。
幼馴染の一条翔に呆れられながらも、今日もゲームに勤しんでいた。
席替えで隣になった大人しい目隠れ生徒との交流を始め、周りの生徒たちから重い愛を現実でも向けられるようになってしまう。
田山の明日はどっちだ!!
ヤンデレ大好き普通の男子高校生、田山直也がなんやかんやあってヤンデレ男子たちに執着される話です。
BL大賞参加作品です。よろしくお願いします。
11/21
本編一旦完結になります。小話ができ次第追加していきます。

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
魔界最強に転生した社畜は、イケメン王子に奪い合われることになりました
タタミ
BL
ブラック企業に務める社畜・佐藤流嘉。
クリスマスも残業確定の非リア人生は、トラックの激突により突然終了する。
死後目覚めると、目の前で見目麗しい天使が微笑んでいた。
「ここは天国ではなく魔界です」
天使に会えたと喜んだのもつかの間、そこは天国などではなく魔法が当たり前にある世界・魔界だと知らされる。そして流嘉は、魔界に君臨する最強の支配者『至上様』に転生していたのだった。
「至上様、私に接吻を」
「あっ。ああ、接吻か……って、接吻!?なんだそれ、まさかキスですか!?」
何が起こっているのかわからないうちに、流嘉の前に現れたのは美しい4人の王子。この4王子にキスをして、結婚相手を選ばなければならないと言われて──!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる