135 / 509
第四章
第百三十五話 孫従者
しおりを挟む
フォルティシモやピアノの【拠点】でもエルフたちの居住地でもない場所に、見通しの良い広野を作っておいた。そこに休憩や会議ができる家屋を設置し、モンスターが寄りつかないようにしたのは、信仰心エネルギーの無駄遣いをするためではない。
フォルティシモは【拠点】の入場制限を全開放しておらず、フォルティシモの【拠点】へ入れるのはフォルティシモ自身とその従者、そして唯一のチームメンバーであるピアノだけだ。なので、これから色々な実験をするのに誰でも招き入れられる場所が必要だった。
そして早速、これからシャルロットが買って出てくれた実験をする。
「ラナリア、シャルロット、準備は良いか?」
実験の内容は、ゲームの時には無かった要素、フォルティシモの従者の従者、孫従者に対する様々な仕様確認だ。従者に対して情報ウィンドウによる情報取得やスキルの【コード設定】ができるのか、孫従者がフォルティシモの【拠点】に入れるのか、従者と孫従者の関係はどうなるのか。
「それは良いのですが、レベルダウン状態というのはどのような状態なのでしょうか?」
そのままではラナリアがシャルロットに【隷従】を使ってもレベル差が少なすぎて成功率がゼロ。そのためリースロッテがシャルロットに【位階変異】というスキルを使用した。
「【位階変異】スキルを受けた時の状態異常で、今のシャルロットのレベルは一だ」
とてつもないバランスブレイカースキルに聞こえるが、ボスには無効だし、雑魚狩りに使うには消費が大きすぎて攻撃スキルを使ったほう効率が良く、PvPでは隙が大きくて当たらないというほとんど使い道がない、ように見えるスキル。
しかもリースロッテとシャルロットのレベル差が開いていたため一まで下げることができただけで、リースロッテがピアノに掛けて成功しても九九九八になるだけ。
ただし、リースロッテの装備やデュアルクラスと組み合わせるとPvPの最適解とまで言われる戦術が完成し、リースロッテはそのためだけの従者と言って過言ではない。
「レベルリセットとは違うのですよね? シャルロットのレベルは元に戻りますか?」
「ちゃんと戻る」
ファーアースオンラインにはビルドに失敗した場合の救済処置として、レベルリセット機能が設けられていた。もちろん廃人推奨ゲームでそんな機能を使う者はほとんどおらず、まだレベルキャップが低かった頃に少し使われただけの機能の一つである。
「それでシャルロット、覚悟は良い?」
「お手を煩わせてしまい申し訳ありません。よろしくお願いいたします、ラナリア様」
「ターゲット・テイミング!」
ラナリアからシャルロットへ【隷従】が発動すると、シャルロットの全身から力が抜け、表情も消えた。
「シャルロット命令よ、私はあなたの一切を制限しない。これから先、私が何を言ってもあなたはあなたの心と信念に従って行動しなさい」
「ありがとうございます、ラナリア様」
フォルティシモは二人の遣り取りを聞きながら、情報ウィンドウを見つめていた。ログと呼ばれる一覧には何も表示がなかったので、フォルティシモ自身に何かの変化が起きていないと思われる。
従者の項目を見る。この異世界で現れたタブに表示されているのは相変わらず二人で、ラナリアよりも下には誰も居ない。
少しの落胆を覚えながらラナリアの情報を表示させて、触ってみたところ。
「ラナリアから従者の小窓が開ける」
「本当か? 見せてくれ」
この中では唯一情報ウィンドウを見ることができるピアノが立ち上がり、フォルティシモの情報ウィンドウを覗き込んだ。
ラナリアの名前から小窓を表示させてシャルロットの項目を表示できたのだ。もちろん設定もいじれたので、シャルロットをラナリアの【近衛】に選択すると、従者システムのステータスボーナスがラナリアのステータスに加わった。
「身体が軽くなった、いえ、魔力の上昇でしょうか。不思議な感覚があります」
「それでは、フォルティシモ様」
「ああ、シャルロットの設定なんかをいじれる。たぶん三次へのクラスアップも可能だろう」
「感謝いたしますっ」
シャルロットは心底の安堵の笑みを浮かべ、深くお辞儀をした。
結果として、孫従者シャルロットはフォルティシモの【拠点】へ入れなかった。見えない壁があって、それ以上進むことができないと申告されたのだ。他の従者がシャルロットを担いで入れるかどうかも試したが、やはりシャルロットはフォルティシモの【拠点】へ入れない。
安心したような不便なような気持ちになりながら、今日のところシャルロットはエルフの集落に宿泊している。独りにしてしまうのは可哀想だが、フォルティシモの【拠点】の入場制限を緩めるのは有り得ない。彼女自身、ラナリアの安全が脅かされるくらいならば野宿すると言っていた。
「私から【隷従】を受ければ、フォルティシモ様の加護を得られる可能性があるということを交渉材料に使ってもよろしいでしょうか?」
【拠点】での夕食の席、ラナリアが右手にすっかり慣れた箸を持ちながら尋ねてくる。
「俺が見ず知らずの奴を気に掛けるように見えるか?」
「まったく思っておりません。ですからあくまで交渉材料です。私からはフォルティシモ様へお伝えするだけです。私は約束を果たします」
何の悪びれもなく答えるラナリア。それは詐欺と変わらない気がするのは、フォルティシモが高度文明社会で生きていたからだろうか。
「それなら良い。ただ、お前がイケメンやショタを奴隷にする性癖があるなら、かなり微妙な気持ちになる」
「それは私が男性を奴隷とするという意味ですか? ご安心を。私の心はフォルティシモ様一色です。ですがフォルティシモ様には一欠片の不満も抱かせられません。ですから男性であればシャルロットを前面に出しましょう。シャルロットからの【隷従】がどうなるかも確認できます」
「曾孫従者は試すつもりだ」
無限連鎖講であれば、それだけで一大勢力を作れる。ヴォーダンがそれを使ってアクロシアを支配しようとしていたことから、ほぼ確実に可能な手段だ。
「それにしても、奴隷にしなきゃならないとは言え、孫従者が作れるのはデカイな」
ピアノはバニラ、苺、チョコの三色アイスクリームを突いていた。まるで自宅に居るようなラフな格好で、少し目のやり場に困る。
「お前は特にな」
「まあな。昔から従者を増やしていく奴らが羨ましかった」
ファーアースオンラインは俗に言う公式RMT、ガチャ産アイテムの取引や課金ショップアイテムの取引が可能だったため、究極廃人ピアノは一銭も出さずにそこそこの大金を払っているプレイヤーと大差ないアイテムを所持していた。しかし、取引不可能なアイテムも存在しているし、最高クラスのアイテムは滅多に市場へ出回らない。
何よりもファーアースオンラインのセールスポイントである高性能AIを搭載した従者を増やす際には月額課金が必要だ。従者の設定値―――指標としての知能指数や記憶容量など―――によって金額が異なるものの、他のゲームに比べて高額だった。もちろんフォルティシモの従者は、すべてにおいて最高値を選んでいる。
コーヒーのお替りを待ちながら情報ウィンドウでラナリアを選び、そこからシャルロットの項目を開いた。夜中にも関わらずMPとSPがかなり減っている。こんな夜中まで新クラスの試しをしているらしい。見た目以上に真面目な女性だ。
「それで、【領域制御】を冒険者やエルフと色々試したわけだが、どう思う?」
「一言で表せば、かなり面倒だ。とてもじゃないが戦闘中に使えるもんじゃない」
ピアノが食べ終えた皿の上にスプーンを置くと、からんという音がした。今日は泊まっていかないらしく、これからアクロシアへ戻るそうだ。
「ピアノ、権能ってのが【領域制御】だけとは限らない。マウロは格上のプレイヤーを倒してた。油断せず、何かあったらすぐ連絡しろ」
「お前こそな。あと、出掛けるつもりなら、キュウちゃんに上手い言い訳を考えとけよ。今のお前、浮気を隠している夫みたいだぞ」
ピアノの言う通り、孫従者について知ったフォルティシモはこれから出掛けるつもりだ。
奴隷屋へ。
フォルティシモは【拠点】の入場制限を全開放しておらず、フォルティシモの【拠点】へ入れるのはフォルティシモ自身とその従者、そして唯一のチームメンバーであるピアノだけだ。なので、これから色々な実験をするのに誰でも招き入れられる場所が必要だった。
そして早速、これからシャルロットが買って出てくれた実験をする。
「ラナリア、シャルロット、準備は良いか?」
実験の内容は、ゲームの時には無かった要素、フォルティシモの従者の従者、孫従者に対する様々な仕様確認だ。従者に対して情報ウィンドウによる情報取得やスキルの【コード設定】ができるのか、孫従者がフォルティシモの【拠点】に入れるのか、従者と孫従者の関係はどうなるのか。
「それは良いのですが、レベルダウン状態というのはどのような状態なのでしょうか?」
そのままではラナリアがシャルロットに【隷従】を使ってもレベル差が少なすぎて成功率がゼロ。そのためリースロッテがシャルロットに【位階変異】というスキルを使用した。
「【位階変異】スキルを受けた時の状態異常で、今のシャルロットのレベルは一だ」
とてつもないバランスブレイカースキルに聞こえるが、ボスには無効だし、雑魚狩りに使うには消費が大きすぎて攻撃スキルを使ったほう効率が良く、PvPでは隙が大きくて当たらないというほとんど使い道がない、ように見えるスキル。
しかもリースロッテとシャルロットのレベル差が開いていたため一まで下げることができただけで、リースロッテがピアノに掛けて成功しても九九九八になるだけ。
ただし、リースロッテの装備やデュアルクラスと組み合わせるとPvPの最適解とまで言われる戦術が完成し、リースロッテはそのためだけの従者と言って過言ではない。
「レベルリセットとは違うのですよね? シャルロットのレベルは元に戻りますか?」
「ちゃんと戻る」
ファーアースオンラインにはビルドに失敗した場合の救済処置として、レベルリセット機能が設けられていた。もちろん廃人推奨ゲームでそんな機能を使う者はほとんどおらず、まだレベルキャップが低かった頃に少し使われただけの機能の一つである。
「それでシャルロット、覚悟は良い?」
「お手を煩わせてしまい申し訳ありません。よろしくお願いいたします、ラナリア様」
「ターゲット・テイミング!」
ラナリアからシャルロットへ【隷従】が発動すると、シャルロットの全身から力が抜け、表情も消えた。
「シャルロット命令よ、私はあなたの一切を制限しない。これから先、私が何を言ってもあなたはあなたの心と信念に従って行動しなさい」
「ありがとうございます、ラナリア様」
フォルティシモは二人の遣り取りを聞きながら、情報ウィンドウを見つめていた。ログと呼ばれる一覧には何も表示がなかったので、フォルティシモ自身に何かの変化が起きていないと思われる。
従者の項目を見る。この異世界で現れたタブに表示されているのは相変わらず二人で、ラナリアよりも下には誰も居ない。
少しの落胆を覚えながらラナリアの情報を表示させて、触ってみたところ。
「ラナリアから従者の小窓が開ける」
「本当か? 見せてくれ」
この中では唯一情報ウィンドウを見ることができるピアノが立ち上がり、フォルティシモの情報ウィンドウを覗き込んだ。
ラナリアの名前から小窓を表示させてシャルロットの項目を表示できたのだ。もちろん設定もいじれたので、シャルロットをラナリアの【近衛】に選択すると、従者システムのステータスボーナスがラナリアのステータスに加わった。
「身体が軽くなった、いえ、魔力の上昇でしょうか。不思議な感覚があります」
「それでは、フォルティシモ様」
「ああ、シャルロットの設定なんかをいじれる。たぶん三次へのクラスアップも可能だろう」
「感謝いたしますっ」
シャルロットは心底の安堵の笑みを浮かべ、深くお辞儀をした。
結果として、孫従者シャルロットはフォルティシモの【拠点】へ入れなかった。見えない壁があって、それ以上進むことができないと申告されたのだ。他の従者がシャルロットを担いで入れるかどうかも試したが、やはりシャルロットはフォルティシモの【拠点】へ入れない。
安心したような不便なような気持ちになりながら、今日のところシャルロットはエルフの集落に宿泊している。独りにしてしまうのは可哀想だが、フォルティシモの【拠点】の入場制限を緩めるのは有り得ない。彼女自身、ラナリアの安全が脅かされるくらいならば野宿すると言っていた。
「私から【隷従】を受ければ、フォルティシモ様の加護を得られる可能性があるということを交渉材料に使ってもよろしいでしょうか?」
【拠点】での夕食の席、ラナリアが右手にすっかり慣れた箸を持ちながら尋ねてくる。
「俺が見ず知らずの奴を気に掛けるように見えるか?」
「まったく思っておりません。ですからあくまで交渉材料です。私からはフォルティシモ様へお伝えするだけです。私は約束を果たします」
何の悪びれもなく答えるラナリア。それは詐欺と変わらない気がするのは、フォルティシモが高度文明社会で生きていたからだろうか。
「それなら良い。ただ、お前がイケメンやショタを奴隷にする性癖があるなら、かなり微妙な気持ちになる」
「それは私が男性を奴隷とするという意味ですか? ご安心を。私の心はフォルティシモ様一色です。ですがフォルティシモ様には一欠片の不満も抱かせられません。ですから男性であればシャルロットを前面に出しましょう。シャルロットからの【隷従】がどうなるかも確認できます」
「曾孫従者は試すつもりだ」
無限連鎖講であれば、それだけで一大勢力を作れる。ヴォーダンがそれを使ってアクロシアを支配しようとしていたことから、ほぼ確実に可能な手段だ。
「それにしても、奴隷にしなきゃならないとは言え、孫従者が作れるのはデカイな」
ピアノはバニラ、苺、チョコの三色アイスクリームを突いていた。まるで自宅に居るようなラフな格好で、少し目のやり場に困る。
「お前は特にな」
「まあな。昔から従者を増やしていく奴らが羨ましかった」
ファーアースオンラインは俗に言う公式RMT、ガチャ産アイテムの取引や課金ショップアイテムの取引が可能だったため、究極廃人ピアノは一銭も出さずにそこそこの大金を払っているプレイヤーと大差ないアイテムを所持していた。しかし、取引不可能なアイテムも存在しているし、最高クラスのアイテムは滅多に市場へ出回らない。
何よりもファーアースオンラインのセールスポイントである高性能AIを搭載した従者を増やす際には月額課金が必要だ。従者の設定値―――指標としての知能指数や記憶容量など―――によって金額が異なるものの、他のゲームに比べて高額だった。もちろんフォルティシモの従者は、すべてにおいて最高値を選んでいる。
コーヒーのお替りを待ちながら情報ウィンドウでラナリアを選び、そこからシャルロットの項目を開いた。夜中にも関わらずMPとSPがかなり減っている。こんな夜中まで新クラスの試しをしているらしい。見た目以上に真面目な女性だ。
「それで、【領域制御】を冒険者やエルフと色々試したわけだが、どう思う?」
「一言で表せば、かなり面倒だ。とてもじゃないが戦闘中に使えるもんじゃない」
ピアノが食べ終えた皿の上にスプーンを置くと、からんという音がした。今日は泊まっていかないらしく、これからアクロシアへ戻るそうだ。
「ピアノ、権能ってのが【領域制御】だけとは限らない。マウロは格上のプレイヤーを倒してた。油断せず、何かあったらすぐ連絡しろ」
「お前こそな。あと、出掛けるつもりなら、キュウちゃんに上手い言い訳を考えとけよ。今のお前、浮気を隠している夫みたいだぞ」
ピアノの言う通り、孫従者について知ったフォルティシモはこれから出掛けるつもりだ。
奴隷屋へ。
0
お気に入りに追加
308
あなたにおすすめの小説
無尽蔵の魔力で世界を救います~現実世界からやって来た俺は神より魔力が多いらしい~
甲賀流
ファンタジー
なんの特徴もない高校生の高橋 春陽はある時、異世界への繋がるダンジョンに迷い込んだ。なんだ……空気中に星屑みたいなのがキラキラしてるけど?これが全て魔力だって?
そしてダンジョンを突破した先には広大な異世界があり、この世界全ての魔力を行使して神や魔族に挑んでいく。
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
ギルドから追放された実は究極の治癒魔法使い。それに気付いたギルドが崩壊仕掛かってるが、もう知らん。僕は美少女エルフと旅することにしたから。
yonechanish
ファンタジー
僕は治癒魔法使い。
子供の頃、僕は奴隷として売られていた。
そんな僕をギルドマスターが拾ってくれた。
だから、僕は自分に誓ったんだ。
ギルドのメンバーのために、生きるんだって。
でも、僕は皆の役に立てなかったみたい。
「クビ」
その言葉で、僕はギルドから追放された。
一人。
その日からギルドの崩壊が始まった。
僕の治癒魔法は地味だから、皆、僕がどれだけ役に立ったか知らなかったみたい。
だけど、もう遅いよ。
僕は僕なりの旅を始めたから。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる