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本編
奴隷の初仕事 1
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朝、学園に行けばクラスに獅貴がいた。
まだ早い時間であまり人が来てなかったけれど、来てたやつらはみんな驚いている。
教室の出入り口で立ち尽くせば、俺に気付いて手を振ってきた。
教室に入りたくない……。
「兎和? 早くおいでよ」
俺の席に肘をついて座っている。
おかしいだろ……自分の席に行け。
「昨日の事忘れた? 思い出すように大声で言ってもいいよ?」
うっ……脅してくるとはやっぱり意地の悪い男だ。
仕方なく獅貴のいる席に行って、獅貴をどかして机の上に荷物を置く。
「で、何の用なんだ?」
「連絡先知らなかったから。一緒に来て」
「授業に間に合うか?」
「すぐに終わるよ」
すぐに終わるならと、仕方なく獅貴の後をついて行く。
途中の廊下で連絡先を無理矢理交換される。
「やった。兎和の連絡先だ」
最悪だ……。
連れてかれたのは、特別室という名の獅貴達の溜まり場。
勝手に教室を改造するなんて何を考えているのだろうか。
金持ちの考える事はわからない。
中は予想以上に豪華になっていた……。
どこかの家みたいだ。
獅貴は中に入ってソファに座ると、自分の隣をぽんぽんと叩く。
来いという事だよな……仕方なく隣に座る。
「それで? 何の用だ?」
クスクスと笑われた。
「兎和は、自分が奴隷だってわかってる?」
「一応な……」
「じゃあ、やらせて」
「は⁉︎」
冗談じゃない。
慌てて立ち上がろうとすれば、肩を押されてソファにドサリと押し倒された。
腕を掴まれて、上に覆い被さって見下ろされると冷や汗が流れてくる。
「すぐに終わるって言っただろ⁉︎」
「兎和次第だよ。僕がイケばすぐ終わる」
「ふざけるな!」
迫ってくる獅貴から顔を逸らしてバタバタと暴れる。
「いいのか? バラすぞ」
低い声で脅されて動きがピタリと止まる。
「ほら、ご主人様の言う事聞けよ」
「い、嫌だ……」
「嫌でもやるんだよ」
どうしよう……どうしたら……。
「兎和は、僕の奴隷なんだよ」
クスクスと耳元で笑われた。
こんな悔しい思いをした事はない。
この学園は、弱肉強食の世界……強いやつには従わないといけないと本能が言う。
「──い、一回だけでいいよな?」
「なんで?」
「前にそう言ってた……」
俺にやるという選択しかないのなら、一回で勘弁して欲しい。
獅貴は、少し考えてニッコリ笑った。
「じゃ、やろう」
そう言って、眼鏡を外されれば、獅貴の背景が少しぼやける。
「見えない?」
「いや、そこまで悪くないんだ。遠くのものは見えないけどな」
「もしかして、変装の意味もある?」
その通りだった。
「学園の外では、眼鏡をしてなければ俺だってわからないだろ……」
「なるほどね」
嬉しそうにクスクスと笑う獅貴の顔は、間近にあってはっきり見えた。
「今度は噛むなよ」
「喉まで入れなければ……」
そっとされた獅貴のキスを受け入れる。
獅貴の薄い唇は、やっぱり柔らかかった。
引き結んだ唇にトントンッと舌でノックされた。
口を開けろという事なんだろう。
恐る恐る口を開けば、舌が侵入してきて俺の舌を絡め取られる。
時々クチュリと音がして、背筋がゾクゾクとしてくる。
昨日みたいに喉の奥まで入れては来ないみたいだ……けれど……なんだ……この感覚……。
他人の舌ってザラザラとしているかと思っていたけれど違う……柔らかくて……温かくて……気持ちいい……。
呼吸の仕方がわからなくて息が上がる。
「ん……ふっ……んん……」
しばらくして唇を離されれば、やっと呼吸ができた。大きく息をする。
「兎和……まじで初めてなんだ?」
恥ずかしくて視線を逸らす。
「僕が初めての男だね」
「なんだそれ……」
ガバッとまたキスされる。
長い長いキス……。
「ん……く、苦しい……はっ……呼吸……できない……」
「鼻でするんだよ……」
キスって難しいんだな……。
そのうちに太ももに獅貴の硬くなったモノを押し付けられた。
この感触……。
「ちょ、ちょっと待て!」
「何?」
キスを中断してそっと視線を獅貴の下半身に向ければ、獅貴のモノはスラックス越しでも大きいとわかる。
「それ……本物?」
笑顔でコクリと頷かれた。
「無理だ! そんなの入るわけないだろ!」
「ほぐせば入る」
「無理だっ!」
青ざめて獅貴の体を押す。
「大丈夫だって。ほぐせば血は出ないから」
それ、血が出たやつがいるって事か……?
「あ、あり得ない……」
恐怖に慄く。
「うるさいな。黙れ」
また唇を塞がれて、気持ちいいキスをされる。
軽いパニックなのに、思考がキスへ行ってしまう。
段々と慣れてきた。
鼻で呼吸するってこういう事か……でも、鼻で呼吸しても苦しくはなる。
獅貴の舌……こうやって絡めるのか?
獅貴の真似をして自分で舌を少し動かしてやると、何かのスイッチが入ったかのように獅貴の舌の動きが激しくなった。
「んんっ……しき……んはっ……ん、くるしぃってば……」
激しいキスは、獅貴についていくので精一杯だ。
しばらくして、唇を離して見つめ合う。
獅貴は、少し頰を赤く染めて嬉しそうな顔だった。見た事のない顔だ。
欲情してる人ってこんな顔するんだ。
自分も恥ずかしいし、興奮しているし、訳がわからない感情が胸の奥にあって戸惑うばかりだ。
「兎和……来て……」
立ち上がった獅貴に手を引かれてそこにあるダブルベッドに連れてかれて座らされる。
バクバクと胸が鳴っていた。
まだ早い時間であまり人が来てなかったけれど、来てたやつらはみんな驚いている。
教室の出入り口で立ち尽くせば、俺に気付いて手を振ってきた。
教室に入りたくない……。
「兎和? 早くおいでよ」
俺の席に肘をついて座っている。
おかしいだろ……自分の席に行け。
「昨日の事忘れた? 思い出すように大声で言ってもいいよ?」
うっ……脅してくるとはやっぱり意地の悪い男だ。
仕方なく獅貴のいる席に行って、獅貴をどかして机の上に荷物を置く。
「で、何の用なんだ?」
「連絡先知らなかったから。一緒に来て」
「授業に間に合うか?」
「すぐに終わるよ」
すぐに終わるならと、仕方なく獅貴の後をついて行く。
途中の廊下で連絡先を無理矢理交換される。
「やった。兎和の連絡先だ」
最悪だ……。
連れてかれたのは、特別室という名の獅貴達の溜まり場。
勝手に教室を改造するなんて何を考えているのだろうか。
金持ちの考える事はわからない。
中は予想以上に豪華になっていた……。
どこかの家みたいだ。
獅貴は中に入ってソファに座ると、自分の隣をぽんぽんと叩く。
来いという事だよな……仕方なく隣に座る。
「それで? 何の用だ?」
クスクスと笑われた。
「兎和は、自分が奴隷だってわかってる?」
「一応な……」
「じゃあ、やらせて」
「は⁉︎」
冗談じゃない。
慌てて立ち上がろうとすれば、肩を押されてソファにドサリと押し倒された。
腕を掴まれて、上に覆い被さって見下ろされると冷や汗が流れてくる。
「すぐに終わるって言っただろ⁉︎」
「兎和次第だよ。僕がイケばすぐ終わる」
「ふざけるな!」
迫ってくる獅貴から顔を逸らしてバタバタと暴れる。
「いいのか? バラすぞ」
低い声で脅されて動きがピタリと止まる。
「ほら、ご主人様の言う事聞けよ」
「い、嫌だ……」
「嫌でもやるんだよ」
どうしよう……どうしたら……。
「兎和は、僕の奴隷なんだよ」
クスクスと耳元で笑われた。
こんな悔しい思いをした事はない。
この学園は、弱肉強食の世界……強いやつには従わないといけないと本能が言う。
「──い、一回だけでいいよな?」
「なんで?」
「前にそう言ってた……」
俺にやるという選択しかないのなら、一回で勘弁して欲しい。
獅貴は、少し考えてニッコリ笑った。
「じゃ、やろう」
そう言って、眼鏡を外されれば、獅貴の背景が少しぼやける。
「見えない?」
「いや、そこまで悪くないんだ。遠くのものは見えないけどな」
「もしかして、変装の意味もある?」
その通りだった。
「学園の外では、眼鏡をしてなければ俺だってわからないだろ……」
「なるほどね」
嬉しそうにクスクスと笑う獅貴の顔は、間近にあってはっきり見えた。
「今度は噛むなよ」
「喉まで入れなければ……」
そっとされた獅貴のキスを受け入れる。
獅貴の薄い唇は、やっぱり柔らかかった。
引き結んだ唇にトントンッと舌でノックされた。
口を開けろという事なんだろう。
恐る恐る口を開けば、舌が侵入してきて俺の舌を絡め取られる。
時々クチュリと音がして、背筋がゾクゾクとしてくる。
昨日みたいに喉の奥まで入れては来ないみたいだ……けれど……なんだ……この感覚……。
他人の舌ってザラザラとしているかと思っていたけれど違う……柔らかくて……温かくて……気持ちいい……。
呼吸の仕方がわからなくて息が上がる。
「ん……ふっ……んん……」
しばらくして唇を離されれば、やっと呼吸ができた。大きく息をする。
「兎和……まじで初めてなんだ?」
恥ずかしくて視線を逸らす。
「僕が初めての男だね」
「なんだそれ……」
ガバッとまたキスされる。
長い長いキス……。
「ん……く、苦しい……はっ……呼吸……できない……」
「鼻でするんだよ……」
キスって難しいんだな……。
そのうちに太ももに獅貴の硬くなったモノを押し付けられた。
この感触……。
「ちょ、ちょっと待て!」
「何?」
キスを中断してそっと視線を獅貴の下半身に向ければ、獅貴のモノはスラックス越しでも大きいとわかる。
「それ……本物?」
笑顔でコクリと頷かれた。
「無理だ! そんなの入るわけないだろ!」
「ほぐせば入る」
「無理だっ!」
青ざめて獅貴の体を押す。
「大丈夫だって。ほぐせば血は出ないから」
それ、血が出たやつがいるって事か……?
「あ、あり得ない……」
恐怖に慄く。
「うるさいな。黙れ」
また唇を塞がれて、気持ちいいキスをされる。
軽いパニックなのに、思考がキスへ行ってしまう。
段々と慣れてきた。
鼻で呼吸するってこういう事か……でも、鼻で呼吸しても苦しくはなる。
獅貴の舌……こうやって絡めるのか?
獅貴の真似をして自分で舌を少し動かしてやると、何かのスイッチが入ったかのように獅貴の舌の動きが激しくなった。
「んんっ……しき……んはっ……ん、くるしぃってば……」
激しいキスは、獅貴についていくので精一杯だ。
しばらくして、唇を離して見つめ合う。
獅貴は、少し頰を赤く染めて嬉しそうな顔だった。見た事のない顔だ。
欲情してる人ってこんな顔するんだ。
自分も恥ずかしいし、興奮しているし、訳がわからない感情が胸の奥にあって戸惑うばかりだ。
「兎和……来て……」
立ち上がった獅貴に手を引かれてそこにあるダブルベッドに連れてかれて座らされる。
バクバクと胸が鳴っていた。
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